キャビンアテンダントの年収は?将来性・仕事内容まで全て解説!
キャビンアテンダントは、お客様へのサービスや緊急時の対応などフライト中のさまざまな業務を担う職種です。
しかし、具体的な年収や業務について知らない方も多いでしょう。
本記事では、キャビンアテンダントの年収や仕事内容について解説します。
キャビンアテンダントを目指して就活をする際の参考にしてみてくださいね。
キャビンアテンダントの平均年収と年齢別の年収
最初に、キャビンアテンダントの平均年収について解説します。
- キャビンアテンダントの平均年収は314万円
- キャビンアテンダントの年齢別の年収
就職先を決める際は、年収も重要なポイントになります。どの程度の年収を得られるのか確認し、就活の参考にしてみてください。
①キャビンアテンダントの平均年収は314万円
キャビンアテンダントの平均年収は314万円です。「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年度における民間の平均年収は458万円でした。
この結果により、キャビンアテンダントの年収は民間の平均より低いことがわかります。ただし、経験を積んで機内の責任者や地上勤務の管理職に昇進すれば年収が上がる可能性があるでしょう。
キャビンアテンダントの勤務実態としては、シフト勤務によって休日や勤務時間が不規則になりやすいのが特徴です。
引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/205
②キャビンアテンダントの年齢別の年収
年齢 | 平均年収 |
20〜24歳 | 274万円 |
25歳〜29歳 | 301万円 |
30歳〜34歳 | 326万円 |
40歳〜44歳 | 357万円 |
50歳〜54歳 | 354万円 |
60歳〜64歳 | 283万円 |
民間給与実態統計調査で発表された年齢別給与によると、民間の平均年収は25〜29歳で389万円、30〜34歳で425万円でした。
キャビンアテンダントは25〜29歳で301万円、30〜34歳で326万円なので、民間の平均より低いことがわかります。
また、50〜54歳の民間平均年収は537万円、60〜64歳は441万円です。高齢層でも、キャビンアテンダントの年収は民間の平均を下回っています。
このことから、キャビンアテンダントの年収は比較的低いと言えるでしょう。
引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/205
キャビンアテンダントに関する基本情報
ここからは、キャビンアテンダントの基本情報について紹介します。
- キャビンアテンダントの仕事内容
- キャビンアテンダントになるには
航空会社の花形とも言えるキャビンアテンダントは、さまざまな業務を担当します。具体的な仕事内容と就職までの流れを確認しましょう。
①キャビンアテンダントの仕事内容
キャビンアテンダントは、快適かつ安全なフライトを提供するためにお客様へのサービスや緊急時の保安対応などを担当します。
出発前はフライトコースや天候に関する打ち合わせを実施し、身だしなみのチェックも行うのが基本です。
離陸前にはお客様に飛行中の注意点を説明し、安全飛行に入ったら飲み物や機内食を始めとしたサービスを提供します。
また、フライト後に破損した設備や忘れ物がないか確認するのもキャビンアテンダントの仕事です。
②キャビンアテンダントになるには
<就職するまでの流れ>
航空会社への就職には一定の学歴が求められるため、高校卒業後に大学や短大、専門学校を経て入社することになります。
または、社会人経験を積んでから航空会社に就職するケースも少なくありません。入社後は、専門的な訓練を受けた後にキャビンアテンダントとしての勤務が始まります。
<資格・スキル等>
キャビンアテンダントになるためには短大・専門卒以上の学歴が必要ですが、必須スキルはありません。
ただし、海外のお客様にサービスを提供することもあるので、語学力をつけておくと有利になります。
キャビンアテンダントの将来性は?
航空会社の業績はコロナ渦により減少していましたが、近年は回復を見せており、キャビンアテンダントの職業需要に関しても継続すると考えられています。
注目しておきたいのが、格安航空会社(LCC)の登場をきっかけとしたサービス競争の激化。キャビンアテンダントには、激しいサービス競争にも柔軟に対応できる力が求められています。
また、以前は「キャビンアテンダントになるのは狭き門」というイメージがありましたが、格安航空会社の台頭や訪日観光客の増加により、採用の機会が広がっています。
男性の採用を積極的に行う会社も増えており、今後は多くの人に開かれた職業になる可能性があるでしょう。
キャビンアテンダントに向いている人の特徴4つ
キャビンアテンダントに向いている人の特徴は、以下の通りです。
- コミュニケーション能力が高い人
- 体力に自信がある人
- 自己管理能力が高い人
- 協調性がある人
それぞれの特徴を確認し、自分と相性の良い職種であるか考えてみましょう。
①コミュニケーション能力が高い人
キャビンアテンダントには、高いコミュニケーション能力が求められます。なぜなら、お客様や乗務員などさまざまな人と接する機会が多い職種だからです。
お客様が困っている場合はすぐに対応し、快適なフライトを提供するのがキャビンアテンダントの使命。細かな気配りと親しみやすさを意識して接する必要があります。
また、乗務員同士で連携を取るシーンも多いため、連絡や報告を怠らず、みんなで力を合わせる気持ちを持つことも重要です。
②体力に自信がある人
キャビンアテンダントは、体力に自信がある人に向いています。国内線は1日4便、国際線は10時間以上のフライトに耐えられる体力がなければキャビンアテンダントになるのは難しいでしょう。
長時間のフライトでは立ち仕事が続くだけでなく、お客様へのサービスに滞りがないよう集中力を維持する必要があります。
また、フライトに合わせて勤務するため、生活リズムがバラバラになる可能性も。
他に、フライト中の気圧や時差の変化、連続の外泊にも対応しなければならず、タフな体力を備えておくことが大切です。
③自己管理能力が高い人
キャビンアテンダントはフライトに合わせたシフト勤務になるため、自己管理能力も必須です。
便によって変化する出勤時間をきちんと把握し、自分でスケジュールを管理できる人であることが求められます。
国際線の場合は、時差を克服するための自己管理能力も不可欠。海外に滞在する際は感染症などを防ぐために口にする食べ物にも注意しなければなりません。
長時間のフライト中に体調不良に陥ると乗務員やお客様に迷惑をかけてしまうので、常にベストなコンディションを保つ必要があります。
④協調性がある人
協調性がある人も、キャビンアテンダントに向いています。
フライト中は、お客様に合わせてサービスを行ったり、トラブルに対応したりする必要があるため、乗務員同士の連携が欠かせません。
保安上の問題が起きても落ち着いて対応できるよう、常に周りとコミュニケーションを取りながらチームプレイを意識して仕事をこなす力が求められます。
協調性に乏しく単独行動が好きな人だと乗務員との連携が取れず、思わぬ問題が発生するリスクがあるでしょう。
キャビンアテンダントの仕事を把握し就職活動に備えよう
キャビンアテンダントは、快適で安全なフライトを提供するために欠かせない存在です。
コミュニケーション能力が高い人や、長時間のフライトでも耐えられる人に向いています。
具体的な仕事内容を確認した上で、就活に臨んでいきましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。