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「大切にしているもの」を伝える例文3選|見つけ方や注意点も紹介

面接やエントリーシートでは、「自身が何を大切にしているか」を聞かれる場合があります

しかし、どんな文章を用意すればよいのかわからず、困ってしまう人もいるでしょう。

本記事では、大切にしている事柄を聞く理由・題材の見つけ方・回答時のコツ・注意点を解説します。例文からチェックしたい方は、こちらをご覧ください

まず確認!「大切にしているもの」を聞かれる理由2つ

まず、なぜ企業側が『就活生の大切にしているもの』を知りたいのか、その理由を解説します。理由が分かれば、どんな回答が求められているのか探りやすくなりますよ理由として挙げられるのは、以下の2つです。

  1. 人柄を知りたいため
  2. 企業との相性を確認するため

①人柄を知りたいため

企業は応募者の人柄を知るために、何を重要視しているのか聞くケースが多いです。

企業は、応募者の大切にしているものを聞くことで、応募者の人柄や本質として持っている考え方を分析できるでしょう。

例えば、問題にぶつかっても工夫して改善を試みて、懸命に取り組んだ経験を大切にしていれば、諦めずに忍耐強く打ち込める人材である、と評価が可能です。

入社後の姿勢を具体的にイメージするために、質問をしている場合もありますよ。

②企業との相性を確認するため

企業との相性を確認するために、人間性があらわれる質問をしているケースもあります

企業方針や社風に合うかどうかを確かめることで、応募者が入社後に会社になじめるかどうかをチェックしているのです。

また、応募者と社員との相性を見て、グループで取り組む業務と親和性があるか判断している場合もあります。

そのため、企業理念と共通する考え方を持っていることだけでなく、協調性があることも伝えると高評価につながりやすいでしょう。

「大切にしているもの」の見つけ方4選

大切にしている事柄の見つけ方をチェックすれば、よりスムーズに適した題材を見つけやすくなるのが利点です。ここでは、見つけ方を4つ紹介します。

  1. 自分史を作成する
  2. モチベーショングラフを作成する
  3. 過去の出来事を深掘りする
  4. 友人や家族に聞く

①自分史を作成する

自分史とは、過去から現在までの出来事を時系列順に並べたものを指す言葉です。自分史を作成すれば、これまで自分に起こった出来事を確認して、よりアピール力が高い題材を取り入れられますよ

ポジティブ、ネガティブのどちらの出来事も書くことで、失敗から成長したエピソードも候補にできます。

出来事の内容だけでなく、自身の考え方に起きた変化も書くと、具体性のある回答を作成しやすいですよ。

②モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフとは過去から現在までのモチベーションの上昇や低下をグラフ形式で表記したものです。

モチベーショングラフを作成すれば、過去の感情の動きを可視化して、どんな出来事で心が大きく動いたのかチェックできます。

出来事を思い出すと共に、なぜ心の動きがあったのか理由を考えれば、自己分析を進められるでしょう

モチベーションが低下した後に再度上昇したきっかけも深掘りすると、前向きに取り組むコツを掴んでいる、とアピールできますよ。

③過去の出来事を深掘りする

過去の出来事を1つずつ深掘りすれば、具体性のある回答を作成しやすくなるのポイントです。

取り組んだ内容や理由、苦労した点などのエピソードを箇条書きにして、自身の現在の強みにつながっている部分をより丁寧に文章化しましょう

出来事を詳細に思い出して、気持ちの変化や工夫した事柄も伝えられるようにすれば、自身の成長性や解決力を示せます。

また志望している職業に役立つ経験があるなら、それも紹介すれば入社への熱意を強調できるの利点ですよ。

④友人や家族に聞く

友人や家族に自分について聞くことで、第三者視点で「大切にしているもの」を探せます

自分1人の視点から回答を作成すると、考えが煮詰まってしまったり、独りよがりな意見になってしまう場合もあるでしょう。

自身についてよく知っている家族や友人に聞けば、自分では気付けなかった新たな発見を得られる場合があります

また、誰かの言葉を受けることで自分の考えがまとまりやすくなるのもメリットですよ。

「大切にしているもの」を回答するポイント3つ

回答時のポイントを押さえていれば、自然な流れで重要な事柄をストレートに伝えやすくなるのが利点です。ここでは、意識するとよい3つのコツを説明します。

  1. 結論から述べる
  2. 具体的なエピソードを添える
  3. 入社後のビジョンを伝える

①結論から述べる

回答を組み立てる時には、結論から述べるように意識することが大切です。質問に対して簡潔な回答を最初に答えることで、何が言いたいのかを明確にできます。

例えば、「私が大切にしているものは〇〇です。」と一文で伝えると、求められている情報をわかりやすく提示するスキルがあることをアピール可能です。

長々とした文章で回答すると伝える力があまりないのでは、と捉えられてしまうため、避けるようにしましょう。

②具体的なエピソードを添える

続いて具体的なエピソードを添えることで、結論に対する説得力を高められるのがポイントです。

例えば、「〇〇という理由から、大切であると感じました。」といった表現を用いれば、結論の根拠を述べていることを明確にできます。

また、大切であると感じた理由だけでなく、きっかけとなった自身の経験についても時系列に沿って話すことで、オリジナリティのある回答を目指せますよ

③入社後のビジョンを伝える

最後に入社後のビジョンを伝えれば、自身が会社で活躍している様子を印象付けられます

例えば、「入社後は〇〇を活かし、〇〇に携わりたいです。」と述べれば、大切にしているものを企業でどう活かすか、具体的に伝えられますよ

これまでの経験で学んだ事柄をどんな業務で活用するのか、どんな姿勢を重視して仕事に取り組むのか伝えて、自身が社風に合った人材であることを強調しましょう。

「大切にしているもの」の例文3つ

大切にしているものの回答例をチェックすれば、どんな文章で答えるのが望ましいのかイメージを抱きやすくなるのがメリットです。ここでは、3つの例文を紹介します。

  1. 人を楽しませること
  2. 向上心
  3. やり遂げる姿勢

①人を楽しませること

私が大切にしている姿勢は、人を楽しませることです。私は学生時代、飲食店でアルバイトをした経験があります。
業務ではお客様と直接やり取りを行い、オーダーを厨房に伝える役割を担当していましたが、ただマニュアル通りに業務をこなすのではなく、「お客さんに楽しんでもらう」ことを意識して仕事をしました。
そして笑顔で明るく滑舌よく話したり、相手に伝わりやすくなるようにお客様によって声のかけ方を変えたりと、接し方を工夫することで、お客様の笑顔が増えることを実感しました。
私はアルバイトの経験を通して感じた人と関わる楽しさとやりがいを忘れずに、入社後も人を楽しませる心を持って接客をしてまいります。

上記の例文では、大切にしている姿勢を端的に説明してから、該当の考え方に至った出来事について紹介しています。

工夫した行動を具体的に提示して、接客スキルを強調しているのもポイントです。

②向上心

私が大切にしているものは、難しい目標にも臆さず挑戦する向上心です。私は大学時代、陸上部のハーフマラソン部門に所属していました。
当初は大会で緊張してしまい、目標タイムを達成できず、悔しい思いをしました。
しかし、その後は実力を底上げして大会本番で発揮できるよう、分析と練習を積み重ねることを意識しました。
自身で練習時の映像を撮り、姿勢や足の運び方をチェックするだけでなく、先輩や先生からアドバイスをもらうことでトレーニングメニューを改良して練習した結果、次の大会では自己新記録を達成できました。
私は入社後も、目標を達成できるように向上心を活かして、取り組み方を工夫し改善を心掛けてまいります。

上記の例文では、向上心をどのような出来事に活かしたのか、具体的に紹介しています。

挑戦する姿勢を重要視する社風にマッチした強みがあることを伝えているのがポイントです。

③やり遂げる姿勢

私が大切にしているのは、困難に感じても最後まで諦めずにやり遂げる姿勢です。私は大学時代、小学生に算数を教える家庭教師のアルバイトをしていました。
家庭教師としての経験が浅い時期には、担当している生徒の集中力が続かず、授業が思うように進まず焦ったこともありました。
しかし、生徒の立場になって考え続けることを諦めたくないと感じ、算数の面白さを実践しながら伝えることや、テストの目標点を具体的に設定することを意識して授業に取り入れるようにしました。
その結果、生徒のモチベーションを高めることに成功し、生徒は目標点を上回る点数を取れるようになりました。
私は以上の経験から、最後まで自身のベストを尽くして取り組む大切さを実感しました。
入社後も仕事を最後までやり切り、高い目標を達成できるよう全力を尽くしたいです。

上記の例文では、何をどのようにやり遂げ、結果として何が得られたのかを具体的に説明しています。

入社後の姿勢につなげることで、活躍している姿を想起させているのが特徴です。

「大切にしているもの」を回答する際の注意点3つ

大切にしている事柄について述べる際の注意点を把握していれば、マイナスな印象を与えないように対策可能です。ここでは、3つの注意点を説明します。

  1. 嘘をつかない
  2. 他の質問の答えと矛盾しない
  3. 深掘りの質問に備える

①嘘をつかない

回答時には、嘘をつかずに正直に答えるようにしましょう。実際に経験していないことを、自分の経験かのように偽って回答すると、採用担当者にバレるリスクがあります。

数字や状況の説明も含めて、大げさにした答えを作成しないよう、事実を述べることが重要です。

企業から信用できない人物である、と捉えられると、不採用となる可能性が高まります。

回答を作成したら内容を見直して、間違った情報がないか確認しましょう。

②他の質問の答えと矛盾しない

他の質問の答えと矛盾していないかどうかをチェックするのも重要です。

ほかの質問で「海外で働きたい」と述べたにもかかわらず、大切にしているものとして「地域で働きたい」と述べると、齟齬が発生してしまいます。

ただ思いついたことを話しているような印象に留まってしまわないように、一貫性のある回答になっているかどうかを、作成時にチェックすることが大切です。

③深掘りの質問に備える

回答後に深堀りされる質問に備えることも大切です。自己分析を繰り返し行うことで、深掘りされた時にもスムーズに返答しやすくなります。

自身で作成した回答からどんな質問が行われそうか予測して、回答パターンを増やしておくのも対策として有効です。

また、模擬面接などに積極的に参加するのも手となります。練習の機会を増やせば対応力を高められ、さまざまな角度からの質問に備えやすくなりますよ。

「大切にしているもの」を探して面接やESに備えよう

自分が大切にしているものは何かを分析して、面接やエントリーシート対策を進めましょう

人柄を聞く質問に対策するには、自己分析を重ねるほか、企業が求める人物像や社風と、自身の考え方との共通点を見つけることが大切です。

家族や友人にもアドバイスをもらって、広い視野で回答を考え、熱意を伝えましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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