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全日空の年収・企業概要・初任給を紹介|競合企業と比較して解説

客室乗務員やパイロットといった、空港で働く職業は具体的にどういった業務内容や労働条件なのでしょうか。特に国内大手の全日空(通称:ANA)ともなれば、給与面や勤務体制などが気になりますよね。

この記事では全日空の年収や企業概要、初任給を競合企業と比較しながら解説していきます。

全日空の平均年収と初任給

専門性の高い職種でありながら、国内でもトップレベルの大手企業である全日空、その給与面が気になりますよね。特に入社することを具体的に考えている学生は、事前に確認しておきましょう。

ここでは全日空の平均年収と初任給を解説していきます。

  • 全日空の平均年収は691万
  • 全日空の初任給

全日空の平均年収は691万

全日空の平均年収は、691万円です。皆さんが想像していた金額とは近かったでしょうか。

ちなみに国税庁が発表している「民間給与実態統計調査」によると、令和4年度の平均給与は458万円です。国内平均よりも200万円以上も上回る金額から、全日空の給与水準は高いことが分かりますよね。

平均年収(万円)従業員数(人)平均年齢(歳)勤続平均年数(年)
69125345.53.5
引用元:有価証券報告書

平均勤続年数は3年と極端に短いですが、これは2013年以降の記録が記載されているためです。勤続年数が短ければ労働環境に問題があると考えるのが一般的ですが、この場合はそう考える必要はありません。

全日空の初任給

全日空の初任給は、以下の通り職種と最終学歴によって分類されています。

グローバルスタッフ職大卒238,557円
院卒251,077円
客室乗務職 大卒・高専(専攻科)卒194,221円
院卒197,521円
客室乗務職 短大・高専(本科)・専門卒186,319円
運航乗務職 大卒・高専(専攻科)卒233,346円
院卒242,004円
エキスパートスタッフ職 短大卒197,632円
大卒・高専(専攻科)211,312円
院卒217,092円
引用元:採用情報 

最も金額が高いのは、大学院卒の運航乗務職の242,004円です。運航乗務職とは、いわゆるパイロットのことを指します。責任問われる重要な立場なので、給与が高いのも頷けますよね。

反対に最も金額が低いのは、短大・高専・専門卒の客室乗務職の186,319円です。全体の平均額は216,908円と、国内では一般的な初任給の金額になります。

全日空の募集要項

ここでは全日空の募集要項をまとめていきます。

職種により細かく異なるため、今回はグローバルスタッフ職の募集要項を抜擢して一覧にしています。

応募資格【新卒I】
・2024年4月から2025年3月までの間に①、②の何れかに該当する方
①4年制大学または大学院の文系学部、理系学部(全学部)を卒業または修了見込みの方
②高等専門学校専攻科を卒業または卒業見込みの方

【新卒II】
・2021年4月から2024年3月までの間に①、②の何れかに該当する方
①4年制大学または大学院の文系学部、理系学部(全学部)を卒業または修了された方。(見込みの方)
②高等専門学校専攻科を卒業された方。(見込みの方)
※卒業後 3 年以内で、 エントリー時に他社に就業されていない方がご応募頂けます。
勤務地・ベース国内外事業所
諸手当家族手当、住宅手当など
昇給・賞与昇給:年1回 (4月)
賞与:年2回(夏・冬)2023年度実績
通勤補助費当社規程により支給
勤務原則、1日8時間/週40時間
常日勤部門 9:00~18:00 フレックスタイム制度あり(適用部署限定)
変則勤務部門 各職場に応じたシフト勤務(変形労働時間制)。1ヵ月を平均して週40時間以内で設定。
休日・休暇土・日・祝日・年末年始(年間121日)、年次有給休暇・夏季特別休暇・結婚休暇・介護休暇など
変則勤務部門では振替休日
教育・研修階層別研修、昇格時研修、海外実務研修、自己啓発プログラム(オープンセミナー・通信教育・E-learning)、専門教育あり
引用元:募集要項 

勤務時間は1日8時間の週40時間で、フレックスタイム制度が導入されているのが魅力ポイントです。休日は年間で121日と十分な日数が確保されています。

教育研修がかなり豊富なので、入社後に学べる環境が整えられているのは新入社員としては有難いですよね。

もちろん昇給や賞与も支給される、全体的に問題の無い整った労働環境になっている印象です。

全日空の企業情報

利用する側としてはよく知っている人も多いかもしれませんが、企業としての全日空についてはまだ知らない部分が多いかと思います。

ここでは全日空の企業情報について、解説していきます。

  • 全日空の事業内容
  • 全日空の売り上げ・実績
  • 全日空の基本理念

①全日空の事業内容

全日空の事業内容は、航空運送事業、国内線旅客事業、国際線旅客事業、貨物郵便事業、その他事業の5事業です。

その他事業には、情報通信、商事・物販、ビル管理、航空機内装備品修理などが含まれています。

国内線輸送旅客数は世界で9位を記録しており、2020年と2021年は新型コロナの影響により叶いませんでしたが、2022年からは3年連続旅客数国内第1位を記録しました。

世界規模の空港連合であるスターアライアンスには、日本企業から唯一加わっています。

引用元:全日空 

②全日空の売り上げ・実績

全日空の過去4年間の売り上げ・実績は、以下のようになっています。

売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)
2023年3月1,707,484120,030111,810
2022年3月1,020,343△173,127△184,935
2021年3月728,683△464,774△451,335
2020年3月1,974,21660,80659,358
引用元:全日空

全体的に見てやはり気になるのは、2021年そして2022年の大きく赤字決算になっている2年間ですよね。

赤字になった原因としては、新型コロナウイルスの影響によるものです。当時は各国間で入国規制が出ていたり、国内でも外出自粛が推奨されていたことから、航空業界は利用客がかなり減少しました。

しかし2023年からは黒字化しており、コロナ過以前のような賑わいを取り戻してきています。

③全日空の基本理念

全日空は、以下の基本理念を掲げています。

安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で 夢にあふれる未来に貢献します
引用元:全日空 

飛行機での移動は、大前提として安全であることが求められます。全日空での空の旅は安全だと信頼しているからこそ、人々は全日空のサービスを利用できますよね。

全日空は利用者にとって信頼できる存在で居続けないといけないことを自覚し、サービスを通して世界の発展に貢献していくことを目指すという、意味が込められた基本理念です。

全日空の競合企業

国内では最大手とも言える全日空ですが、他にも大きく業績を収める空運企業は存在します。競合企業について把握しておくことで、より企業への理解が深まります。

ここでは全日空の競合企業を紹介していきます。

  • 日本航空
  • パスコ
  • アジア航測

①日本航空

日本航空やJALとった通称で親しまれる、日本航空株式会社です。

売上高(百万円)1,375,589
従業員数(人)12,969
平均年間給与(万円)847
平均年齢(歳)40.8
平均勤続年数(年)15.9
引用元:日本航空

国内の航空会社としては最も長い歴史を持っており、利用旅客数は国内線と国際線共に全日空に次ぐ2位を記録しています。

平均年収は全日空の691万円を大きく上回る847万円と、給与面はかなりの高水準です。

②パスコ

測量、計測を事業とする株式会社パスコです。

売上高(百万円)62,016
従業員数(人)2819
平均年間給与(万円)524
平均年齢(歳)43.5
平均勤続年数(年)11.8
引用元:パスコ

空運業ではありますが、全日空や日本航空のような航空運送業ではなく、測量で得た空間情報を様々な開発やサービスに提供する航空測量を主な事業としています。

海外部門も設立されているので、航空運送業と同じようにグローバルに活躍できるチャンスがあります。

③アジア航測

パスコと同じく測量、測定を事業とするアジア航測株式会社です。

売上高(千円)37,304,148
従業員数(人)1,636
平均年間給与(万円)793
平均年齢(歳)44.75
平均勤続年数(年)13.11
引用元:アジア航測

航空測量企業としては、国内ではパスコと共に最前線を張ります。世界で初めての測量技術方法を開発した実績もあり、技術面で信頼の高い企業です。

平均年収は793万と安定しており、平均年齢や勤続年数も高いことから職場環境は整っていることが分かります。

全日空の企業情報を知って業界研究を進めよう

全日本空輸株式会社の年収は691万円、初任給は242,004円~186,319円でした。

空運業や航空業界に興味のある学生は、きっと多いですよね。様々な職種や働き方が存在するので、自分が入社した時のことを想像しながら、企業研究に努めましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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