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水族館飼育員の平均年収を紹介|仕事内容や必要な資質まで解説

海や川の生き物が好きで、水族館で働きたいと感じていませんか。ですが、水族館飼育員の年収や求められるスキルについてはよく知らない方もいるでしょう。

そこで本記事では、水族館飼育員の平均年収や仕事内容を解説します。水族館飼育員に必要な資質についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

水族館飼育員の平均年収と年齢別の年収

水族館飼育員への憧れはあっても、収入面で不安がある方もいるでしょう。水族館飼育員の平均年収と年齢別の年収をそれぞれ解説します。

  1. 水族館飼育員の平均年収は360万円
  2. 水族館飼育員の年齢別の年収

①水族館飼育員の平均年収は360万円

job tag(職業情報提供サイト)によると、水族館飼育員の平均年収は360万円です。

国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円です。水族館飼育員の平均年収は、給与所得者の平均年収を100万円近く下回っています。

労働条件の特徴としては、交替制を採用している施設が多い点です。また、季節により利用者数が変動するため、土日祝日や夏休みなどは休暇を取りにくくなっています。

引用元:水族館飼育員 – 職業詳細 | job tag

②水族館飼育員の年齢別の年収

水族館飼育員の年齢別の年収は以下の通りです。

年齢平均年収
20〜24歳259万円
25歳〜29歳320万円
30歳〜34歳367万円
40歳〜44歳 405万円
50歳〜54歳446万円
60歳〜64歳311万円
引用元:水族館飼育員 – 職業詳細 | job tag

国税庁の「民間給与実態統計調査」では、給与所得者の年齢階層別の平均給与を公表しています。比較すると、水族館飼育員の平均年収はすべての年齢階層において平均を下回っています

水族館飼育員に関する基本情報

水族館飼育員に関心はあっても、具体的にどのような仕事をしているのか、どうすればなれるのか知らない方もいるでしょう。水族館飼育員に関する基本情報を以下の2つの面から解説します。

①水族館飼育員の仕事内容

水族館飼育員の主な仕事内容は、水族館に展示されている魚や海洋動物の飼育管理です。

水族館飼育員の1日は、水槽や予備水槽を巡回し、生物の健康状態を観察するところから始まります。また、設備装置が正常に作動しているかの点検も必要です。

水族館ではさまざまな生物を展示しているため、種別に合わせた餌を調理・準備するのも水族館飼育員の仕事です。この他にも清掃、展示替え、ショーの司会など業務内容は多岐にわたります

②水族館飼育員になるには

水族館飼育員に必須な資格は必要はないものの、中には国家資格の「潜水士」、スキューバダイビングの「Cカード」を条件とする水族館もあります。

水族館飼育員の募集は、基本的に水族館が新設・開館する際に一度に行われ、応募者が多く競争率は高めです。

志望している場合は高校卒業後、大学・短大・専門学校において「獣医学」「動物看護学」「水産学」などを学び、水族館の採用試験を受験することをおすすめします。

水族館飼育員の将来性は?

結論からいうと、水族館飼育員の将来性は明るいといえます。水族館の数が増えていくことはあまりないものの、人気の施設であるため極端に減ることもないでしょう。

水族館の運営のために飼育員は欠かせない存在です。よって、リストラなどは起こりにくいでしょう。

将来的に、人工知能のAIで一部業務を代替することは考えられます。ただし、全ての業務を代替することは不可能です。

生物のわずかな体調の変化は、飼育員ではなければ見逃す可能性もあります。また、種別に合わせた餌を調理・準備や清掃なども、すべてAIが代替することは難しいでしょう。

水族館飼育員に向いている人の特徴3つ

どのような職業にもいえることですが、水族館飼育員には適性があります。水族館飼育員に向いている人の特徴は以下の3つです。

  1. 生き物が好き
  2. コミュニケーション能力に長けていて明るい
  3. 体力がある

①生き物が好き

水族館飼育員に最も求められるのは、魚類や海獣類などの水生生物が好きなことです。水生生物が苦手で水族館飼育員を目指す方はほとんどいないでしょう。

水族館飼育員には専門知識が必要ですが、それ以上に水性生物たちに愛情を持って接することができるかが重要です。水生生物に対して保護者のような愛情を注ぐことができる方は、水族館飼育員に向いているといえます。

また、水族館飼育員の仕事は決して楽ではないため、水生生物が好きではないと途中で挫折しやすいでしょう。

②コミュニケーション能力に長けていて明るい

コミュニケーション能力に長けていて明るい方は、水族館飼育員に向いています。来館されたお客様の対応も水族館飼育員の重要な仕事だからです。

水族館飼育員はお客様を案内したり質問に回答したりする機会が多いため、笑顔で明るく対応できないとお客様を不快な気分にする恐れがあります。

また、水族館飼育員はイルカやアシカのショーで司会を担当するケースもあります。明るくコミュニケーション能力に長けていないと、業務に影響する可能性が高いでしょう。

➂体力がある

水族館飼育員の仕事は重労働なため、体力に自信がある方のほうが有利です。水族館飼育員の仕事はほぼ立ちっぱなしなので、体力がない方には難しいでしょう。

餌やりの際には重い荷物を運ぶ必要があり、水槽の水替えや清掃も重労働です。また、生物が病気や出産のときは、水族館に泊まり込んで世話をしなくてはいけないケースもあります。

水族館飼育員は年収以上にやりがいがあり人気な仕事

水族館飼育員の平均年収は360万円で、全体平均を下回っています。ただし、水族館飼育員は水生生物が好きな方にとってやりがいのある仕事です。

求人が少ないこともあり募集の際には激戦が予想されるため、大学や専門学校などにおいて専門知識を身につけることをおすすめします。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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