「カラオケ業界に就職したい」「カラオケ店でアルバイトをしたい」などの希望を持っていませんか。ですが、志望動機に何を書けば良いのか悩みますよね。
そこで本記事では、カラオケ業界の志望動機の書き方をくわしく解説します。アレンジして使用できる例文も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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そもそもカラオケ業界の企業とは
カラオケ業界には、通信メーカー、ディストリビューター、カラオケボックス運営会社など、さまざまな企業が存在します。
志望動機の前に、まずはそれぞれの役割を理解しましょう。
①通信メーカー
カラオケ業界の通信メーカーは、カラオケ機器やシステムを開発・提供する企業を指します。
通信メーカーは、カラオケの音源や映像を高品質で提供するための技術開発を行っているのが特徴です。
特に、膨大な楽曲データを通信を通じて配信する仕組みを構築したり、ユーザーが快適に楽しめるよう操作性やインターフェースの開発を行ったりと重要な役割を果たしています。
通信メーカーで働くことで、音楽やエンターテインメントを支える基盤を提供し、多くの人々に楽しさを届けるやりがいを感じることができるでしょう。
②ディストリビューター
カラオケ業界のディストリビューターは、カラオケ機器やシステム、関連商品を店舗や事業者に提供する役割を担っています。
具体的には、通信メーカーが開発したカラオケシステムを店舗に導入したり、メンテナンスやサポートを行うことで、利用者が快適に楽しめる環境を整えるのが主な業務です。
また、各店舗のニーズに応じた機器の提案やカスタマイズ、定期的なサービスの提供も行います。
顧客との信頼関係を築きながら、エンターテインメントの普及に貢献できるため、コミュニケーション力や提案力が求められるやりがいのある職種と言えるでしょう。
③カラオケボックス運営会社
カラオケボックス運営会社は、店舗の運営や管理を通じて、利用者に快適で楽しいカラオケ体験を提供する企業です。
店舗の設備や内装の企画、サービス内容の充実、清潔で安全な環境の維持などが主な業務となります。
また、季節やトレンドに合わせたキャンペーンやプロモーションを企画し、集客や売上向上を図ることも重要な役割です。
運営会社で働くことで多くの人々に楽しさを届けるやりがいを実感できるため、利用者の笑顔を生み出す仕事に興味がある方にはぴったりの業界でしょう。
カラオケ業界の特徴2つを紹介
はじめに、カラオケ業界を取り巻く現状をチェックしていきましょう。カラオケ業界の主な特徴は以下の2つです。
①市場規模の縮小
カラオケ業界の市場規模は、1990年代をピークに縮小傾向にあります。1994年の参加人口は5,890万人でしたが、2022年は3,240万人まで減少しています。
市場規模が縮小した主な原因は、少子高齢化です。カラオケのメインユーザーである若者の数自体が減り、同時に一人ひとりの利用頻度も落ちています。
近年のカラオケ業界は、他の業界のM&Aも積極的に進めていることをご存じでしょうか。今後はM&Aによる拡大が本格化すると予想されます。
②多様なターゲット層
市場規模の縮小を受けて、ターゲット層を広げることでカラオケ人口を確保しようと試みています。かつてカラオケのメインユーザーは若者でした。
ですが、少子高齢化によってカラオケ人口が減少している現状を鑑みて、ターゲット層を高齢者や外国人にも広げる動きがあります。
とくに観光や留学などで訪日した外国人にカラオケを利用してもらい、カラオケ人口を確保する取り組みが注目されています。
カラオケ業界の仕事内容4つ

カラオケ業界への就職を希望する方は、くわしい仕事内容を把握しておきましょう。主な仕事内容は以下の4つです。
①店舗経営
仕事内容1つ目は、カラオケボックスの店舗経営です。大手のビッグエコー、カラオケ館、カラオケBanBanなどが知られています。
カラオケボックスの責任者として、経営マネジメントを行うのが店舗経営の仕事です。
カラオケサービスの提供はもちろん、多くの店舗ではフードやドリンクの提供を行っています。それゆえに、店舗業務は配膳、案内、トラブル対応、キッチンなど多岐に渡ります。
パート・アルバイトの採用や指導も、店舗責任者として担当しなくてはいけません。
②営業職
仕事内容2つ目は、営業職です。企業が扱うカラオケ端末や新規店舗の営業を担当します。
カラオケ端末を取り扱う企業の場合、カラオケボックスはもちろん、スナックや旅館などに訪問して商品を営業します。
また、新規開拓のみでなく、すでに商品・サービスを導入してもらっている企業からの問い合わせにも対応しなくてはいけません。
それゆえに商品・サービスの不具合に対応したり、クレームに対処したりするケースもあります。
③企画
仕事内容3つ目は、ユーザーに楽しんでもらうコンテンツの企画です。実際にカラオケで使用される音源や映像を編集します。
カラオケボックスで楽しめる新しいコンテンツや、お得なキャンペーンなどを考えるのも企画職の仕事です。クリエイティブな仕事である一方で、分析力も求められます。
顧客データを細かく分析し、どうすればお客様に喜んでもらえるか、効率的に集客できるかを考える必要があるためです。
④事務職
仕事内容4つ目は、事務職です。カラオケ業界に限らず、どのような企業にも事務職は欠かせまん。
事務職の業務には、主に「一般事務」「経理事務」「営業事務」「総務事務」の4種類があります。主な仕事内容は以下の通りです。
- 一般事務:データ入力
- 経理事務:売上の管理、決算業務
- 営業事務:営業職のサポート
- 総務事務:会社の設備・備品を管理
カラオケ業界の志望動機の書き方3つ

志望動機に何を書けば良いのか分からない方もいるでしょう。カラオケ業界の志望動機の書き方は以下の3つです。
①カラオケ業界を選んだ理由を書く
はじめに、カラオケ業界を志した理由を書きます。さまざまな業界の中から、カラオケ業界を選んだことには何かしらの理由があるはずです。
「カラオケが好きだから」という志望動機を挙げる方もいると思いますが、それだけでは不十分でしょう。勤務中はカラオケができないため、ただ好きなだけなら趣味で行けば良いためです。
「カラオケ業界を盛り上げたい」「カラオケの機械操作に慣れている」などと補足すると、より説得力が出るでしょう。
②店舗を選んだ理由を書く
つづいて、志望店舗を選んだ理由を書きます。同地域内にもカラオケボックスは複数あるケースが多く、その志望店舗に絞ったことには何かしらの理由があるはずです。
業界を志した理由をうまく伝えられても、志望店舗を選んだ理由が不十分だと採用担当者は「別にうちではなくても良いのでは」と感じるかもしれません。
志望店舗の特徴をしっかりとリサーチしたうえで、志望動機を考えていきましょう。
③向いている人の特徴を書く
カラオケ業界には向いている人がいるため、自分が該当していることをアピールしましょう。
カラオケ業界に向いている人の特徴は以下の通りです。
- コミュニケーション力が高い
- 体力がある
- チャレンジ精神がある
接客業務を担当する場合は、とくにコミュニケーション能力が求められます。また、業務が多岐に渡るため体力も必要です。
営業職や企画を志望する場合は、チャレンジ精神や発想力なども必要となるでしょう。
カラオケ業界の志望動機例文3つ

採用担当者の印象に残りやすい志望動機とは、どのようなものなのでしょうか。カラオケ業界の志望動機例文を3つ紹介します。
例文①カラオケが好き
例文①
私がカラオケ業界を志した理由は、幼い頃からカラオケが好きで、カラオケ店で働くことが夢だったからです。
小学生の頃、家族と一緒に初めて訪れたのが貴店でした。それから家族や友人と定期的に来店していますが、訪れる度に気持ちの良い接客をしてくだり、よりカラオケが好きになりました。
一度妹がドリンクバーコーナーでジュースをこぼしてしまったのですが、スタッフの方がすぐに駆け付けてくださり「お怪我はないですか」と声をかけていただきました。
私も貴店の一員として、お客様に「楽しかった。またここに来たい」と思っていただけるよう努力していきたいと思っております。
カラオケが好きなことをアピールする志望動機例文です。「カラオケが好き」というだけでは志望動機としてやや弱いため、志望店舗での具体的なエピソードを盛り込んでいます。
例文②市場規模拡大に貢献したい
例文②
私が貴社を志望した動機は、カラオケの市場規模拡大に貢献したいためです。
私は幼い頃からカラオケが好きで、家族でよく近所のカラオケ店を訪れていました。中高生になると友人とカラオケに行くようになり、私にとってカラオケは青春の1ページです。しかし、近隣のカラオケ店が次々と閉店してしまい、寂しい思いをしております。
カラオケの市場規模が縮小する中、貴社は高齢者や訪日外国人の方を新たなるターゲット層にし、市場規模拡大を模索されています。カラオケが好きな者として、全体を盛り上げたいという貴社の想いに感銘を受けました。
入社した暁には、貴社の一員として市場規模拡大に貢献したいと思っております。
市場規模拡大に貢献したいことをアピールする志望動機例文です。「なぜ志望企業でなければいけないのか」という理由がしっかりと書かれています。
例文③カラオケの用途を増やしたい
例文③
私が貴店を志望する動機は、カラオケの用途を増やしたいためです。
私は大学で軽音サークルに所属していますが、練習場所が確保しにくいことが悩みでした。大学内で練習する時間は限られており、アパートで練習するわけにもいきません。
そんなある日、貴店がカラオケ以外の用途で利用できることを知りました。複数人での楽器演奏も可能で、しかも通常よりも安く利用できると聞き、それ以来毎週のように利用させていただいています。
近年、カラオケは歌う以外の用途需要が高まっております。貴社に入社した暁には、かつて私のように楽器の練習場所がなく困っている方、仕事や勉強に集中したい方などが安心して利用できる場所を提供していきたいと思っております。
カラオケの用途を増やしたいことをアピールする志望動機例です。志望店舗をカラオケ以外の用途で利用し、助けられた具体的なエピソードを盛り込んでいます。
カラオケ業界のNG志望動機

志望動機の書き方によっては、選考に悪影響を与える可能性があります。カラオケ業界のNG志望動機の例文は以下の通りです。
NG例文
私が貴店を志望した理由は、物心がついたときからカラオケが好きで、いつかカラオケ業界で働いてみたいと思っていたためです。
私はカラオケの機械操作に慣れているため、カラオケに不慣れな家族や友人とカラオケに行くといつも頼りにされています。採点機能やゲームなどのコンテンツにも詳しいため、一緒に行く人たちに少しでも楽しんでもらえるように努めております。
カラオケ店舗で働くためにはコミュニケーション能力が重要だと思いますが、現在飲食店でアルバイトをしていることもあり、コミュニケーション能力にも自信があります。
上記の志望動機がNGな理由は、入社後の目標が書かれていない点です。カラオケが好きなことや、自身の強みがコミュニケーション能力であることは十分に伝わってきます。
ただし、採用担当者が入社後どのように活躍してくれる人物なのかを想像しにくく、志望動機としてはやや不十分です。
カラオケ業界の主要企業4社|個別の志望動機のヒントにしよう
カラオケ業界には様々な特色の主要企業が存在します。
それぞれの特徴を理解し、企業に合った志望動機を作成しましょう。
①コシダカホールディングス
コシダカホールディングスは、「カラオケまねきねこ」を運営する企業で、業界でも高い知名度を誇ります。
顧客満足度の向上を重視し、地域密着型の店舗展開や、幅広い年齢層が楽しめるサービス提供に力を入れているのが特徴です。
同社では、斬新なアイデアを形にする力や、顧客視点を大切にしたサービス精神が求められます。
志望動機には、同社の理念やサービスの特徴に共感した点や、自分がどう貢献できるかを具体的に盛り込むと良いでしょう。
②第一興商
第一興商は、業界トップクラスのシェアを誇る「DAM」シリーズの通信カラオケを提供する企業です。
高音質な音楽配信技術や豊富な楽曲ラインナップ、先進的なシステム開発に注力しており、利用者の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。
また、飲食業や福祉関連事業にも幅広く取り組み、多角的なビジネスモデルを持つのが特徴です。
志望動機には「エンターテインメントを通じて人々を楽しませたい」「先進的な技術を活用して新たなサービスを生み出したい」など自分の目標や強みを志望動機に盛り込むと良いでしょう。
③AOKIホールディングス
AOKIホールディングスは、アパレル事業での実績を背景に「コート・ダジュール」などのカラオケボックス事業を展開している企業です。
上質な空間とサービスの提供に注力しており、カラオケだけでなくフードやドリンクの充実、リラックスできる環境づくりが特徴でしょう。
また、多様なニーズに応えるべく、ビジネス利用や家族連れ向けの施設運営にも取り組んでいます。
同社を志望する際は、「高品質なサービスでお客様に特別な時間を提供したい」「複合的な事業展開を活かして幅広い経験を積みたい」などの目標を志望動機に盛り込むと良いでしょう。
④鉄人化計画
鉄人化計画は、「カラオケの鉄人」を運営する企業で、独自の企画力と高品質なサービス提供で知られています。
特にアニメやゲーム、アーティストとのコラボ企画を積極的に展開しており、エンターテインメント性の高さが特徴です。
鉄人化計画を志望する際は、「独自性のあるサービスを通じてお客様に感動を届けたい」「企画力を活かしてブランド価値をさらに高めたい」などの目標を志望動機に含めると良いでしょう。
トレンドを捉えた新しいサービスを提供したいという意欲を具体的に伝えることで、企業の求める人材像に合致したアピールができます。
カラオケ業界を詳しく調べて志望動機を作ろう
カラオケ業界への就職を希望する場合は、業界全体をくわしく調べたうえで志望動機を作成しましょう。「カラオケが好き」のみではやや不十分です。
職種によって受けの良い志望動機は異なるため、ぜひ本記事を参考に志望動機を作成してみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。