富士フィルムホールディングスは、医療や素材などをはじめとして幅広い事業を多角的に展開している企業です。
メーカーを中心として企業研究を進めている就活生の中には、富士フィルムについて気になった方もいるのではないでしょうか。
本記事では、富士フィルムホールディングスの平均年収や初任給、そして事業内容などを幅広く紹介します。
競合他社の情報も紹介しているので、ぜひともチェックしてくださいね。
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富士フイルムホールディングスの平均年収と初任給

ここでは、富士フィルムホールディングスの給与について以下の2点に整理して紹介します。
一般平均との比較も行っているので、ぜひともチェックしてください。
①富士フイルムホールディングスの平均年収は1074万
富士フイルムホールディングスの従業員の平均年収は、1,074万円です(引用元:2024年度3月期有価証券報告書)。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
1,074 | 821 | 46.7 | 19.3 |
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、2023年分の給与所得者の平均給与は460万円でした。
つまり、富士フイルムホールディングスの従業員の年収は一般平均の2倍を大きく上回る非常に高い水準であると考えられるでしょう。
②富士フイルムホールディングスの初任給
富士フイルムホールディングスの初任給は、以下の通りです。
技術系 | 初任給 |
---|---|
高専本科卒 | 237,000円 |
高専専攻科卒 | 249,700円 |
学部卒 | 280,000円 |
修士了 | 307,900円 |
博士了 | 331,900円 |
事務系 | 初任給 |
---|---|
学部卒 | 280,000円 |
修士了 | 307,900円 |
博士了 | 331,900円 |
厚生労働省のデータによると、2019年度の高専・短大卒初任給は18万3,900円、大卒初任給は21万200円、院卒初任給は23万8,900円でした。
(引用元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
つまり、富士フイルムホールディングスーの初任給は一般平均と比較して非常に高い水準だと言えるでしょう。
富士フイルムホールディングスの募集要項

富士フイルムホールディングスの募集要項は、以下の通りです(ここでは技術職の募集要項を一部抜粋して紹介します)。
諸手当 | 世帯手当、早出残業手当、休日出勤手当、転勤別居手当、交通費補助手当、 新幹線通勤補助手当、帰宅交通費 など |
昇給 | 年1回(6月) |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
勤務時間 | フレックスタイム制 【本社】 9:00~17:40 【工場・研究所】 (神奈川地区)8:10~16:50 |
年間勤務時間 | 1,850時間(本社) |
休日休暇 | 完全週休2日、夏休み、年末年始など年間123日(本社) 年次有給休暇、ストック休暇 など |
事務系の採用に関しても、上記の待遇は基本的に同様だと言えます。
富士フイルムホールディングスの企業情報

ここでは、富士フィルムホールディングスの企業情報を以下の3項目に整理して紹介します。
①富士フイルムホールディングスの事業内容
富士フイルムホールディングスは、以下の4つの領域を中心として事業を展開している企業です。
- ヘルスケア
- マテリアルズ
- ビジネスイノベーション
- イメージング
ヘルスケアでは、メディカルシステムや医薬品など、マテリアルズでは高機能材料やグラフィックシステムなどと、幅広い分野を手掛けています。
蓄積された技術力やノウハウをベースにした事業の多角化により、安定した経営基盤を築いていると言えるでしょう。
引用元:富士フィルム「事業領域」
②富士フイルムホールディングスの売り上げ・実績
富士フイルムホールディングスの近年における売り上げ・実績の推移は、以下の通りです。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年4月期 | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 2兆1,925億円 | 2兆5,5,258億円 | 2兆8,590億円 | 2兆9,609億円 |
営業利益 | 1,655億円 | 2,297億円 | 2,731億円 | 2,767億円 |
親会社株主帰属 当期純利益 | 1,812億万円 | 2,112億円 | 2,194億円 | 2,435億円 |
2020年度までの数年は利益を落としていましたが、近年では上記のように堅調に推移しています。
③富士フイルムホールディングスの基本理念
富士フィルムのホールディングスのグループパーパス(社会における存在意義)は、以下の通りです。
グループパーパス |
---|
地球上の笑顔の回数を増やしていく。 わたしたちは、多様な「人・知恵・技術」の融合と独創的な発想のもと、 様々なステークホルダーと共にイノベーションを生み出し、世界をひとつずつ変えていきます。 |
富士フィルムホールディングスは、今後も幅広い事業領域を展開し、従業員一人ひとりが「アスピレーション(志)」を持って実現を目指すとしています。
富士フイルムホールディングスの競合企業3社

ここでは、富士フィルムホールディングスの競合企業として以下の3社を紹介します。
①キヤノン
キャノンは、複合機器やカメラの製造販売を手掛ける世界的大企業です。
事業の多角化とグローバル化を推進することで、取り扱い製品や展開地域のバランスが取れた事業構造を実現しています。
売上高(百万円) | 4,180,972 |
従業員数(人) | 23,931 |
平均年間給与(万円) | 832 |
平均年齢(歳) | 44.1 |
平均勤続年数(年) | 19 |
②テルモ
テルモは、創業より100年の歴史を持つ国内大手の医療機器メーカーです。
「医療を通じて社会に貢献する」との理念を掲げて、世界160以上の国と地域の医療に貢献しています。
出典元:Terumo「企業情報」
売上高(百万円) | 921,863 |
従業員数(人) | 5,554 |
平均年間給与(万円) | 755 |
平均年齢(歳) | 40.3 |
平均勤続年数(年) | 15.9 |
③オリンパス
オリンパスは、光学機器や医療機器、化学機器などの精密機器・器具の製造・販売を行っている企業です。
特に医療機器関連の事業では、消化器内視鏡をはじめとして市場での高い存在感を示しています。
売上高(百万円) | 936,210 |
従業員数(人) | 2,834 |
平均年間給与(万円) | 1041 |
平均年齢(歳) | 43.18 |
平均勤続年数(年) | 13.63 |
富士フイルムホールディングスを調べて企業研究を進めよう

富士フィルムホールディングスは、ヘルスケアやマテリアルズをはじめとするさまざまな分野において事業を展開している企業です。
富士フィルムホールディングスの企業研究を進めるにあたっては、近年の業績推移を確認して競合他社との違いを整理することが大切でしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。