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ガクチカでサークルを話す際の要点を解説!就活で差別化を図ろう

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。就活の面接でガクチカを質問された際に、サークル活動について話そうと考えている方もいるでしょう。

そこで本記事では、ガクチカでサークル活動について話す場合の要点を解説します。アレンジして使える例文や注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

ガクチカでサークル活動について話すメリット3つ

ガクチカでサークル活動について伝えるメリットは以下の3つです。

  1. 組織における自分の役割をアピールできる
  2. 力を入れた活動をアピールできる
  3. 入社後のイメージをしてもらいやすい

①組織における自分の役割をアピールできる

1つ目のメリットは、組織における自分自身の役割をアピールできる点です。

サークルは原則として複数人によって構成されています。サークルという組織の中で、無意識のうちに自分の立場や役割を考えて行動しています。

よって、ガクチカにサークル活動のエピソードを選ぶことで、組織における自分の役割をアピールできるのです。サークルで代表や部長を任せられていた場合は、特に良いアピールになるでしょう。

②力を入れた活動をアピールできる

2つ目のメリットは、自身が力を入れた活動をアピールできる点です。

企業側はその就活生がどのようなことに関心を持ち、どのようなことに力を入れるのかを知りたいと思っています。就活生の関心や意欲を知ることで、企業とのミスマッチを防げるためです。

サークルは、自分が興味を持っているものに入るケースが多いでしょう。自ら進んで選んだものは熱意を持って話しやすいため、力を入れた活動を上手にアピールできます。

➂入社後のイメージをしてもらいやすい

3つ目のメリットは、入社後のイメージをしてもらいやすい点です。

サークル活動は会社と同じ組織活動となるため、サークル内での立場や役割を聞くことで入社後のイメージがしやすくなります。

例えば、サークルで代表や部長を務めていた場合、「リーダーシップを取るのが得意」「責任感がある」などの印象を持たれるでしょう。入社後もその長所を活かして活躍することが期待されます。

また、サークル活動のエピソードを話すことで、人柄や価値観などもアピールできるでしょう。

ガクチカでサークル活動について話す際のポイント3つ

ガクチカでサークル活動について伝えるときには、いくつかのポイントがあります。特に重視したいポイントは以下の3つです。

  1. 学んだことをどう仕事に活かすかを伝える
  2. エピソードとともに伝える
  3. 結果ではなく成長の過程をアピールする

①学んだことをどう仕事に活かすかを伝える

1つ目のポイントは、学んだことをどう仕事に活かすかを伝えることです。

企業側は、その就活生が入社後にどのように活躍してくれそうかを見ています。そこで、サークルで学んだことをどう仕事に活かすかにつなげて締めましょう。

サークル活動の成果や学んだことを伝えるだけでは不十分ですし、伝え方によっては自慢話や自己満足と捉えかねません。

②エピソードとともに伝える

2つ目のポイントは、エピソードとともに伝えることです。

サークル活動について伝えたいことが決定したら、面接官に伝わりやすいように具体的なエピソードを添えましょう。

サークル活動で生じた課題を解決するために、具体的にどのような行動をとったのか、その結果どのような成果を得られたのかまで説明できると理想的です。

大会で結果を出した場合は、「地区大会で○位」「決勝進出」など具体的な数字を提示すると良いでしょう。

➂結果ではなく成長の過程をアピールする

結果を提示することも重要ですが、それ以上に成長の過程をアピールすることを心掛けましょう。

企業側はサークル活動でどのような結果を残したのかではなく、サークル活動を通じて就活生本人がどう成長できたのかを見てます。

何かしらの課題に直面した際に、自分の頭で考えて成長できる人材は企業側にとっても魅力です。入社後もストイックに努力できる人材であることをアピールしましょう。

ガクチカでサークル活動について話す際の構成4段階

ガクチカでサークル活動について話す際は、ある程度のテンプレートが決まっています。構成は以下の4段階です。

  1. 結論
  2. 動機・目標
  3. 問題・解決方法
  4. 結果・学び

①結論

はじめに結論として、何に取り組んでいたのかを分かりやすく簡潔に伝えます。ガクチカに限らず、就活の面接では結論ファーストで伝えるのが基本です。

いきなり説明から入ってしまうと、結局何が言いたいのかが伝わりにくく、面接官が混乱する可能性があります。

「私が学生時代に力を入れたのは、ダンスサークルの活動です」というように、シンプルに分かりやすく伝えましょう。

②動機・目標

つづいて、動機や目標を書きます。結論で書いたことに取り組んだきっかけは何か、また取り組むにあたっての目標は何だったのかを明確にしましょう。

企業側は、就活生の熱意がどのようなことに向けられるのかを知りたいと思っています。

熱意をどこに向けるのか、またどのような目標を立てるのかは仕事にも通じるものがあります。ここで述べる動機や目標が入社後も通じるものならベストです。

➂問題・解決方法

つづいて、問題とそれに対する解決方法を書きます。

目標を達成しようと努力するにあたって困難になったこと、またその解決のために何を考え、何を実行したのか伝えましょう。

面接官は、この項目から「どの程度のことを困難と感じるのか」を見ています。仕事で困難が生じた際に、乗り越えられる人材かを問われているのです。

また、仕事で何かしらの問題が生じた際に、どのように対処・問題解決できる人材なのかも見られています。

④結果・学び

最後に、結果・学びを書きます。目標に対しての結果と、そこから得た学びをどのように仕事に活かしていきたいか伝えましょう。

結果を書くことは重要ですが、それだけで終わってしまうと自己満足や自慢話だと捉えられるリスクがあります。

面接官が本当に知りたいのは、サークル活動自体の話ではなく、サークル活動を通じて得た学びを仕事にどう活かすかです。

ガクチカでサークル活動について話す際の例文2つ

ガクチカの基本構成や書く際のポイントを解説しましたが、まだイメージが湧かない方もいるでしょう。そこで、具体的な例文を2つ紹介します。

  1. 役職がある場合
  2. 役職がない場合

①役職がある場合

私が学生時代に力を入れたことは、ダンスサークルの活動です。

サークルでは3年次から部長を任されていますが、私が部長になったときのメンバー参加率は20%ほどでした。

このままでは地区大会に参加すらできないと思い、一人ひとりと話し合いの場を設けました。また、「地区大会優勝」という目標を掲げ、知り合いのダンス講師に定期的な指導もお願いしました。

その結果、活動に参加してくれるメンバーが少しずつ増え、毎回60%ほどが参加してくれるようになりました。残念ながら地区大会優勝は叶いませんでしたが、一致団結してダンスを楽しめたという自負があります。

サークル活動での経験を通じて、本当のリーダーシップとは一人ひとりとしっかりと話し合い、意見を吸い上げることだと感じました。社会に出てからも周囲とコミュニケーションを取りながら、信頼を積み重ねていきたいと思います。

サークル活動で役職がある場合の例文です。

「メンバーの参加率が少ない」という課題に対して、部長として一人ひとりと話し合いの場を設けたり、具体的な目標を設定したりしたことをアピールできています。

サークル活動を通じて学んだことを、社会人になってからどう活かしたいのかも伝えられています。

②役職がない場合

私が学生時代に力を入れたことは、コンピュータサークルの活動です。

私はパソコンに苦手意識がありましたが、これからの時代パソコンに関する知識・スキルは重要だと感じ、勇気を出してコンピュータサークルを選びました。

私が所属しているサークルでは、プログラミング・イラスト制作・作曲などを幅広く行っています。私はアニメに関心があるため、まずはパソコンでイラストを描くことを目標としました。

サークルには各分野にくわしい先輩方がいて、初心者の私にもわかりやすくアドバイスしてくださり、今では簡単なプログラミングまでできるようになりました。

私はサークル活動を通じて、物事にチャレンジする大切さを学びました。あのとき「苦手だから」「恥をかくかもしれないから」と諦めなくて良かったです。

社会人になってからもチャレンジ精神を忘れずに、何ごとにも前向きに取り組んでいきたいと思います。

サークル活動で役職がない場合の例文です。役職がない場合もガクチカでサークル活動を選ぶことは可能ですし、基本的な構成も変わりません。

ガクチカでサークル活動について話す際の注意点2つ

ガクチカでサークル活動について話す際には、いくつかの注意点があります。特に意識してほしい注意点は以下の2つです。

  • 印象付けるために話を盛らない
  • イベントなど楽しんだ話だけで終わらさない

印象付けるために話を盛らない

1つ目の注意点は、印象付けるために話を盛らないことです。

ガクチカでサークル活動について話す就活生は多く、他の就活生とエピソードがかぶるデメリットがあります。面接官からすると、あまり印象に残らないというのが本音かもしれません。

しかし、だからといって話を盛ったりエピソードを創作したりするのはNGです。話を深掘りされた際に答えられず、嘘がバレる可能性があります。

イベントなど楽しんだ話だけで終わらさない

2つ目の注意点は、イベントなど楽しんだ話だけで終わらさないことです。面接官が知りたいのは、サークル活動がいかに楽しかったかということではありません。

ガクチカを通して面接官が知りたいのは、サークル活動で生じた困難をどう乗り越えたか、サークル活動を通じて何を学んだのかなどです。

また、それらを仕事にどう活かすかを見極めたいと思っています。イベントなど楽しんだ話のみで終わるのは、ガクチカとしてはふさわしくありません。

ガクチカでサークルについて書く場合はポイントを押さえよう!

ガクチカでサークル活動について伝える際は、学んだことをどう仕事に活かすかを意識しましょう。面接官は、活動内容や楽しかったことを知りたいわけではありません。

本記事で紹介したポイントを抑えて、好印象を持たれるガクチカを作成してみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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