任天堂は、誰もが知るようなコンテンツを次々と生み出しているゲーム会社です。就活生なら、任天堂でのキャリアパスについて気になる方は多くいるのではないでしょうか。
本記事では、任天堂の平均年収や新卒社員の募集要項、事業展開などについて幅広く紹介します。
ゲーム業界の競合企業も紹介するので、ぜひともチェックしてくださいね。
企業分析をサポート!便利ツール集
- 1適性診断|企業研究
- ゲットした情報を見やすく管理!
- 2志望動機テンプレシート|楽々作成
- 企業に合った志望動機がすぐに書ける!
- 3志望動機添削|プロが無料添削
- LINEで完結|志望動機をもっと好印象に!
任天堂の平均年収と初任給

任天堂について調べている就活生の中には、やはり給与面について気になる方も多くいるのではないでしょうか。
ここでは、任天堂の従業員の給与面について以下の2項目に分けて紹介します。
①任天堂の平均年収は985万
任天堂の従業員の平均年収は、985万円です(引用元:2024年3月期有価証券報告書)
以下で、同報告書に記載されている従業員のデータを紹介します。
従業員数(連結) | 7,724名 |
平均年齢 | 40.2歳 |
勤続平均年数 | 13.9年 |
平均年間給与 | 985万円 |
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると2022年分の給与所得者の平均給与は458万円でした。
つまり、任天堂の従業員の年収は一般平均の倍以上の水準であると考えられます。
②任天堂の初任給
任天堂の初任給は、以下の通りです。
学歴 | 初任給 |
---|---|
高専・短大・専門卒 | 233,000円 |
大学卒 | 256,000円 |
大学院修士卒 | 267,000円 |
大学院博士卒 | 284,000円 |
厚生労働省のデータによると、2019年度の院卒(修士課程)初任給は23万8,900円、大卒初任給は21万200円、高専・短大卒初任給は18万3,900円でした。
(引用元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)
つまり、任天堂の初任給は一般平均と比較して非常に高い水準だと考えられます。
任天堂の募集要項

任天堂の2025年度新卒採用募集要項は、以下の通りです(一部を抜粋して紹介します)。
募集対象 | 2025年3月末までに高等専門学校、専門学校、短期大学、大学、大学院を卒業見込みの方 いずれの職種も2025年3月末時点で、最終学歴卒業後3年未満の方もご応募いただけます。 就労経験の有無は問いません。 |
賞与・昇給 | 賞与 年2回(6月・12月) 昇給 年1回(4月) |
勤務地 | 初期配属は主として京都勤務となります。 配属先によっては、東京勤務となることもあります。 |
勤務時間 | コアタイム10:00~15:00 休憩1時間 (標準となる1日の労働時間7時間45分) |
福利厚生 | 各種社会保険、住宅支援、退職金、選択型福利厚生制度、財形貯蓄、総合福祉団体定期保険、 団体長期障害所得補償保険、慶弔見舞金、各種育児・介護関連制度、リフレッシュ休暇、 有給休暇保存制度、パートナーシップ制度 等 保養所(福井県美浜町)、クラブ活動補助 等 |
休日・休暇 | 年間休日数 126日(2023年度) 休 日 完全週休2日制(毎週土・日曜日)、祝日 休 暇 年次有給休暇、特別休暇、夏季休暇、年末年始休暇 |
受動喫煙防止に関する措置 | 屋内禁煙、屋外に喫煙スペースあり 本社・本社開発棟・宇治工場・東京支店 |
募集職種は開発からデザイン系、サウンド系、制作企画系、そして事務系と幅広いと言えます。
任天堂の企業情報3つ

ここでは、任天堂の企業情報を以下の3項目に整理して紹介します。
①任天堂の事業内容
任天堂は、「家庭用レジャー機器」の製造・販売を行っている、日本を代表する大企業の1つです。
世界中の人に愛されている『スーパーマリオ』シリーズをはじめとして、数々の家庭用ゲームソフト・ゲーム機を生み出してきました。
直近では『Nintendo Switch』とそのソフトウェアが、多くのヒットを記録しています。
2022年度にはNintendo Switchファミリーの世界累計セルスルーが1億2,000万台以上に達し、年間プレイユーザーは継続して増加している状態です。
②任天堂の売り上げ・実績
任天堂の直近における売り上げ・実績の推移は、以下の通りです。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 1兆3,085億1,900万円 | 1兆7,589億1,000万円 | 1兆6,953億4,400万円 | 1兆6,016億7,700万円 | 1兆6,718億6,500万円 |
経常利益 | 3,604億6,100万円 | 6,789億9,600万円 | 6,708億1,300万円 | 6,010億7,000万円 | 6,804億9,700万円 |
親会社株主に帰属する 当期純利益 | 2,586億4,100万円 | 4,803億7,600万円 | 4,776億9,100万円 | 4,327億6,800万円 | 4,906億200万円 |
③任天堂の基本理念
任天堂では、創業以来「独創」の精神を大切にしてホームエンターテインメントの業界において事業を展開しています。
「従来とは違うこと、他とは違うことにこそ価値がある」と常に考え続けることで、多くのヒット作品を生み出してきました。
世の中に次々と新しいものが誕生していく中で、まったく新しい独創的なものを生み出すハードルは徐々に高くなっていくと言えますよね。そのため任天堂では、さまざまな個性を持った人材を求めています。
参考元:任天堂「社長からのメッセージ」
任天堂の競合企業3社

ここでは、任天堂の競合企業として以下の3つの会社を紹介します。
①ソニー
ソニーは日本の代表的な電機企業ですが、エンタメ領域でも事業を展開していることで知られています。
家庭用ゲームハード「PlayStation」は非常にポピュラーであり、「ゲーム&ネットワークサービス」部門は既に同社の中核的な事業です。
売上高 | 13,020,768万円 |
従業員数(連結) | 113,000名 |
平均年齢 | 42.4歳 |
勤続平均年数 | 15.8年 |
平均年間給与 | 1,132万円 |
②スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスは、ゲームコンテンツを中心としたデジタルエンタテイメントの企画・開発・販売を行っている企業です。
『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』など、安定した人気を持つコンテンツをいくつも有していることが同社の圧倒的な強みだと言えますね。
売上高 | 3,563億4,400万円 |
従業員数(連結) | 4,770名 |
平均年齢 | 47.1歳 |
勤続平均年数 | 5.8年 |
平均年間給与(千円) | 1,313万円 |
③バンダイナムコ
バンダイナムコは、家庭用ゲームやスマホ用アプリゲーム、アーケードゲームを中心としたゲーム事業をはじめとして、幅広い事業を展開する企業です。
キャラクターをはじめとする知的財産(「IP」と呼びます)を豊富に保有することが強みであり、IPの価値を最大化する「IP軸戦略」を展開しています。
上高 | 1兆500億2,100万円 |
従業員数(連結) | 11,159名 |
平均年齢 | 47.2歳 |
勤続平均年数 | 19.9年 |
平均年間給与(千円) | 1,095万円 |
任天堂について理解を深めて企業研究に活かそう

任天堂は日本を代表するゲーム業界の大企業であり、誰もが知るような人気コンテンツを数多く生み出し続けています。
それだけに就活での人気も高いため、業績の推移や競合他社との違いなどを整理しながらしっかりと企業研究を深めていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。