インターンに応募する際に、志望動機の提出が求められる場合があります。
200字程度などの文字数指定がある時、どう文章を組み立てればよいか迷ってしまう人もいるでしょう。
本記事では、企業が見ているポイント・作成前の準備・盛り込むとよい事柄・書く際のコツを解説します。例文を先に確認したい方は、こちらをご覧ください。
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インターン志望動機で企業が見ているポイント2つ
まずは、志望動機を通じて企業が見ているポイントを解説します。企業が回答のどんな部分を見ているのか知っていれば、会社が求めている答えを用意しやすくなります。
①志望理由と仕事内容がマッチしているか
企業は回答内容を見ながら、志望した理由と実際の仕事内容がマッチしているかどうかを確認しています。
理由が立派なものであっても、業界や事業内容と合っていない場合はインターンに参加する動機があやふやになってしまうため、注意が必要です。
ただ自身が参加したいと感じたきっかけを話すのではなく、会社が展開している事業の強みや社風について理解し、共感した点を伝えるようにしましょう。
そうすることで、説得力のある回答を作成しやすくなります。
②応募者のインターン参加への熱意
企業は、インターンに参加したい熱意があるかどうかを確認するために動機を聞いている場合もあります。
インターンに参加できる人数の枠には限度があるため、より企業について知りたい、またはインターンを開催している会社で働きたい気持ちが強い候補者が選ばれる傾向にあります。
そのため、インターンではどのように行動して貢献したいのか、どんな機会にしたいのかを具体的に説明し、意気込みを示すことが重要になります。
インターン志望動機を作成する前の準備2つ
作成に取り掛かる前に準備をしておけば、完成度の高い回答を作成しやすくなります。行っておくべき準備は、以下の2つです。
①自己分析をする
まず、自分の強み・考え方の軸・将来性を明確にするために、自己分析を行いましょう。
自身のモチベーションが大きく変化した出来事をグラフ形式でまとめるモチベーショングラフや、これまでの自身の体験を年代別にまとめる自分史を作成するのがおすすめです。
また、家族や友人に自身の長所と短所、考え方の傾向を聞いて、新しい視点から自分を分析することも大切になります。就活対策にもなるため、必ず行ってくださいね。
②応募企業を調べる
応募企業についてデータを集めて、理解を深めておくことも重要です。
会社の公式サイトには、経営理念や事業内容、今後の方針をまとめた中期経営計画、人材育成制度などの情報が載っています。
会社側が求めている人間性やスキルについても調べて、自身の特性との共通点を見つけ、アピール材料にしましょう。
また、競合企業もあわせて調査しておくと、それぞれの会社ならではの魅力を見つけやすくなります。
インターン志望動機200字に盛り込むべき内容3つ
ここでは、200文字の志望動機に書くべき内容を紹介します。優先的に取り入れたい内容は、以下の3つです。
①インターンに参加する理由や目的
まず、インターンに参加する目的や該当企業を選んだ理由を簡潔に述べます。
始めの一文で質問内容に対する結論をはっきりと示せば、何が言いたいのか伝わりやすい文章になります。
また、どんな事業内容や社風に魅力を感じて、さらに理解を深めたいと考えたのかを説明すれば、企業分析を進めていることも強調できるでしょう。
一文はなるべく短くして、長々とした言い回しは避けてください。
②具体的なエピソード
結論の次の文では、参加を決めるに至ったエピソードなどを取り入れて説明しましょう。
結論の理由をすぐに紹介することで、相手の疑問をスムーズに解消しながら、文章構成の完成度を高められます。
また、エピソードの説明では出来事の概要だけでなく、新たな気づきが得られたきっかけや、その後の自身の行動の変化を述べることも重要です。
ほかの候補者と被りにくいユニークな回答を作成でき、人間性も伝えられます。
③今後インターンで学びたいこと
最後にインターンで学びたい事柄や、今後への活かし方を伝え、自身の将来像を提示します。
貴重な機会を有効に活用したい、といった熱意が伝わり、成長に貪欲な姿勢も強調できるのがポイントです。
また、インターンにはどんな姿勢で参加し、どのように成長につなげたいのかを具体的に説明すれば、計画性がある人物である、と高評価につながるでしょう。
自身のバックボーンから将来の目標につなげて、人材としての魅力を伝えてくださいね。
インターン志望動機を200字で書く際のコツ3つ
続いて志望動機を書く際に意識するべきコツを紹介します。チェックしておけば、文字数に気を付けながらも回答の完成度を高められるでしょう。
①短く簡潔にまとめる
文章はなるべく短く、簡潔にまとめることを意識しましょう。文字数に制限がある分、複雑な言い回しは避けた方が伝えたいことを過不足なく説明できます。
文章を一度作った後には、言い換えられる部分はないか、削っても伝わる内容はないかどうかチェックして、相手の立場で考えて練られた文章に仕上げていきましょう。
結論・理由・インターンへの意気込みのそれぞれのボリュームのバランスを確認することも大切です。
②自分なりの言葉で伝える
自分で考えたオリジナルの言葉で伝えることを意識するのも大切なポイントです。
例文を参考に文章を考えるのも1つの手段ですが、あまりにも似た言い回しばかりを取り入れると、読み手の印象に残りづらくなってしまいます。
自身の経験から生まれた考え方や、自分の中で大切にしている信念について自分の言葉でかみ砕いて説明して、他の就活生の回答との差別化を図るようにしましょう。
③提出前に見直す
提出前に見直して、改善点がないかチェックすることも重要です。丁寧に見直すことで、文章を書いている途中では気づけなかった誤字脱字が見つかりやすくなります。
一度声に出して読んでみて、伝わりにくい表現はないか確認するのもおすすめです。
また、文章を書き上げてから時間を置き、もう一度見直すと、客観的な視点で文章を評価しやすくなります。自分だけでなく家族や友人に読んでみた印象を聞いて、改善案を練ってみてくださいね。
業界別:インターン志望動機を200字で書く際の例文
ここからは、業界別に3つの例文を紹介します。書き方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さいね。
①IT業界
IT業界
私は貴社のインターンでのマーケティング体験を通して、貴社の職種への理解を深め、適性を見極めたいと考えて応募をいたしました。
私はゼミで魅力的な商品がより多くの方へ紹介されることで、新しい価値が生まれていくの素晴らしさを実感した経験があります。
そして、貴社のサイトで生菓子の市場を意識した戦略を拝見し、自身も顧客の方に喜んでいただける施策を打ち出したいと感じました。
今回のプログラムでは積極的な姿勢で実務に取り組みながら、ビジネスに必要な感覚を洗練させたいと考えております。
上記の例文では230文字程度で動機・これまでの体験・企業に興味を持ったきっかけなどをまとめています。
企業の公式サイトで得られた情報のうち、どんな点に感銘を受けたのか説明し、自身の適性を見極めたいといった前向きな気持ちを伝えているのがポイントです。
②金融業界
金融業界
私は貴行のインターンに参加することで、生まれ育った地元にある銀行の業務を体験したいと考え、応募いたしました。
私の実家がある地域では、年々商店街の店舗数が減っていて、経済状況をよくするために自身にできることを考えた際に、金融業界への興味を持ちました。
貴行では地域密着型のサービスが展開されていて、中小企業のサポート業務も行っている点に惹かれています。
私は今回のブログラムで地域の企業活動を支える業務に携わらせていただき、意義のある行動を実践できるよう経験を積みたいと考えております。
上記の例文では地元の銀行だからこそインターンに参加したい、といった熱意を、地域で過ごしてきたエピソードと共に紹介しています。
また、ただ地元の銀行だから志望したいのではなく、実際に行われている取り組みに惹かれた、と伝えているのもポイントです。
最後にはブログラムの内容を述べて機会をどう活かすか述べて文章をまとめています。
③不動産業界
不動産業界
私は貴社のインターンで、お客様一人ひとりのライフプランに応じた不動産仲介業務を体験したいと考え、応募いたしました。
私は小さい頃、家の引っ越しの際に親身になって話を聞いてくださった不動産業者の方に憧れを抱いた経験があります。
業界内でも貴社では、お客様の隠れたニーズも汲み取った提案を実現することが重視されている点に魅力を感じております。
私は今回のインターンで不動産業界の仕事の進め方を学び、自身が身につけるべきスキルを見極めたいと考えております。
上記の例文では、なぜ該当会社のインターンに参加したいと感じたのかを最初の一文で簡潔に述べています。
実際に不動産仲介業者を利用した際の経験を伝えることで、文章の独自性を高めているのもポイントです。
インターン志望動機が書けない時の対処法2つ
最後に、志望動機を書けない時の対処法を2つ紹介します。書き方もコツも理解したのに、書けないという人がとりあえず実践するべき対処法は、以下の2つです。
①自己分析・企業研究をより深める
自己分析や企業研究を深掘りすることで、より自分ならではの言葉や観点で綴られた文章を作りやすくなります。
自分の特徴をある程度わかっていても、これまでの出来事に対する分析が足りていない場合は、当たり障りのない文になるため、注意が必要です。
就活サイトの適職診断や16Personalitiesなどの性格診断なども取り入れて、自分以外の視点から自身について考えてみましょう。
企業についての情報は競合企業のデータも見比べることで、理解を深めやすくなりますよ。
②応募するインターン先を変える
応募するインターン先の変更を検討するのも手となります。文章作成に熱意を込めにくい場合は、自分の興味や関心が足りていない可能性もあるのがポイントです。
より業界への理解を深められる体験ができる、または自身の目的意識を満たせるインターンに応募しましょう。
心から熱意を持って参加したいと感じるインターンであれば、正直な気持ちや誠実な姿勢が伝わる文章を作成しやすくなります。
インターン志望動機を200字で簡潔にまとめよう
インターンの志望動機を200字で書く際は、簡潔にまとめることを意識しましょう。
参加理由・根拠になるエピソード・インターンで学びたい事柄や参加時の意気込みといった流れで文章を組み立てれば、質問者の疑問に自然な流れで答えられます。
自己分析や企業研究もしっかりと行って、独自性のある文章を練りましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。