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「ガクチカが400文字も書けない…」文字数の増やし方や書き方を簡単解説

400字のガクチカをどうやって書けばいいか分からず、困っている就活生もいるのではないでしょうか。本記事では、魅力的な400字のガクチカの書き方を解説します。

400字のガクチカの例文も紹介しているので、ぜひ最後までお読みくださいね。

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目次

対策必須!多くの企業のESで400字のガクチカが求められる

ガクチカとは「学生時代に力をいれたこと」の略で、新卒採用において最も重要視される質問の1つです。ES(エントリーシート)では、「400字以内」で書く形式が主流となっています。

学生時代の取り組みを題材とする場合も、400字に収めるには、最初に結論を述べる構成や、具体性を保ちつつ不要な要素を削る工夫が欠かせません。

ガクチカの書き方で迷っている方は、まずこの「400字」という制限の中で、何をどう伝えるかを意識してください。それが、評価されるガクチカ例文を作る第一歩になります。

企業がガクチカを聞く理由を3つ紹介

はじめてESに取り組むと、「なぜ企業は学生時代の取り組みを聞くのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。

ガクチカの400字例文を探す前に、企業がどのような意図で質問しているのかを知ることが大切です。

ここからは、評価されるガクチカを書くうえで欠かせない「企業の視点」を3つの観点から紹介していきますよ。

  1. 企業とのマッチ度を判断するため
  2. 人柄に問題がないか
  3. 自社で活躍できる能力をもっているか

①企業とのマッチ度を判断するため

1つ目は、自社の理念や目標にどれだけ合致しているかです。

自社の理念に共感し、それを体現できる人材は、企業にとって非常に価値がある人材でしょう。一方で、理念と合わない人材は、入社後にミスマッチを起こし早期退職につながるリスクがあります。

そのため、企業はガクチカを通じて、応募者が自社とどれだけマッチしているかを重視して評価しているのです。

たとえば、チームワークを重視する企業であれば、「周囲と協力して目標を達成した経験」が好まれます。ガクチカの中で企業が重視する価値観とつながる部分を自然に伝えてください。

②人柄に問題がないか

2つ目は、学生の人柄です。ガクチカは、学生がどのような取り組みをしてきたか、どのような結果を出したかを通じて、その人の性格や価値観を推し量る材料となります。

例えば、困難な状況に直面した時の対応や、チームでの協力の仕方などから、その人の協調性やリーダーシップ、問題解決能力などが見えてくるのです。

アルバイト経験をもとに書くなら、「最後まで責任をもって取り組んだこと」や「仲間と協力して課題を乗り越えた経験」などが評価されやすくなります。

また、何に情熱を注いできたかを知ることで、その人がどのようなことに興味を持ち、何に価値を感じるのかが分かるでしょう。

企業はこれらの情報をもとに、その人が組織に溶け込み、貢献できるかどうかを判断しているのです。

③自社で活躍できる能力をもっているか

3つ目は、その学生が入社後に活躍できるかどうかです。そのため、ガクチカでは取り組みの中で「どのような力を発揮したか」を明確にする必要があります。

たとえば、学生時代の取り組みを400字でまとめる際は、課題に直面した背景から、行動、成果までを端的に記述しましょう。

留学やアルバイトといったテーマであっても、抽象的な感想に終わらず、具体的な能力の裏づけを示すことが重要です。定量的な結果もあわせて書くと、説得力が高まります。

書く前に確認!400字のガクチカで押さえるべきポイント

400字のガクチカを書こうとして、いきなり手を動かしてしまう方は多いかもしれません。しかし、選考で評価される内容に仕上げるには、書き始める前に確認しておきたいポイントがあります。

ここでは、文字数の使い方、エピソードの選び方、企業とのつなげ方といった基本事項を3つに分けて紹介します。

  1. 指定字数の8~9割以上の文章を書く
  2. 伝えたいエピソードを1つに絞る
  3. エピソードでの学びを業務と結びつける

①指定字数の8~9割以上の文章を書く

ESでガクチカを書く場合、400字の指定があるときは、できるだけ350字以上は書き切りましょう。文字数が少なすぎると、経験の深さや意欲が伝わらず、読み手に準備不足と受け取られるおそれがあります。

もちろん、ただ詰め込めばよいわけではなく、伝えるべき情報量とバランスが重要です。指定された文字数に見合った密度のある内容を意識しながら、過不足のない文章に仕上げてください。

②伝えたいエピソードを1つに絞る

400字の制限内で伝えるには、エピソードは1つに絞るのが基本です。複数の話題を盛り込むと、どれも中途半端になってしまい、伝えたい軸がぼやけてしまいます。

たとえば、「留学とアルバイトを両方頑張った」と書くと、それぞれの魅力が十分に伝わらず、印象が薄くなる可能性があるでしょう。

一方、1つの経験に絞って深掘りすることで、成果や学びが明確になりやすくなります。自分の強みを正確に伝えるためにも、焦点をひとつに絞って構成することがおすすめです。

③エピソードでの学びを業務と結びつける

ガクチカでは、「この経験を企業でどう活かせるか」という視点を意識して書くことが大切です。単なる成功体験にとどまらず、業務に役立つ能力が身についているかが重視されます。

たとえば、チームで協力した経験を伝えるなら、「営業活動で他部署と連携しながら提案できる力がある」といった形で、企業の仕事とつなげて説明するのが効果的です。

経験を自己完結で終わらせず、仕事への再現性を意識して構成してください。

400字のガクチカの基本構成と各項目の文字数

ガクチカを400字以内でまとめる際、「どう構成すればよいか」「各パートにどれくらいの文字数を使えばよいか」と悩みますよね。

特に就活を始めたばかりの方にとっては、構成が不明確なまま書き始めてしまい、途中で行き詰まることも多いでしょう。

ここからは、ガクチカの書き方に不安がある方へ向けて、PREP法に沿った基本構成と目安となる文字数を紹介します。

  1. 結論|20~50文字
  2. 理由|100~150文字
  3. 具体例|100~200文字
  4. 学び・入社後の活かし方|50~100文字

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①結論|20~50文字

ガクチカの冒頭では、まず「何に取り組んだのか」を簡潔に示しましょう。最初に要点を伝えることで、読み手の理解を助け、印象にも残りやすくなります。

たとえば、「私は学生時代、アルバイトのリーダーとして売上改善に取り組みました」といった一文で、取り組みの概要が伝わりますよ。

結論が冒頭にあることで構成が明快になり、読みやすさが格段に上がるのです。20〜50文字の範囲で、具体的かつ端的にまとめてください。

②理由|100~150文字

次に、その活動を始めた理由を説明します。取り組みに至った背景や目的を伝えることが大切です。行動のきっかけや思いが伝わることで、文章に説得力が生まれます。

たとえば、「自分の提案力を試したいと思ったから」「苦手なリーダー役に挑戦したかったから」といった動機があると、読み手も納得しやすくなりますよ。

100〜150文字を目安に、自分の言葉で理由を表現してください。

③具体例|100~200文字

理由のあとには、実際の行動や成果を具体的に述べましょう。ここでは、取り組みの中で直面した課題や、どのように解決したかを順を追って伝えることが大切です。

たとえば、「現地学生と協力してイベントを企画・運営し、参加者数を倍増させた」といった記述がよく見られます。

100〜200文字の範囲で、行動・工夫・結果をバランスよく記述すると、読み手に強い印象を残すことができるでしょう。

④学び・入社後の活かし方|50~100文字

最後に、その経験から得た学びと、企業でどう活かせるかを簡潔にまとめましょう。ここは自己PRとして最も評価されるポイントです。

「相手の意見を尊重する姿勢を身につけました。この姿勢は営業職でも信頼構築に活かせると考えています」のように、過去の学びと入社後の活かし方がつながっている内容が理想的です。

経験と志望職種が結びついていると、読み手にも納得感を与えられます。50〜100文字で前向きに締めくくるよう意識してください。

【エピソード別】400字のガクチカ例文

ガクチカを作成するうえで、自分の経験をどのように文章化すればよいのか分からず悩んでいる方も多いでしょう。

特に就活初期では、他の人がどのようなエピソードを選び、どのように400字でまとめているのかを知ることが、ガクチカ作成の第一歩になります。

ここでは、頻出のエピソード別に例文を11個紹介します。自身の経験に近いものを参考にしながら、書き方のコツをつかんでください。

  1. 【アルバイト】接客向上の工夫で成果を出した
  2. 【サークル】チームで企画を成功に導いた
  3. 【ゼミ・研究】課題に取り組み、試行錯誤を重ねた
  4. 【留学】語学力と適応力を磨いた
  5. 【ボランティア】地域や社会の課題解決に取り組んだ
  6. 【部活動】厳しい環境で挑戦しチームを牽引した
  7. 【長期インターン】ビジネスの現場で課題解決を行った
  8. 【資格・スキル】継続して努力し資格を習得した
  9. 【趣味・特技】挑戦を続けて成果を出した
  10. 【実習】専門知識を活かして問題解決に挑んだ
  11. 【学生団体】チームをまとめプロジェクトを成功させた

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①【アルバイト】接客向上の工夫で成果を出した

大学時代に飲食店でのアルバイトを経験した学生は多く、特に接客に関する工夫や改善は、ガクチカとしてよく使われるテーマです。

今回は、接客向上に取り組んだエピソードを400字以内でまとめた例文を紹介します。

アルバイトのガクチカ例文

私はアルバイト先のカフェで、接客満足度を上げる取り組みを行いました。

来店者数が減少傾向にあり、原因はスタッフによって接客態度に差があることだと感じました。

そこで、全員が安定したサービスを提供できるよう、自主的に接客マニュアルを作成し、週1回のロールプレイング研修を提案・実施しました。

当初は一部のスタッフが参加に消極的でしたが、回数を重ねるごとに前向きな姿勢に変化し、店舗全体の雰囲気も改善されました。

結果として、アンケートでの満足度スコアは3か月で3.2点から4.5点に向上し、リピーターの割合も増加しました。

この経験から、相手視点を持ちながら主体的に行動することで、周囲を巻き込み成果を出せることを学びました。

今後も組織に貢献できる工夫と行動力を大切にしたいです。

数字や変化を具体的に示すことで、取り組みの成果が明確になります。同様のテーマを書く場合は、「問題→工夫→改善→成果」の流れを意識しましょう。

②【サークル】チームで企画を成功に導いた

サークル活動は、チームでの協力や主体性をアピールしやすいテーマです。

今回は、イベントの企画運営に取り組んだエピソードを紹介します。

サークルのガクチカ例文

私は所属するダンスサークルで、地域の文化祭に向けたステージ企画をまとめ上げました。

過去に出演していた先輩方が卒業し、引き継ぎも不十分だったため、準備がうまく進まない状況でした。

そこで、私は全体の進行管理と、週1回のミーティングを提案し、出演チームや音響班と連携を強化しました。

また、演出面では観客の年齢層を意識して構成を組み直し、当日は子どもから高齢者まで楽しめるプログラムを実現しました。

結果として、アンケートでの満足度は前年を上回り、来場者数も例年より2割増加しました。この経験から、周囲と協力しながら自分から働きかけて行動する大切さを学びました。

今後もチームで目標を達成するための行動力を活かしていきたいです。

サークル内の役割や問題解決の工夫を具体的に描くことで、主体性やチーム貢献が伝わりやすくなります。相手視点での改善や成果も盛り込むと説得力が増すでしょう。

③【ゼミ・研究】課題に取り組み、試行錯誤を重ねた

ゼミでの研究活動は、課題解決力や粘り強さをアピールできるテーマです。

今回は、調査と発表を通じて成果を得たエピソードを紹介します。

ゼミ・研究のガクチカ例文

私は経済ゼミで、地域活性化をテーマに商店街の現状分析と提案を行いました。

最初の調査ではデータの偏りや回答数の不足が課題となり、説得力に欠けていました。

そこで、調査方法を見直して訪問聞き取りを追加し、回答者の年代を広げることで情報の質を高めました。

また、分析の精度を上げるために過去の研究事例を参考にして視点を整理し、提案内容を具体化しました。

発表では、データに基づいた提案が評価され、大学主催の学内発表会でも優秀賞を受賞しました。この経験を通じて、問題点を的確に捉えて改善する姿勢の重要性を実感しました。

入社後も、課題に真摯に向き合いながら柔軟な対応で成果を出していきたいです。

ゼミ活動では「どんな課題に取り組んだか」だけでなく、「どう改善し成果につなげたか」を具体的に書くことがポイントです。工夫の過程を丁寧に伝えることで評価につながります。

④【留学】語学力と適応力を磨いた

海外留学の経験は、語学力だけでなく異文化対応力や積極性のアピールしやすいテーマです。

今回は、英語圏での学びを通じて自分を成長させたエピソードを紹介します。

留学のガクチカ例文

私は大学2年時に半年間、オーストラリアへ語学留学しました。

現地の授業はすべて英語で進行し、当初は内容を理解するのに苦労しました。

そこで、授業後に分からなかった部分を積極的に講師に質問し、学習内容を復習する習慣をつけました。

また、現地学生との交流を増やすために、地域ボランティアに参加し、英語での実践的な会話の機会を意識的に増やしました。

その結果、帰国時にはTOEICスコアが200点以上向上し、現地の友人と日常的な会話ができるようになりました。この経験から、困難な環境でも自ら工夫して学ぶ姿勢が身についたと実感しています。

入社後も、未知の業務に対して主体的に行動し、着実に成果を出していきたいです。

留学経験は「頑張った事実」だけでなく、「どのように課題に向き合ったか」「何を得たか」を伝えることが大切です。TOEICなどの具体的な成果もあわせて示すと説得力が増します。

⑤【ボランティア】地域や社会の課題解決に取り組んだ

ボランティア経験は社会貢献だけでなく、自分自身の成長にもつながるエピソードです。

地域ボランティア活動を通して、協調性や主体性を発揮した経験を紹介します。

ボランティアのガクチカ例文

私は大学1年から地域の清掃ボランティアに参加し、継続的に活動してきました。

最初は与えられた作業をこなすだけでしたが、徐々にゴミの多い場所や時間帯に気づき、改善策を提案するようになりました。

たとえば、近くの公園にゴミ箱がないことに気づき、自治体に設置を働きかける手紙を作成し、署名活動を行いました。

その結果、公園にゴミ箱が設置され、ゴミの量が減少しました。地域の方からも感謝の声をいただき、自信につながりました。この経験を通じて、身近な課題に目を向け、自ら行動する姿勢を身につけました。

入社後も、現場での気づきを大切にしながら、改善策を考え実行していきたいです。

ボランティア活動での取り組みは、「課題の発見→自発的行動→成果」の流れで説明すると読み手に内容が伝わりやすくなります。

また、社会貢献だけでなく、自分の成長や仕事への活かし方まで言及することが大切です。

⑥【部活動】厳しい環境で挑戦しチームを牽引した

今回は、部活動を通じて困難を乗り越え、チーム全体を巻き込みながら成果を出した例文を紹介します。努力や継続力、リーダーシップをアピールしたい方は参考にしてください。

部活動のガクチカ例文

私は硬式テニス部で副キャプテンを務め、チーム力の向上に取り組みました。

当時はメンバーの実力差が大きく、練習の雰囲気にも一体感がありませんでした。

私はまず、全員が意見を出しやすいミーティングを提案し、練習メニューもレベル別に細分化しました。

その結果、各自の課題が明確になり、互いに声をかけ合うようになったことでチームの雰囲気が改善されました。

地区大会では団体戦でベスト4に入り、チーム全体の成長を実感できました。

今後も自ら行動し、周囲を巻き込みながら目標達成に向けて尽力していきたいです。

部活動では、結果だけでなく「チームにどう貢献したか」を具体的に伝えるのがポイントです。自分の役割や工夫を明確にすると説得力が増します。

⑦【長期インターン】ビジネスの現場で課題解決を行った

今回は、長期インターンでの業務改善に取り組んだ経験をテーマにした例文を紹介します。実践的な経験を通じて得た課題解決力や行動力をアピールできるでしょう。

長期インターンのガクチカ例文

私はIT企業の長期インターンで、業務効率の改善に取り組みました。

担当していたSNS運用では、投稿内容の作成から分析まで一人で行う仕組みが非効率だと感じました。

そこで私は、作業手順を細分化し、チームで役割分担できるフローを提案しました。また、投稿結果を見やすく記録できるフォーマットも作成しました。

その結果、1週間あたりの作業時間を約30%短縮でき、投稿数も増加しました。

今後も現場で感じた課題を放置せず、自ら改善案を考えて実行する姿勢を大切にしたいです。

インターン経験は業務内容だけでなく、自分の工夫や改善行動を具体的に伝えることで評価されやすくなります。また、説得力のある文章にするためには、成果を数字などで定量的に示すことが大切です。

⑧【資格・スキル】継続して努力し資格を習得した

今回は、資格取得に向けて継続的に努力した経験をテーマにした例文を紹介します。努力の積み重ねや計画性をアピールできるでしょう。

資格・スキルのガクチカ例文

私は大学2年の春から簿記の資格取得に取り組み、3級と2級に合格しました。

最初は基礎用語さえ理解できず苦戦しましたが、毎日の学習習慣を身につけることで徐々に知識を定着させました。

平日は朝1時間の勉強を習慣化し、週末は模擬試験で理解度を確認するサイクルを繰り返しました。疑問点は授業後に先生へ質問し、1つずつ課題をクリアしました。

その結果、2級試験には1回で合格し、履修科目の理解にもつながりました。

入社後も地道に努力を重ね、課題に対して継続的に向き合う姿勢を大切にしたいと考えています。

資格取得エピソードは、努力の過程とその工夫を具体的に書くことで説得力が増します。「どう乗り越えたか」に焦点を当てるのがポイントです。

⑨【趣味・特技】挑戦を続けて成果を出した

今回は、趣味であるピアノ演奏を通じて目標に向かって挑戦し続けた経験をもとにしたガクチカの例文を紹介します。継続力や計画性をアピールしているガクチカです。

趣味・特技のガクチカ例文

私は趣味のピアノで、学園祭のステージ演奏を成功させた経験があります。

もともと独学で趣味程度に弾いていましたが、大学の音楽サークルに誘われ、学園祭での演奏を任されました。

3か月間、毎日1時間の練習を続け、苦手な部分は動画で繰り返し確認しながら克服しました。さらに、本番を想定して人前で演奏する機会も積極的に設け、緊張への慣れも意識しました。

当日は無事に弾ききることができ、観客からの拍手が自信につながりました。


この経験から、目標に向けて計画的に努力を重ねる姿勢を入社後も活かしていきたいと考えています。

趣味のガクチカは「本気で取り組んだ姿勢」が伝わるかが鍵です。努力の過程と成長の実感を具体的に書くことで評価につながります。

⑩【実習】専門知識を活かして問題解決に挑んだ

今回は、大学での実習を通じて現場の課題解決に取り組んだエピソードを紹介します。学んだ知識を活用し、成果を出した経験をアピールしたい方は参考にしてください。

実習のガクチカ例文

私は教育実習で、授業に集中できない児童への対応を工夫しました。

初日の観察で、特定の児童が授業中に立ち歩いてしまう様子が見られ、学級全体の集中力にも影響していると感じました。

教育心理の授業で学んだ内容をもとに、その児童と個別に接する時間を増やし、関心を持てるテーマを授業に取り入れることを提案しました。

その結果、児童は徐々に授業に参加するようになり、学級の雰囲気も落ち着きました。

現場で得た課題を自ら考え、行動に移す経験を通じて、実践力と柔軟な対応力を身につけることができました。

入社後も現場目線で課題を捉え、改善に取り組んでまいります。

実習系のガクチカでは「知識→実行→成果」の流れを意識しましょう。取り組みの工夫とその結果をセットで伝えると説得力が増します。

⑪【学生団体】チームをまとめプロジェクトを成功させた

今回は、学生団体でチームをまとめ、成果につなげた経験をテーマにした例文を紹介します。このガクチカでは、リーダーシップや調整力をアピールしていますよ。

学生団体のガクチカ例文

私は学生団体で新入生歓迎イベントの代表を務め、150人規模の企画を成功させました。

準備当初は、メンバーの方向性がばらばらで意見がまとまらず、進行が遅れていました。

そこで、各担当者の意見を丁寧に聞きながら全体の目的を再確認し、共通の目標をチームで共有する場を設けました。加えて、進捗管理を週1回行い、課題の洗い出しと解決を繰り返しました。

その結果、イベントは大きなトラブルもなく成功し、参加者満足度も高いものとなりました。

相手の意見を尊重しながら全体を前進させる経験から、組織内での調整力とリーダーシップを培いました。

入社後もチームで成果を出せるよう取り組みます。

学生団体のガクチカでは「チームをまとめた工夫」と「成果につながった理由」を明確にしましょう。規模感や役割も具体的に書くと説得力が増します。

差別化!400字のガクチカで通過率を上げる3つのコツ

400字のガクチカを書き終えたものの、「ほかの人と似た内容かもしれない」「通過率を上げる工夫が足りないかも」と不安になることはありませんか。

ここでは、完成度の高いガクチカをさらに磨き、評価される文章に仕上げるための3つのポイントを紹介します。

  1. 企業が求める人物像とマッチする内容にする
  2. 具体的な数字やデータも伝える
  3. 印象に残るよう書き出しを工夫する

①企業が求める人物像とマッチする内容にする

ガクチカの評価を高めるには、企業が求める人物像と内容を一致させることが大切です。企業はエントリーシートを通じて、「自社で活躍できるかどうか」を見極めています。

たとえば、個人での成果ばかり強調すると、チーム重視の企業には響きにくいでしょう。企業研究を行い、社風や価値観に合った経験を選ぶことで、マッチ度が高まり印象にも残ります。

ガクチカを差別化するには、「自分らしさ」だけでなく「企業らしさ」も意識することが重要です。

②具体的な数字やデータも伝える

ガクチカを説得力ある内容にするには、数字やデータの活用が効果的です。数値を入れることで成果の大きさが明確になり、評価者の記憶にも残りやすくなります。

たとえば、「売上に貢献しました」と書くより、「前年比120%の売上達成に貢献しました」と伝えた方が印象に残りますよ。数字を用いた表現は、文章の具体性と信頼性を高めます。

成果をできるだけ定量的に伝えることで、文章に厚みを持たせることができるでしょう。

③印象に残るよう書き出しを工夫する

ガクチカの冒頭は、読み手の興味を引くための重要なポイントです。多くのエントリーシートが並ぶ中で目に留めてもらうには、最初の一文に工夫が必要となります。

「私は◯◯を頑張りました」という書き出しより、「リーダーとして大切なのは、全員が納得できる方法を見つけることだと気づきました」のような始まりの方が印象に残るでしょう。

ガクチカの冒頭の工夫は差別化に直結する部分です。共感や意外性を意識して、印象的な書き出しを考えてみてください。

ガクチカが400文字も書けない・文字数超過する場合の対処法

いざガクチカを書いてみると、「400文字も埋まらない」「逆に削りきれない」と感じることがあります。特にESに不慣れな方は、文字数の調整に苦労するでしょう。

ここでは、ガクチカのボリュームに関する悩みを解消するため、よくあるつまずきとその対処法をわかりやすく解説します。

  1. 書けない場合:具体的なエピソードを盛り込もう
  2. 文字数超過の場合:被っている部分や余計な情報を削ろう

①書けない場合:具体的なエピソードを盛り込もう

ガクチカの文字数が足りないと感じたら、体験の描写を具体化するのが効果的です。抽象的な表現では伝わりにくく、文章量も伸びにくい傾向があります。

たとえば「協力した」と書くより、「どんな課題に、誰と、どのように協力したのか」まで記述することで、内容が深まり文字数も自然に増えるでしょう。

ガクチカの書き方に悩んでいる方は、エピソードの背景や自分の行動を丁寧に振り返り、ひとつの出来事に焦点を当てて書くことをおすすめします。

②文字数超過の場合:被っている部分や余計な情報を削ろう

ガクチカが400文字を超えてしまう場合は、構成を見直すことが有効です。よくある原因は、言い換えや繰り返し、背景説明に文字を使いすぎている点にあります。

たとえば「責任感を持って取り組みました」といった内容が複数回出てくると、冗長な印象を与えてしまうでしょう。

例文などを参考にしながら、強調したい要素に絞って簡潔にまとめてみてください。主張とエピソードを中心に据え、伝えるべきポイントを整理することが大切です。

400字のガクチカを作成する際の注意点

ガクチカを書く際、「何を書けばよいのか分からない」「400字で収まるか不安」と感じる方も多いでしょう。限られた文字数だからこそ、伝え方にも工夫が必要です。

ここでは、初めてESを作成する学生がつまずきやすいポイントと意識すべき注意点を7つに分けて解説します。

  1. エピソードを具体的に書く
  2. 成果ばかりをアピールしない
  3. 同じ内容を使いまわさない
  4. 嘘のエピソードを使わない
  5. 専門用語を多用しすぎない
  6. 誤字・脱字の修正漏れに注意
  7. 古すぎるエピソードは選ばない

①エピソードを具体的に書く

ガクチカの説得力を高めるには、抽象的な表現ではなく具体的な描写が欠かせません。

「努力した」「工夫した」だけでは何を伝えたいのかが不明瞭です。たとえば「いつ・どこで・何を・どうしたか」を明確に伝えると、イメージが格段に湧きやすくなります。

行動の背景や思考の流れを丁寧に書くことが、読み手の理解と共感につながりますよ。

②成果ばかりをアピールしない

ガクチカでは結果そのものよりも、そこに至るまでの行動や工夫が重視されます。

全国大会優勝や売上50%アップなど、華々しい実績は魅力的に映るかもしれませんが、企業が本当に知りたいのは、その成果に至るまでの過程や工夫した点です。

企業は応募者の人物像や仕事への取り組み方を評価したいと考えており、成果だけを強調すると、自分から積極的に動けない人材だと判断される可能性があります。

そのため、「目標達成に向けてどう課題を乗り越えたのか」を書くことで、評価されやすい内容に仕上がるはずです。

③同じ内容を使いまわさない

企業ごとに評価基準や求める人物像は異なります。そのため、1つのガクチカをすべてのESに使い回すと、的外れな印象を与える可能性があります。

たとえば、チームワークを重視する企業に対して個人での達成エピソードのガクチカを提出したり、イノベーションを重視する企業に対して既存の業務改善の話を書いたりするケースが該当するでしょう。

ガクチカを400字に収める際でも、応募先の特徴に合わせて伝え方を調整することが大切です。同じエピソードでも「どこを強調するか」を変えるだけで、企業側の印象は大きく変わります。

大切なのは、自分の経験の中から企業の求める要素と合致するエピソードを選び、ありのままに伝えることです。

④嘘のエピソードを使わない

内容を盛って印象を良くしようとした結果、嘘のエピソードを書いてしまうケースも見られます。

しかし、面接で深掘りされた際に矛盾が生まれると、信頼を失う原因になるので注意が必要です。小さな経験でも、自分の言葉で誠実に語ることのほうが、真摯な姿勢として評価されますよ。

実体験に基づいたガクチカは、自信を持って話せる点でも有利でしょう。

⑤専門用語を多用しすぎない

ガクチカに専門用語が多く含まれると、読む側にとって理解が難しくなります。

とくにIT系の用語や研究分野の専門用語は、文系の面接官には伝わらないこともあるでしょう。400字の中で伝えたいことを明確にするためには、誰が読んでも分かる表現を心がけてくださいね。

難しい言葉は、日常的な言い回しに言い換える工夫が必要です。

⑥誤字・脱字の修正漏れに注意

内容がよくても、誤字や脱字があるだけで印象が悪くなります。

ガクチカは「内容+丁寧さ」で評価される場です。文章を書き終えたら、音読や他者チェックを行い、見落としがないか確認しましょう。

とくに400字のガクチカでは、わずかなミスも目立ちやすいため、提出前の見直しを怠らないようにしてください。

⑦古すぎるエピソードは選ばない

中学時代など古い経験をガクチカに使うと、現在とのつながりが薄くなり、成長が伝わりにくくなります。

企業は最近の行動や考えを通じて、あなたの人柄や価値観を知ろうとしています。直近のアルバイトやサークル活動など、大学生活の中で得た経験を優先するとよいでしょう。

400字の例文などを参考にしながら、なるべく過去2~3年以内のエピソードを選んでくださいね。

400文字で好印象なガクチカを作成して選考通過を目指そう!

就職活動において、400字のガクチカはあなたの人となりや経験を企業に伝える大切な手段です。自分らしい魅力的なガクチカを書きましょう。

まず、学生時代を丁寧に振り返り、情熱を注いだ経験や乗り越えた困難を整理します。次に、応募する企業の文化や求める人物像を理解し、企業に合わせた内容を意識してください。

そして、限られた字数の中で情報を凝縮し、8割以上の字数を使って熱意を伝えるように努めましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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