富士薬品は、配置薬や医療用医薬品の販売、調剤薬局・ドラッグストアを経営する企業です。
そんな富士薬品について「年収や初任給はどれくらいなんだろう?そもそも富士薬品ってどんな企業なの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、富士薬品の年収や初任給、売上高について解説します。競合企業も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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富士薬品の平均年収と初任給

まず、富士薬品の平均年収と初任給を紹介します。
- 富士薬品の平均年収は422万円
- 富士薬品の初任給
富士薬品の平均年収は422万円
富士薬品の平均年収は422万円です。富士薬品の平均年収および関連情報について、有価証券報告書に記載されている情報を紹介します。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
422 | 19,362 | 39.5 | 9.7 |
参考として、国税庁による「令和4年分 民間給与実態統計調査」の結果も紹介します。
同調査によると、2022年度の給与所得者の平均給与は458万円でした。富士薬品の平均年収は、日本企業の平均年収をやや下回る金額といえます。
富士薬品の初任給
次に、富士薬品の初任給を紹介します。富士薬品公式サイトで公開されている募集要項によると、最終学歴別の初任給は下記の通りです。
初任給 | |
薬剤師 | 321,500円 |
総合職 | 222,161円~268,932円 |
なお、基本給とは別に通勤手当、扶養手当、住宅補助手当などの諸手当がついています。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7月、12月)です。
富士薬品の募集要項

次に、富士薬品の募集要項を紹介します。年収とあわせてチェックし、理解を深めましょう。
勤務時間 | 1カ月の変形労働時間制 (1日平均8時間 / 週平均40時間以内) 例)9:00~18:00 休憩1時間 |
休日・休暇 | シフト制(4週9休)、夏期休暇、年末年始休暇、特別休暇(慶弔休暇他)、年次有給休暇、産前産後休暇、育児休業、介護休業、年間休日117日(※2023年度実績) |
福利厚生 | 薬剤師賠償責任保険、各種社会保険完備、育児短時間勤務制度(※最長小学校卒業まで)、社員割引、退職金制度、社員持株制度、財形貯蓄制度、長期休業給与保障(GLTD)制度、ベネフィットステーション、慶弔金、定期健康診断、労働組合、サークルおよびレクリエーション補助制度 |
勤務地 | 北海道、山形、富山、東京、埼玉、神奈川、千葉、栃木、群馬、長野、静岡、愛知、岐阜、三重、滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫、岡山、鳥取、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島の各薬局店舗 |
福利厚生が充実しているほか、休日休暇も多いため、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。
※募集要項は年によって変わる可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。
富士薬品の企業情報

次に、富士薬品の企業情報を下記の3項目で紹介します。
- 富士薬品の事業内容
- 富士薬品の売り上げ・実績
- 富士薬品の企業理念
①富士薬品の事業内容
富士薬品の主な事業内容は、配置薬販売、ドラッグストア・調剤薬局の運営、医薬品の研究開発、製造、販売です。
中でも事業の軸となっているのが、配置薬営業です。この事業は、約320年前に始まった「富山の薬売り」と呼ばれるビジネスモデルがルーツとなっています。
また、ドラッグストア事業として、直営のドラッグ セイムスをはじめ、ドラッグユタカ、アメリカンドラッグなど全国におよそ1,360店舗を展開しています。
引用元:富士薬品公式サイト 事業内容
②富士薬品の売り上げ・実績
富士薬品の売り上げ・実績は下記の通りです。
決算年月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 |
売上高 | 3,968億 8,600万円 | 3,899億 6,300万円 | 3,715億 4,700万円 |
富士薬品グループは、配置薬販売で国内シェアNo.1を誇り、ドラッグストアや調剤薬局事業、医薬品研究開発などにも事業を拡大しています。
③富士薬品の企業理念
富士薬品のグループスローガンは、「とどけ、元気。つづけ、元気。」です。また、企業理念として下記の5つを挙げています。
一、富士薬品は社会のために役立つ企業でなければならない 一、富士薬品は永続して安定成長しなければならない 一、富士薬品は社員の豊かな生活を実現させなければならない 一、富士薬品が成長するためには健全な企業利益を確保しなければならない 一、富士薬品の社員は自己啓発を怠らず能力の向上につとめなければならない |
これらの理念をもと、ニーズに即応できる複合型医薬品企業として地域に拠点を置き、生活に寄り添う良質な健康サービスを提供することで、人々の元気なくらしを支えています。
引用元:富士薬品公式サイト 企業理念
富士薬品の競合企業3社

最後に、富士薬品の競合企業を3社紹介します。
- 東和薬品
- 富士製薬工業
- 科研製薬
①東和薬品
東和薬品は、ジェネリック医薬品の研究開発・製造・販売を行う製薬会社です。本社は大阪府門真市にあり、大阪、岡山、山形に生産拠点を持ち、年間140億錠の生産能力を有しています。
東和薬品は700品目以上の医薬品をラインナップしており、患者の負担軽減や医療費抑制に貢献しています。また、健康関連事業にも取り組み、健康寿命の延伸に貢献しています。
売上高(百万円) | 208,859 |
従業員数(人) | 2,591 |
平均年間給与(万円) | 647 |
平均年齢(歳) | 36.9 |
平均勤続年数(年) | 10.4 |
②富士製薬工業
富士製薬工業株式会社は、東京都に本社を置く製薬会社です。経営理念として「優れた医薬品を通じて人々の健やかな生活に貢献する」を掲げています。
この理念のもと、注射製剤、女性医療を中心に新薬、ジェネリック、バイオシミラー(バイオ後続品)、DDS(Drug Delivery System)注射剤、新剤型医薬品の開発を行っています。
売上高(百万円) | 40,889 |
従業員数(人) | 866 |
平均年間給与(万円) | 693 |
平均年齢(歳) | 42.6 |
平均勤続年数(年) | 11.2 |
③科研製薬
科研製薬は、1948年に財団法人理化学研究所を前身として設立された研究開発型の製薬企業です。医家向けの関節機能改善剤や動脈硬化症治療薬などを主力としています。
2014年には外用爪白癬治療剤「クレナフィン」を発売し、2016年12月には世界初の歯周組織再生医薬品「リグロス®歯科用液キット」を発売しています。
売上高(百万円) | 72,984 |
従業員数(人) | 1,117 |
平均年間給与(万円) | 814 |
平均年齢(歳) | 41.8 |
平均勤続年数(年) | 18.0 |
富士薬品について理解を深めよう
本記事では、富士薬品の年収や売上高を紹介しました。富士薬品の平均年収は422万円であり、日本企業の平均年収をやや下回る金額です。
ただ、福利厚生が充実しており、働きやすい環境が整っている点は大きな魅力といえます。
富士薬品に関する企業研究をする際は、競合企業などもあわせてチェックしておきましょう。ぜひ、本記事で紹介した内容を企業研究に活かしてみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。