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エリア総合職とは?特徴や総合職との違い・メリットを具体的に解説

就活でよく耳にする、「総合職」と「エリア総合職」。総合職とエリア総合職の具体的な違いがよく分からず、悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、エリア総合職と総合職は何がどう違うのか詳しく解説します

エリア総合職のメリットや、募集が多い業界についても解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

エリア総合職とは勤務先が限定された総合職のこと

エリア総合職(別名:地域限定職)は、勤務地が特定の地域に限定された総合職のことです。

一般的な総合職と異なり転勤の可能性が低いため、地元や希望する地域で長期的に働けます。ただ、仕事内容は総合職とあまり変わりません。

エリア総合職の勤務エリアは企業によって異なります。一部の企業では、比較的広範囲な地域を指定する場合もあるため、応募前に勤務地の範囲を確認することが重要です。

例えば、「関西地方」と広い範囲を指定する企業もあれば、特定の市や県に限定する企業もあります。自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、勤務地域の条件を検討しましょう。

エリア総合職と総合職の違い3選

エリア総合職と総合職は、職務内容やキャリアパスにおいて重要な違いがあります。これらの違いを理解することは、自分のキャリアプランを考える上で非常に重要です。

  1. 給与面
  2. 待遇面
  3. 昇進面

①給与面

まず、給与は総合職の方が高めに設定されています。総合職は、会社全体の業務を担うため、一般的に給与は高めです。

これに対して、エリア総合職は特定の地域に限定された業務を行うため、給与は総合職よりも低めに設定されることが多いのです。

しかし、エリア総合職は転勤がないため、生活の安定や家族との時間を重視する人にとっては、給与の差を補う魅力があります。

また、地域に根差した業務に専念できるため、専門性を高めることで将来的な給与アップにつながる可能性もあります。

②待遇面

待遇面においても、総合職での方が充実しています。総合職は全国を対象とした転勤が前提であるため、住宅手当や転居支援などの待遇が充実しているのです。

これに対し、エリア総合職は特定の地域での勤務が基本であるため、福利厚生などの待遇は限定されます。

しかし、転勤に伴うストレスや家族との時間を考慮すると、エリア総合職は生活の質を高める選択となります。

③昇進面

昇進の面において、総合職はエリア総合職に比べて、速いペースでのキャリアアップが期待できます。総合職は多様な業務経験と広い人脈形成が可能で、これが昇進への大きなアドバンテージとなるのです。

一方、エリア総合職は特定の地域に留まるため、昇進の機会は限られがちです。しかし、特定の地域に特化した業務に専念することで、その分野における専門家としての地位を築けます。

また、地域社会への貢献や地元企業との深い関係構築など、エリア総合職ならではのキャリアパスを形成できます。

エリア総合職が向いている人の2つの特徴

エリア総合職は、どんな人に向いているのでしょうか。ここでは、エリア総合職に適した人の特徴を2つ紹介します。

  1. 地域の発展に貢献したい人
  2. 地元で働き続けたい人

①地域の発展に貢献したい人

エリア総合職は、地域密着型の業務が特徴です。そのため、地元の発展に貢献し、その成果を直接感じたいと思う人には最適な選択です。

エリア総合職では、地域のニーズに合わせたサービス提供や地域社会との連携など、多岐にわたる業務を経験できます。

地元愛が強く、地域社会への貢献を重視する方には、エリア総合職はやりがいのある仕事と言えるでしょう。

また、地域に根差した業務を通じて、地元の文化や伝統を深く理解し、それを活かした仕事ができるのも大きな魅力ですね。

②地元で働き続けたい人

エリア総合職は、転勤がないため、長期間にわたって地元で働き続けられます。家族や地域社会との強い絆を保ちながら、地元で安定したキャリアを築きたい人には理想的な選択でしょう。

地元での仕事は、生活基盤が変わらない安心感があり、仕事とプライベートのバランスを取りやすいメリットがあります。

また、地元の市場や顧客を深く理解しているため、効果的なビジネス戦略を立てやすいことも魅力です。

地元での長期的なキャリアを望む人にとって、エリア総合職は安定と成長の両方を実現できる職種と言えるでしょう。

エリア総合職で働く2つのメリット

エリア総合職は、普通の総合職よりも給与や待遇で劣りますが、それを補って余りある魅力があります。ここでは、エリア総合職の2つの大きなメリットを紹介します。

  1. 転勤がないのでライフプランが立てやすい
  2. 一般職よりも昇進スピードが速い

それでは、1つずつ見ていきましょう。

①転勤がないのでライフプランが立てやすい

エリア総合職の最大の魅力は、転勤がないことです。これにより、長期的なライフプランを立てやすくなります。

普通の総合職では頻繁に転勤があるので、生活の基盤が不安定になりがちですが、エリア総合職ではその心配がありません。

地元や希望する地域に根を下ろし、家族との時間を大切にしながらキャリアを築くことが可能です。

また、地域社会に深く関わることで、地元への貢献や、地域の発展にも直接的に関与できる点も大きな利点ですよ。

②一般職よりも昇進スピードが速い

エリア総合職は、一般職と比較して昇進のスピードが速い傾向にあります。

一般職は業務範囲が限定されているため、昇進の機会も限られがちですが、エリア総合職では幅広い業務を経験でき、それがキャリアアップに直結するのです。

特に、営業や企画などの事務系総合職として活躍する場合、多岐にわたる業務を経験することで、管理職への道も開けやすくなります

また、特定の地域における業務に専念できるため、その地域の事情に精通し、効果的な業務運営が可能になることも、昇進につながる重要な要素です。

エリア総合職の募集が多い業種3選

エリア総合職の募集が多い業界を3つ紹介します。

  1. 金融業界
  2. サービス業界
  3. 小売業界

それでは、1つずつ見ていきましょう。

①金融業界

金融業界では、エリア総合職の需要が顕著です。銀行、保険会社、証券会社などが、地域密着型のサービスを強化するためにエリア総合職を積極的に採用しています。

金融業界のエリア総合職は、顧客との密接な関係構築や地域社会への貢献を重視しており、地元でのキャリアを築きたい人に適しています。

また、金融商品の販売や資産運用のアドバイスなど、専門的な知識を活かした仕事が多く、専門性を高めながら地域に根差したキャリアを形成できるのが特徴です。

②サービス業界

サービス業界もエリア総合職の採用が増えています。特に旅行業やホテル業界では、地域に特化したサービスを提供するためにエリア総合職が重要視されています。

地域の文化や特色を生かしたサービス提供が求められるため、その地域の特性を深く理解し、顧客に合わせたきめ細かいサービスを提供する能力が必要です。

また、地域イベントの企画や運営に関わることもあり、地域社会との連携を重視する仕事が多いのが特徴です。

③小売業界

小売業界では、地域に密着した店舗運営が重要とされ、エリア総合職の役割が大きくなっています。

スーパーマーケットやドラッグストアなど、地域住民の日常生活に密接に関わる業態では、地域のニーズを正確に把握し、それに応じた商品の提供やサービスの改善が必要です。

地域の特性を生かした店舗運営や、地域住民とのコミュニケーション能力が重要となり、地域社会に根ざしたキャリアを築けるでしょう。

エリア総合職は特定の地域で働き続けたい人にとって魅力的な選択肢

エリア総合職は、特定の地域で長期的に働きたいと考える人にとって理想的な職種です。

転勤の心配が少なく、地元や希望の地域で深く根付いて働くことが可能です。また、地域社会への貢献や地元でのキャリア形成にも繋がります。

地域に密着した業務を通じて、地元の発展に貢献したいと考える人や、家族との時間を大切にしたい人にとって、エリア総合職は魅力的なキャリアパスと言えるでしょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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