【例文付き】「臨機応変に対応する力」をアピールする方法を紹介
就活で、「臨機応変に対応する力」を自分の強みとしてアピールしたい人は多いですよね。
しかし「どうやってアピールすればいいんだろう?そもそも強みとして面接で有効なの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、臨機応変に対応する力をアピールする時のポイントをわかりやすく解説します。
アピールする際の注意点やケース別の例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んで面接対策に役立ててみてくださいね!
まず確認!「臨機応変に対応する」の意味
「臨機応変に対応する」という表現は、状況の変化に柔軟に適応し、的確な行動を取る能力を指します。
この能力を持つ人は、予想外の出来事に直面しても冷静さを失わず、迅速かつ適切な判断を下せるでしょう。
ビジネスの世界では、様々な課題や困難が日常的に発生するため、どんな状況でも柔軟に対応できる人材は、採用担当者にとって非常に魅力的に映りますよ。
そのため、もし「臨機応変な対応力」を自分の強みとして持っているなら、ぜひ積極的にアピールしてみてください。
「臨機応変に対応する力」は自己PRに向いている
「臨機応変に対応する力」は、自己PRで伝える強みに向いていると言えます。
なぜなら、どの業界や職種であっても、日々様々な課題や問題が生じるため、「臨機応変な対応力」は業界・業種問わず求められる力と言えるからです。
また「臨機応変に対応する力」をアピールすることで、周囲の状況を見ながら適切な行動ができることを示せるほか、冷静かつ客観的に物事を判断できる点もアピールできますよ。
臨機応変に対応できる人の特徴3つ
ここでは、どんな人が「臨機応変に対応できる」といえるのかを3つ紹介します。
自分自身がこの特徴に当てはまっているかぜひチェックしてみてください。
- 予期せぬ状況にも柔軟に対応できる
- 気持ちを素早く切り替えられる
- 他人の意見を受け入れられる
①予期せぬ状況にも柔軟に対応できる
1つ目は、予期せぬ状況にも感情的になることなく柔軟に対応できる人です。
それだけでなく、予期せぬ状況を事前に想定するスキルもあり、リスク管理に優れている人とも言えます。
また、結果的に業務においてリーダーシップを発揮し、組織の成長や成功に貢献できる人が多いと言えるでしょう。
②気持ちを素早く切り替えられる
2つ目は、気持ちを素早く切り替えられる人です。
臨機応変に対応できる人は、たとえ失敗してもそれを引きずらず、対応策を考えられます。このようなミスにも前向きに捉え、適切に改善することができることが高く評価されるのです。
ビジネスの場では、メンタルの管理も求められので、メンタルの管理に優れていることは大きな強みとなるでしょう。
③他人の意見を受け入れられる
3つ目は、自分の考えに固執せず、他人の意見を受け入れられることです。
また、他人の意見や提案に耳を傾け、新しい視点やアイデアを受け入れることで、状況に応じた最適な行動を取れるでしょう。
さらに、他人の意見に耳を傾けられる人には情報が集まりやすいため、成長機会が多いことも大きな特徴ですよ。
臨機応変に対応できる力を伝えるポイント3つ
たてえ臨機応変に対応できる力を持っていても、それを魅力的に伝えることができなければ採用担当者から高評価は得られません。
ここでは、臨機応変に対応できる力を魅力的に伝えるポイントを3つ紹介します。
- 企業が求める人物像を確認する
- 臨機応変さが活きたエピソードを伝える
- 仕事での活かし方を伝える
①企業が求める人物像を確認する
まずは、企業が求める人物像を確認しましょう。なぜなら、企業の理念や風潮、進めている事業によっては求められる要素が微妙に違うため、企業にあった方法でのアピールが必要だからです。
たとえば、臨機応変に対応できることを「判断力がある」と捉える企業もあれば、「問題解決能力が高い」と捉える企業もあるでしょう。
企業が求める人物像を確認するためにも、まずは企業のホームページや募集要項をチェックして、業界研究や企業研究を深めておきましょう。
②臨機応変さが活きたエピソードを伝える
2つ目のポイントは、説得力を増すために臨機応変さが活きたエピソードを伝えましょう。
具体的な状況や結果を交えて説明し、臨機応変さという強みによって実現した成果を明確に示すことが重要です。
なお、エピソードを選ぶ際は最近の出来事から選択するとよいでしょう。
③仕事での活かし方を伝える
3つ目のポイントは、「臨機応変に対応できる力」の仕事での活かし方を伝えましょう。
なぜなら、仕事での活かし方を伝えることで入社後活躍する様子を想像してもらいやすくなり、入社への熱意も同時に伝えられるからです。
仕事での活かし方を伝えるポイントは、先ほど紹介した通り学生時代の具体的なエピソードを伝えることです。これにより、同じ成果を入社後にも出せることを強くアピールできますよ。
「臨機応変に対応できる力」を伝えたい!必要な要素3選
次に、臨機応変に対応できる力を効果的に伝えるために取り入れるべき要素を3つ紹介します。
自己PRの書きやすさにもつながるため、ポイントを押さえておきましょう。
- 強みを結論ファーストで伝える
- エピソード・理由
- 入社後のビジョン
①強みを結論ファーストで伝える
まずは強みを結論ファーストで伝えます。もっとも伝えたいことを最初に示すことで、自己PRのゴールが定まり、面接官にこれから行う説明が伝わりやすくなりますよ。
まずは冒頭で「私の強みは臨機応変に対応できることです。」と述べれば問題ありません。
そのあとに、具体的なエピソードに繋げることで説得力が増しますよ。
②エピソード・理由
続いて、強みを裏付ける具体的なエピソードと理由を述べましょう。リアルな体験談について説明することで、長所の説得力を持たせられますよ。
たとえば「〇〇を経験し、〇〇と考えたからです。」のように伝えることで、臨機応変に対応できる力を持っていることの裏付けができます。
このとき企業の強みや自分の経験を入れて書くことでより説得力が増すため、おすすめです。
③入社後のビジョン
最後に、入社後のビジョンを伝えて締めくくりましょう。
たとえ臨機応変に対応できる力があったとしても、それが入社後に活かされなければ面接官にとって魅力的ではないでしょう。
そのため「〇〇の経験を活かし、御社の〇〇に貢献したいです。」などと入社後の意欲をアピールしてくださいね。
臨機応変に対応できることのアピール例文3選
続いて、臨機応変に対応できることのアピール例文を下記の3パターン紹介します。
- アルバイト
- サークル
- ゼミ
①アルバイト
私の強みは、臨機応変に対応できることです。学生時代にカフェでアルバイトしていた経験を通じて、臨機応変に対応する力を身につけ、それを活かしました。 たとえば、店舗の売上が伸び悩んだ際にポイントカード導入を提案し即座に実行しました。その結果、売上は従来の3倍に増加したのです。 この経験を通して「私には臨機応変に対応する力があるのだ」と確信しました。 御社への入社後も、アルバイトで培った臨機応変に対応できる力を活かし、仕事でのトラブル時に冷静に対応することで御社に貢献したいと考えています。 |
この例文では、学生時代のアルバイト経験をもとにアピールしています。
具体的なエピソードや具体的な数字(売上を従来の3倍に増加させた)を紹介している点がポイントですよ。
②サークル
私の強みは、臨機応変に対応できることです。私は、学生時代に所属していたサッカーサークルでの経験から、臨機応変に対応できる能力を磨いてきました。 たとえば、サークル内での言い合いや参加率の低下といった予期せぬ状況に柔軟に対応しました。 具体的には、メンバーとのコミュニケーションを重視し、話し合いの場を増やしました。その結果、サークルへの参加率を100%にまで引き上げることに成功したのです。 この経験を通じて、変化に素早く対応し、チームの調和を保つことの重要性を学びました。 入社後にも、柔軟性と決断力を発揮することで臨機応変に対応し、予期せぬ事態にも冷静に対処していきたいと考えています。 |
この例文では、サッカーサークルでの経験をもとにアピールしています。
サークル内で起こっていた問題を取り上げた上で、それをどのように解決し、どのような状態にしたのかを紹介している点がポイントですよ。
③ゼミ
私の強みは、臨機応変に対応できることです。社会学のゼミに所属していた経験から、臨機応変な対応力を身につけました。 発表当日、用意していたパソコンが突然使えなくなってしまいました。しかし、冷静さを保ち、急遽紙の資料を作成し、臨時のプレゼンテーションを行うことで乗り切ったのです。 この経験から、トラブル時にも冷静な判断と迅速な対応ができる自信を得ました。 入社後もこの経験を活かし、様々な状況に臨機応変に対応し、チームの一員として貢献したいと考えています。 |
この例文では、社会学のゼミの経験をもとにアピールしています。
具体的なエピソードとして、用意していたパソコンが突然使えなくなるトラブルに対応できたことを紹介しています。
最後には、学生時代に身につけた力を入社後にも活かせることを紹介して締めくくっていることにも注目しましょう。
臨機応変に対応する力をアピールする際の注意点3つ
企業に自身の強みを伝える際は、矛盾した印象を与えてしまわないためにも意識するべき点がいくつかあります。
そのためここでは、臨機応変に対応する力を企業にアピールする際に気を付けるべき点を3つ紹介します。
- 主体性がないと思われないようにする
- 面接での質問にも備えておく
- 「臨機応変に対応」をそのまま使わない
①主体性がないと思われないようにする
臨機応変に対応する力をアピールする際には、柔軟性だけでなく主体性もアピールしましょう。なぜなら「柔軟に対応する=人の意見に左右されやすい」と思われる可能性があるからです。
そのため、柔軟性だけでなく、時には主体性も発揮できることをアピールしなければなりません。
主体性をアピールする際は、具体的なエピソードを話しましょう。それによって、柔軟性と主体性の両方を持ち合わせていることをアピールできますよ。
②面接での質問にも備えておく
事前に面接での質問にも備えておきましょう。なぜなら、予期せぬ質問にうろたえていると、臨機応変であることの説得力を失う可能性があるからです。
そのため、どのような質問を投げかけられても回答できるだけの準備が必要となります。
志望動機や自己PRなどの頻出質問に加え、トリッキーな質問への対策も講じておくことで、余裕を持って面接に臨むことができ、臨機応変な対応のアピールにつながるでしょう。
③「臨機応変に対応」をそのまま使わない
臨機応変に対応する力をアピールする際に、「臨機応変に対応できる」ことだけを伝えないように心がけましょう。なぜなら、「臨機応変に対応できる」だけだと曖昧で、具体性に欠けるからです。
臨機応変に対応できることを適切に言い換えながら、具体性を持たせるなど、面接官がイメージしやすい表現を心がけましょう。
言い換えの例としては「判断力がある」「機動力がある」「要領がいい」などが挙げられますよ。自分自身がアピールしたい内容に近いものを選んでみましょう。
臨機応変に対応できることをアピールしてみよう
本記事では、臨機応変に対応する力を就職活動でアピールする時のポイントをわかりやすく解説しました。
臨機応変に対応できる力は、仕事での成果に直結する力であるため自己PRに向いていますよ。そのため、魅力的にアピールできれば、面接官に好印象を与えられるでしょう。
臨機応変に対応できる力をアピールする際は、具体性や説得力を生むためにも具体的なエピソードや入社後にどう活かせるかを伝えてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。