電源開発(通称J-POWER)は、1952年に国の政策によって設立され、2004年に完全民営化された電力会社です。
そんな電源開発について「年収や初任給はどれくらいなんだろう?」「そもそも電源開発ってどんな企業なの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、電源開発の年収や初任給、売上高について解説します。競合企業も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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電源開発の平均年収と初任給

電源開発の企業研究を進めるにあたって、やはり従業員の収入について気になる方はいるのではないでしょうか。まず、電源開発の平均年収と初任給を紹介します。
- 電源開発の平均年収は804万円
- 電源開発の初任給
電源開発の平均年収は804万円
電源開発の平均年収は804万円です。電源開発の平均年収および関連情報について、有価証券報告書に記載されている情報を紹介します。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
804 | 1,816 | 41.5 | 19 |
参考として、国税庁による「令和4年分 民間給与実態統計調査」の結果も紹介します。
同調査によると、2022年度の給与所得者の平均給与は458万円でした。つまり、電源開発の平均年収は、日本企業の平均年収を大きく上回る金額といえます。
電源開発の初任給
次に、電源開発の初任給を紹介します。電源開発公式サイトで公開されている募集要項によると、最終学歴別の初任給は下記の通りです。
初任給 | |
事務系グローバル社員 | 242,800円 |
技術系グローバル社員(学部卒・修士了・高専(専攻科)了) | 学部卒・専攻科了:242,800円修士了:265,800円 |
技術系グローバル社員(高専(本科)卒) | 219,700円 |
なお、基本給とは別に通勤手当、超過勤務手当などの諸手当がついています。昇給は年1回、賞与は年2回です。
電源開発の募集要項

次に、電源開発の募集要項を紹介します。年収とあわせてチェックし、理解を深めましょう。
勤務時間 | 9:00~17:30(休憩時間50分) ※本店の他、事業所により繰上・繰下可 |
休日・休暇 | 休日:(通常勤務)完全週休2日制、祝日、年末・年始等 休暇:有給休暇年20日、特別休暇(夏期、結婚等) |
福利厚生 | 社会保険(健康、厚生、雇用、労災)加入、寮・社宅完備、ポイント制退職金制度、企業年金制度、財形貯蓄制度、カフェテリアプラン、従業員持株会あり 総合健康管理センター設置(各種検診実施)、保養所あり、各種文化体育活動実施 育児休業制度、介護休業制度等 |
教育研修 | 新入社員導入研修、2年目・5年目・10年目社員を対象としたフォローアップ・キャリア研修、中堅職研修、管理職研修、専門能力向上のための研修等 |
福利厚生や教育体制が充実しているほか、休日休暇も多いため、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。
※募集要項は年によって変わる可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。
電源開発の企業情報

次に、電源開発の企業情報を下記の3項目で紹介します。
- 電源開発の事業内容
- 電源開発の売り上げ・実績
- 電源開発の企業理念
企業の基本的な情報を理解して、企業分析を進めていきましょう。
①電源開発の事業内容
電源開発株式会社は、水力発電、風力発電、地熱発電、バイオマス燃料製造、太陽光発電など、さまざまな再生可能エネルギー事業を展開しています。
また、火力、地熱、原子力、バイオマス等の様々な発電所や、地域間を連系する送電設備、情報通信設備を建設・運営しています。
海外でもアジアや米国を中心に事業を展開し、海外発電事業では国内トップレベルの実績を誇っていますよ。
引用元:電源開発公式サイト 事業情報
②電源開発の売り上げ・実績
電源開発の売り上げ・実績は下記の通りです。
決算年月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
売上高(百万円) | 909,144 | 1,084,621 | 1,841,922 |
経常利益(百万円) | 60,903 | 72,846 | 170,792 |
表からもわかる通り、電源開発の売上高や経常利益は増加傾向にあります。主な要因は、電力販売価格の上昇や石炭販売価格上昇に伴う豪州炭鉱権益保有子会社の増収などが挙げられます。
③電源開発の企業理念
電源開発は、企業理念として以下を掲げています。
使命 わたしたちは人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する。 信条 ・誠実と誇りを、すべての企業活動の原点とする ・環境との調和をはかり、地域の信頼に生きる ・利益を成長の源泉とし、その成果を社会と共に分かち合う ・自らをつねに磨き、知恵と技術のさきがけとなる ・豊かな個性と情熱をひとつにし、明日に挑戦する |
また、企業行動規範として下記の項目を掲げています。
・信頼度の高いエネルギーの提供 ・安全の確保 ・環境の保全 ・社会とのコミュニケーションの確保 ・社会への貢献 ・働きがいのある企業風土づくり ・法令と企業倫理の遵守 ・経営トップの対応 |
これらの理念をもとに、安全で働きやすい環境を確保するとともに、社員の人格・個性を尊重し、常に新しいことに挑戦していく働きがいのある企業風土づくりに努めているのです。
電源開発の競合企業3社

電源開発が同業他社と比べてどのような立ち位置にあるのかも気になりますよね。最後に、電源開発の競合企業を3社紹介します。
- 中国電力
- 北陸電力
- 東北電力
①中国電力
中国電力は、広島県広島市に本社をおく電力会社です。電気事業を中核として、総合エネルギー供給事業、情報通信事業、環境調和事業、ビジネス・生活支援事業を展開しています。
売上高(百万円) | 1,502,494 |
従業員数(人) | 3,674 |
平均年間給与(万円) | 809 |
平均年齢(歳) | 42.3 |
平均勤続年数(年) | 20.7 |
②北陸電力
北陸電力は、富山県富山市に本店を置く電力会社です。火力、水力、原子力で発電し、富山県、石川県、福井県、岐阜県の一部に電力を供給しています。
売上高(百万円) | 756,346 |
従業員数(人) | 2,700 |
平均年間給与(万円) | 726 |
平均年齢(歳) | 43.2 |
平均勤続年数(年) | 22.1 |
③東北電力
東北電力は、宮城県仙台市に本店を置く電力会社です。東北地方、新潟県、関東地方などで電力小売事業や発電事業等を行っています。販売電力量は国内第5位です。
売上高(百万円) | 2,301,591 |
従業員数(人) | 4,901 |
平均年間給与(万円) | 796 |
平均年齢(歳) | 43.7 |
平均勤続年数(年) | 20.5 |
電源開発株式会社の企業研究を進めよう
本記事では、電源開発の年収や売上高を紹介しました。電源開発の平均年収は804万円であり、日本企業の平均年収を大きく上回る金額といえます。
また、福利厚生や教育体制が充実しており、働きやすい環境が整っていることも大きな魅力です。
電源開発に関する企業研究をする際は、公式サイトだけでなく有価証券報告書などもチェックしておきましょう。ぜひ、本記事で紹介した内容を企業研究に活かしてみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。