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業種一覧をざっくりと紹介!それぞれの特徴を理解して就活に臨もう

志望業種が決まっていなかったり、そもそもどんな業種があるのかもよく知らない就活生も多いのではないでしょうか。

就活において、業種選びは非常に重要です。そこで本記事では、業種一覧とそれぞれの特徴を解説します

業種選びのポイントも解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

業種とは事業をざっくり分類したもの

そもそも業種とは、事業の種類のことです。「業界」が扱う商品の種類ごとの社会であるのに対し、「業種」は企業が携わっている分野を指します。

業種は12種類に分けられたり、20種類に分けられたりしますが、本記事では、国土交通省が分類した12種類の分類に従って各業種の特徴を解説します。

12個の業種一覧!ざっくりと特徴を解説

国土交通省が分類した12個の業種の特徴を解説します。業種選びの参考にしてください。

  1. 農林漁業
  2. 鉱業
  3. 建設業
  4. 製造業
  5. 卸売業
  6. 小売業
  7. 金融保険不動産業
  8. 運輸通信業
  9. 電気ガス水道業
  10. サービス業
  11. 公務
  12. その他

①農林漁業

農林漁業は、農業・林業・漁業の総称であり、自然と密接に関わる業種です。農業は米や野菜を生産する他に、酪農、畜産業、園芸サービス業が含まれます。

農林漁業で働くと、季節の変化に応じた作業が求められます。例えば、農業では種まき、育成、収穫といった一連のプロセスがあり、それぞれの段階で異なる技術や知識が必要です。

また、林業では森林の保全や木材の生産に携わり、漁業では海や川での魚介類の捕獲に従事します。自然環境の変化に左右されやすく、天候不順などのリスクも伴います。

しかし、自然の恵みを直接扱う仕事は、大きなやりがいを感じられるでしょう。

②鉱業

鉱業は、鉱物資源を採掘する業種です。地下資源の探査や採掘、それに伴う加工処理などが主な業務となります。

鉱業に従事するには、地質学や鉱物学に関する専門知識が必要です。また、採掘現場は危険を伴うことも多く、安全管理に関する高い意識が求められます。

鉱業は、資源の枯渇や環境問題といった課題に直面しているため、持続可能な開発や新しい技術の導入が重要視されています。

鉱業の仕事は、資源の有効活用や環境保全に貢献することにも繋がるでしょう。

③建設業

建設業は、建物やインフラの建設、維持、修理を行う業種です。建設業では、土木工学や建築学などの専門知識が必要です。

建設業に従事する人々は、様々なプロジェクトに関わり、計画から設計、施工、管理まで幅広い業務を担います。また、建設現場は安全が最優先されるため、厳格な安全管理が求められる業種です。

建設業は、社会の発展に直接貢献する仕事であり、新しい建築物やインフラを作り上げることで、人々の生活を支える重要な役割を担っています。

常に新しい技術や方法が導入されるため、学び続ける姿勢も重要です。

④製造業

製造業は、物質から新たな製品を製造する業種です。製造業の最大の特徴は、製品の開発から生産、品質管理まで一連のプロセスに関われる点です。

製造業で働くと、製品が形になっていく過程を直接目の当たりにできます。また、製造技術の進化により、最新の技術を学ぶ機会も豊富です。

しかし、製造現場は機械に依存することが多く、作業環境は厳しいと言えます。また、市場の需要に応じて製品ラインナップを変更する必要があるため、柔軟な対応力が求められます。

⑤卸売業

卸売業は、製造業者から商品を大量に仕入れ、小売業者や他の事業者に販売する業種です。卸売業の魅力は、多様な商品やサービスに関われる点にあります。

卸売業での仕事は、市場の動向を敏感に察知し、適切な商品を選定し提供することが重要です。そのため、市場分析や流通に関する深い知識が求められます

また、取引先との関係構築も重要であるため、コミュニケーション能力が必要です。

⑥小売業

小売業は、消費者に直接商品を販売する業種です。小売業の特徴は、消費者のニーズを直接感じ取り、応えられる点です。

小売業で働くと、商品の陳列から販売、顧客サービスまで、幅広い業務に携われます。また、消費者の反応を直接見れるため、マーケティングや商品開発にも貢献できるでしょう。

しかし、消費者の嗜好は常に変化するため、流行に敏感でなければいけません。また、店舗運営には長時間の立ち仕事が伴うこともあり、体力を要する場合があります。

⑦金融保険不動産業

金融保険不動産業は、経済の基盤を支える重要な業種です。金融保険不動産業の特徴は、お金や資産の管理、運用に関われることにあります。

金融業では、顧客の資産を増やすための投資アドバイスや資産運用が主な仕事です。保険業では、リスク管理や保険商品の提案を行います。不動産業では、物件の売買や賃貸、管理が主な業務です。

金融保険不動産業では、専門的な知識が求められ、顧客との信頼関係構築が重要です。また、市場の変動に左右されやすいため、経済情勢に敏感である必要があります。

⑧運輸通信業

運輸通信業は、物流と情報の流れを支える業種です。

運輸業では、商品や人の輸送を担い、時間と品質の管理が重要になります。通信業では、データ通信や通信インフラの構築、運営が主な業務です。

運輸通信業では、技術の進歩に対応するための柔軟性と、安全管理に対する高い意識が求められます。

⑨電気ガス水道業

電気ガス水道業は、日常生活に欠かせないインフラを提供する業種です。電気ガス水道業の特徴は、安定したエネルギー供給と水資源の管理を行うことです。

電気業では、発電から送電、配電までの一連のプロセスを管理します。ガス業では、都市ガスの供給や安全管理が主な業務です。水道業では、安全で清潔な水の供給と下水処理を担います。

電気ガス水道業は、社会インフラを支える責任感と、環境への配慮が重要です。また、エネルギー資源の枯渇や環境問題への対応が、今後の大きな課題です。

⑩サービス業

サービス業は、接客業だけでなく学校教育などを行う事業、福祉・医療施設も含まれます。サービス業では、人と接する機会が多く、コミュニケーション能力が求められます。

接客、販売、ホスピタリティなど、顧客満足を最優先に考える姿勢が不可欠です。また、サービス業はシフト制で働くことが多く、休日や勤務時間が不規則になることも多々あります。

しかし、その分、顧客との直接的な関わりを通じて、感謝の言葉を直接聞けることも多いのが魅力です。人と接することが好きで、柔軟な働き方を求める人には適しています。

⑪公務

公務員は、国や地方自治体のために働く職業です。安定した職業として知られ、終身雇用が期待できる点が大きな魅力です。

公務員には多様な職種があり、教育、医療、福祉、都市計画など、幅広い分野で活躍できます。また、公務員は国民のために働くため、社会貢献を実感しやすい職業です。

ただし、公務員試験は非常に競争率が高く、入るためには高い学習意欲と努力が求められます。安定と社会貢献を重視する人には最適な選択と言えるでしょう。

⑫その他

国土交通省は、上記の11種に含まれないものを「その他」の業種として分類しています。その他の業種には、非営利組織、フリーランスなどが含まれます。

その他の業種は特定の業界に限定されず、幅広い分野で活動しているのが特徴です。柔軟な思考と独自のスキルが求められる分野であり、新しい価値を生み出す可能性があります。

ざっくりと業種を選ぶ際のポイント2つ

就職活動において、業種選びは非常に重要です。ここでは、業種選びの際に役立つ2つのポイントを紹介します。

  1. 合同説明会に参加する
  2. 特技から考える

①合同説明会に参加する

まずは合同説明会に参加して、各業種を比較しましょう。合同説明会は、多くの企業が一堂に会する貴重な機会です。ここでは、さまざまな業界の企業が自社の魅力をアピールします。

参加することで、自分が知らなかった業種や企業を知れますし、企業の人事担当者と直接話すことで、企業文化や仕事内容のリアルな情報も得られます。

合同説明会の情報は、自分がどの業種に興味を持っているのか、どの企業が自分に合っているのかを判断する上で非常に重要です。

②特技から考える

興味のある業種が特にない場合は、自分の得意なことや興味のある分野から業種を考えることも重要です。

自分のスキルや経験、興味が活かせる業種を選ぶことで、仕事の充実感や達成感を得やすくなります

例えば、コミュニケーション能力が高い人は、営業やマーケティングの分野で力を発揮できるかもしれません。また、理系の知識を活かしたい場合は、製造業やIT業界が適しているでしょう。

自分の強みや興味を理解し、それに合った業種を選ぶことで、満足の行く就職ができます。

ざっくりとした業種理解が就活で役立つ理由

就職活動においては、各業種の特徴を理解しておくことが重要です。ここでは、業種の理解が就活で役立つ2つの理由を解説します。

  1. 企業を選びやすくなる
  2. 十分な企業対策ができる

企業を選びやすくなる

まず、各業種の特徴を把握しておくと、自分の適性や興味に合った企業を見つけやすくなります

例えば、IT業界は技術革新が早く、常に新しい知識を学ぶ必要があります。一方、製造業では、製品の品質管理や生産技術が重要です。

それぞれの特徴を理解することで、自分のスキルや興味が活かせる業種を見極められます。また、業界ごとの将来性や安定性を考慮することも、長期的なキャリア形成に役立ちます

十分な企業対策ができる

また、業種ごとの特徴を理解していると、企業研究や面接対策が効果的に行えます

例えば、広告業界ではクリエイティビティやコミュニケーション能力が求められますが、金融業界では分析力やリスク管理能力が重視されます。

業種ごとの特徴がわかっていれば、自分の経験やスキルをより効果的にアピールできるでしょう。

また、業種の課題を理解していると、面接での質問に対しても深い洞察を示すことが可能になり、採用担当者の印象に残りやすくなります。

ざっくりと業種分類を理解して就活に臨もう

就職活動を成功させるためには、業種の基本的な理解が不可欠です。

業種ごとの特徴や市場動向を把握することで、自分に合った企業選びがしやすくなり、企業研究や面接対策も効果的に行えます。

業種の特徴をしっかりと理解し、自分に最適なキャリアパスを見つけましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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