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放送業界(テレビ・ラジオ業界)を解説!将来性や代表的な職種も紹介

就職活動の志望業界として、テレビ・ラジオなどの放送業界を挙げる人も多いでしょう。

しかし「放送業界ってどんな職種があるの?将来性はあるの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、放送業界(テレビ・ラジオ業界)について解説します。将来性や代表的な職種も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

放送業界はテレビとラジオに分類される

前提として、放送業界はテレビとラジオに分類されます。

  1. テレビ業界
  2. ラジオ業界

詳しくそれぞれの業界について見ていきましょう。

①テレビ業界

テレビ業界は、視聴者に向けて様々な番組を提供する産業です。テレビ局は主に番組の放送を担当し、その製作はテレビ制作会社に委託されます。

ほとんどの番組は、クリエイティブな制作プロセスを経て制作会社によって制作され、テレビ局を通じて視聴者に届けられます。

テレビ業界は、技術の進化や視聴者の嗜好の変化にも敏感で、多様なジャンルや形式の番組が提供され、競争が激化しているのが特徴です。

②ラジオ業界

ラジオ業界は、ラジオ番組の制作や放送を行う産業です。

多くのラジオ局がテレビや新聞会社と系列関係にあり、パーソナリティーや放送作家・ディレクター・ミキサーなど様々な専門職が協力し、番組を制作しています。

ラジオは音声媒体として、情報・エンターテインメント・音楽などを提供し、リスナーに多様なコンテンツを届けています。業界内では創造性や専門知識が求められ、職種の連携が重要となっています。

放送業界の現状

次に、放送業界の現状を紹介します。

  1. ネット広告の拡大による収益の減少
  2. ネットによる若者のテレビ離れ
  3. VODの台頭

それぞれ課題を理解し、放送業界について詳しく知っていきましょう。

①ネット広告の拡大による収益の減少

現在、放送業界ではインターネット広告の急速な拡大により、スポンサー企業が広告の出稿先をシフトしています。これにより、伝統的なメディア広告の収益が減少しています。

広告費が放送収益の大部分を占めているため、この動向は放送業界における収益の減少に直結しています。放送局はこれに対応し、新たな収益源の模索やデジタルメディアへの適応が求められています。

②ネットによる若者のテレビ離れ

現在、放送業界ではネットの普及により、若者層がテレビから離れる傾向が顕著です。

若者はオンデマンドで動画を視聴し、SNSで情報共有を好み、従来のテレビ放送に比べて柔軟性や自由度が高まっています。

これにより、従来のテレビ視聴率が低下し、放送業界はデジタルプラットフォームに適応する必要があります。

リアルタイムの情報発信や、コンテンツが力の高さが求められ、放送事業者は若者の嗜好に合ったコンテンツ提供が求められています。

③VODの台頭

現在、放送業界ではVOD(ビデオオンデマンド)が著しく伸びてきています。VODは、HuluやNetflixなどの定額制の配信サービスで、視聴者が希望するコンテンツを選択的に視聴できるものです。

テレビ局もVODを提供していますが、その中でもコンテンツの充実度や人気には大きな差があります。

放送業界はVODの台頭に対応するため、独自のオリジナルコンテンツの制作やVODプラットフォームの拡充など、新たな戦略を模索しています。

放送業界の将来性

次に、放送業界の将来性を紹介します。

  1. テレビ業以外の事業の拡大
  2. インターネット分野との共存

放送業界の将来性を把握して、志望動機や面接対策へ活かしていきましょう。

①テレビ業以外の事業の拡大

放送業界の将来性としては、テレビ業以外の事業の拡大が考えられます。近年、多くの企業が不動産や小売などの非テレビ事業に注力し、これにより新たな収益源を模索しているのです。

視聴環境やメディア利用の変化に伴い、単一のメディアプラットフォームに依存するよりも、多様な事業展開が求められています。

これにより収益の多角化が実現し、放送業界は変革の中で持続可能な成長を遂げることが可能です。

②インターネット分野との共存

放送業界の将来性は、インターネット分野との共存により一層拡大が期待されます。

インターネットは、テレビ局のアーカイブを有料で提供するサービスを通じて、多様なコンテンツにアクセス可能にし、視聴者の要望に柔軟に応える環境を構築しています。

テレビ放送とインターネットの連携により、視聴者は好みのデバイスでコンテンツを楽しめ、さらにラジオのネット配信も進んでいるため、地域を超えた発信が可能となっていくでしょう。

放送業界の主な職種6選

次に、放送業界の主な職種を紹介します。

  1. 編集・制作
  2. カメラマン・音声・照明
  3. プロデューサー
  4. ディレクター
  5. アシスタントディレクター
  6. 営業

放送業界の職種は多種にわたります。ここで仕事内容を詳しく理解して、どの職種を志望するか考えていきましょう

①編集・制作

編集・制作は、放送業界において番組やコンテンツを創り上げる重要な職種です。

編集は収録素材を組み合わせ、流れやテンポを調整して最終形に仕上げる作業であり、制作は企画から始まり、スケジュール管理やスタッフの調整、予算管理までを含む全体のプロセスを担当します。

業務内容は、映像や音声の編集・脚本の執筆・キャスティング・ロケーションの選定など多岐にわたります。

制作では、クリエイティブなアイデアを具現化し、スケジュール通りに進行させながら、予算内で効果的な番組を制作することが求められるでしょう。

②カメラマン・音声・照明

カメラマンは映像を撮影し、美しく表現する専門家です。音声担当者はクリアで質の高い音声を確保し、照明担当者は適切な明るさや影をつくり出します。

これらの職種が協力することで、高品質な番組制作が実現できます。

カメラマン・音声・照明で大切なのは連携とコミュニケーションです。

彼らは制作チームと密接に協力し、アイデアを共有しながら最良の映像を生み出します。技術的なスキルだけでなく、柔軟性や協調性も不可欠となります。

③プロデューサー

プロデューサーは、放送業界において番組やコンテンツの制作全般を統括し、企画から制作、放送までのプロセスを管理する責任者です。

業務内容には、予算管理・スケジュール調整・スタッフの指揮・企画の立案と選定、制作進行の監視が含まれます。また、スポンサーとの交渉や視聴率向上のための戦略的な意思決定も担当します。

プロデューサーには柔軟性やコミュニケーション能力が必要不可欠。協力関係を築きながらプロジェクトを成功に導くことが求められます。

④ディレクター

ディレクターは放送業界において、番組や映像制作の指揮をとる責任者です。業務内容には、脚本の構成・撮影計画の立案・編集の監修などが含まれます。

ディレクターは制作スタッフとの円滑なコミュニケーションが求められ、チームをまとめながらクリエイティブなアイディアを具現化します。

ディレクターにとって大切なことは、視聴者の感動や理解を引き出すために、柔軟かつ創造的な発想力を持ち、同時にプロジェクトの全体像を見据えた計画力と調整力を発揮することです。

⑤アシスタントディレクター

アシスタントディレクターは、ディレクターのサポート役です。主に制作現場での円滑な進行を補佐し、番組がスムーズに制作されるように調整や計画を行います。

業務内容には、予算管理・スケジュール作成・スタッフとの連絡調整・ロケーションの手配などが含まれます。

アシスタントディレクターで大切なのはコミュニケーションスキルです。ディレクターや他のスタッフとの円滑なコミュニケーションを通じて、プロジェクト全体の成功に貢献します。

⑥営業

放送業界の営業は、広告や番組枠の販売に従事する仕事です。主な業務は、企業に対して番組中のCM枠やスポンサーシップなどの広告スペースを提案・販売することです。

顧客との信頼関係の構築が鍵となり、クライアントのニーズを理解し、最適な広告戦略を提案することが求められます。

営業担当者は、メディアの特性や視聴者層を把握し、クリエイティブなアプローチで企業の商品やサービスを効果的にアピールすることが重要です。

放送業界に向いている人の特徴3選

最後に、放送業界に向いている人の特徴を紹介します。

  1. 体力がある人
  2. マルチタスクが得意な人
  3. 好奇心旺盛な人

1つずつ詳しく見ていきましょう。

①体力がある人

放送業界において、体力がある人は向いていると言えるでしょう。なぜなら、改善されつつあるものの、放送業界では依然として長時間の拘束が求められるためです。

放送業界の制作現場やスタジオでは、急なスケジュール変更や長時間の撮影が発生しやすく、その中で高い集中力と持続力が求められます。

また、機材の運搬やセットの構築など、物理的な作業も発生するため、体力があることは極めて重要なのです。

②マルチタスクが得意な人

マルチタスクが得意な人も、放送業界に向いています。なぜなら、予期せぬトラブルや番組の掛け持ちなどが頻繁に発生するため、同時に複数の作業を効果的にこなせる能力が求められるからです。

リアルタイムでの配信や編集作業など、瞬時に柔軟に対応できるスキルが必要であり、マルチタスクが得意な人はその状況に素早く対応し、クオリティの高い制作を維持できます

③好奇心旺盛な人

好奇心旺盛な人は、放送業界に向いています。理由は、様々な番組ジャンルが存在する中で、興味を持ちながら仕事に取り組めるからです。

好奇心が旺盛な人は、異なるテーマやアプローチに対して積極的に学び、理解しようとする傾向があります。

また、日々の情報やトレンドにアンテナを張り、素早く反応できるため、流行りの内容や視聴者の関心に合致した番組制作が可能です。

放送業界はエンタメやメディアに興味のある人におすすめ

本記事では、放送業界(テレビ・ラジオ業界)について、将来性や代表的な職種を交えて紹介しました。

放送業界は、インターネットの台頭により市場が縮小傾向です。その中で、テレビ業以外の事業の拡大やインターネットとの共存など、さまざまな取り組みをおこなっています。

放送業界は、エンタメやメディアに興味のある人におすすめです。もし興味がある人は、まずは企業研究から始めてみましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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