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助産師の平均年収を紹介|仕事内容や将来性・求められる資質を解説

助産師は、出産や妊娠に関連する医療やケアを専門とする医療従事者です。妊婦の健康管理、分娩のサポート、産後ケアなどが主な業務です。

本記事では、助産師の平均年収について調査しました。詳しい仕事内容や将来性などについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

助産師の平均年収と年齢別の年収

医療従事者を目指す方の中には、生命の誕生に立ち会いサポートする助産師の仕事に興味がある方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが年収面ですよね。

ここでは以下の2点について詳しく解説します。

  • 助産師の平均年収
  • 助産師の年齢別の年収

①助産師の平均年収は584万円

厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」によりますと、助産師の平均年収は584万円です。

就業者数労働時間年収年齢
27,550人157時間584.2万円43.2歳

国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」によりますと、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円です。助産師の年収は、一般平均よりも高額であると考えられますね。

また、ハローワーク求人統計データによりますと、求人賃金は月額29万円となっています。

②助産師の年齢別の年収

続いては、年齢別による助産師の年収について見てみましょう。

年齢平均年収
20〜24歳410万円
25歳〜29歳496万円
30歳〜34歳537万円
40歳〜44歳  643万円
50歳〜54歳697万円
60歳〜64歳511万円
参考|厚生労働省の職業情報提供サイト「jogtag」

国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」によりますと、全国平均では20〜24歳、25歳〜29歳の年収は273万円~389万円となっています。助産師は年齢が若い頃から年収が高い傾向があると言えるでしょう。

また、助産師が最も高収入となる50歳〜54歳でも、全国平均は537万円となっているため、助産師のほうが高額となっていますよ。

助産師に関する基本情報

ここでは、助産師についての基本情報を紹介します。主に下記の2点について詳しく解説しますので、医療系に就職を考えている方はぜひチェックしてみてください。

  1. 助産師の仕事内容
  2. 助産師になるには

①助産師の仕事内容

助産師の仕事内容は、下記のようなものが主となります。

  • 妊婦の健康管理:健康な妊婦の健康管理、必要に応じて医療上の相談や検査の手配
  • 分娩のサポート:分娩中に母親と赤ちゃんの健康を支援し、安全な出産を促進
  • 産後ケア:出産後の母親と赤ちゃんの健康を観察、授乳支援や育児などのアドバイス

主な就労先は病院、診療所、助産所などです。また、独立開業しフリーランスの助産師として働くことも可能です。

他にも、保健センターに勤務し、新生児訪問として各家庭を訪問するような業務もありますよ。

②助産師になるには

助産師になるためには助産師国家試験に合格する必要があります。そして、この助産師国家試験を受けるためには、看護師国家試験に合格していることが条件となります。

つまり、まずは高校卒業後に看護系大学や専門学校にて看護の専門教育を受け、看護師国家試験に合格し、その後に助産師国家試験を受けて資格を取得する、という流れになります。

助産師についての勉強は、看護大学専攻科目で助産師選択過程を選ぶ、もしくは助産師養成所で学ぶことが多いようですね。

ちなみに、男性は助産師になれません。助産師国家試験を受けられるのは女性のみとなっています。

助産師の将来性は?

近年、少子化傾向は増加する一方です。そう考えると助産師にはあまり将来性がないように感じられますが、そんなことはありません。確かに出生率は下がっていますが、産科医の数も減少しているのです。

産科医が不足しているため、妊婦の健康管理や分娩、産後のアフターケアなどをサポートする助産師は、今後ますます需要が高まっていると考えられるでしょう。

また、核家族の増加も一因です。家でひとりきりで赤ちゃんを育てる母親のサポートも、助産師の仕事のひとつです。

新生児のケアや授乳・育児の指導やアドバイス、さらに気持ちが不安定になりがちな母親の相談相手など、専門知識を持つ助産師の役割として重宝されています。

助産師に向いている人の特徴3つ

最後に、どのような性格の方が助産師に向いているのかについて解説します。ここでは以下3つの特徴についてピックアップしました。

  1. 人の役に立つのが好きな人
  2. コミュニケーション能力が高い人
  3. 体力がある人

①人の役に立つのが好きな人

「人の役に立ちたい」「人のためになる仕事がしたい」と思っている方は、助産師に向いているでしょう。

これは医療従事者全体に言えることかもしれませんが、助産師もまた、母親と赤ちゃんという人の命を扱う仕事です。実際に働いてみると、感動ばかりではなく、辛いシーンに出くわすことも避けられない厳しい仕事ですよね。

それでも責任感を持って働き続けるには、人の役に立ちたいというモチベーションが何よりも重要になってくるのではないでしょうか。

② コミュニケーション能力が高い人

助産師には、コミュニケーション能力も重要なスキルのひとつです。助産師は、妊婦やその家族としっかりとコミュニケーションを図り、不安に思っていることや希望することを理解する必要があります。

特に妊娠中は不安になったりナーバスになったりすることも多いでしょうが、その不安をやわらげ、適切な情報を聞き出しアドバイスをするスキルが求められるでしょう。

また、お産の現場はチームワークが重要です。産科医や看護師など他の医療従事者ともしっかり団結して業務に携わるため、コミュニケーション能力の高さが重要となりますね。

➂体力がある人

助産師は、体力が求められる仕事です。出産は、24時間のうちいつでも起こり得ることです。病院勤務の場合は基本的に日勤と夜勤に分かれてシフト制となるでしょうが、急な交代や呼び出しなどもあるでしょう。

また、出産自体が長時間に及ぶ場合は、サポートし続ける助産師も常に緊張状態で長時間の勤務をこなさなければいけません。

妊婦さんと赤ちゃんの生命を預かり、昼夜問わず働く仕事ですので、基礎体力の高さは重要なポイントとなりますね。

助産師の仕事は年収以上にやりがいがある!

助産師の仕事について、主に年収面や業務内容について紹介しました。妊婦さんと赤ちゃんの生命を預かる責任の重い仕事ですが、生命の誕生に立ち会うことができる素晴らしい仕事です。医療従事者に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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