就職活動中に、並行して大学の講義を受ける人も多いでしょう。中には、大学を卒業できない可能性がある人もいるかもしれません。
そのため「大学が卒業できなかった場合、内定はどうなるの?卒業できないことがわかったら、どのように対応すればいいの?」と不安になりますよね。
そこで本記事では、大学を卒業できないときに内定はどうなるのかについて解説します。企業への対応も解説しているのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
大学を卒業できないかもう一度確認しよう

内定をもらったあとに卒業できないことが判明すると、慌てて企業に連絡をする人もいるでしょう。ただし、それは避け、一度単位を数えなおして、本当に卒業できないのか確認するべきです。
卒業ができない事が判明したら、まずは大学に連絡を入れましょう。卒業できないことが大学側の不備であったり、交渉次第で卒業できる可能性があるからです。
どのような対応をするべきかについてはこのあと紹介しているので、ぜひ読み進めてみてください。
大学を卒業できない場合に想定できる企業の対応

そもそも、大学を卒業できない場合に企業はどのような対応を取るのでしょうか?ここでは、2パターン紹介します。
- 内定取り消しの可能性アリ
- 就職時期をずらしてくれることも
①内定取り消しの可能性アリ
企業は大学卒業を前提に内定を出す場合が一般的ですが、卒業が難しい状況では内定取り消しの可能性があります。
なぜなら、企業は採用条件を守りつつ適切な人材を確保するために対応していくことがあるからです。
もし、応募条件に「〇〇年4月からの勤務可能」などが明示されている場合、卒業が見込めないとその条件に合致しないことから内定が取り消される可能性があります。
②就職時期をずらしてくれることも
企業は、大学卒業が難しい場合でも、就職時期をずらしてくれることがあります。
たとえば、半期遅れた秋の入社や、一年後の就職も視野に入れつつ、学生の個別の状況を考慮し、適切なサポートを提供してもらえることもあるでしょう。
彼らは学生の成長とキャリア構築を支援し、異なるスケジュールでも適切なポジションが用意されるよう調整しているのです。
大学を卒業できない場合の対処法3つ

次に、大学を卒業できない場合の対処法を紹介します。
- 教授に相談する
- 保有資格で単位がもらえるか確認する
- 内定先の企業に連絡する
①教授に相談する
大学を卒業できない状況に陥った場合、まず教授に相談しましょう。なぜなら、交渉次第で単位をもらえる可能性があるからです。
教授は学生の進学をサポートする立場にあり、問題解決に協力してくれるでしょう。相談の際には、まず具体的な理由を明確にし、困難を共有することが重要です。
また、適切なタイミングで面談を希望し、真摯な態度で向き合うことも大切です。教授に対して、改善策や補助を具体的に提案することで、単位の取得に向けた努力が認められやすくなります。
②保有資格で単位がもらえるか確認する
大学を卒業できない場合、まずは保有資格で単位がもらえるかを確認することが重要です。
なぜなら、保有資格により過去の経験やスキルが評価され、一定の単位が認められる可能性があるからです。保有資格で単位を得ることで、未修了科目の影響を軽減し、卒業がより実現可能となります。
確認する際には、取得した資格が大学のカリキュラムとどれだけ一致しているかを注意深く検討し、関連する教育機関や大学の規定を確認することが重要です。
③内定先の企業に連絡する
大学に問い合わせても大学を卒業できない状況が変わらない場合、内定先の企業に連絡しましょう。なぜなら、率直に状況を伝えることで、企業との信頼関係が損なわれずに済むからです。
連絡する際のポイントとして、早めに相手方に知らせ、誠実かつ具体的な理由を述べることが肝要です。
また、今後のキャリアプランや自身のスキル向上についても明確に伝え、企業との協力体制を築く努力が重要です。
大学を卒業できない理由をどう説明すべき?

最後に、大学を卒業できない理由をどう説明すべきかについて紹介します。
- 経済的な理由を話す
- 体調不良を理由に話す
- 他に熱量を注いだ出来事を理由にする
①経済的な理由を話す
経済的な理由で大学を卒業できないことを説明する際、まず、その理由を正直かつ明確に伝えることが重要です。
経済的な問題が学業に影響を与えていることを理解してもらうために、状況の詳細を具体的に説明します。
また、経済的な困難が学業に集中できない状況を生み出していることを強調し、これを克服するための支援があれば、学業に専念できる可能性があることを伝えると良いでしょう。
②体調不良を理由に話す
体調不良を理由にする際、まず、大学を卒業できない原因を正直かつ誠実に伝えることが重要です。
体調不良が理由の場合、それが学業や活動に影響を及ぼし、十分な力を発揮できなかったことを述べるとよいでしょう。
ポイントは、細かい症状や治療の詳細を避けつつ、一般的な健康上の課題に焦点を当てることです。経験を通じて学び、成長する意欲を強調することで、相手に前向きな印象を与えるでしょう。
③他に熱量を注いだ出来事を理由にする
大学を卒業できない理由を他に熱量を注いだ出来事で説明する際には、まずなぜその出来事に焦点を当てるべきか考える必要があります。
たとえば「他の熱心な活動に専念した結果、学業に割ける時間やエネルギーが不足してしまったからです。」と伝えましょう。
他に熱量を注いだ出来事を強調する際には、その経験が自身の専門性やリーダーシップスキルを向上させ、将来のキャリアに貢献できることをアピールすると効果的です。
内定したら大学を卒業できるか確認をしよう
本記事では、大学を卒業できないときに内定はどうなるのかについて解説しました。
大学を卒業できないことが決まったとき、内定時期をずらしてもらえる、あるいは内定が取り消されるなど企業の対応はさまざまです。
卒業できないことが決まったら、まず大学側に問い合わせ、本当に卒業できないのか交渉することが大切です。もし、それでも卒業できない場合は内定先の企業に連絡し、指示を受けましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。