ベビーシッターの平均年収を紹介|将来性や求められる資質も解説
ベビーシッターは、何らかの理由により保護者が不在の場合や、子どものお世話をできない場合に、代わりに子どもの世話をする仕事です。
本記事では、ベビーシッターの平均年収や業務内容、将来性などについてまとめて解説します。子どもに関わる仕事に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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ベビーシッターの平均年収と年齢別の年収

教育や保育に関わる仕事がしたい、と考えている方の中には、ベビーシッターに関心がある方も多いのではないでしょうか。ここではまず、ベビーシッターの収入面から解説します。
①ベビーシッターの平均年収は381万円
厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」によりますと、ベビーシッターの平均年収は381万円です。
就業者数 | 労働時間 | 年収 | 年齢 |
13,570人 | 165時間 | 381.9万円 | 42.2歳 |
国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」によりますと、2023年分の給与所得者の平均給与は460万円です。ベビーシッターの年収は、一般平均よりもやや低めであると考えられますね。
その理由として、ベビーシッターは約70%がパートタイマーであるという統計が出ています(厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」『一般的な就業形態』参照)。
自営・フリーランスで活動する方たちと、パートタイマーの方たちを合わせた平均年収、と考えるのがよさそうです。
②ベビーシッターの年齢別の年収
続いて、ベビーシッターの年齢別年収を下記の表にまとめました。
年齢 | 平均年収 |
20歳〜24歳 | 297万円 |
25歳〜29歳 | 346万円 |
30歳〜34歳 | 381万円 |
40歳〜44歳 | 443万円 |
50歳〜54歳 | 436万円 |
60歳〜64歳 | 330万円 |
国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」によりますと、全国平均では20歳〜24歳の年収は267万円、25歳〜29歳の年収は394万円となっています。ベビーシッターは若い世代では平均より年収が少なめであることがわかります。
とはいえ、40歳~54歳の世代では、平均年収が430万円を超えています。子育て経験者が入職するケースが多いのも理由のひとつかもしれません。
ベビーシッターに関する基本情報

ここでは、ベビーシッターについての基本情報を解説します。
主に下記の2点について詳しく紹介しますので、保育系に就職を考えている方はぜひチェックしてみてください。
①ベビーシッターの仕事内容
ベビーシッターの仕事は、主に個人宅へ訪問し、子どものお世話をすることです。具体的には下記の通りです。
- 子どもの身の回りの世話:食事を準備する、食べさせる、着替えやトイレ、お風呂の介助
- 子どもの送迎:幼稚園や保育園、習い事の送迎
- 外遊び:散歩や公園遊びに連れて行く
他にも早朝や夜間の保育や、病児保育・病後児保育などもあります。また、保護者から希望がある際には、買い物や掃除、洗濯など家事支援もおこなう場合もあるようです。
②ベビーシッターになるには
ベビーシッターになるために、特に資格は必要ありません。また、専門学校なども特にありません。とはいえ、保育士・幼稚園・小学校教諭などの国家資格を取得している方が多いようです。
ほかには「公益社団法人全国保育サービス協会」などがおこなっている研修を受講して勉強し、「認定ベビーシッター」認定資格を取得する方も多いようですね。
たとえ資格がなくてもベビーシッターの仕事をすることは可能ですが、ユーザーはどうしても無資格の人よりも、保育士資格などを持っている人を選ぶでしょう。仕事を得るためにも、認定試験は取得したほうがよさそうです。
ベビーシッターの将来性は?

ベビーシッターは将来的な需要は高まると考えられます。
昨今、共働き夫婦の数は増加し、専業主婦の数は減少しています。保育園に預けたくても預けられない「待機児童」問題もいっこうに解消していません。これらを考えると、ベビーシッターの需要はますます高まっていくと言えるでしょう。
また、個人宅へ訪問するだけがベビーシッターの仕事ではありません。コンサートや美術館、イベント会場の託児コーナーでも仕事ができますよ。
少子化傾向ではありますが、核家族化もどんどん進んでいます。育児の息抜きとしてベビーシッターを利用する家庭も増えてきていますので、今後もニーズの増加が予想されます。
ベビーシッターに向いている人の特徴2つ

最後に、ベビーシッターに向いている人の特徴を2つ紹介します。仕事選びの参考にしてみてください。
①子育て・保育経験のある人
ベビーシッターは基本的に両親が不在のときに子どもと過ごしてもらう仕事です。子どもと接したことがない人よりも、やはり自ら子育て経験があったり、保育園や幼稚園の先生として保育の経験がある人のほうが向いているでしょう。
ユーザーである子どもの両親にとっても、子育てや保育の経験のある人の方が安心してお願いすることができますよね。
自分が出産し、子どもをある程度の年齢まで育てた人が、自分の経験を活かしてベビーシッターの研修を受け、認定資格を取得し仕事することも多くあるようです。
②体力・責任感のある人
2歳以降の子どもは特に、走り回って遊ぶのが大好きです。公園で一緒に遊んで、家に帰ってからも遊んで、食事やお風呂の介助をして…と、ベビーシッターは体力勝負の仕事でもあります。ある程度体力に自信がある方のほうが向いていると言えますね。
また、子どもはすぐに危ないことをしてしまうもの。目を離さず、危険を回避し、絶対にケガなどをさせないよう責任を持ってお世話をしないといけません。責任感の高さも重要なポイントとなりますね。
ベビーシッターは責任感とやりがいを伴う仕事!
本記事では、ベビーシッターの仕事について、年収面や業務内容を解説しました。
保育園が足りなくて利用できない共働き家庭が増えている中、ベビーシッターは家まで来てくれて子どもを任せることができるありがたい存在でしょう。責任感もありますが、やりがいも多い仕事です。子どもが好きな方、保育に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。