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ソフトウェア業界って何をするの?職種や業界を徹底解説!

就職活動の志望業界として、ソフトウェア業界を挙げる人も多いでしょう。しかし「ソフトウェア業界の業務内容は?どんな職種があるの?」と疑問に思いますよね。

そこで本記事では、ソフトウェア業界の職種や業界を徹底解説します。業界のトレンドや懸念点も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

そもそも「ソフトウェア」とは何かを知ろう

ソフトウェア業界を知るには「そもそもソフトウェアとは」を知る必要があります。また、ソフトウェアとその他IT業界の違いについても知っておくべきでしょう。

ここでは、ソフトウェア業界の基礎知識を紹介します。

①ソフトウェアとは

ソフトウェアは、コンピューターなどの機器を制御するプログラムです。アプリケーションやオペレーティングシステムなど、幅広い形態があります。

ソフトウェア業界は、ソフトウェアの開発や販売、保守などを担当し、技術の進化に対応して革新的な解決策を提供しています。

ソフトウェアの進歩は情報技術の進化をけん引し、様々な分野で革新的なソリューションを生み出す源となっているのです

➁ソフトウェア業界以外のIT業界

ソフトウェア業界以外の主なIT業界は、下記の通りです。

  • ハードウェア業界
  • インターネット・web業界
  • 通信業界
  • 情報処理サービス業界

これらの分野は相互に連携し、ITの発展とビジネスの効率向上に貢献しています。ソフトウェア業界を目指すのであれば、これらの業界に関する最低限の知識は持っておきましょう

ソフトウェア業界を取り巻く2つの懸念

次に、ソフトウェア業界を取り巻く懸念を紹介します。

  1. 慢性的な人手不足
  2. 労働時間が長い

①慢性的な人手不足

ソフトウェア業界は、慢性的な人手不足が課題です。急速なテクノロジー進化に追いつくため、専門的な知識や経験が求められ、適切な人材確保が難しくなっています。

解決策として、教育制度の改善やプログラミング教育の普及、異なる経歴の人材の活用が挙げられるでしょう。

また、企業は柔軟な働き方やリモートワークの提供、社内研修の充実などで魅力的な労働環境を整え、競争激化の中で有望な人材を引き付ける努力が必要です。

➁労働時間が長い

ソフトウェア業界においては、人手不足が深刻な懸念材料となり、それが要因となり労働時間が長くなることが課題。

需要の高まりと限られた人材リソースが、労働者に過剰な業務負荷を与えているのです。近年ではこの労働時間の問題に対処すべく、「フレックス制」を導入する企業が増加傾向にあります。

柔軟な働き方が奨励され、働き方改革が進む中、労働時間の短縮やワークライフバランスの向上が積極的に重視されていますよ。

5種類のソフトウェアがある

「ソフトウェア」といっても、その種類は様々です。ここでは、5種類のソフトウェアを紹介します。

  1. OS(オペレーティングシステム)
  2. アプリケーションソフトウェア
  3. ミドルウェア
  4. デバイスドライバ
  5. ファームウェア

①OS(オペレーティングシステム)

OS(オペレーティングシステム)は、パソコンやスマートフォンなどを操作するための基本的なソフトウェアです。

ハードウェアとユーザーアプリケーションの仲介者であり、リソース管理やユーザーインターフェース提供、プロセス制御などの機能を担います。

特徴としては、マルチタスク処理、メモリ管理、ファイルシステムの提供が挙げられます。

代表的なOSには、Microsoft Windows、macOS、Linux(UNIX系)があり、スマートフォンではiOS(Apple)、Android(Google)が一般的です。

➁アプリケーションソフトウェア

アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステム(OS)上で動作する一般的なソフトウェアのこと。一般には私たちが「アプリ」と呼ぶものの正式な名称です。

これらのソフトウェアは特定のタスクや機能を実行し、エンドユーザーに直接利用されます。

特徴として、ユーザーインターフェースを提供し、特定の目的や機能を遂行することが挙げられます。また、アプリケーションソフトウェアは個別に購入され、インストールされ、利用されることが一般的です。

③ミドルウェア

ミドルウェアは、オペレーティングシステム(OS)とアプリケーションソフトウェアの仲介を担うソフトウェアです。

特徴は、異なるソフトウェア間の相互運用性を向上させ、開発者がアプリケーションの機能に集中できることです。

これにより、異なるプラットフォームやデバイスでのアプリケーションの実行が容易になります

代表的なミドルウェア製品には、企業向けの統合ミドルウェアとしてOracle Fusion MiddlewareやIBM WebSphereがあります。

④デバイスドライバ

デバイスドライバは、コンピュータのハードウェアを制御するためのソフトウェアで、一般的には「デバイス」と呼ばれています。

デバイスドライバは、オペレーティングシステムとハードウェアの橋渡しとなり、ユーザーがデバイスを効果的に利用できるようにする役割があります。

デバイスドライバは、ハードウェアの機能を抽象化し、統一的なインターフェースを提供する特徴がありますよ。

⑤ファームウェア

ファームウェアは、IT機器内に埋め込まれた制御ソフトウェアで、ハードウェアとの連携を担います。主な特徴は、ROMやフラッシュメモリに格納され、起動時に読み込まれることです。

製品に組み込まれた標準機能や動作を確立し、アップデートで機能追加や改善が可能に。

代表的な製品にはスマートフォン、ルーター、デジタルカメラなどがあります。ファームウェアはシステムの基盤を支え、安定性や機能の向上に貢献しているのです。

ソフトウェア業界の職種5つとその仕事内容

次に、ソフトウェア業界の主な職種とその仕事内容を紹介します。

  1. プログラマー
  2. システムエンジニア(SE)
  3. ネットワークエンジニア
  4. ITコンサルタント
  5. 営業

①プログラマー

プログラマーは、SEが作成した仕様書に基づき、コンピューター言語を使用してプログラムを構築する仕事です。

エンジニアが設計したシステムを具現化し、動作するアプリケーションやプログラムを開発します。

彼らはアルゴリズムやデータ構造を理解し、問題を解決するために効率的で正確なコードを書くスキルが求められますよ。

また、協力してチームと連携し、柔軟に対応しながら、高品質かつ効率的なソフトウェアの開発できることも必要です。

➁システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、ソフトウェア業界で顧客の要望を分析し、システムの企画や設計を担当する仕事です。

彼らの仕事は、複雑な問題に対する効果的な解決策を見つけ、システムの機能や性能を最適化することに焦点を当てています。

コミュニケーション能力、論理的思考、問題解決スキルは必須であり、プログラミング言語や開発ツールの熟練も求められますよ。

また、技術トレンドの追随と新しい知識の吸収が不可欠で、柔軟性と学習意欲がSEに求められる素質となっています。

③ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、システムの構築、運用、保守を担当し、コンピューターの安全な利用を管理する職種です。

仕事内容は、コンピューターを連携やWi-Fiなどのネットワークを構築などがあります。

スキルとしては、ネットワーク設計やトラブルシューティング、セキュリティ対策、通信プロトコルの理解が求められるでしょう。

また、素早い対応や柔軟性、協力性も重要で、常に技術の進化に対応する能力が必要です。

④ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業や個人に対し、ITを活用して課題を解決する専門家です。

業務内容は、クライアントのニーズを理解し、効果的なIT戦略やシステムを提案・導入し、企業経営の効率化や改善をサポートをすること。

ITコンサルタントには分析力やコミュニケーション能力が求められ、技術トレンドに敏感でなければなりません。

また、顧客のビジネスプロセスを理解し、最適なITソリューションを提供するため、幅広い業界やプロジェクトに携わることが一般的です。

⑤営業

ソフトウェア業界の営業は、自社のソフトウェアの利点を説明し、クライアントに販売する役割を担当します。

営業は、顧客のニーズを理解し、適切なソリューション提案を行い、契約締結に導くことが重要です。スキルとしては、コミュニケーション能力、説得力、問題解決力が求められます。

また、業界知識や技術理解も必要であり、迅速な市場変化に適応できる柔軟性も必要です。継続的な市場分析と競合調査により、効果的な戦略の立案と実行が必要な職種と言えるでしょう。

ソフトウェア業界の今後の4つの動向に目を向けよう

最後に、ソフトウェア業界の今後の動向を紹介します。

  1. IoTの普及
  2. クラウド化
  3. ビッグデータの活用
  4. セキュリティ問題

①IoTの普及

一つ目は、IoTの普及です。IoT(Internet of Things)は、モノのインターネット化を指し、ソフトウェア業界において今後の重要な動向となります

物理的なデバイスやオブジェクトがネットワークを介してデータを交換し、相互に連携することで、効率の向上や新たなビジネスモデルの構築が可能です。

セキュリティやプライバシーの課題も存在するが、IoTの進展は新たなソフトウェア開発の方向性を模索させ、産業界全体に変革をもたらすと期待されています

➁クラウド化

二つ目は、クラウド化です。データやアプリケーションを、既存のサーバーからインターネットを通じてアクセス可能なリモートのサーバーに移行することを言います。

これにより、柔軟性、拡張性、コスト削減が実現され、市場が拡大。企業はインフラの運用負担を軽減し、素早いリソースの提供が可能になります。

しかし、クラウド化はセキュリティ懸念やデータのプライバシー問題、可用性の依存度が課題です。特にデータの安全性や規制遵守が重視され、進化や対策が求められています。

③ビッグデータの活用

三つ目は、ビッグデータの活用です。ビッグデータは膨大な情報を指し、ソフトウェア業界ではその解析が鍵となります。

大量のデータを解析することで優れた洞察が得られ、企業は効果的な意思決定や顧客へのターゲットサービス提供が可能です。

しかし、ビッグデータにはデータの品質やプライバシー保護、法的制約などが懸念事項も。業界はこれらの問題に対処しながら、ビッグデータの活用を進化させています。

④セキュリティ問題

四つ目は、セキュリティ問題です。テレワークの拡大に伴い、オフィス外から社内のシステムやデータへの安全なアクセスが求められるでしょう。

これにより、セキュリティの脆弱性が顕在化し、データ漏洩やサイバー攻撃のリスクが高まっています。

今後は、クラウドセキュリティやエンドポイント保護など、テレワーク環境に適したセキュリティ対策がますます重要となり、これに対応する新たな技術やツールの開発が期待されています。

ソフトウェア業界がねらい目

本記事では、ソフトウェア業界の職種や業界について、業界のトレンドや懸念点とあわせて紹介しました。

IT化に伴い、ソフトウェアの需要は増え続けています。ソフトウェアの進歩は情報技術の進化に直結するため、やりがいも大きいと言えるでしょう。

さらに、人材不足が進んでいるため、求職者にとってはチャンスがつかみやすい業界でもあります。

ただし、一定のスキルだけでなく、常に学び続ける姿勢や集中力が必要であることも頭に入れておきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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