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インターンのレポートには何を書けばいい?例文とポイントを紹介

就職活動の一環として参加する人も多いインターン。中には、レポートの提出が課されることも少なくありません。しかし「インターンのレポートには何を書けばいいの?」と悩みますよね。

本記事では、インターンのレポートの書き方を解説します。レポートに書くべき内容や注意点、実際の例文まで紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

インターン後にレポートを課す3つの理由

前提として、企業へのインターンを終えた後のレポートも、選考に影響していることがほとんどです。ここでは、インターン後にレポートを課す理由を紹介します。

  1. 学生の成長や意欲を確認するため
  2. インターン内容の改善のため
  3. 他の就活生に役立てるため

①学生の成長や意欲を確認するため

企業がインターンのレポート提出を課す理由として、学生の成長や意欲を確認することが挙げられます。企業は、学生の成長度を見て優秀な人材を見極めたいのです。

レポートは、実践的な経験や知識を整理し表現する手段であり、これを通じて学生の成長過程や問題解決能力を把握できます。

また、自発的にレポートをまとめる過程での姿勢や意欲も評価の対象となり、将来的な仕事への適性を判断する材料となるのです。

➁インターン内容の改善のため

企業がインターン後にレポートを課す理由として、インターン内容の改善をするためでもあります。

これは、就活生が受けるインターンが彼らにとって有益であるかどうかを評価し、今後のプログラムを向上させるために必要です。

また、趣旨の明確な伝達が就活生にとって重要であり、参加者のフィードバックを通じてプログラムが適切に伝わっているかどうかを確認することが目的となっています。

③他の就活生に役立てるため

インターン後にレポートを課す理由は、他の就活生に役立てるためです。

レポートは、他の就活生や今後の1、2年生に向けた貴重な資料となり、実践的な経験や知見を共有できます。そのため、より効果的な就活のサポートを提供できるようになるのです。

来年以降インターンに参加する学生がより良い体験をできるよう、経験から得た洞察やヒントを共有し、共に成長できる機会を提供することが目的にもなります。

インターンのレポートに書くべき5つの内容

次に、インターンのレポートに書くべき内容を5つ紹介します。

  1. 参加した理由や目的
  2. インターンで経験した概要
  3. インターンを通して学んだこと
  4. 今後にどう活かすか
  5. お礼のことば

①参加した理由や目的

インターンシップのレポートにおいては、参加した理由や目的を書くことが重要です。このセクションでは、インターンに応募した背景や動機を明確に伝えましょう。

理由や目的を述べる際には、キャリア目標や専門分野の興味を具体的に示すことが重要です。また、なぜその企業やプログラムがその目標達成に適しているのかも述べるとよいでしょう。

このセクションを適切に記載することで、インターンの動機や期待がクリアに伝わり、企業が参加者の意義深い経験を理解しやすくなります。

➁インターンで経験した概要

インターンのレポートでは、インターンで経験した概要も記述しましょう。その際は、具体的な業務内容や取り組んだプロジェクトを挙げることが重要です。

経験した業界や企業の特徴、担当した業務の詳細、および取り組んだ課題とその解決手法を端的に述べましょう。実践的なスキルや知識の獲得があったことを明確に伝えることが重要になります。

経験の概要は客観的で具体的な情報を提供し、自身の感想や主観的な評価は避けることで、より客観的かつプロフェッショナルなレポートを作成できますよ。

③インターンを通して学んだこと

インターンを通して学んだことをまとめる際には、インターンに参加した目的の達成度を明確に示す必要があります

また、学んだ内容を具体的なインターンの経験に関連付けると、実践的なスキルの向上をアピールできますよ。

たとえば、チームコミュニケーションや問題解決能力の向上、業界における実務経験の積み重ねなど、経験した具体的な事例を挙げることで、学びをより具体的に伝えられるでしょう

④今後にどう活かすか

レポートには、インターンの経験を今後に活かすかも記載しましょう。ポイントは、獲得したスキルや知識を具体的な実務に結びつけることです。

これにより、学んだことを実践でき、自らの成長につなげられます。

また、メンターや同僚との協力やコミュニケーションの重要性も強調し、チームワークやリーダーシップの機会を積極的に求める姿勢を示すことが重要です。

⑤お礼のことば

レポートの最後は、お礼のことばで締めくくりましょう。インターンシップでの経験や指導に感謝の気持ちを表す重要な手段です。

感謝の意を示すことで、相手に印象を与え、将来の機会にも繋がる可能性があります。最低限のマナーとして、具体的な指導内容や経験に触れ、その影響を述べることが大切です。

簡潔で誠実な表現を心がけ、感謝の気持ちを真摯に伝えましょう

好印象を与えるインターンのレポートの例文3つ

次に、好印象を与えるインターンのレポートの例文を紹介します。

  1. 業務内容への関心の深まり
  2. インターン期間での成長
  3. 自分を振り返る

①業務内容への関心の深まり

私がインターンに参加した理由は、貴社の業界への興味と成長の機会を求めていたからです。インターンを通じて、業務に対する理解が一層深まり、実務の興奮とやりがいを実感しました。

特に、プロジェクトへの積極的な参加を通して、チームワークや効果的なコミュニケーションの大切さを学びました。

これらの経験を通じて、自らの成長を感じ、将来的には学んだスキルや知識を活かし、新たな価値を創造できると考えています。

今後は、このインターンで培った専門知識やスキルを活かし、チームの一員としてより一層貢献します。改めて、今回は素晴らしい機会を提供していただきありがとうございました。

この例文では、業務内容への関心の深まりに焦点を当ててレポートを作成しています。

企業側はたくさんの就活生とインターンで接しているのが事実。よっぽどの事がない限り、一人ひとりの就活生のことは覚えていないのです。

そのため、ありきたりな事をかいても他の就活生に埋もれてしまいます。自分の体験を詳しく書くように心がけましょう。

➁インターン期間での成長

私がインターンに参加した動機は、経験不足を克服し、実務スキルを向上させることでした。具体的な目標は、プロジェクト管理やコミュニケーションスキルの向上です。

インターンを通して、実践的な業務に触れ、メンターの指導を受ける中で自己成長を実感しました。特に身になった業務は、週次の振り返りを通じて反省し、効果的な改善策を模索したときの経験です。

プロジェクトにおいては、デッドラインを意識したスケジュール管理や、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを心掛けました。

プロジェクトリーダーシップの重要性や柔軟な問題解決力に対する理解が深まったため、これらの成果を次なるキャリアステップで存分に発揮し、企業に貢献していきたいと考えています。

改めて、今回は素晴らしい機会を提供していただきありがとうございました。

この例文では、インターン期間での成長に焦点を当ててレポートを作成しています。

なんの目的・目標があってインターンに参加したのかを述べた上で、その目的・目標はインターンを通して達成されたのかを述べていることがポイントです。

③自分を振り返る

私がインターンに参加した動機は、業界の実務経験を積むことで将来の職場での適応力を高めることでした。具体的な業務を通じて、問題解決能力やチームワークの重要性を身をもって理解しました。

この経験を通じて得たスキルは、効果的なコミュニケーションやデータ分析です。ただ、自己評価を通じて、今の自分にはまだ不足している面も多いことに気づきました。

これらの不足スキルを克服するために、今後は関連するトレーニングや研修に積極的に参加し、実践的な経験を積もうと考えています。

この貴重な経験を通じて、将来的なキャリアにおいては柔軟性と深い専門知識のバランスを取りながら、リーダーシップを発揮できる人材になることが目標です。

改めて、今回は素晴らしい機会を提供していただきありがとうございました。

この例文では、インターンにおける自分を振り返るレポートです。

ただインターンに参加して考えたことを書くのではなく、実際にその経験はどのように自分に落とし込めるのかを書いている点がポイントです。

インターンのレポートを書く際の3つの注意点

最後に、インターンのレポートを書く際の注意点を紹介します。

  1. レポートは感想文ではない
  2. 自分にしか書けない文章を書く
  3. 感謝の気持ちを必ず書く

①レポートは感想文ではない

インターンのレポート作成において注意したいことが、レポートは感想文ではなく、インターンの成果や経験を客観的かつ具体的に報告する文書であることです。

主観的な感想や単なる事実の羅列ではなく、あなたの行動や考察を通じて得られた知見やスキルの習得を強調しましょう。

レポートは単なる意見表明ではなく、実際の業務においてどのような活動が行われ、それが組織やプロジェクトにどのような影響を与えたかを明確に示すことが求められます。

➁自分にしか書けない文章を書く

インターンのレポートでは、自分にしか書けない文章を書くことを心がけましょう。ありきたりな文章では他の就活生との差別化が図れず、企業の印象に残りづらいからです。

冒頭で紹介した通り、インターンのレポートは選考に影響することもあります。だからこそ、企業の印象に残るレポートが求められるのです。

レポートでは、あなたの考えや目標達成のための工夫を具体的に挙げ、経験を通じて得た洞察を示すことが重要になります。事実の列挙だけではなく、感情や洞察を織り交ぜ、独自性を出すよう心掛けましょう。

③感謝の気持ちを必ず書く

インターンのレポートを執筆する際、感謝の気持ちを必ず書くことが重要です。なぜなら、感謝の念を込めることで、コミュニケーションをより良いものにできるからです。

担当者や企業、社員に対して時間を割いてもらったことへの感謝は、単なる礼儀以上に、あなたがその経験から学び、成長できたことを示すもの。

感謝の表現は冷静かつ具体的であるべきで、相手がどのような影響を与えたか、あなたのスキルや視点にどのような変化をもたらしたかを具体的に挙げることで、感謝がより深まります。

インターンのレポートには学んだことを書こう

本記事では、インターンのレポートの書き方を解説しました。必ず覚えておきたいのが、レポートは感想文ではなく報告書だということです。

あなたがインターンで具体的に何を学び、どのような成長があったかを具体的に伝える必要があります。

本記事で紹介したレポート作成の流れや例文をもとに、企業から好印象を得られるレポート作成を目指してみてくださいね!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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