日新電機は電力・環境システム・装置備品ソリューション事業などを展開している会社です。
しかし、社員になった場合どれほどの給料が見込めるのかわからない、と感じる人もいるでしょう。
本記事では、日新電機の社員が受け取っている年収や初任給、会社の基本情報について解説します。競合企業も3つ挙げて比較しているので、ぜひご確認ください。
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日新電機の平均年収と初任給

日新電機の社員に支給されている給料の金額を調べれば、入社後にどう生計を立てていくのかイメージしやすくなるのが利点です。
ここでは、社員の年収の平均額と初任給を説明します。
①日新電機の平均年収は715万
日新電機の2022年度の有価証券報告書によると、基準外賃金や賞与を含めた年収の平均額は715万円です。
平均年収 | 従業員数 | 平均年齢 | 勤続平均年数 |
715万円 | 2,058人 | 43.3歳 | 19年 |
社員の平均年齢は43.3歳で、平均勤続年数は19年と、長く働いている社員が多いことがわかります。
また、連結会社のデータをチェックすると、社員が最も多数所属しているセグメントは電力環境システム事業で、次点で装置備品ソリューション事業が続いています。
②日新電機の初任給
日新電機の初任給は、以下のように学歴によって変動します。
初任給 | |
修士卒 | 256,000円 |
学部・専攻科卒 | 232,000円 |
高専本科卒 | 200,7000円 |
上記のデータは2023年度の実績で、総合職と一般職の区分はありません。地域限定採用枠も設けていないのが特徴です。
就活生向けには技術講演会・グループワーク・工場見学・社員交流会などが実施されています。
日新電気の募集要項

日新電機の募集要項は、以下の表の通りです。
応募資格 | 2025年3月に卒業予定の者 |
賞与・昇給 | ・賞与:年2回 ・昇給:年1回 |
就業時間 | 7時間45分 |
休日 | ・完全週休2日制 ・2023年度休日日数132日(一斉有給休暇取得4日含む) |
休暇 | 有給休暇(初年度17日、2年目以降年23日)・誕生日休暇・ゆとり休暇など |
福利厚生 | 各種社会保険完備・財形貯蓄制度・診療所・社宅・社員寮・家賃補助制度・退職金制度・確定拠出企業年金など |
選考方法 | ・自由応募:文理不問(面接3回と適性検査) ・学校推薦(ジョブマッチング):電気系、機械系学科(面接1回と適性検査) |
新人社員向け研修期間中に希望調査や面談が実施され、7月に仮配属先が決まるといった流れになっています。
日新電気の企業情報

日新電機の企業情報を確認すれば、会社ならではの傾向に気づくきっかけになるのがメリットです。ここでは、事業内容・売上高・基本的な理念について紹介します。
①日新電気の事業内容
日新電機では、電力・環境システム・装置備品ソリューション・ビーム・プラズマ事業が展開されています(引用元:事業領域 | 日新電機株式会社)。
ガス絶縁開閉装置は国内でトップシェアを誇っていて、国内で唯一のコンデンサ形計器用変圧器のメーカーとしても知られているのが特徴です。
FPD製造用イオン注入装置や電子線照射装置では世界シェア1位を達成しています。
②日新電気の売り上げ・実績
日新電機の2022年3月の売上高は1,321億円です(引用元:金融EDINET「第164期有価証券報告書」)。
2021年3月と比べると、売上高は75億円増加しています。なお、日新電機の株式は2023年4月27日に上場廃止となっているのもポイントです。
また、日新電機の製品はパナソニック・ハウステンボス・ナブテスコ・西日本旅客鉄道などに納入された実績があります。
③日新電気の基本理念
日新電機は、企業活動で産業や社会の基盤を支え、環境との調和や活力のある社会を実現することを基本理念としています(引用元:日新電機グループ企業理念 | 会社案内 | 日新電機株式会社)。
また社名には日々新たなことを目指して努力を怠らない、といった精神が込められているのもポイントです。
挑戦を恐れないベンチャー魂で未来を切り開き、異なる文化や技術を咀嚼して活用していく姿勢を重要視しています。
日新電気の競合企業3つ

競合会社の情報も調べておけば、会社ごとの強みを分析しやすくなるのがメリットです。ここでは、3つの会社のデータを説明します。
①明電舎
明電舎の売上高は2,878億円で、平均年収は735万円です(引用元:第160期有価証券報告書)。
売上高 | 2,878億円 |
従業員数 | 3,874人 |
平均年間給与 | 735万円 |
平均年齢 | 43.4歳 |
平均勤続年数 | 18.9年 |
社員の平均年齢は43.4歳で、平均勤続年数は18.9年と日新電機のデータと同一になっています。
電車に搭載できる架線検測装置や、電力供給用の酸化亜鉛形ギャップレス避雷器を世界で初めて開発した実績があり、高い技術力を備えているのが強みです。
また若手の社員にも大きな裁量が与え、成長できる環境を整えています。
②富士電機
富士電機の売上高は1兆32億円で、平均年収は775万円です(引用元:第148期有価証券報告書)。
売上高 | 1兆32億円 |
従業員数 | 10,711人 |
平均年間給与 | 786万円 |
平均年齢 | 45.0歳 |
平均勤続年数 | 20.7年 |
社員の平均年齢は45.0歳で平均勤続年数は20.7年と、どちらも日新電機より大きな数値になっています。
事業では省エネに役立つパワー半導体を開発製造していて、製品を搭載した機器やシステム、エンジニアリングサービスを提供できる体制があるのが強みです。
自動化や省エネの技術は食品流通にも生かされています。
③東芝
東芝の売上高は3兆3,616億円で、平均年収は926万円です(引用元:第184期有価証券報告書)。
売上高 | 3兆3,616億円 |
従業員数 | 106,648人 |
平均年間給与 | 926万円 |
平均年齢 | 46.1年 |
平均勤続年数 | 19.8年 |
社員の平均は46.1歳と本記事で紹介する会社の中で最も高い数値で、平均勤続年数は19.8年と報告されています。
東芝グループの総合力を生かし、製品やシステムの最適化・産業と人のデータをもとにしたサービスの拡張を進めているのが強みです。
エネルギー・電池・インフラ・リテール・デバイス・ビルソリューション事業を展開している会社でもあります。
重電業界に興味があれば、日新電気も詳しく調べてみよう
重電業界に興味を持ったのであれば、日新電機についても詳しく調べてみましょう。
日新電機はFPD製造用イオン注入装置や電子線照射装置で世界シェア1位を獲得している会社です。
競合会社の得意とする技術分野や製品のシェア率なども確認して、会社ごとの強みをリストアップしてみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。