週刊誌やファッション雑誌の編集者に憧れている方は多いのではないでしょうか。しかし、「どうやったら編集者になれるのか」「平均年収はどのくらいなのか」などはあまり知られていません。
そこで本記事では、雑誌編集者(エディター)の平均年収や仕事内容について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
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編集者の平均年収と年齢別の年収

雑誌編集者はトレンドを追う仕事なので、高収入なイメージを持っている方もいるでしょう。ここでは編集者の平均年収について、以下の2つの面から解説します。
- 編集者の平均年収は697万円
- 編集者の年齢別の年収
①編集者の平均年収は697万円
職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、編集者の平均年収は697万円です。給与は基本給に編集者の手当が加算される会社も少なくありません。
出版社や編集プロダクションは大都市圏に集中しており、勤務時間はコアタイムなしのフレックスタイム制や裁量労働制が採用されているケースもあります。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年度の給与所得者の平均給与は458万円です。つまり、編集者の平均年収は、給与所得者の平均年収と比較すると200万円以上高いことになります。
②編集者の年齢別の年収
職業情報提供サイト(日本版O-NET)によると、編集者の年齢別の年収は以下の通りです。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20〜24歳 | 358万円 |
25歳〜29歳 | 534万円 |
30歳〜34歳 | 614万円 |
40歳〜44歳 | 773万円 |
50歳〜54歳 | 836万円 |
60歳〜64歳 | 517万円 |
国税庁の「民間給与実態統計調査」では、年齢階層別の平均給与を公表しています。編集者の平均年収は、いずれの年齢階層でも一般平均を上回っていますよ。
編集者に関する基本情報

「編集者の仕事内容を知りたい」「どうすれば編集者になれるの」などの疑問を抱えていませんか。ここでは編集者に関する基本情報を以下の2つの面から解説します。
- 編集者の仕事内容
- 編集者になるには
①編集者の仕事内容
編集者の仕事内容は、雑誌の企画や編集の作業となります。出版社の雑誌編集部や編集プロダクションに所属するのが一般的です。
具体的には、雑誌や漫画などの内容を企画して、著者やライターなどの制作者に方向性を示します。さらに、企画したものが掲載されるまでの工程を管理します。
また、取材先への連絡、納品された原稿の校正・校閲、発売日までのスケジュール管理、印刷物の確認などが具体的な仕事内容として挙げられます。
②編集者になるには
編集者になるには、大学や専門学校を卒業した後に、出版社や編集プロダクションに就職するのが一般的です。また、社会人経験を経てから転職する場合もあります。
なぜなら、大手出版社では、4年制大学卒を採用条件としているケースが多くなっています。編集者には幅広い知識が求められるためです。
編集者に必要な資格・スキルはとくにありません。基本的には入社後に実務を覚えていきます。
編集者の将来性は?

紙媒体は減少傾向にあるため、Webマガジンとしての編集者であれば需要は高いといえるでしょう。
公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所によると、2023年の出版市場は紙+電子出版が2.1%減、紙出版が6.0%減、電子出版が6.7%増となっています。
紙媒体の市場は出版不況が続いており、今後もその流れは加速すると考えられます。一方で、電子出版市場は成長傾向にありますよ。
編集者に向いている人の特徴4つ

「自分は編集者に向いているのだろうか」と悩んでいませんか。編集者に向いている人の特徴は以下の4つです。
- クリエイティブな発想が得意な人
- スケジュール管理が得意な人
- 流行に敏感な人
- 積極的に挑戦する人
①クリエイティブな発想が得意な人
編集者に向いている人の1つ目の特徴は、クリエイティブな発想が得意な人です。クリエイティブには、「創造力のある」「独創的な」などの意味があります。
編集者はさまざまなニーズに応えた企画を考える必要があるため、クリエイティブな発想ができる人の方が有利でしょう。
まだ世の中に出ていない企画、他の編集者が思いつかない企画を考えるためには、人とは少し違った視点や一歩先を見つめる姿勢が求められますよ。
②スケジュール管理が得意な人
スケジュール管理が得意な人は編集者に向いています。編集者は各所(ライター・カメラマン・デザイナーなど)との連携が必須であるためです。
雑誌や書籍が出来上がるまでには、編集者以外にも多くの人の力が必要となります。どこか1つの工程が遅れることで、全体の進行が遅れてしまいます。
企画の責任者である編集者は、各所と連携して遅れがないようにスケジュールを進行しなくてはいけません。
③流行に敏感な人
編集者には、流行に敏感であることが求められます。トレンドを察知し、読者の知りたい情報を届ける必要があるためです。
編集者はトレンドやブームをしかける側の人間なので、常にアンテナを張ってトレンドや新商品の情報をキャッチしなくてはいけません。
日本国内のみならず、海外のトレンドにもアンテナを張る必要があります。トレンドを察知する力は、企画のアイデア出しの際に役立つはずです。
④積極的に挑戦する人
積極的に挑戦する人は編集者に向いています。トレンドを察知し、積極的に企画に挑戦する力が求められるためです。
どんなに豊富な知識やトレンドを察知する力を持っていても、それを活かせなくては仕事にはなりません。
無難な企画のみを提案していれば失敗はしないかもしれませんが、周囲からの評価は得にくいでしょう。失敗を恐れずに積極的に挑戦する人は、編集者としても成功しやすいはずです。
編集者は高収入も狙える!将来性を考えてキャリアを歩もう

編集者の平均年収は697万円です。年齢別に見ると、平均年収のピークは50~54歳の836万円となっています。
キャリアを重ねることで着実に年収アップし、編集長やベテラン編集者になるとさらに高収入も狙えるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。