日本曹達について気になる平均年収・初任給は？競合企業も紹介
日本曹達は、東京都千代田区に本社を置く化学メーカーです。
そんな日本曹達について「年収や初任給はどれくらいなんだろう？そもそも日本曹達ってどんな企業なの？」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
本記事では、日本曹達の年収や初任給、売上高について解説します。競合企業も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
日本曹達の平均年収と初任給
まず、日本曹達の平均年収と初任給を紹介します。
- 日本曹達の平均年収は754万円
- 日本曹達の初任給
日本曹達の平均年収は754万円
日本曹達の平均年収は754万円です。日本曹達の平均年収および関連情報について、有価証券報告書に記載されている情報を紹介します。
| 平均年収（万円） | 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 勤続平均年数（年） |
| 754 | 1,361 | 43.7 | 19.8 |
参考として、国税庁による「令和4年分 民間給与実態統計調査」の結果も紹介します。
同調査によると、2022年度の給与所得者の平均給与は458万円でした。日本曹達の平均年収は、日本企業の平均年収を大きく上回る金額といえます。
日本曹達の初任給
次に、日本曹達の初任給を紹介します。日本曹達公式サイトで公開されている募集要項によると、最終学歴別の初任給は下記の通りです。
| 初任給 | |
| 博士了 | 月額266,000円以上 |
| 修士了 | 月額250,700円以上 |
| 学部卒 | 月額240,700円以上 |
なお、基本給とは別に独身者厚生補助、扶養家族手当、早出残業手当などの諸手当がついています。昇給は年1回（4月）、賞与は年3回（7月・12月・翌5月）です。
日本曹達の募集要項
次に、日本曹達の募集要項を紹介します。年収とあわせてチェックし、理解を深めましょう。
| 勤務時間 | 本社・営業所・小田原研究所・(株)日曹分析センター /9:00〜17:30 休憩12:00～13:00 二本木工場 /8:00〜16:30 休憩10:00～10:10、12:00～13:00 高岡工場 /8:00〜16:20 休憩12:00～13:00 千葉工場・千葉リサーチセンター /8:20〜16:50 休憩10:00～10:10、12:00～13:00 榛原フィールドリサーチセンター /8:30〜17:00 休憩12:00～13:00 磐梯フィールドリサーチステーション /8:20〜16:50 休憩12:00～13:00 所定時間外労働：有 2022年度実績平均7.9時間/月 |
| 休日・休暇 | 休日：年間休日 東京地区年間休日124日、工場地区年間休日118日（2023年度実績） ＜内訳＞ 本社地区 完全週休2日制（土・日） 工場地区 週休2日制（土・日、年9回程度の第4土曜出勤あり） 祝日、夏季・年末年始、創立記念日、メーデー 休暇：有給休暇(初年度15日 入社時付与、最大20日、最大保有50日)、 慶弔休暇、子の看護休暇、介護休暇、生理休暇、妊娠休暇、公務休暇、罹災休暇、転任休暇、家事整理、 失効積立休暇（最大保有40日） 他 |
| 福利厚生 | 住宅関連：借上社宅制度（社員負担月額4,000～17,000円） ※一部事業場 独身寮（光熱費込み月額5,000円～）、社宅（月額11,000円～） その他 ：従業員持株会、財形住宅貯蓄制度、カフェテリアプラン 他 |
| 教育研修 | 新入社員研修、職種別・階層別研修、海外留学、社外研究機関派遣、自己啓発語学研修 他 |
福利厚生や教育体制が充実しているほか、休日休暇も多いため、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。
※募集要項は年によって変わる可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。
日本曹達の企業情報
次に、日本曹達の企業情報を下記の3項目で紹介します。
- 日本曹達の事業内容
- 日本曹達の売り上げ・実績
- 日本曹達の経営理念
①日本曹達の事業内容
日本曹達の主な事業内容は、下記の5つです。
| ・アグリビジネス：世界市場で支持される、特色ある農薬を開発・生産・販売 ・医薬品事業：人々の健康を支える医薬品原料を開発・供給 ・機能性化学品事業：独自の特殊技術を駆使して、付加価値の高い製品を創出 ・環境化学品事業：環境保全や安全・衛生に役立つ製品を提供 ・クロールアルカリ事業：産業を広く支える基礎化学品を世界へ提供 |
日本曹達は、100年の歴史の中で蓄積された技術力やノウハウを活かした研究開発体制のもと、高機能高付加価値製品を世に送り出すファイン化戦略を推進しています。
また、海外への輸出比率も高く、ワールドワイドな事業展開を図っています。
引用元：日本曹達公式サイト 事業・製品
②日本曹達の売り上げ・実績
日本曹達の売り上げ・実績は下記の通りです。
| 決算年月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
| 売上高（百万円） | 139,363 | 152,536 | 172,811 |
| 経常利益（百万円） | 12,743 | 16,512 | 26,465 |
表からもわかる通り、日本曹達の売上高や経常利益は増加傾向にあります。主な要因は、世界的な異常気象を背景に殺虫剤などの需要が拡大していることや為替が想定よりも円安に推移していることです。
③日本曹達の経営理念
日本曹達の経営理念（基本的な考え方）は下記のとおりです。
- 法令を遵守し健全で透明な企業経営を行うこと
- 化学を通じ優れた製品を提供することにより社会の発展に貢献すること
- 環境に配慮した事業活動を行うこと
また、日本曹達は「レスポンシブル・ケア活動」の基盤を活かし、革新的な技術・製品の創出を通じて社会の新たなイノベーションを支える化学企業として成長を続け、持続可能な社会の実現と発展に寄与していくことを使命としています。
引用元：日本曹達公式サイト コーポレート・ガバナンス、社長あいさつ
日本曹達の競合企業3社
最後に、日本曹達の競合企業を3社紹介します。
- 日産化学
- 石原産業
- 日本農薬
①日産化学
日産化学は、日本の化学メーカーです。農薬や緑地管理用薬剤、動物用医薬品などの農業化学品事業、基礎化学品事業、機能性材料事業、ヘルスケア事業を行っています。
企業理念に「社会が求める価値を提供し、地球環境の保護、人類の生存と発展に貢献する」を掲げ、世の中にない新たな技術や製品を生み出すことにこだわっており、研究開発に注力しています。
| 売上高（百万円） | 228,065 |
| 従業員数（人） | 1,959 |
| 平均年間給与（万円） | 825 |
| 平均年齢（歳） | 40.2 |
| 平均勤続年数（年） | 15.7 |
②石原産業
石原産業は、大阪府大阪市西区に本社を置く大手化学メーカーです。化学製品メーカーとして酸化チタンや農薬、医薬品などを製造・販売しています。
生活環境と食糧生産に貢献することを目的としており、身体や環境にやさしい農薬の開発や、安定した食生活の支えとなる製品の提供に取り組んでいます。
| 売上高（百万円） | 131,238 |
| 従業員数（人） | 1,146 |
| 平均年間給与（万円） | 698 |
| 平均年齢（歳） | 43.8 |
| 平均勤続年数（年） | 19.6 |
③日本農薬
日本農薬は、日本初の農薬専業メーカーです。農薬の研究開発や独自技術、国内外の営業活動を通じて、世界の農業の発展に貢献しています。
農作物栽培現場での経験や知見、病害虫や雑草の防除に関するノウハウを強みとしており、スマート農業事業では、大規模生産者向けに農薬販売を基軸としたトータルソリューションを提供しています。
| 売上高（百万円） | 102,090 |
| 従業員数（人） | 375 |
| 平均年間給与（万円） | 746 |
| 平均年齢（歳） | 42.4 |
| 平均勤続年数（年） | 15.4 |
日本曹達について理解を深めよう
本記事では、日本曹達の年収や売上高を紹介しました。日本曹達の平均年収は754万円であり、日本企業の平均年収を大きく上回る金額といえます。
また、福利厚生や教育体制が充実しており、働きやすい環境が整っていることも大きな魅力です。
日本曹達に関する企業研究をする際は、公式サイトだけでなく有価証券報告書などもチェックしておきましょう。ぜひ、本記事で紹介した内容を企業研究に活かしてみてくださいね。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。
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