損保ジャパンの平均年収・募集要項を解説|競合企業も併せて紹介
損保ジャパンは、国内損害保険市場において高いシェアを誇る損害保険会社です。
保険業界や金融業界について調べている方の中には、損保ジャパンについて気になったという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、損保ジャパンの給与面や事業内容、そして新卒採用における募集要項などを紹介します。
競合他社の情報も紹介しますので、ぜひともチェックしてくださいね。
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損保ジャパンの平均年収と初任給

損保ジャパンの企業研究を進める中で、就活生であればやはり従業員の収入面について気になるものではないでしょうか。
そのためここでは、損保ジャパンの従業員の給与面について以下の2項目に整理して紹介します。
損保ジャパンの平均年収は636万
損保ジャパンの従業員の平均年収は、636万円です(引用元:金融庁EDINET「2023年3月期有価証券報告書」)。
以下で、損保ジャパンの従業員に関するデータを紹介します。
従業員数(連結) | 31,701名 |
平均年齢 | 44.6歳 |
勤続平均年数 | 15.6年 |
平均年間給与(千円) | 636万円 |
国税庁公表の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円です。
つまり、損保ジャパンの平均年収は一般平均と比較して高水準だと言えます。
損保ジャパンの初任給
損保ジャパンの初任給(2024年度入社新卒)は、以下の通りです。
学歴 | 初任給 |
---|---|
大卒・短大卒 | 243,700円 |
院卒 | 261,750円 |
厚生労働省が公表するデータによると、2019年度の大卒初任給は21万200円、院卒初任給は23万8,900円でした(引用元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
つまり、損保ジャパンの新入社員の初任給は一般水準と比較して高いと考えられます。
損保ジャパンの募集要項

損保ジャパンの2024年度新卒採用(総合コース)の募集要項は、以下の通りです(一部を抜粋して紹介します)。
応募資格 | 2024年4月1日時点で満29歳以下の方 (入社日までに短期大学、四年制大学または大学院を卒業・修了の方に限ります) |
勤務地 | 海外・国内全地域 |
配属部門 | ・営業部門 ・保険金サービス部門 ・商品開発部門 ・国際部門 ・資産運用部門 ・IT部門 ・DX部門 ・管理部門ほか |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
勤務時間 | 9:00~17:00(7時間)/休憩:12:00~13:00(1時間) |
残業手当 | 初任の場合は、固定残業代として初任手当(法定内残業16時間相当)を支給。 固定残業代相当を超えて労働した場合には、その差額を超過勤務手当として 追加で支給。 |
休日・休暇 | 【休日】 日曜日、土曜日、国民の祝日に関する法律に定める休日、 年末年始(12月31日、1月2日および1月3日) 【休暇】 年次有給休暇(最大24日:特別連続休暇5日、指定休暇5日を含む)、 時間単位特別休暇、リフレッシュ休暇、慶弔休暇、ボランティア休暇 など |
社会保険 | 雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労災保険 |
福利厚生 | 独身寮・社宅制度(規程に従い貸与)、育児・介護に関する各種両立支援制度、 弔慰金・災害見舞金等の支給制度、財形貯蓄制度、従業員持株会、社内融資制度、 企業型確定拠出年金、提携保養施設・スポーツ施設 など |
支援制度 | ジョブ・チャレンジ制度、社内副業制度「SOMPOクエスト」、ドリームチケット、 フィールド区分変更、産前産後休暇(産前8週・産後8週)、 育児休業制度(男女不問)、育児短時間勤務制度(妊娠中から小学3年生学年末まで)、 出生時育児休業制度(通称:パパ育休)、介護休業など |
社内副業制度「SOMPOクエスト」とは、所定業務時間の2割を上限として他部署の業務に携われる制度のことです。
損保ジャパンの企業情報

ここでは、損保ジャパンの企業情報を以下の3項目に整理して紹介します。
1.損保ジャパンの事業内容
損保ジャパンは、国内保険市場で大きなシェアを占める「SOMPOホールディングス」の中核を担う損害保険会社です。
SOMPOホールディングスは、国内生損保事業や海外保険事業に加えて、近年では介護・シニア事業やデジタル領域への事業展開も進めています。
損保ジャパンは日本全国に約2,000万人の顧客基盤を持ち、2021年度の国内損害保険市場では25.6%のシェアを占めました。
(引用元:損保ホールディングス「国内損害保険事業」)
近年ではAIによる保険金支払いの自動判定システムの開発を始め、テクノロジーの活用も積極的に進めています。
2.損保ジャパンの売り上げ・実績
損保ジャパンの売り上げや実績の近年における推移は、以下の通りです。
2019年3月期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|---|---|---|
経常収益 | 3兆2,146億5,100万円 | 3兆2,228億8,000万円 | 3兆3,073億7,600万円 | 3兆5,789億7,300万円 | 4兆410億4,000万円 |
正味収入保険料 | 2兆7,181億5,500万円 | 2兆8,254億8,200万円 | 2兆9,235億4,700万円 | 3兆2,157億1,300万円 | 3兆6,707億1,700万円 |
経常利益 | 1,903億1,300万円 | 1,871億2,400万円 | 1,985億9,400万円 | 2,463億4,200万円 | 1,377億7,700万円 |
保険業界では、自然災害の頻発化やアフターコロナの影響などで経営環境が難しくなっているのが実情です。
そんな中損保ジャパンでは収支構造改革を掲げ、保険料率の引き上げや保険引き受けの判断適正化、業務効率化などを続けています。
3.損保ジャパンの基本理念
損保ジャパンが中核を担うSOMPOグループでは、パーパスとして以下を掲げています。
パーパス |
---|
”安心・安全・健康のテーマパーク”により、 あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する |
また「人材コア・バリュー」として掲げているのが、以下の3つです。
ミッション・ドリブン | 使命感とやりがいを感じ、当事者意識を持って働く |
プロフェッショナリズム | 高い専門性と倫理観に基づき、自律的に行動し、成果に繋げる |
ダイバーシティ&インクルージョン | 多様性の重要性を理解し、それを新たな価値創造に結び付ける |
損保社員には、専門性だけでなく高い倫理観と使命感、そして目標に向けて自分を律する能力が求められると言えるでしょう。
損保ジャパンの競合企業3社

ここでは、損保ジャパンの競合企業として以下の3社を紹介します。
1.東京海上日動火災保険
東京海上日動火災保険は、国内損害保険会社でもトップクラスの規模を持つ損保です。
保険会社において経済的規模の大きさはそれ自体が大きな強みであり、自然災害やその他の自体が起きても利益を確保できる体力を持ちます。
経常収益 | 6兆6,486億円 |
従業員数(連結) | 43,217名 |
平均年齢 | 43.2歳 |
勤続平均年数 | 17.5年 |
平均年間給与 | 1,430万円 |
2.三井住友海上火災保険
三井住友海上火災保険は、「三井」と「住友」の2財閥をルーツに持ち「国内3メガ損保」に数えられる損保です。
財閥系ならではの強固な顧客基盤を国内に持ち、東南アジア地域での事業展開を積極的に推進しています。
(以下はMS&ADインシュアランスグループホールディングスのデータです)
経常収益 | 5兆2,512億7,100万円 |
従業員数(連結) | 38,584名 |
平均年齢 | 48.5歳 |
勤続平均年数 | 23.6年 |
平均年間給与 | 1,101万円 |
3.あいおいニッセイ同和損害保険
あいおいニッセイ同和損害保険は、三井住友海上とのグループ統合により誕生した会社です。
通信と情報工学の技術を活用した「テレマティクス技術」を活用したサービスを独自の強みとしています。
(以下はMS&ADインシュアランスグループホールディングスのデータです)
経常収益 | 5兆2,512億7,100万円 |
従業員数(連結) | 38,584名 |
平均年齢 | 48.5歳 |
勤続平均年数 | 23.6年 |
平均年間給与 | 1,101万円 |
損保ジャパンについて詳しく理解しよう!

損保ジャパンは、国内3メガ損保の一角であるSOMPOグループの中核を担う、損害保険会社です。
損保ジャパンについて調べるにあたっては他の国内損保と比較しつつ、数値についても一定のチェックをしながら進めていくと良いでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。