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東宝の平均年収・募集要項について徹底解説|競合企業との比較も紹介

多くの人気映画作品を手掛けてきた東宝は、映画製作会社の中でも特に認知度の高い企業の1つです。映画が好きな人や、大企業への入社を目標にしている就活生にとっては魅力的な企業でしょう。

この記事では東宝の平均年収や募集要項について徹底解説、また競合企業との比較も紹介していきます。

東宝の平均年収と初任給

年収や初任給といった給与面は、企業比較をする際に必ず知っておくべき項目です。自分の中で必要な条件を満たしているかどうか、確認しておきましょう。

ここでは東宝の平均年収と初任給を解説していきます。

  • 東宝の平均年収は897万
  • 東宝の初任給

東宝の平均年収は897万

東宝の平均年収は、897万円です。

国税庁から毎年発表される調査結果によると、令和4年度の国内平均年収は458万円です。比較してみると、東宝の給与水準が非常に高いことが見て分かりますよね。(引用:民間給与実態統計調査

東宝のその他関連情報については、下記の表にまとめています。

従業員数357人
平均年齢39.3歳
平均勤続年数14.3年
平均年間給与8,977,503円
引用元:有価証券報告書

平均勤続年数や平均年齢は、労働環境がどれだけ整っているのかを表す重要な判断材料の1つです。欠かさずチェックするようにしましょう。

東宝の初任給

平均年収は897万でしたが、気になる初任給はいくらでしょうか。

初任給240,000円
引用元:東宝新卒者採用情報

東宝の初任給は、240,000円です。東宝は短大もしくは専門学校卒業生の募集は行っていないので、新入社員は240,000円で統一されています。

産労総合研究所から発表された調査結果によると、2023年度の大学卒の新入社員の初任給は平均218,324円でした。(引用元:2023年度 決定初任給調査

募集要項によると、毎年6月1日に年に1度の昇給があります。

東宝の募集要項

ここでは東宝の募集要項についてまとめています。

職種総合職一括採用(各人の適性・能力に応じて、映画、演劇、アニメ、不動産経営、その他分野の、企画・製作、営業、宣伝、管理等の職種に配属します。(ジョブローテーション有)
応募条件2025年度新卒採用の応募資格がある方は、以下の要件をすべて満たしている方
(1)2024年6月以降2025年3月までに、大学または大学院を卒業・修了見込みの方
(2)2025年4月に入社可能な方
(3)1998年4月2日以降出生の方 (※若年層の長期的キャリア形成のため)
学部・専攻は問いません。
既卒者・短大卒業者・専門学校卒業者は応募できません。
通勤費通勤定期券代支給
昇給年1回 6月1日昇給
賞与年2回 6月および12月に支給
休日日曜日、祝日、年末年始、会社創立記念日、土曜日を休日とする週休2日制
休暇年次有給休暇(初年度10日、2年目18日、3年目以降20日)、夏期休暇、結婚休暇、忌引休暇、あかちゃん休暇、積立休暇制度等
勤務時間10:00~18:30(フレックスタイム制)
ただし、劇場部門は交替制勤務となるので休日および勤務時間は別に定めています。
勤務地本社(東京)・演劇劇場(東京)
上記当社事業所のほか、グループ会社出向に伴う転勤の可能性があります。
(大阪/名古屋/福岡など)
雇用期間入社の日から4ヶ月
定年満60歳(継続雇用制度有)
諸制度テレワーク制度、育児休職制度、介護休職制度、育児時短勤務制度、介護時短勤務制度等
福利厚生確定給付企業年金、企業型確定拠出年金、積立貯蓄制度、従業員持株会、住宅資金融資等
独身寮、診療所、契約旅館制度、スポーツクラブとの法人契約、カフェテリアプラン等
引用元:東宝新卒者採用情報

全体的に見ても、マイナス要素の無い整った労働条件になっています。

特に注目したいのが、フレックスタイム制やテレワーク制度が導入されている点です。固定概念に囚われず、社員1人1人に合った柔軟な働き方ができるのはとても魅力的ですよね。

育児時短勤務や介護時短勤務も可能なので、ライフステージが変化しても変わらず勤め続けることができます。これらは働き方改革が推奨される現代でも、まだまだ当たり前のことではありません。

東宝の企業情報

ここでは東宝の企業情報について、紹介していきます。

就活は、まずは企業への理解を深めることが大切です。どれも就活生なら知っていて当然の基本的な内容なので、目を通しておきましょう。

  1. 東宝の事業内容
  2. 東宝の売り上げ・実績
  3. 東宝の基本理念

①東宝の事業内容

東宝の事業内容は、『映画』『アニメ』『演劇』『不動産』の4つの柱で形成されています

日本の映画業界は東宝を含めた3企業がトップを張りますが、その中でも東宝の興行収入は飛び抜けており、映画界の最大手と言って良いでしょう。

2012年に立ち上げたアニメ事業は、多くの人気テレビアニメ、また「君の名は。」「呪術廻戦」といった人気アニメ映画の製作にも携わってきました。

また世間からはあまり印象の無いであろう不動産事業ですが、実は営業利益のうち約4割が不動産事業によるものです。

引用元:東宝株式会社

②東宝の売り上げ・実績

東宝の過去5年間の売り上げ・実績は以下の通りです。

営業収入(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)
2023年2月期244,29544,88047,815
2022年2月期228,36739,94842,790
2021年2月期191,94822,44724,195
2020年2月期262,76652,85755,068
2019年2月期246,27444,98246,566
引用元:東宝株式会社

2021年2月期のみ極端に利益が減少していますが、これは2020年に国内で蔓延した新型コロナの影響によるものです。

売店での飲食物販売の停止や、座席の制限、時短営業等、映画事業として営業方針を制限した1年間が数字に影響しています。

しかし翌年以降からの売り上げは再び上昇の形を保っていて、平年通りの数字を記録しています。

③東宝の基本理念

東宝は創業者である小林一三の考えを大切に、以下の経営理念を定めています。

パーパス「健全な娯楽を大衆に提供すること」
バリュー「我々の享くる幸福はお客様の賜ものなり」
モットー「誇らかに、清く正しく美しく」

いつの時代も、映像作品というエンタテイメントを通してお客様に感動や笑顔を与えることを使命に、東宝は事業に取り組んでいます。

また10年後に創業100周年を控える中で、よりグローバルに活躍していくことを見据えて「Entertainment for YOU 世界中のお客様に 感動を」を新しいテーマに掲げています。

引用元:東宝株式会社

東宝の競合企業3つ

映画業界のトップを走る東宝ですが、他の映画製作会社もかなりの興行収入を誇る大企業です。

ここでは東宝の競合企業に該当する企業を解説していきます。

  1. 松竹
  2. 東映
  3. 東北新社

①松竹

松竹は、映画界の御三家と呼ばれる映画製作会社の1つです。

売上高78,212(百万円)
平均年収798万円
従業員数597人
平均勤続年数16.5年
平均年齢42.9歳
引用元:松竹株式会社

戦前より安定した映画配給を行ってきた松竹ですが、元は演劇の興行会社として創立しました。そして現在も演劇に力を入れており、歌舞伎座を含む全4カ所の劇場を運営しています。

平均年収や売上高は東宝よりも下回りますが、今後も長く活躍が見込める大企業です。

②東映

東映は、東宝に次ぐ興行収入を記録しており、映画界御三家の一角を務めます。

売上高174,358(百万円)
平均年収892万円
従業員数368名
平均勤続年数16.5年
平均年齢42.7歳
引用元:東映株式会社

東映は映画作品やテレビドラマの制作だけでなく、ビデオ作品の企画販売、配信サービスでの作品提供等、映像コンテンツに関して多岐に渡る運営を行っています。

不動産事業やホテル事業も携わっており、これからも安定した収益を生み出し続けるでしょう。

③東北新社

東北新社は海外作品コンテンツに特化した、映像総合プロダクションです。

売上高55,922(百万円)
平均年収600万円
従業員数864人
平均勤続年数13.4年
平均年齢41.1歳
引用元:東北新社

設立当時は海外作品の翻訳作業や吹替え制作を主に行っていた東北新社、様々な事業を手掛けるようになった今でも海外作品の日本語版制作を得意とします。

事業の一貫として声優や翻訳者の育成にも力を注いでおり、映像テクノアカデミアという養成所の運営も行っています。

東宝について理解を深めて企業研究に活かそう

東宝は競合他社と比較しても圧倒的な売上高を記録し続けており、それに伴い年収は897万円というかなりの高水準です。

当記事を参考に東宝についての理解を深めて、企業研究に活かしてみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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