トリマーの年収はいくらなの?年代別の給与分布・仕事内容も解説

トリマーは、ペットのカットやトリミングなどケア全般を行う仕事です。動物が好きな人は「トリマーになりたい」と考える場合も多いですよね。
しかし、「年収や業務などの詳細を知らない」という方も多いでしょう。本記事では、年収や仕事内容などの基本情報について解説します。
トリマーとしての就職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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トリマーの平均年収と年齢別の年収

最初に、具体的な平均年収と年齢別の年収について解説します。
- トリマーの平均年収は381万円
- トリマーの年齢別の年収
職種を決める際は、年収も大切なポイントになります。どの程度の年収を得られるのか確認していきましょう。
①トリマーの平均年収は381万円
トリマーの平均年収は、381万円です。「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年度における給与所得者の平均年収は458万円でした。
この結果から、トリマーの平均年収は民間の平均年収よりも低いことがわかるでしょう。
トリマーの就業形態は正規の職員・従業員が5割近くを占めていますが、近年はパートタイマーとして就業する人も増加傾向にあります。
また、自営・フリーランスとして開業しているトリマーも少なくありません。開業後に人気ドッグサロンへと成長すれば、平均以上の年収を得られる可能性がありますよ。
引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/227
②トリマーの年齢別の年収
年齢 | 平均年収 |
20歳〜24歳 | 297万円 |
25歳〜29歳 | 346万円 |
30歳〜34歳 | 381万円 |
40歳〜44歳 | 443万円 |
50歳〜54歳 | 436万円 |
60歳〜64歳 | 330万円 |
民間給与実態統計調査 における男女計の年齢別給与によると、25歳以降はトリマーの平均年収が民間の平均年収を下回る結果となりました。
ただし、トリマーとして働く人は女性の方が多いとされています。
女性のみの民間平均年収は20〜24歳で253万円、30〜34歳で338万円、40〜44歳で335万円であり、トリマーの平均年収を下回りました。
この結果から、女性トリマーは民間における女性の平均年収より高い年収を得られることがわかります。
引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/227
トリマーに関する基本情報

ここからは、基本情報について解説します。
- トリマーの仕事内容
- トリマーになるには
トリマーとして就職する際には、仕事内容をしっかり把握しておくことが大切です。トリマーになるまでの流れも紹介するので、参考にしてみてください。
①トリマーの仕事内容
トリマーは、犬や猫をはじめとしたペットのシャンプーをしたり、毛並みを整えたりといったケア全般を行う仕事です。
トリミングするペットの多くは、室内犬。カットの際は犬種に合わせていくつかの道具を使い分ける必要があります。
プードルなどの人気室内犬はカットの種類もたくさんあるため、高い技術とセンスが求められるでしょう。
また、ドッグサロンの中にはペットホテルを併設している場合も多く、犬の食事や散歩、健康管理などの世話を担当することがあります。
②トリマーになるには
<就職するまでの流れ>
トリマーは、高校卒業後にトリマー養成機関や専門学校を経てからペットショップ、動物病院、グルーミングサロンなどに就職するのが一般的です。
また、高校へ進学せずに社会人として働いた後、トリマー養成機関に通ってから就職することもできます。
<必要な資格・スキル>
トリマーになるために必要な資格はありません。ただし、養成学校でカットやグルーミング、トリミングの技術を習得しておくことが大切です。
就職後はトリミングのトレンドをキャッチアップし、お客様の要望に応えるための努力を続けることも求められますよ。
トリマーの将来性は?

ペットを家族の一員として捉えることが多くなった昨今は、定期的なトリミングが一般的になりました。将来的にも、現在と変わらない需要が続くと予想されます。
ただし、お客様を獲得するための競争が激化する可能性がある点には注意が必要。トリマーとしての需要を維持するには、トレンドに対応できるカット技術を身につけておくことが重要です。
また、近年は人間と同様にペットの高齢化も進んでおり、体が不自由になって自宅で飼うことが難しくなった高齢ペットを預かるための介護施設が増加しています。
健康かつ清潔な状態を保つため、高齢ペット介護施設でもトリマーのニーズが出てくるでしょう。
トリマーに向いている人の特徴4つ

トリマーに向いている人の特徴は、以下の通りです。
- ペットの扱いに慣れている人
- コミュニケーション力が高い人
- トリミングセンスがある人
- 忍耐力がある人
どのような人がトリマーに向いているのか具体的にチェックしましょう。
①ペットの扱いに慣れている人
トリマーは動物と関わる時間が長いため、ペットの扱いに慣れている人であることが大切です。
動物を相手にする際は、仕草や表情などから気持ちを汲み取らなければなりません。
自宅で長年ペットを飼い続けているなど、普段から動物と接する機会が多い人であれば、動物の様子を見ながら適切な対応ができます。
一方で、ほとんど動物と接する機会がない人は不測の事態に対応できず、思わぬトラブルに繋がることもあるため注意が必要です。
②コミュニケーション力が高い人
トリマーには、高いコミュニケーション力が求められます。なぜなら、飼い主であるお客様やスタッフとコミュニケーションを取る機会が多いからです。
お客様の要望を適切に汲み取れるトリマーであれば、イメージ通りのカットに仕上げられます。
お客様から飼育に関する悩みや相談があった場合も、コミュニケーション力が高い人なら相手に寄り添いながら対応できるでしょう。
また、大型犬をトリミングする際は複数人でチームを組むことが多いため、各スタッフとスムーズに連携を取れる能力も備えている必要がありますよ。
③トリミングセンスがある人
トリミングセンスがあることもトリマーとして活躍するために欠かせないポイントです。
トリマーには、トレンドに合わせたトリミングやペットにぴったりなトリミングが期待されています。
高いセンスを備えた人であれば、質の高い仕上がりになり、お客様の満足度も上がるでしょう。
また、生まれ持ったセンスだけでなく、継続的に技術を向上させるための努力も欠かせません。センスと技術の両方を備えることで、人気トリマーへと成長できる可能性が高まりますよ。
④忍耐力がある人
トリマーには、忍耐力が必要です。1匹のトリミングには2〜3時間ほどかかり、体力的な疲労が伴うことも少なくありません。
忍耐力がある人なら、最後まで集中を切らすことなくトリミングを行えます。
忍耐力のない人は集中が切れてミスを犯したり、綺麗に仕上げられなかったりといったリスクがあるため注意が必要でしょう。
また、トリミング中は急にペットが暴れ出すことも。どのような状況になったとしても冷静に対応し、忍耐強くトリミングを続けられる力が求められるのです。
トリマーの仕事内容を把握してキャリアプランを考えよう

トリマーは、お客様の大切なペットのケア全般を担当する仕事です。
高い技術とセンスを備え、コミュニケーション能力の高い人であればトリマーとして活躍できるでしょう。
今回ご紹介した情報をもとに、トリマーとしてのキャリアプランを考えてみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。