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【例文付き】電気工事士の志望動機|考え方や向いている人なども紹介

業界分析をする中で、電気工事士に興味を持つ人も多いでしょう。しかし「電気工事士はどんなことをする仕事なの?志望動機はどのように書けばいいの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、電気工事士の志望動機の書き方を例文つきでわかりやすく解説します。電気工事士に向いている人なども紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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書く前に知ろう|電気工事士の仕事内容

電気工事士は、電気設備に関するさまざまな作業を行う仕事です。仕事内容は、建築電気工事と鉄道電気工事に大別されます。

建築電気工事では、公共施設、工場、ビル、事務所、病院、住宅などの屋内外電気設備の設計・施工を行う工事です。

鉄道電気工事では、駅構内の照明設備、配電線路工事の施工、自動改札装置、電気掲示器などの施工、保守業務などを行います。

このように、電気工事士の仕事は幅広く、企業によっても請け負っている仕事内容は異なります。そのため、企業ごとの仕事内容を確認しておきましょう。

電気工事士の実務には資格が必須

電気工事士の実務には、資格が必須です。詳しく解説します。

  1. 資格なしの実務は事故に繋がる可能性がある
  2. 無資格でも就職できる企業もある

資格なしの実務は事故に繋がる可能性がある

電気工事士におけるほとんどの実務には、電気工事士の資格が必要です。資格が必須である理由は、電気設備の工事は火事や感電などの事故に繋がる可能性があるからです。

電気工事士の資格がない場合、感電事故や漏電火災などの事故の可能性があるため、電気の配線を取り扱うことができません。

ただし、電気工事士法施工規則第一条によって定められている「軽微な工事(電線を装着したり外したりしない工事のうち、電圧600V以下で使用する電気設備工事)」は、資格がなくても行えます

無資格でも就職できる企業もある

電気工事士の資格や経験がなくても、電気工事会社に就職できる求人はあります。特に、新卒向けの採用の場合は、資格や経験の有無はあまり重視されません

無資格で入社する場合は、なるべく早く第二種電気工事士の資格を取得しましょう。資格を持っていることで、基本給料がアップしたり、資格手当が給付されたりする企業もあります。

なお、資格がない場合は採用面接で他の面をしっかりアピールしましょう。具体的には、コミュニケーション能力や資格取得に前向きな姿勢などをアピールすることが効果的です。

新卒・無資格でも電気工事士に就職する3つのコツ

新卒や無資格からでも電気工事士を目指すことは可能です。大切なのは、やる気や学ぶ姿勢を企業にしっかり伝えることでしょう。

ここでは、無資格でも電気工事士として就職するための具体的なコツを3つ紹介します。

  1. 就職後に資格取得を目指す意思を見せる
  2. 第二種電気工事士の取得条件を理解しておく
  3. 「手に職をつけたい」など正直な理由を伝える

①就職後に資格取得を目指す意思を見せる

新卒や無資格で電気工事士を目指す場合、就職後に資格取得を目指す意思を示すことが重要です。

採用担当者に対して、「入社後に第二種電気工事士や第一種電気工事士の資格取得に向けて努力する意欲」を伝えましょう。

また、資格取得のための勉強計画や、自分が学ぶ姿勢を強調すると、成長意欲をアピールできます。

企業側にとって、向上心のある人材は魅力的であり、前向きな姿勢が採用の可能性を高めるでしょう。

②第二種電気工事士の取得条件を理解しておく

新卒や無資格で電気工事士を目指す場合、第二種電気工事士の取得条件を理解しておくことが大切です。

この資格は、学歴や実務経験がなくても受験が可能です。

試験内容には筆記試験と実技試験があり、電気工事の基礎知識や技能を身につける必要があります。

資格取得への理解を深めておくことで、採用面接で具体的な目標や学習意欲をアピールでき、企業に積極性を伝えることができるでしょう。

③「手に職をつけたい」など正直な理由を伝える

新卒や無資格で電気工事士を目指す場合、「手に職をつけたい」など正直な理由を伝えることも効果的です。

仕事の安定性や専門性に魅力を感じたこと、自分の将来を考えてスキルを身につけたい率直な思いを具体的に話しましょう。

また、その理由とともに、電気工事士としてどう成長し、貢献したいかを述べると説得力が増します。

正直な動機は共感を得やすく、企業に対して前向きな姿勢をアピールできるでしょう。

【企業視点】電気工事士の志望動機で見られる評価項目

電気工事士の志望動機では、企業が重視する評価項目を理解しておくことが重要です。採用担当者は、応募者の興味や意欲、長期的な働き方への姿勢などを見ています。

ここでは、企業視点で特に注目される評価ポイントについて詳しく解説します。

  1. 本当に興味を持ってくれているかどうか
  2. 長く働いてくれる人材かどうか
  3. 困難な状況でも前向きに取り組んでくれそうか

①本当に興味を持ってくれているかどうか

電気工事士の志望動機では、本当に仕事に興味を持っているかが評価される重要なポイントです。

電気工事の具体的な仕事内容や魅力に対する理解が浅いと、熱意が伝わりません。

例えば、「現場で手を動かすことが好き」「電気設備の安定供給に貢献したい」など、具体的な興味や意欲を明確に伝えることが求められます。

また、志望先の企業が手がけるプロジェクトや理念に共感している点を述べると、説得力が増し好印象を与えられるでしょう。

②長く働いてくれる人材かどうか

電気工事士の志望動機では、長く働いてくれる意欲があるかどうかも重要な評価ポイントです。

企業は、採用した人材がスキルを磨きながら長期的に貢献してくれることを望んでいます。

そのため、志望動機には「技術を継続的に学び、キャリアを積み重ねたい」成長意欲や、企業の理念や事業に共感している姿勢を具体的に盛り込むと良いでしょう。

長期的な視野を持ち、会社の発展に貢献したい意志を示すことで、信頼感を与えられます。

③困難な状況でも前向きに取り組んでくれそうか

電気工事士の志望動機では、困難な状況でも前向きに取り組める姿勢が評価されます。

電気工事の現場では、予期しないトラブルや厳しいスケジュールに直面することも少なくありません。

そのため、志望動機には「課題を解決することにやりがいを感じる」「困難な状況でもチームで協力し乗り越えたい」などの意欲を具体的に示すと良いでしょう。

また、過去の経験を交えて前向きな姿勢をアピールすると、採用担当者に信頼感を与えられます。

【3タイプ】電気工事士に向いている人

続いて、電気工事士に向いている人を3タイプ紹介します。

  1. 忍耐力がある人
  2. コミュニケーション能力がある人
  3. 丁寧に作業に取り組める人

①忍耐力がある人

電気工事士に向いている人は、忍耐力がある人です。なぜなら、電気工事士の仕事はハードなものが多く、重たいものを持ったり立ちっぱなしで作業したりすることが多いからです。

また、屋外での作業は天候に左右され、時には厳しい状況に直面することもあります。そのような状況下でも忍耐力を持ち、粘り強く仕事に取り組むことが求められます。

学生時代に粘り強く取り組んだ経験がれば、積極的にアピールしましょう。

➁コミュニケーション能力がある人

電気工事士に向いている人は、コミュニケーション能力が高い人です。

電気工事士は一人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、実際は現場では多くの人と連携し、チームでの作業が主であるため、協調性とコミュニケーション能力が不可欠です。

1人で作業を進めると、連携が取れずにミスが生じる可能性があるため、柔軟で円滑なコミュニケーションが重要となります。

③丁寧に作業に取り組める人

電気工事士に向いている人は、作業に丁寧に取り組める人です。なぜなら、電気工事士の仕事は危険を伴うため、正確さと注意深さが求められるからです。

たとえば、コンセントの設置などの単純な作業でも、集中力が切れると事故につながりかねません。そのため、正確さと丁寧さが重要です。

このように、絶えず注意を払い、手順を正確に守りながら作業を行える人が、電気工事士として向いています。

電気工事士の志望動機の書き方ポイント4つ

続いて、電気工事士の志望動機の書き方ポイントを4つ紹介します。

  1. なぜ電気工事士なのか
  2. なぜその企業なのか
  3. 具体的なきっかけやエピソード
  4. 入社後のキャリア

①なぜ電気工事士なのか

まず、なぜ電気工事士でなければならないかを端的に書きましょう。なぜなら、電気工事士の志望動機の根幹となる部分だからです。

新卒採用の場合はスキルや経験よりも熱意などのポテンシャルが重視されるため、意欲の高さはアピールできるようにしておきましょう。

具体的には、「私が電気工事士になりたいと考えた理由は、電気工事士の〇〇に興味を持ったからです。」のように書き始めると、内容が伝わりやすくなります。

➁なぜその企業なのか

電気工事士でなければならない理由と合わせて、なぜその企業を志望するのかについて書くことも重要です。

なぜなら、業界や職種などの志望理由だけを伝えてしまうと「他の企業ではだめなのか」「なぜうちの企業なのか」と疑問が残るからです。

企業の志望理由を述べる際は、応募先の職場の特徴と絡めて書くと説得力が生まれるのでおすすめです。そのために、あらかじめ企業のHPなどを細かくチェックしておきましょう。

③具体的なきっかけやエピソード

電気工事士の志望動機には、具体的なきっかけやエピソードを盛り込むことが重要です。

例えば、家庭や学校で電気関連のトラブルを解決した経験や、ものづくりに興味を持った背景など、自分ならではのエピソードを交えると説得力が増します。

また、インターンシップやアルバイトでの実務経験がある場合は、それを通じて得た学びややりがいをアピールすると良いでしょう。

こうした具体例は、自分の適性や熱意を企業に伝える上で非常に重要です。

④入社後のキャリア

最後に、入社後のキャリアを伝えましょう。なぜなら、入社後のビジョンを明確に伝えられれば、面接官に好印象を与えられるからです。

また、将来どのように活躍したいかを伝えることで、熱意も伝わります。入社後に資格を取る予定であれば、その事も伝えましょう。

入社後ビジョンを伝える際は「〇〇の経験を活かし、御社の〇〇に貢献したいです。」のように述べるとよいでしょう。これによって、あなたが活躍する姿をイメージしてもらいやすくなります。

【例文】電気工事士の志望動機

では、電気工事士の志望動機の例文を紹介します。

電気工事士の志望動機の例文

私が電気工事士になりたいと考えた理由は、父親が電気工事士であり、働く姿を見て小さい頃から憧れていたからです。

御社はエアコンやコンセント設備など、多くの人々の生活に関わる事業を展開しており、その一翼を担いたいと考え、御社を志望いたしました。

私の強みは、丁寧かつ責任感をもって仕事に取り組むことができることです。学生時代には、ゼミのリーダーを務め、積極的にコミュニケーションを取りながら論文制作をまとめ上げました。

未経験からのスタートではありますが、入社後に電気工事施工管理技士の資格を取得し、一日も早く御社の業務に貢献したいと考えています。

志望動機テンプレをダウンロード

この例文では、最初に志望動機をはっきりと伝えています。その後はなぜその企業でなければならないかを強調し、自らの強みがマッチすることをアピールしている点がポイントです。

最後は、入社後に資格を取ることに前向きなことを示して締めくくっています。

魅力的な志望動機で電気工事士の就活を突破しよう

本記事では、電気工事士の志望動機の書き方を例文つきで解説しました。

電気工事士として働くためには、資格が必須です。ただ、採用においては、資格を持っていなくても入社できる可能性もあります

ただし、資格や経験がないため、志望動機をしっかりと考えておく必要があります。なぜ電気工事士でなければならないのか、なぜその企業でなければならないかを明確にした上で面接に臨みましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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