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設計開発とは?「設計」と「開発」のそれぞれの仕事と違いを解説

設計・開発の仕事に興味がある学生も多いのではないでしょうか。本記事では、設計と開発の違いとそれぞれの仕事について詳しく解説します。

設計開発のやりがいや必要なスキルも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

設計開発とは?「設計」と「開発」のそれぞれの仕事を解説

設計開発職としてまとめられていることが多いですが、本来「設計」と「開発」は異なる仕事です。ここでは、設計と開発のそれぞれの仕事について解説します。

  1. 設計は製品の計画段階を担当する
  2. 開発は実際の作成段階を担当する

①設計は製品の計画段階を担当する

設計は、製品やシステムの計画段階において重要な役割を果たします。クライアントの要望や要件定義を基に、製品やシステムがどのように機能するか、どのような外観を持つかを決定するのです。

設計は基本設計と詳細設計の2つに分けられます。基本設計は、製品の全体像や大枠を決める作業です。詳細設計は、具体的なプログラムの構造やデータベースの設計など、より技術的な詳細を詰めます。

設計者は、クライアントや利用者の視点を重視しながら、技術的な実現可能性も考慮に入れて設計を進める必要があります。

②開発は実際の作成段階を担当する

開発は、設計された製品やシステムを実際に作成する役割です。設計工程で作成された設計書や仕様書に基づいて、プログラムのコーディングやシステムの組み立てが行われます。

開発者は、主にプログラミング言語や開発ツールを使用して、設計された機能を具体的な形に変えていきます。開発工程では、技術的なスキルや問題解決能力が特に重要です。

また、開発工程では単にコードを書くだけでなく、そのプログラムが正しく機能するかを確認するためのテストも重要です。

業務内容以外の「設計」と「開発」の2つの違い

「設計」と「開発」は似ているように見えますが、実際には大きな違いがあります。ここでは、求められるスキルと担当する人の観点から設計と開発の違いを詳しく解説します。

  1. 求められるスキル
  2. 担当者

①求められるスキル

設計工程では、クライアントの要望や要件定義を基に、システムの全体像や大枠を決定します。設計段階では、クリエイティブな思考が求められ、アイデア力が重要になります。

設計者は、利用者の視点を持ちつつ、技術的な実現可能性を考慮して、画面レイアウトや機能のアウトラインを考案するのが仕事です。

開発工程では、設計された内容を基に、実際にプログラムを作成します。開発段階で最も重要なのは、高いプログラミングスキルです。

開発者は、様々なプログラミング言語やフレームワークを駆使して、効率的かつ効果的にソフトウェアを構築する必要があります。

②担当者

設計工程は主にシステムエンジニア(SE)が担当します。エンジニアは、IT全般に関する幅広い知識と共に、プロジェクトの要件を理解し、それをシステム設計に落とし込む役割です。

エンジニアは、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションを通じて、要件を明確にし、システムの概要を設計します。

開発工程はプログラマーが主に担当します。プログラマーは、設計者が作成した設計書に基づいて、具体的なプログラムを作成する役割です。

プログラマーは、特定のプログラミング言語や技術に精通しており、効率的なコードを書くことで、設計されたシステムを現実のものとします。

設計開発のやりがい

設計開発の仕事には様々な魅力があります。ここでは、設計開発の2つの大きなやりがいを紹介します。

  1. モノづくりに携わることができる
  2. ゼロから商品を世の中に送り出すことができる

①モノづくりに携わることができる

設計開発において最も魅力的な点は、モノづくりに携われる点です。

設計過程では、クライアントの要望を形にするための創造的な思考が求められ、それが具体的な製品やサービスとして実現する瞬間には大きな達成感を得られます。

また、開発工程では、技術的な知識とスキルが直接製品の品質に影響を与えるため、アイデアが形になる過程に深く関われます。

②ゼロから商品を世の中に送り出すことができる

設計開発のもう1つの大きなやりがいは、ゼロから商品を世の中に送り出せる点です。

特に新しいプロジェクトや製品の開発においては、何もない状態からスタートし、1つの完成された製品やサービスを市場に送り出す過程に関われます。

製品が市場に受け入れられ、使用される様子を見ることは、設計開発者にとって大きな喜びであり、自分の仕事が社会に貢献している実感を得られる瞬間です。

設計開発で求められる3つのスキル

設計開発には様々なスキルが必要です。ここでは設計開発で特に重要な3つのスキルを紹介します。

  1. コミュニケーション能力
  2. プロジェクト管理能力
  3. プログラミングスキル

①コミュニケーション能力

設計開発の現場では、コミュニケーション能力が非常に重要です。

プロジェクトは多くのステークホルダーとの協力によって進行するため、効果的なコミュニケーションはプロジェクトの成功に直結します。

設計段階では、クライアントの要望を正確に理解し、それをシステム要件に落とし込む必要があり、開発段階では、設計者の意図を正確に把握し、それをコードに反映させなければいけません。

したがって、異なる専門分野の人々と効果的にコミュニケーションを取る能力は、設計開発のプロセス全体をスムーズに進めるために不可欠です。

②プロジェクト管理能力

プロジェクト管理能力も、設計開発において重要なスキルの1つです。設計開発プロジェクトは、多くの場合、複数の工程と多様なチームメンバーで構成されています。

プロジェクトの目標を達成するためには、各工程を効率的に管理し、リソースを適切に割り当てる必要があります。

また、スケジュールの管理、品質の確保、コストのコントロールなど、プロジェクトを成功に導くためには多角的な管理能力が必要です。

プロジェクト管理能力が高い人は、プロジェクトのリスクを最小限に抑え、目標達成に向けてチームを導けるでしょう。

③プログラミングスキル

設計開発においてはプログラミングスキルが欠かせません

設計段階でのシステムの概要や詳細設計が完了した後、それを実際のコードに変換する作業が開発段階で行われます。このとき、効率的かつ効果的なプログラミングが求められます。

使用するプログラミング言語や技術はプロジェクトによって異なるため、複数の言語や技術に精通していることが望ましいでしょう。

また、プログラミングスキルは単にコードを書くだけでなく、問題解決能力や論理的思考能力も含まれます。

設計開発はハードな分やりがいのある仕事

設計開発は、それぞれ異なる専門性と責任を持つハードな仕事ですが、その分、大きなやりがいもあります。

設計者は、クライアントの要望を形にする創造的な作業を行い、開発者はその設計を実際に形にするのが仕事です。

設計と開発の工程は密接に連携しており、お互いの仕事を理解し協力することで、効率的かつ高品質な製品やシステムを生み出せます。

設計開発に携わることは、技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力を高める絶好の機会と言えるでしょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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