就職活動の身だしなみとして、スーツは重要です。スーツを適切に着こなすことができれば、好印象を与えられるでしょう。
しかし「スーツのポケットは出すべきなの?」と悩みますよね。実は、ポケットを出すかどうかは状況によって異なるのです。
本記事では、スーツのポケットを出すタイミング、出すべきでないタイミングを解説します。ポケットの基本マナーも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
スーツのポケットのふたは出す?出さない?
結論、スーツのポケットは室外では出す、室内では入れるのがマナーです。このように、ポケットのマナーは状況によって異なります。
ポケットを出すかの正解が場所によって異なる理由は次で紹介します。
合わせて、ポケットのふたにどのような目的があるか、モノを入れて良いのかなどのマナーも解説しているので、ぜひ読み進めてみてください。
スーツのポケットの基本マナー3つ
では、スーツのポケットの基本マナーを紹介します。
- ポケットのふたは雨や埃を防ぐためにある
- 室内では入れるのが基本
- ポケットに物を入れるのはNG
①ポケットのふたは雨や埃を防ぐためにある
前項では、スーツのポケットにあるふた(正式名称:フラップ)は室内では出すことが適切だと紹介しました。
その理由は、ポケットのふたは雨や埃を防ぐためにあるからです。外出していると、ポケットにゴミや埃が入ることがあります。
ポケットの中が汚れてしまうと、スーツの清潔感を損ない、場合によっては面接官に悪い印象を与えることにも繋がります。それらを避けるために、ふたを閉めておくべきなのです。
②室内では入れるのが基本
室内では、ポケットのふたは中に入れておくべきです。なぜなら、ポケットのふたが出ていると、だらしない印象を与えることがあるからです。
また、一般的には室内でポケットのふたは閉めるべきだとされています。
ただし、冠婚葬祭などでは出したままでも構いません。その際は、左右が統一されているかが大事です。「片方が出ていて、片方が入っている」という状態は見栄えが悪いため避けましょう。
③ポケットに物を入れるのはNG
スーツのポケットに物を入れることは、基本的に避けましょう。なぜなら、ポケットに物を入れるとその部分が膨らみ、シルエットが崩れてしまうからです。
持ち物は、ポケットではなく、カバンに収納するように心がけましょう。カバンに入れておくことで、見栄えがよくなり、持ち物の管理もしやすくなります。
スーツにある3つのポケットの名称と使い方
次に、スーツにある3つのポケットの名称と使い方を紹介します。
- 胸ポケット
- 内ポケット
- 腰ポケット
①胸ポケット
胸ポケットはスーツの上着に備わる小さなポケットで、主にポケットチーフを格好良く収める役割があります。ポケットチーフはおしゃれなアクセントとなり、スーツのスタイリングを引き立てます。
ですが、就活においてポケットチーフを入れることは基本的にはありません。そのため、胸ポケットには、何も入れない状態が望ましいでしょう。
注意点として、胸ポケットにペンやスマートフォンなどの重い物を入れることは避けましょう。これらを入れるとシルエットが乱れ、見た目が損なわれる可能性があります。
②内ポケット
内ポケットはスーツの胸部分にあり、主にペンや小物を収納するためのスペースです。ビジネスの場では、名刺や筆記具を手軽に取り出すのに便利でしょう。
しかし、重すぎるものを入れるとスーツが崩れやすくなりますので、軽量なアイテムに限ることが大切です。内ポケットを使いこなすことで、スマートかつ機能的なビジネススタイルを演出できます。
③腰ポケット
腰ポケットは、スーツのスタイルや機能性に一役買っています。主な役割は、ハンカチや小さなメモ帳を収納することです。
ただし、腰ポケットには基本的に何も入れず、スッキリとした印象を保つのが重要です。何かを入れる場合は、細かくて平らなアイテムに限り、膨らみができないように注意しましょう。
シンプルで清潔感のあるスタイルを保つために、慎重な使い方を心がけることが大事です。
スーツのポケットに関するよくある質問2つ
最後に、スーツのポケットに関するよくある質問に回答します。
- スーツのポケットに手を入れてもいい?
- スーツで財布や名刺入れはどこに入れる?
Q.1|スーツのポケットに手を入れてもいい?
スーツのポケットに手を入れることは、基本的にはやめておいた方がよいでしょう。なぜなら、スーツの形が崩れる恐れがあるからです。
また、ポケットに手を入れている状態は決して良い格好だとはいえません。そのため、好印象を持たれにくい恐れがあるのです。
ポケットに手を入れる癖がある人は、面接や説明会の際には入れないよう心がけましょう。
Q.2|スーツで財布や名刺入れはどこに入れる?
スーツで財布や名刺入れを入れたい場合は、お尻や胸ポケットには入れず、基本的には鞄に収納しましょう。なぜなら、スーツのポケットに入れてしまうと形が崩れるリスクがあるからです。
また、ポケットに入れると汚れや盗難、紛失のリスクも高まります。
もし鞄がない場合は、上着の内ポケットが適しています。姿勢や印象が整うように、慎重に選んで配置しましょう。
スーツのポケットのマナーをおさえて就活をしよう!
本記事では、スーツにおけるポケットのマナーについて解説しました。
紹介した通り、スーツのポケットは室外では出す、室内では入れるのがマナーです。外では雨や埃をカバーし、室内では見栄え良く映るようにポケットのふたは閉めておきましょう。
また、それぞれのポケットで使用目的が異なるため、それぞれ押さえておくと役立ちます。また、持ち物は基本的にはポケットに入れず、カバンに収納するよう心がけましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。