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川崎汽船の気になる平均年収・募集要項を徹底解説|競合他社も紹介

川崎汽船株式会社は、海上運送業をはじめとした運送業やターミナル事業を展開する企業です。そんな川崎汽船について「就活に向けた企業研究を進めたい」「平均年収や初任給はどのくらい?」と考える就活生も多いでしょう。

今回は、川崎汽船について平均年収や募集要項をはじめとした情報を紹介します。競合他社の情報も取り上げていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

川崎汽船の平均年収と初任給

はじめに川崎汽船の平均年収と初任給を紹介します。年収は入社後のイメージをするのに欠かせない情報のため、早めに確認しておきましょう。

  • 川崎汽船の平均年収は1328万
  • 川崎汽船の初任給

川崎汽船の平均年収は1328万

川崎汽船の平均年収は1328万円です。同社の有価証券報告書から、年収や従業員に関する情報を紹介します。

従業員数平均年齢平均勤続年数平均年間給与
804人39.0歳14.6年13,289,370円
引用元|川崎汽船株式会社 第155期有価証券報告書

なお、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」の結果において、令和4年度(2022年度)の給与所得者の平均給与は458万円でした。川崎汽船の平均年収は、日本全体の平均年収の約3倍と圧倒的な金額となっています。

川崎汽船の初任給

続いて川崎汽船の初任給を紹介します。

同社の募集職種は、陸上職と海上職の2種類があり、海上職はさらに「船員教育機関学生」と「自社養成コース」の2つのコースがあります。それぞれの初任給は以下の通りです。

初任給
陸上職260,000円
海上職(船員教育機関学生)260,000円
海上職(自社養成コース)養成期間中:238,600円
三等航海士・機関士登用後:260,000円
引用元|川崎汽船株式会社公式サイト「陸上職 採用情報」「海上職 採用情報

どちらの職種も賞与は年2回、7月と12月に支給されます。

川崎汽船の募集要項

川崎汽船の募集要項について、年収以外の情報を紹介します。

諸手当■陸上職
通勤交通費全額支給
都市勤務手当 他

■海上職
乗船手当
航海日当
その他各種手当
※自社養成コースの場合は三級海技士資格取得後
勤務地■陸上職
国内及び海外の各事業所(在宅勤務制度あり)

■海上職
海上勤務:ワールドワイド(極海を除く)
陸上勤務:国内及び海外の各事業所 / 在宅勤務制度あり
※自社養成コースの養成期間中:各種研修施設
勤務時間■陸上職
9:00~17:00

■海上職
<航海士>
航海中:8:00~12:00及び20:00~24:00(三等航海士)
入港中:船種別、入港時間により変動
<機関士>
航海中:8:00~17:00(三等機関士)
入港中:船種別、入港時間により変動
休日・休暇■陸上職
完全週休2日制(土・日曜日)
祝日
年末年始
メーデー
創立記念日(4月8日)
年次有給休暇(初年度14日、最高20日)
独自有給休暇制度(年間7日。通年で取得可能)
その他特別休暇

■海上職
乗船期間:6ヶ月程度 休暇:3ヶ月程度
福利厚生■陸上職
各種社会保険完備
独身寮
社宅制度
保養所(川奈)
ベネフィット・ステーション
クラブ活動
住宅財形制度
貸付金
社員持株会 など

■海上職
各種社会保険完備
社宅制度
契約保養所
財形貯蓄
貸付金
社員持株会
保養所
退職金制度 など
引用元|川崎汽船株式会社公式サイト「陸上職 採用情報」「海上職 採用情報

同じ企業でも陸上職と海上職で募集要項が全く異なるため、それぞれの違いをしっかり確認しておきましょう。

川崎汽船の企業情報

川崎汽船の企業情報について、以下3つの観点から紹介します。

  1. 川崎汽船の事業内容
  2. 川崎汽船の売り上げ・実績
  3. 川崎汽船の基本理念

①川崎汽船の事業内容

まずは川崎汽船の事業内容です。同社の事業は以下の分野に大別されます。

  • ドライバルク船
    燃料や製紙原料などの原材料輸送サービスを提供します。
  • 自動車船
    乗用車やトラックなどの完成車の輸送です。
  • LNG船
    クリーンエネルギーとしても注目されているLNGの海上輸送をしています。
  • カーボンニュートラル推進事業
    CO2などの温室効果ガスの排出量の削減にも取り組んでいます。
  • 油槽船
    石油関連の海上輸送もメイン事業の1つです。
  • 燃料事業
    液化ガス輸送事業で蓄えた知見を活かし、新事業の立ち上げを目指しています。
  • 電力・海洋事業
    燃料事業と同様、新規ビジネスとして開拓を目指している分野です。
  • ターミナル事業
    コンテナターミナルの運営事業です。
  • 物流事業
    海上貨物輸送に限らず、陸上輸送や倉庫事業等の総合物流事業を展開しています。
  • コンテナ船
    2018年4月以降、川崎汽船・商船三井・日本郵船の3社が設立したオーシャンネットワークエクスプレスへ統合されました。

参照元|川崎汽船株式会社公式サイト 事業紹介

②川崎汽船の売り上げ・実績

続いて川崎汽船の売り上げ・実績を紹介します。2019年3月期から2023年3月期までの各事業年度の売上高および利益は以下の通りです。

2019年3月期2020年3月期2021年3月期2022年3月期2023年3月期
売上高836,731百万円735,284百万円625,486百万円756,983百万円942,606百万円
営業利益-24,736百万円6,840百万円-21,286百万円17,663百万円78,857百万円
経常利益-48,933百万円7,407百万円89,498百万円657,504百万円690,839百万円
親会社株式に帰属する当期純利益-111,188百万円5,269百万円108,695百万円642,424百万円694,904百万円
引用元|川崎汽船株式会社公式サイト 業績ハイライト

一時期は売り上げ・利益ともに低迷がみられますが、2022年3月期には右肩上がりに伸びていますね。

③川崎汽船の基本理念

川崎汽船の基本理念として、企業理念とビジョンを紹介します。

企業理念とビジョンの両方から、グローバル化する社会を担う企業としての決意や意気込みが感じられますね。

企業理念
~グローバルに信頼される“K” LINE~
海運業を主軸とする物流企業として、人々の豊かな暮らしに貢献します。

ビジョン
全てのステークホルダーから信頼されるパートナーとして、グローバル社会のインフラを支えることで持続的成長と企業価値向上を目指します。
引用元|川崎汽船株式会社公式サイト 企業理念

川崎汽船の競合企業3選

就活に向けた企業研究は、自分の興味がある企業だけでなく、競合他社についても行うのがおすすめです。

今回は、川崎汽船の競合企業として以下の3社を取り上げました

  1. 日本郵船
  2. 商船三井
  3. 飯野海運

①日本郵船

日本郵船株式会社は、海上運送業を中心とした物流事業や客船事業などを営む企業です。日本郵船グループ企業理念として「Bringing value to life.」を掲げています。

資本金144,319,833,730円
売上高2,616,066百万円(2023年3月期)
平均年収13,222,082円(2023年3月31日現在)
初任給陸上職事務系・海上職
275,000円

陸上職技術系
学部卒:275,000円
大学院卒:295,200円
従業員数1,299人(2023年3月31日現在)
引用元|日本郵船株式会社公式サイト「会社概要」「募集要項(新卒採用)」「第136期有価証券報告書

②商船三井

株式会社商船三井は、ドライバルク事業や製品輸送事業など多彩な分野に事業展開をする企業です。「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」を企業理念としています。

資本金65,589,827,533円
売上高1,611,984百万円(2023年3月期)
平均年収15,174,365円(2023年3月31日現在)
初任給陸上職(事務系・技術系)
学部卒:275,000円
修士了:305,000円

海上職(自社養成コース)
学部卒・修士了:208,000円

海上職(商船コース)
学部卒:275,000円
商船高等専門学校卒:252,000円
従業員数1,168人(2023年3月31日現在)
引用元|株式会社商船三井公式サイト「企業概要」「採用情報」「2022年度有価証券報告書

③飯野海運

飯野海運株式会社は、海運業と不動産業を核とする企業です。「安全の確保を最優先に、人々の想いを繋ぎ、より豊かな未来を築きます」を企業理念としています。

資本金13,091,775千円
売上高141,324百万円(2023年3月期)
平均年収11,433千円(2023年3月31日現在)
初任給陸上総合職
学部卒:252,720円
修士了:265,360円
※海上職は詳細の公開前
従業員数183人(2023年3月31日現在)
引用元|飯野海運株式会社公式サイト「会社概要」「採用情報」「第132期有価証券報告書

川崎汽船について理解を深めよう

就活に向けた企業研究では、年収をはじめとした数字で把握できる客観的な情報の収集が欠かせません

川崎汽船のような上場企業の場合、公式サイトだけでなく、有価証券報告書にも軽く目を通すのが理想ですよ。

企業研究を通じて、川崎汽船への理解を深めていきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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