就職活動の身だしなみとして、スーツは重要です。スーツを適切に着こなすことができれば、好印象を与えられるでしょう。
しかし「スーツのポケットは出すべきなの?」と悩みますよね。実は、ポケットを出すかどうかは状況によって異なるのです。
本記事では、スーツのポケットを出すタイミング、出すべきでないタイミングを解説します。ポケットの基本マナーも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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スーツのポケットのふた(フラップ)は出すべき?状況別で解説

結論、スーツのポケット(フラップ)は室外では出す、室内では入れるのがマナーです。
ですが、状況によってもポケットのマナーは変わるため、以下で解説していきます。
就職活動ではマナーをしっかり守ろう
就職活動の際には、スーツのポケットを室外では出し、室内で入れるようにしましょう。
室内でポケットのふたを出しっぱなしにしていると、その場が「ポケットの中が汚れる場所」という意味になるため失礼にあたります。
面接官は日々多くの学生と面接をしています。だからこそ、「マナーが守れている」という第一印象を与えることが重要です。
室内ではポケットのふたは入れ、失礼が無いようにしておきましょう。
お祝いの場はカジュアルでもOK
冠婚葬祭の中でも、お祝いの場であればカジュアルにしてもOKです。室内でもポケットのふたをしまわず、そのままにしておいても良いでしょう。
ただし、腰ポケットなどに手を入れる・物を入れるのは不格好になってしまいます。
見た目に気を遣いながら、場面によって使い分けるといいでしょう。
普段のビジネスシーンでもマナーに注意
普段のビジネスシーンでも、室内ではポケットのふたは閉まっておくのが無難です。
特に重要な商談など、礼儀が求められる場ではスーツの着こなしに気を配るようにしてください。
普段は室外・室内での切り替えをしなくても問題ありません。ただし、片方だけが閉まっているなど不格好な状況にならないようにしましょう。
スーツのポケットの基本マナー3つ

では、スーツのポケットの基本マナーを紹介します。
①ポケットのふたは雨や埃を防ぐためにある
前項では、スーツのポケットにあるふた(正式名称:フラップ)は室内では出すことが適切だと紹介しました。
その理由は、ポケットのふたは雨や埃を防ぐためにあるからです。外出していると、ポケットにゴミや埃が入ることがあります。
ポケットの中が汚れてしまうと、スーツの清潔感を損ない、場合によっては面接官に悪い印象を与えることにも繋がります。それらを避けるために、ふたを閉めておくべきなのです。
②室内では入れるのが基本
室内では、ポケットのふたは中に入れておくべきです。なぜなら、ポケットのふたが出ていると、だらしない印象を与えることがあるからです。
また、一般的には室内でポケットのふたは閉めるべきだとされています。
ただし、冠婚葬祭などでは出したままでも構いません。その際は、左右が統一されているかが大事です。「片方が出ていて、片方が入っている」という状態は見栄えが悪いため避けましょう。
③ポケットに物を入れるのはNG
スーツのポケットに物を入れることは、基本的に避けましょう。なぜなら、ポケットに物を入れるとその部分が膨らみ、シルエットが崩れてしまうからです。
持ち物は、ポケットではなく、カバンに収納するように心がけましょう。カバンに入れておくことで、見栄えがよくなり、持ち物の管理もしやすくなります。
スーツにある部位別4つのポケットの名称と使い方

次に、スーツにある、部位別で4つのポケットの名称と使い方を紹介します。
①胸ポケット
胸ポケットはスーツの上着に備わる小さなポケットで、主にポケットチーフを格好良く収める役割があります。ポケットチーフはおしゃれなアクセントとなり、スーツのスタイリングを引き立てます。
ですが、就活においてポケットチーフを入れることは基本的にはありません。そのため、胸ポケットには、何も入れない状態が望ましいでしょう。
注意点として、胸ポケットにペンやスマートフォンなどの重い物を入れることは避けましょう。これらを入れるとシルエットが乱れ、見た目が損なわれる可能性があります。
②内ポケット
内ポケットはスーツの胸部分にあり、主にペンや小物を収納するためのスペースです。ビジネスの場では、名刺や筆記具を手軽に取り出すのに便利でしょう。
しかし、重すぎるものを入れるとスーツが崩れやすくなりますので、軽量なアイテムに限ることが大切です。内ポケットを使いこなすことで、スマートかつ機能的なビジネススタイルを演出できます。
③腰ポケット
腰ポケットは、スーツのスタイルや機能性に一役買っています。主な役割は、ハンカチや小さなメモ帳を収納することです。
ただし、腰ポケットには基本的に何も入れず、スッキリとした印象を保つのが重要です。何かを入れる場合は、細かくて平らなアイテムに限り、膨らみができないように注意しましょう。
シンプルで清潔感のあるスタイルを保つために、慎重な使い方を心がけることが大事です。
④パンツポケット
パンツ前面のサイドポケット・お尻のヒップポケットがあります。あくまで、これらも飾りです。
普段の癖で物を入れてしまいがちですが、ここにも何も入れないようにしましょう。特に小さいポケットのため、財布や鍵などを入れてしまうとあふれ出て不格好になってしまいます。
せめてハンカチ・ティッシュなど、スーツスタイルに影響が出ない程度のものを入れてください。
スーツのポケットの種類3選

ここでは就活生も理解しておきたい、スーツのポケットの種類について3つ厳選してご紹介します。
スーツのポケットには、フラップポケットに加えてチェンジポケットなど英国で親しまれるポケットなどが存在します。
フラップポケット
フラップポケットは、ふたのついた一番メジャーなスーツポケットです。
雨や埃を防ぐために、ポケットにふたがつけられています。
就活生であれば、一般的なフラップポケットのあるスーツを着用するとよいでしょう。
パイピングポケット(ノーフラップポケット)
パイピングポケット(ノーフラップポケット)は、ふたのないポケットです。
ふたがないためポケットの主張が弱くなり、すっきりとした印象を与えます。そのため、フォーマルなスーツに使われることが多いです。
ポケットとしても脆いので、基本的に何も入れない場所と考えておきましょう。
アウトポケット
アウトポケットは、スーツの外側に取り付けられたポケットのことです。
パイピングポケットと違いポケットの存在感が増すので、カジュアルな印象を与えやすいでしょう。そのため、逆に就活においては不向きと言えます。
カジュアルな恰好として使うジャケットに利用すべきと考えましょう。
スーツのポケットの必要性は?なぜつけられた?

スーツの胸ポケットは、もともと「ポケットモチーフ」を入れるために作られました。結婚式などフォーマルなシーンでは、現在でも使用されています。
しかし、それ以外の場面で実用面で作られることはなく、あくまで装飾の1つとして付けられるようになりました。
あくまでもスーツのポケットは飾りであり、物を入れるための機能ではないことを認識しておきましょう。
スーツのポケットに関するよくある質問3つ

最後に、スーツのポケットに関するよくある質問に回答します。
Q.1|スーツのポケットに手を入れてもいい?
スーツのポケットに手を入れることは、基本的にはやめておいた方がよいでしょう。なぜなら、スーツの形が崩れる恐れがあるからです。
また、ポケットに手を入れている状態は決して良い格好だとはいえません。そのため、好印象を持たれにくい恐れがあるのです。
ポケットに手を入れる癖がある人は、面接や説明会の際には入れないよう心がけましょう。
Q.2|スーツで財布や名刺入れはどこに入れる?
スーツで財布や名刺入れを入れたい場合は、お尻や胸ポケットには入れず、基本的には鞄に収納しましょう。なぜなら、スーツのポケットに入れてしまうと形が崩れるリスクがあるからです。
また、ポケットに入れると汚れや盗難、紛失のリスクも高まります。
もし鞄がない場合は、上着の内ポケットが適しています。姿勢や印象が整うように、慎重に選んで配置しましょう。
Q.3|スーツのポケットが白くなる時はどうすればいい?
できるだけ物は入れないようにしたうえで、もし白くなった場合は染め直し・買い直しを検討してください。
スーツのポケットが白くなっているときは、摩擦が起きてしまっています。名刺入れや財布を入れてしまうことで摩擦が起き、白くなっているのです。
スーツの一部が白くなってしまった場合、もし使い続けたいのであれば、業者に染め直しに依頼するといいでしょう。
残念ながら、白くなってしまったらクリーニングでは取れません。
スーツのポケットのマナーをおさえて就活をしよう!
本記事では、スーツにおけるポケットのマナーについて解説しました。
紹介した通り、スーツのポケットは室外では出す、室内では入れるのがマナーです。外では雨や埃をカバーし、室内では見栄え良く映るようにポケットのふたは閉めておきましょう。
また、それぞれのポケットで使用目的が異なるため、それぞれ押さえておくと役立ちます。また、持ち物は基本的にはポケットに入れず、カバンに収納するよう心がけましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。