携帯ショップに就職したいと考えつつも、通信プランの契約や端末の購入を全てネットで完結していると、具体的な仕事内容がイメージしにくいでしょう。
さらに実際にショップで仕事をした経験があるわけでない人は、志望動機を書こうにもどうアピールをすべきかわからず難しい……と思いがちですよね。
本記事では、携帯ショップへの就職を希望している就活生向けに、携帯ショップの仕事内容から志望動機の例文まで紹介します。ぜひ志望動機を考える際の参考にしてみてください。
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携帯ショップの5つの仕事内容を理解しよう
志望動機を書くためには、携帯ショップの仕事内容を知ることが重要です。ここでは、以下の5つの内容をピックアップしました。
携帯ショップを利用したことがある人はイメージしやすい仕事内容ですが、改めて確認しておきましょう。
①商品の販売
携帯ショップのメイン業務は、端末販売や通信プランの提案です。顧客にとっての最適なプランを考え、満足する提案が求められます。
携帯ショップは、ケースやタッチペンなどのアクセサリー商品も豊富。端末との互換性を尋ねられることもあるので、モバイル全般の知識が欠かせません。
また、インターネット回線は各携帯会社で提供しているサービスのひとつのため、志望している携帯ショップで取り扱っているサービスの内容は事前に把握しておきましょう。
➁ユーザーサポート
モバイル端末の利用に不慣れな人に対して、必要に応じてマニュアルよりも丁寧な説明を行うこともあります。
また、応募する携帯ショップの無料サービスと有料サービスの内容は事前に確認しておくと、「思っていた仕事内容と違う」と感じる可能性が低くなるでしょう。
無料サービスはキャリア会員対象のサービスで、新規購入時の初期設定を行います。一方、有料サービスは、機種変更に伴うデータ移行やモバイル機器とのペアリングなどが定番です。
さらに、故障や破損による問い合わせの対応、修理の受付および代替機の貸与など、顧客が継続的に端末が利用できるようにサポートします。
③イベント業務
携帯ショップのイベントとして、モールや家電量販店で行う販促業務と、ショップで行うキャンペーンが挙げられます。
モールや家電量販店での販促業務は、短期のアルバイトが採用される場合がほとんどです。そのため、携帯ショップの店員の多くは、店舗で行うイベントに携わります。
バルーンアートや風船、ティッシュ配りなどの定番だけではなく、店舗によってはヨーヨー釣りなど季節ならではのアイテムを使った呼び込みを行うことも。
キャンペーンの内容は大元の携帯会社によるものです。顧客に説明できるように、キャンペーンの内容を理解しておく必要があります。
④事務作業
在庫管理や顧客情報の管理も、携帯ショップの店員が行います。アルバイトであれば、契約に伴う顧客情報の登録がメインですが、正社員であれば店舗全体の情報管理を担うでしょう。
モバイル端末はモデルチェンジがある携帯ショップでは、端末の納品作業も事務作業に含まれます。精密機器を取り扱うので、慎重な性格の人向きですね。
顧客情報の管理は、その店舗だけではなく大元の携帯会社の信頼にも関わるため、とくに責任が重い業務とも言えます。
⑤携帯教室
スマホが主流となっていますが、ケータイ(ガラケー)に慣れている人にとって、アプリのダウンロードや基本的な使い方が直感的に操作しづらい場合もあるでしょう。
そのため、携帯ショップでは、メールの送受信や写真の撮影方法などの基礎的な操作方法を対象として携帯教室を開催しています。
モバイルに関する知識が少ない人が参加する場合もあるため、専門用語は使わず、わかりやすい表現が望まれます。
【企業視点】携帯ショップで志望動機が聞かれる理由
携帯ショップの面接で志望動機が重視されるのは、企業が応募者の本気度や適性、将来的な活躍を見極めたいからです。
本章では、企業視点で志望動機を聞く理由について具体的に解説しているので、見ていきましょう。
①本当に入社してくれるか見極めたいから
携帯ショップの面接で志望動機を聞かれる理由の一つに、「本当に入社してくれるか」を見極めたいという企業側の意図があります。
接客業の特性上、一定のスキルや知識を身につけるまでには時間がかかり、早期退職は店舗運営に大きな影響を与えます。
そのため、志望動機を通じて応募者がどれだけ本気で働きたいのか、また職場に適応できそうかを判断しているのです。
②長く働いてくれる人材が欲しいから
携帯ショップが志望動機を重視する理由の一つに、「長く働いてくれる人材を求めている」ことがあります。
接客業では、商品の知識やサービス内容を習得するまでに時間がかかり、短期間で退職されると教育コストが無駄になるためです。
企業は、安定して働き続ける意欲や将来の目標を志望動機から判断します。
③活躍できる適正があるか見たいから
携帯ショップの志望動機で企業が確認したいことの3つ目は、応募者に適性があるかどうかです。
接客業では、顧客対応力やコミュニケーション能力、迅速かつ正確な事務処理能力が求められます。
そのため、志望動機から「人と接するのが好き」「問題解決にやりがいを感じる」などの特性を伝えることが重要です。
企業は志望動機から意欲や適性を判断し、採用後の活躍をイメージできるかどうかを見極めています。
志望動機のヒントに!携帯ショップに向いている人の特徴
携帯ショップで働くには、特定のスキルや性格が求められます。
以下で4つを見ていきましょう。
①誰とでもすぐに打ち解けられる
携帯ショップで求められる特徴の一つに「誰とでもすぐに打ち解けられること」が挙げられます。
お客様の中には操作に不慣れな方や疑問を抱えている方も多く、信頼関係を築くコミュニケーション力が重要です。
明るく親しみやすい態度で接することで、相談しやすい雰囲気を作り、お客様の満足度を高められるでしょう。
また、チームでの連携が求められる職場環境でも活かせるため、この能力を志望動機でアピールすると、好印象を与えられる可能性が高いです。
②物事を噛み砕いて説明できる
携帯ショップでは「物事を噛み砕いて説明できる力」が求められます。
スマートフォンや契約プランに詳しくないお客様に対して、専門的な用語を使わず、分かりやすく説明するのが重要です。
例えば、機能や料金プランを具体例を交えながら伝えることで、安心して選択してもらえるため、お客様に寄り添った対応が信頼関係を築く鍵となります。
このスキルを志望動機でアピールすると、採用担当者に状況に応じた説明力や言語化能力を伝えられるでしょう。
③忍耐力と柔軟性を兼ね備えている
携帯ショップでは「忍耐力」と「柔軟性」を兼ね備えていることが求められます。
お客様の中には、操作方法に不慣れな方や契約内容に迷われる方もおり、丁寧に対応する忍耐力が必要です。
また、予期せぬトラブルや要望の変更に素早く対応する柔軟性も重要なスキルになります。
これらを兼ね備えていることで、お客様から信頼される接客が可能でしょう。
④問題解決能力が高い
携帯ショップで活躍するためには、「問題解決能力」が欠かせません。
お客様から寄せられる相談やトラブルは多岐にわたり、迅速に適切な解決策を提示するスキルが求められます。
例えば、操作が分からない方には丁寧な説明を行い、料金プランの見直しを求める方には最適な提案をするなど、的確な対応が必要です。
この能力を志望動機でアピールする際には、過去の経験を具体的に挙げると良いです。問題を解決し、お客様の信頼を得る姿勢を伝えましょう。
携帯ショップの志望動機の書く際の3つのポイント

志望動機を考える際には、次の3つのポイントを意識しましょう。
ここでは、各ポイントの解説をまとめています。
①なぜその業種なのか
まずは、なぜ携帯の販売をメイン業務としている携帯ショップを選んだのかを明確にしましょう。
強みや長所などのアピールポイントと、携帯ショップを選んだ理由がマッチしていなくてはいけません。
例えば、コミュニケーションに自信がある・接客が好きなどの強みは、携帯ショップ以外でも使いまわせる内容とも解釈できます。
大切なのは、これらの強みを踏まえて「携帯ショップならではの~をやりたい」と携帯ショップである必要性を伝えることです。
➁なぜその企業なのか
店舗を構えている通信キャリアとして、ドコモ・ソフトバンク・auが挙げられます。これらのショップのなかで、なぜそのキャリアを選んだのかを考えましょう。
「携帯ショップであればどこでも良さそうだ」と企業に思われてしまうと、選考を突破できない可能性が出てきます。そのため、そのキャリアを選んだ決め手は明確にしてください。
ほかの通信キャリアと比較してみると、その通信キャリアを選んだ理由につながることもあります。インターネット回線や初期設定などのサービス、企業理念などを比較するのがおすすめです。
③具体的なエピソードはあるか
志望動機を書く際には、具体的なエピソードを盛り込むことが重要です。
例えば、「以前、携帯ショップで親切な対応を受け、自分もそんな接客がしたいと感じた」などの経験を加えると、応募理由が明確になります。
また、自分の強みやスキルに関連するエピソードを交えることで、企業は応募者がどう活躍できるかをイメージしやすくなるでしょう。
③入社後のビジョンを明確にする
志望動機には、入社後どのように活躍したいのかを伝えることも大切です。
携帯ショップ店員の雇用形態として、正社員・派遣社員・アルバイトが挙げられます。
正社員を目指す人は、店舗の運営やイベントへの積極性など、アルバイトには関わりにくい業務への意欲を示しましょう。
もちろん、自身の強みが入社後どのように活かせるのかも忘れずに伝えてくださいね。
携帯ショップの志望動機例文3つ

ここでは、以下の3パターンの例文を取り上げています。
各例文には、志望動機を書く際のポイントも解説しているので、内容に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
①経験をまじえる
経験をまじえる
私が貴社を志望した理由は、モバイル端末の普及によって、今よりも便利で快適な生活を送れる人を増やしたいと考えたからです。
私が携帯ショップの店員を目指したのは、祖母に同行した携帯ショップでの対応がきっかけです。
ケータイユーザーだった祖母の機種変更のため、新規購入に加えてデータ移行や操作方法をご教授いただこうと思い、貴社の店舗に訪店しました。
こちらの希望を伝えたところ、担当の方は祖母のニーズに合うモバイル端末を複数提案してくださり、それぞれの操作方法を簡単に説明してくださいました。また、通信プランに関してもわかりやすく解説していただき、私自身も学びがありました。
貴社への入社後は、祖母の担当をしてくださった方のように、お客様が満足する提案によって快適なライフスタイルの一助になりたいと考えています。
例文のように、携帯ショップに関する経験をまじえることで、志望動機のきっかけが伝えやすくなります。
例文ではエピソード部分が主軸になっていますが、具体的にどのような貢献ができるのかを明確にすると、さらに意欲が伝わる内容になるでしょう。
➁接客経験をとりあげる
接客経験をとりあげる
私は、さまざまな年齢層を対象とした接客経験を活かしたいと考え、貴社を志望しました。
私は高校生から現在まで、遊園地のスタッフや飲食店のホールなどでアルバイトを経験しています。
遊園地では主に小学生くらいの年齢と接する機会が多く、目線を合わせる大切さを痛感しました。
一方、飲食店は顧客の年齢層が高かったため、遊園地とは異なる接客スキルが求められました。
どちらの場でも、顧客にとってわかりやすい言葉遣いとサービスを心がけました。
私は貴社で、モバイル端末に対する苦手意識を持たずに、誰もが手に取りやすいように、わかりやすい接客を提供したいと考えています。
アルバイトで身につけたスキルを活かそうと考えている場合は、根拠となるエピソードがあると説得力が増す内容になります。
例文では幅広い年齢層への接客経験をアピールしていますが、記憶に残っている感謝の言葉など、自身の接客によって得た成果を明記すると良いですね。
③会社の社風や企業理念に触れる
会社の社風や企業理念に触れる
私は、貴社の企業理念である「最適なライフデザインの提案」に共感し、私の強みであるモバイル端末に関する知識を活かしたいという思いから、貴社を志望いたしました。
現在、先進国に限らずモバイル端末は生活必需品として普及されていると感じています。このため、生活の一部になるようにサポートする貴社の理念およびサービスは、今後ますます需要が増すと考えています。
私は、モバイル端末への関心が高く、新モデルの発表やアップデートによる新機能などの情報を積極的に収集し、それを実際に試しています。
この知識と経験を活かして、貴社において携帯教室の運営やインストラクターとして活躍し、顧客に役立つ知識やスキルを提供することで、より便利で充実したモバイル端末の利用体験を実現したいと考えています。
他社と比較できる部分には、サービスのほかに社風や企業理念があります。
配属を希望している店舗がある場合は、「貴店の雰囲気が、不安を抱えて訪れる顧客を安心させる」など、その店舗ならではの強みに触れると良いでしょう。
携帯ショップのNGな志望動機例文3つ

志望動機を考える際には、以下のような内容にならないように注意してください。
ここでは、志望動機のNG例と改善点を解説しています。
①待遇面を取りあげる
待遇面を取りあげる
私が貴社を志望した理由は、給与の高さや制服のデザインに魅力を感じたからです。
給与面や制服は、仕事をするうえでモチベーションを左右すると考えています。また、接客業として顧客への第一印象を良くするためにも、制服のデザインは重要です。
私は、多種多様な接客業のアルバイト経験を活かし、顧客とコミュニケーションを取りながら製品について学び、お客様にとって最適な選択肢を提供したいと考えています。
さらに、携帯ショップで働くことで、テクノロジーの進化について常に間近で学び続ける機会ができる点にも魅力を感じ、貴社を志望いたしました。
給与や福祉制度など福利厚生面に言及した志望動機は、「熱心に働くつもりは無いのだろうか」とマイナスな印象になるおそれがあります。
福利厚生面に触れることがNGなのではなく、働く意欲が見られない点が問題です。
福利厚生面に触れる場合は、「~のためメリハリをつけて働くことで、貴社に貢献できる」など、企業側のメリットを伝えましょう。
➁なぜ携帯ショップを選んだかを書いていない
なぜ携帯ショップを選んだかを書いていない
私は、携帯電話業界についての幅広い知識を持っています。この業界は急速に変化しており、最新の技術や機能についても詳しく把握しています。
また、各種通信キャリアのプランやサービスにも精通しており、顧客に適切なアドバイスを提供できます。
さらに、携帯電話の歴史やトレンドにも関心があり、その情報を常に追跡しています。
これらの携帯電話業界への関心を活かすために、携帯ショップを志望しました。
携帯電話業界への知識を活かして顧客に価値を提供し、業界の発展に貢献したいと考えています。
例文の場合、携帯電話業界に対する関心は示していますが、携帯ショップである必要性には触れていません。
また、具体的に何を知っているのか、どの程度専門性があるのかが伝わらないため、上辺をつくろっているだけだと思われるおそれがあります。
携帯電話に関する知識をアピールするのではなく、採用することで企業側にどのようなメリットがあるのか、自身をしっかりアピールしましょう。
③意欲が伝わらない
意欲が伝わらない
私は、自分のスキルやコミュニケーション能力を活かしたいと考えています。また、さまざまな仕事に挑戦したいという意欲があります。
今までは飲食店のホールやコンビニエンスストアの店員、予備校の講師補助などのアルバイトを行ってきました。
どの業種でもコミュニケーション能力は不可欠で、さまざまな仕事を経験するほど、より円滑なコミュニケーションが取れるようになりました。
貴社を選んだ理由は、各通信キャリアを比較した際に、一番プランがわかりやすく人気があったためです。今後、貴社の需要はますます高まると考えています。
携帯ショップでは、新しい経験を積むチャンスだと思います。貴社では、今までのアルバイト経験で身につけたスキルやコミュニケーション能力を活かしたいと考えています。
志望動機の内容は、「働けるのであればどこでも良いのだろうな」と解釈できる内容もNGです。また、「さまざまな仕事に挑戦したい」という内容は、早期離職を連想させてしまいます。
採用されるためには、企業に「この学生を採用すれば~が期待できる」と思ってもらうことが重要です。
携帯ショップだからできること、自分の強みが携帯ショップでどのように貢献できるのかを必ず書きましょう。
携帯ショップや自身を分析して志望動機を書こう
携帯ショップの志望動機を書く際には、仕事内容の把握や自己分析が欠かせません。本記事で紹介している例文を参考に、選考を突破できる志望動機を考えてみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。