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歯科衛生士の平均年収を紹介|仕事内容や求められる資質まで解説

歯科衛生士は、歯科医院や歯科クリニックなどで歯科疾患の予防や歯の健康指導などを行う国家資格の専門職です。

本記事では歯科衛生の平均年収や業務内容などをまとめました。適性や将来性についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

歯科衛生士の平均年収と年齢別の年収

医療系に進学・就職を考えている方の中には、歯科衛生士も候補に入っている方も多いでしょう。そこでここではまず、歯科衛生士の気になる収入面から解説します。

  1. 歯科衛生士の平均年収
  2. 歯科衛生士の年齢別の年収

①歯科衛生士の平均年収は382万円

厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」によりますと、歯科衛生士の平均年収は382万円です。

就業者数労働時間年収年齢
128,740人168時間382.5万円36.5歳

国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」によりますと、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円です。歯科衛生士の年収は、一般平均よりもやや低めであると考えられますね。

また、ハローワーク求人統計データによりますと、求人賃金は月額24.3万円となっています。パートタイマーとして働く歯科衛生士が多いため、平均年収がやや低めになっているのかもしれません。

②歯科衛生士の年齢別の年収

続いて、下記の表は年齢別による歯科衛生士の年収です。

年齢平均年収
20〜24歳362万円
25歳〜29歳414万円
30歳〜34歳450万円
40歳〜44歳  520万円
50歳〜54歳486万円
60歳〜64歳443万円
引用元:厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」

国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」によりますと、全国平均では20〜24歳、25歳〜29歳の年収は362万円~414万円となっています。歯科衛生士の年収はほぼ平均並みだと言えますね。

また、歯科衛生士が最も高収入となるのが40歳〜44歳で520万円となっていますが、全国平均は491万円です。こちらは平均値より高い年収となっています。

歯科衛生士に関する基本情報

ここでは、歯科衛生士についての基本情報を解説します。

主に下記の2点について詳しく紹介しますので、医療系や歯科に就職を考えている方はぜひチェックしてみてください。

  1. 歯科衛生士の仕事内容
  2. 歯科衛生士になるには

①歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士の仕事内容は、主に下記の通りです。

  • 歯科予防処置:口腔内のクリーニング、歯石の除去、フッ素塗布など
  • 歯科保健指導:歯磨き指導、むし歯や歯周病を予防するための指導など
  • 歯科診療補助:歯科医が施す医療行為のサポートやホワイトニング
  • 口腔機能訓練:高齢者に対しての口腔ケア、食事へのアドバイスなど

歯科医師は切開や抜歯、麻酔注射などができますが、歯科衛生士はそのような医療行為はできません。ただ、歯の型をとったり、詰め物をしたり(種類による)、浸潤麻酔を行います。

②歯科衛生士になるには

一般的に歯科衛生士になるには、高校卒業後、歯科衛生士の専門学校もしくは歯科大学等に進学し、歯科衛生士に必要な知識を身に着けます。修業年数は3年課程以上が必要です。

勉強する内容は、基礎的教養科目、解剖学、口腔衛生学などの基礎的専門科目、臨床実習を含む専門科目などがあります。

その後、歯科衛生士国家試験に合格すると、歯科衛生士免許証を取得でき仕事ができるようになります。

歯科衛生士の将来性は?

歯科衛生士は将来性がある仕事だと考えていいでしょう。

歯の健康に対する人々の認識は、時代によって変わるものではありません。どの世代の人々にとっても、口腔ケアは重要ですし、虫歯などで困れば歯医者を頼ることになります。

さらに近年、歯の健康はもちろんのこと、ホワイトニングや歯科矯正などを美容のひとつとして取り入れる方も増えていますよ

また、歯科衛生士は歯医者だけでなく、介護福祉施設や保健所でも働けます。高齢化社会であることを考えると、活躍できる場はたくさんあるでしょう。

歯科衛生士に向いている人の特徴3つ

最後に、歯科衛生士に向いていると思われる3つの適性について紹介します。

  1. 手先が器用な人
  2. 確性に自信がある人
  3. 柔軟な対応力と集中力がある人

①手先が器用な人

歯科衛生士の仕事は、患者の口の中で小さな器具を使い、歯の型をとったり被せ物を施したりと、非常に細かい作業が多くなります。そのため、もともと手先が器用な方や、細かい作業を長時間続けられる人は向いていると言えますよ。

とはいえ、「手先の器用さに自信がない…」という方も、専門学校や大学などでしっかりと実習で学べます

細かい作業が嫌いでなければ、コツコツ訓練を続けることで上達しますよ。

②正確性に自信がある人

歯科衛生士は手先の器用さも求められますが、さらに作業の正確性も求められる仕事です。

歯に関する作業は、ミリ単位となります。少しでも雑に作業してしまうと、型や器具が歯にぴったり合わず、患者さんに迷惑をかけてしまいますよね。

割となんでもざっくりやるタイプの人よりは、ひとつひとつを丁寧に確実にやるタイプの人の方が適性は高いと言えるでしょう。

また、正確性が重視される業務をじっくりと取り組める根気や体力も必要とされます。

➂柔軟な対応力と集中力がある人

歯科衛生士は、歯科医師のサポートだけでなく、はみがき指導など口腔内の健康指導も業務のひとつです。患者さんと適切なコミュニケーションがとれる柔軟な対応力も求められる適性ですよ。

また、歯医者は老若男女問わず来院します。怖くて泣いてしまう小さな子どもからお年寄りまで、幅広い方たちと接する仕事です。どの年代にも臨機応変に対応できる人は、歯科衛生士に向いていると言えるでしょう。

また、細かい作業が多い仕事ですので、集中力も必要となりますね。

歯科衛生士の仕事内容を踏まえて志望するか考えよう

本記事では、歯医者で歯科医師のサポートをする歯科衛生士について解説しました。

国家資格ですので、結婚や出産などで一時離職してもまた再就職しやすく、パートタイムで働く場合にも有利です。医療系の仕事を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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若林

このメディアの監修

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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