東武鉄道は、東京や埼玉など関東圏の各県をつなぐ鉄道「東武鉄道」を運営している鉄道会社です。
鉄道会社を中心に企業研究を進めている就活生の中には、東武鉄道について気になった方もいるのではないでしょうか。
本記事では、東武鉄道の平均年収や初任給、そして事業内容などを幅広く紹介します。
東武鉄道の競合他社の紹介も行っているので、ぜひともチェックしてくださいね。
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東武鉄道の平均年収と初任給
ここでは、東武鉄道の従業員の収入について、以下の2点に整理して紹介します。
- 東武鉄道の平均年収は652万
- 東武鉄道の初任給
一般的な水準との比較も行っているので、ぜひともチェックしてくださいね。
東武鉄道の平均年収は652万
東武鉄道の従業員の平均年収は、652万円です(引用元:東部鉄道株式会社「2023年3月期有価証券報告書」)。
以下で、東武鉄道の従業員のデータを紹介します。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
---|---|---|---|
652 | 3,346 | 47.5 | 26.6 |
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円でした。
つまり、東武鉄道の従業員の年収は一般平均と比較して高い水準であると考えられるでしょう。
東武鉄道の初任給
東武鉄道の初任給(2023年度実績)は、以下の通りです。
各社共通(新卒・第二新卒) | 初任給 |
---|---|
大学・大学院卒 | 217,000円 |
短大・専門・高専卒 | 205,000 円 |
高校卒 | 200,000 円 |
厚生労働省のデータによると、2019年度の院卒初任給は23万8,900円、大卒初任給は21万200円、高専・短大卒初任給は18万3,900円でした。
(引用元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
つまり、東武鉄道の初任給は一般平均と同等程度の水準だと言えるでしょう。
東武鉄道の募集要項
東武鉄道の募集要項は、以下の通りです(総合職の募集要項の一部を抜粋して紹介します。詳細な情報は、公式ページにてご確認ください)。
採用学部・学科 | 全学部・学科対象 |
応募資格 | 2020年3月〜2025年3月に4年制大学を卒業(卒業見込み)、 または大学院を修了(修了見込み)の方 |
職務内容 | 鉄道事業運営企画、鉄道技術(土木・建築・車両・電気)、 分譲・賃貸・レジャー事業、一般管理部門(総務・人事など) ※鉄道技術の分野については、特定の学科(土木・建築・機械・電気)出身の方 のみ携わる可能性があります。 |
昇給・賞与 | 昇給・賞与あり |
勤務時間 | 9:30~18:15(職種により異なる) 育児・看護のための短時間勤務・時差出勤制度あり |
休日・休暇 | 休日=週休二日制、祝日、年末年始など 休暇=年次有給休暇+その他休暇9日、慶弔休暇など |
福利厚生 | 各種社会保険、共済会、社員持株制度、財形貯蓄、旅行補助、 独身寮、社宅、 診療所、保養所、グループ優待など |
大企業として休日・休暇制度や福利厚生をしっかりと整えており、業務にしっかりと集中できる環境であると言えるでしょう。
東武鉄道の企業情報
ここでは、東武鉄道の企業情報を以下の3つの項目に分けて紹介します。
- 東武鉄道の事業内容
- 東武鉄道の売り上げ・実績
- 東武鉄道の基本理念
①東武鉄道の事業内容
東武鉄道は、東京、千葉、埼玉、栃木、群馬の1都4県を結ぶ「東武鉄道」を運営している企業です。
東京都の浅草を起点とし、埼玉県の東部と栃木県、群馬県、そして千葉県を結んでいます。ただし、東武鉄道の業務は鉄道の運営だけではありません。
鉄道沿線エリアを開発し価値向上を図ることによる、沿線エリアに住む人約1,300万人の人々の生活環境整備も大切な目的としています。
具体的には、不動産事業やレジャー事業、流通事業なども東武鉄道の重要な事業になっているのです。
②東武鉄道の売り上げ・実績
東武鉄道の近年における売り上げ・実績の推移は、以下の通りです。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|
営業収益 | 4,963億2,600万円 | 5,060億2,300万円 | 6,147億5,100万円 |
経常利益 | △98億9,200万円 | 274億600万円 | 548億1,500万円 |
親会社株主に帰属する 当期純利益 | △249億6,500万円 | 134億5,300万円 | 291億7,900万円 |
自己資本利益率 | △5.5% | 3.0% | 6.3% |
引用元:マブチモーター「業績ハイライト」
近年では、コロナ禍の影響により運輸事業やレジャー事業などにおいて厳しい状況が続いていました。
しかしコロナの影響が落ち着き旅行業や旅客事業などの需要が回復したことで、2022年度の営業収益を大きく伸ばしました。
③東武鉄道の基本理念
東武鉄道では、社是(経営方針を簡単な言葉で表したもの)として以下を掲げています。
社是 |
---|
奉仕 進取 和親 |
「奉仕(ほうし)」とは、私心を捨てて力を尽くすことを指します。また「進取(しんしゅ)」とは、自ら進んでものごとを行うことを指す言葉です。
そして「和親(わしん)」とは、親しみ仲良くすることを指します。
それぞれの言葉の意味から、東武鉄道の理念をイメージしておくと良いでしょう。
東武鉄道の競合企業
ここでは、東武鉄道の競合企業として以下の3社を紹介します。
- 西武鉄道
- 小田急電鉄
- 京浜急行電鉄
①西武鉄道
西武鉄道は、埼玉県から東京都を中心につないでいる西武鉄道を運営している企業です。
西武ホールディングスとしては、鉄道のほかにホテル・レジャー事業、不動産事業など地域住民の生活に密着した事業を展開しています。
売上高(百万円) | 127,081(西武鉄道(株)) |
従業員数(人) | 7,192(都市交通・沿線事業) |
平均年間給与(万円) | 811 |
平均年齢(歳) | 40.9 |
平均勤続年数(年) | 15.8 |
②小田急電鉄
小田急電鉄は、新宿を起点として小田原や湘南エリア、多摩エリアなどをつなぐ小田急線を運営している鉄道会社です。
100社程度のグループ会社をもち、鉄道やホテル、不動産事業などさまざまな事業を手掛けています。
売上高(百万円) | 144,058 |
従業員数(人) | 7,084(運輸事業) |
平均年間給与(万円) | 717 |
平均年齢(歳) | 42.0 |
平均勤続年数(年) | 21.1 |
③京浜急行電鉄
京浜急行電鉄は、関東圏のみならず日本全体で見ても重要度の高いエリアである品川・羽田・横浜をつないでいる京浜急行を運営している鉄道会社です。
重要エリアをつなぐ路線として、地域住民だけでなく鉄道ファンからも注目を集め続けています。
売上高(百万円) | 104,491 |
従業員数(人) | 5,483 |
平均年間給与(万円) | 672 |
平均年齢(歳) | 39歳9ヶ月 |
平均勤続年数(年) | 14年4ヶ月 |
東武鉄道について理解を深めよう
東武鉄道は、1都4県をつなぐ鉄道「東武鉄道」を運営している鉄道会社です。
東武鉄道について企業研究を進めるにあたっては、直近の業績推移を一定まで把握し競合他社との違いを整理しておくと良いでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。