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【例文つき】400字でガクチカを書こう|差がつく書き方とポイント

400字のガクチカをどうやって書けばいいか分からず、困っている就活生もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、魅力的な400字のガクチカの書き方を解説します

ガクチカの例文も紹介しているので、ぜひ最後までお読みくださいね。

ガクチカとは「学生時代に力をいれたこと」

ガクチカとは「学生時代に力をいれたこと」の略で、新卒採用において最も重要視される質問の1つです。面接でも最も深掘りされやすいため、対策が必要です。

ガクチカのエピソードによって学生の印象が変わることも珍しくありません。採用担当者に自分の魅力を伝えるために、ガクチカは丁寧に作成する必要があります。

企業がガクチカで判断していること2つ

就職活動において、ガクチカは非常に重要な要素です。企業はガクチカを通じて、学生の人柄やポテンシャルを見極めようとします。

ここでは、企業がガクチカで何を判断しているのか、そのポイントを2つ紹介しますね。

  1. 自社とどれだけマッチしているか
  2. 学生の人柄

①自社とどれだけマッチしているか

1つ目は、自社の理念や目標にどれだけ合致しているかです。企業はガクチカを通じて、学生がどのような価値観を持ち、どのような経験をしてきたのかを見極めます。

自社の理念に共感し、それを体現できる人材は、企業にとって非常に価値がある人材です。一方で、理念と合わない人材は、入社後にミスマッチを起こし早期退職につながるリスクがあります。

そのため、企業はガクチカを通じて、応募者が自社とどれだけマッチしているかを重視して評価しているのです。

➁学生の人柄

2つ目は、学生の人柄です。ガクチカは、学生がどのような取り組みをしてきたか、どのような結果を出したかを通じて、その人の性格や価値観を推し量る材料となります。

例えば、困難な状況に直面した時の対応や、チームでの協力の仕方などから、その人の協調性やリーダーシップ、問題解決能力などが見えてくるのです。

また、何に情熱を注いできたかを知ることで、その人がどのようなことに興味を持ち、何に価値を感じるのかが分かります。

企業はこれらの情報をもとに、その人がチームに溶け込み、貢献できるかどうかを判断しているのです。

400字のガクチカはPREP法で書く

ガクチカはPREP法で書くのが基本です。PREP法とは、「結論」(Point)、「理由」(Reason)、「具体例」(Example)、「結論」(Point)の順に書く方法です。

ここでは、ガクチカをPREP法で書く際のポイントを解説します。

  1. 『Point』結論
  2. 『Reason』理由
  3. 『Example』具体例
  4. 『Point』結論:結び

『Point』結論

ガクチカを書く際、最初に結論を述べることで、聞き手の面接官はこれから述べる主張を理解しやすくなります。

結論を先に述べることで、話の方向性が明確になり、聞き手の注意を引きつけられるのです。これは、就活生が自己PRをする上で非常に重要なポイントですね。

結論から入ることで、聞き手はその後の説明により集中し、理解を深められます。

『Reason』理由

結論の後には、「なぜそう考えたのか」「なぜその結果に至ったのか」その結論に至った理由を述べる必要があります。

どんな物事にも理由はつきもので、その理由を明確にすることで、文章は説得力を持つのです。理由を述べることで、聞き手は話の信憑性を感じられますよね。

また、因果関係がしっかりしていると、話が論理的に感じられ、より説得力のある文章になります。

『Example』具体例

理由を述べた後は、具体例を挙げて、その理由が本当であることを証明します。実際にどんな実績があったのか、どのような経験をしたのかを示すことで、話に信憑性を持たせられるのです。

数字を用いると、客観的な視点で物事を見ていると思われ、好印象を与えられます。具体例を挙げることで、話が詳細になり、聞き手はより深く理解できるでしょう。

『Point』結論:結び

最後にもう一度冒頭で述べた結論を述べて、文章を締めます。再度結論を述べることで、伝えたい内容をより明確にし、聞き手に強く印象づけられますよ。

結論を繰り返すことで話の要点を強調し、聞き手にその内容をしっかりと記憶させられるのです。

400字ガクチカをより魅力的にする方法3つ

ガクチカを400字に凝縮し、魅力的に伝える方法を知ることは、内定への大きな一歩となるでしょう。ここでは、初心者でも理解しやすいように、ガクチカをより魅力的にする3つの方法を紹介します。

  1. 学生時代を丁寧に振り返る
  2. 企業に合った内容を意識する
  3. 8割以上書く

①学生時代を丁寧に振り返る

まずは学生時代の出来事を1つ1つ丁寧に振り返りましょう

学生時代に何に情熱を注ぎ、何に夢中になり、どのような困難に直面し、どのようにそれを乗り越えたのかを振り返ることは、自分だけのユニークなガクチカを作成する1つ目のステップです。

振り返る過程で、自分の強みや学び、成長した点が明確になります。

例えば、サークル活動でリーダーシップを発揮した経験や、アルバイトでの改善提案が採用されたエピソードなど、具体的な事例を挙げることで、自己分析が深まり、説得力のあるガクチカが書けますよ。

➁企業に合った内容を意識する

また、企業に合った内容にすることも大切です。どんなに素晴らしいガクチカであっても、それが志望企業の求める人物像や価値観と合致していなければ意味がありません。

したがって、応募する企業の文化や求めるスキルを事前にリサーチし、それに合わせたガクチカを構築することが重要です。

例えば、チームワークを重視する企業には協調性やコミュニケーション能力を示すエピソードを、イノベーションを求める企業には創造性や問題解決能力をアピールする内容を選ぶと良いでしょう。

企業研究を行い、自分の経験がどのように企業に貢献できるかを明確に示すことで、印象的なガクチカになりますよ。

③8割以上書く

文字数はなるべく400字に近い字数で、少なくとも8割以上(320文字以上)は書きましょう。字数を8割以上使うことで、情報量が増え、読み手に対する説得力が高まります。

字数が少なすぎると、情熱や熱意が不足していると受け取られかねません。一方で、字数オーバーはルール違反と見なされるため、適切な範囲内で濃密な内容を心がけましょう。

思考と行動を軸にエピソードを選び、それを具体的に描写することで、400字の中にも充実した内容を詰め込めますよ。

【パターン別】400字のガクチカ例文5つ

ここまでの内容を踏まえて、ガクチカ例文を5パターン紹介します。例文を参考に、あなたのガクチカを効果的にアピールしましょう。

  1. 例文①ゼミ活動のガクチカ
  2. 例文➁サークル活動のガクチカ
  3. 例文③アルバイトのガクチカ
  4. 例文④趣味のガクチカ
  5. 例文⑤ボランティア活動のガクチカ

例文①ゼミ活動のガクチカ

私は大学時代、マーケティング戦略を研究するゼミ活動でリーダーシップを発揮し、成功を収めました。この経験から、チームワークの重要性と、異なる意見をまとめ上げるためのコミュニケーション能力が身につきました。特に印象的だったのは、新しいプロモーション戦略を考案するプロジェクトでした。メンバー間で意見が分かれ、進行が難航していた中、私は積極的に話し合いを進め、それぞれの意見を尊重しながら共通の目標に向けてまとめ上げました。最終的には、教授から高い評価を受けるとともに、ゼミの他のメンバーからも信頼を獲得できました。ゼミ活動で培った「チームをまとめ、共通の目標達成へと導く能力」を生かし、貴社の更なる発展に貢献したいと考えています。

ポイントは、具体的なプロジェクト(新しいプロモーション戦略の考案)を通じてリーダーシップとコミュニケーション能力を示していることです。

実際の困難を乗り越えた経験から得たスキルを強調し、どのようにチームをまとめ上げたかを明確に描写しています。

最後に、これらの経験をどう職場で活かすかを述べることで、未来志向のアピールをしており、採用担当者に具体的な貢献イメージを持たせられるでしょう。

例文➁サークル活動のガクチカ

私は大学時代に所属していたサッカーサークルで、キャプテンとしてチームを統率し、地域リーグで優勝しました。この経験は、リーダーシップとチームビルディングの重要性を深く理解する機会となりました。特に、メンバー間で目標意識を共有し、モチベーションを高めるための定期的なミーティングの開催は、チームとして一丸となって困難に立ち向かう力を養うことに大きく寄与しました。また、個々のメンバーの長所を生かすポジショニングや、練習計画の策定など、戦略的なアプローチも積極的に行いました。この経験から得たリーダーシップと協調性、戦略立案の能力を活かし、貴社のチームで価値を生み出し、共に成長していきたいと考えています。

ポイントは、サッカーサークルのキャプテンとしての経験を通じて、リーダーシップ、チームビルディング、戦略立案の能力を具体的な成果と共に示していることです。

明確な成果である地域リーグ優勝を挙げることで、話に説得力を持たせています。

また、ミーティングの開催や戦略的なアプローチの例を挙げることで、リーダーとしての役割を具体的に描写しており、面接官がイメージしやすくしているのもポイントです。

最後に、サークルでの経験をどう職場で活かすかを述べることで、未来志向のアピールをしています。

例文③アルバイトのガクチカ

大学時代に飲食店でのアルバイトを通じて、顧客満足度を向上させるための取り組みをリードしました。この経験から、コミュニケーションの技術とチームワークの重要性を深く理解しました。具体的には、顧客からのフィードバックを定期的に集め、それをもとにスタッフと共にサービス改善策を議論し実行しました。例えば、注文から提供までの時間短縮や、特別な日の顧客へのサービス提案など、いくつかの新しい取り組みを導入しました。これらの努力が実を結び、顧客からの肯定的なフィードバックが増え、リピーターの顧客も明らかに増加しました。アルバイトで培った問題解決能力とチームで成果を出す経験を、貴社での業務にも活かし、更なる成長と成功に貢献したいと考えています。

ポイントは、飲食店アルバイトとして働いた事実ではなく、どのような課題があり、それにどう取り組んだかを明確にしていることです。

顧客のフィードバックを収集し、チームでサービス改善策を議論して実行したプロセスは、問題解決能力と協調性を示しています。

また、具体的な改善策(時間短縮、特別サービスの提案)とそれによる肯定的な結果(リピーター増加)を挙げることで、実際に成果を出したことが伝わりますね。

例文④趣味のガクチカ

大学時代は、趣味である登山に打ち込み、計画性と忍耐力を身につけました。具体的には、登山計画の立案と実行を通じて、目標達成のための段階的なプロセスと、予期せぬ状況に対応する柔軟性を学びました。例えば、悪天候の中での登頂を成功させた経験は、私にとって、計画の重要性と同時に、計画を瞬時に見直し、適応する力がいかに重要かを痛感させました。また、登山はチームでの活動が多いため、メンバーと協力し、互いに励まし合うことで達成感を共有する喜びも学びました。登山を通じて培った計画性、忍耐力、柔軟性は、貴社での業務においても、目標に向かって着実に進む力として役立つと確信しています。

ポイントは、趣味の登山を通じて得た計画性、忍耐力、柔軟性といったスキルを明確に示している点です。

登山計画の立案と実行をした具体的な経験を挙げることで、目標達成に向けた段階的アプローチと、予期せぬ状況に対する適応力を具体的に描写していますね。

さらに、登山のチーム活動を通じた協力と共感の経験は、職場でのチームワークに対する貢献度を強調しています。

例文⑤ボランティア活動のガクチカ

私は大学在学中に地域の環境保護ボランティアに参加し、公園の清掃や植樹活動を行いました。この活動を通じて、地域コミュニティとの連携とチームワークの重要性を深く理解しました。特に、公園清掃プロジェクトでは、多様なバックグラウンドを持つボランティアと協力し、効率的な清掃計画を立て実行しました。この経験は、異なる意見を調整し、共通の目標に向けて人々を動かすリーダーシップを発揮する機会となりました。また、地域住民からの感謝の声が、私たちの取り組みが地域社会に実際に貢献していることを実感させ、大きな達成感をもたらしました。ボランティア活動で培った協調性とリーダーシップは、貴社でのチームワークとプロジェクト遂行においても、価値ある資質として発揮できると確信しています。

ポイントは、ボランティア活動を通じて得たリーダーシップと協調性を、具体的なプロジェクトとその成果を通して示していることです。

異なるバックグラウンドを持つ人々との協力と、効率的な計画の立案・実行は、チームワークの重要性と問題解決能力を強調しています。

また、地域住民からの感謝の声を引用することで、活動が具体的な社会貢献につながったことを示し、実際に影響を及ぼした経験をアピールできるでしょう。

400字で一目置くガクチカ文章を作ろう

就職活動において、400字のガクチカはあなたの人となりや経験を企業に伝える大切な手段です。自分らしい魅力的なガクチカを書きましょう。

まず、学生時代を丁寧に振り返り、情熱を注いだ経験や乗り越えた困難を整理します。次に、応募する企業の文化や求める人物像を理解し、企業に合わせた内容を意識してください。

そして、限られた字数の中で情報を凝縮し、8割以上の字数を使って熱意を伝えるように努めましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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