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商社とメーカーの違いを解説!2つの職業の特徴・関係を理解しよう

商社とメーカーの違いがよく分からない就活生も多いのではないでしょうか。両者の役割の違いを理解することは、キャリアプランを考える上で非常に重要です。

本記事では、商社とメーカーの違いについて詳しく解説します。それぞれに求められる能力についても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

商社とは

商社は、国内外の商品を取り扱い、販売や輸出入を行う会社です。商品の製造は行わず、メーカーから仕入れた商品を国内外の市場に流通させる役割を担います。

商社のビジネスは卸売とは異なり、物流の機能は持たず、商流に特化しています。

また、商社は総合商社と専門商社に分かれ、総合商社は幅広い種類の商品を、専門商社は特定の商品群に特化して取り扱うのが特徴です。

商社は単なる仲介者ではなく、市場調査や事業開発、リスクマネジメントなど多岐にわたる機能を有しており、ビジネスのグローバル化や多様化に対応しています。

メーカーとは

メーカーは、商品やサービスを自ら開発・製造し、市場に供給する企業です。製品の企画から生産、販売までを一貫して行い、消費者のニーズに応える新しい価値を創造します。

メーカーは自社製品の品質管理や技術革新に力を入れ、独自の強みを持って市場競争に挑んでいます。商社とは異なり、製造機能を核としているため、製品の開発には研究開発への投資が欠かせません。

メーカーは自社製品を通じてブランドを確立し、直接または商社を通じて消費者に届ける役割を果たしています。

商社とメーカーの違い3つ

商社とメーカーは異なる業界であり、これらの違いを明確に理解することは、適切なキャリア選択に不可欠です。ここでは商社とメーカーの3つの違いを解説します。

  1. 仕事内容
  2. 仕事のやりがい
  3. 仕事の忙しさ

①仕事内容

商社は商品の流通に関わる業務を行い、多岐にわたる商材を取り扱うのが特徴です。

具体的には、商品の輸入・輸出をはじめとする取引の仲介や、事業投資を通じてメーカーの生産活動を支援する役割を担います。

一方、メーカーは商品の製造から販売までを一貫して行う企業です。製造する商品によって「食品メーカー」「自動車メーカー」などと分類されます。

また、メーカーは原料の調達から製品の設計、生産、販売に至るまでのプロセスを内製化し、製品の品質管理や開発に注力しています。

②仕事のやりがい

商社の仕事のやりがいは、世界中の市場とつながり、多様な商材を扱うことで広い視野を持てる点にあります。

また、事業投資を通じて新たな価値を生み出し、クライアントのニーズに応えることができる点も魅力です。

一方でメーカーでは、製品を「創る」ことに重点を置き、モノづくりのプロセスに深く関われます。

そのため、メーカーの仕事は、市場のニーズを捉え、形にすることで社会に貢献する実感を得られることが魅力です。

③仕事の忙しさ

商社の取引は多種多様であり、取引毎に最適な対処スピードが求められるため、忙しさは常に変動します。市場の動向に応じて柔軟に対応する必要があり、時には急なトラブルにも対処しなければなりません。

メーカーの場合は、製品の開発サイクルや生産スケジュールによって忙しさが左右されます。

新製品の開発期間中や生産ピーク時には特に忙しくなる傾向がありますが、一方で製品のライフサイクルが安定している時期は比較的落ち着いて業務を行えます。

商社とメーカーはつながっている!

商社とメーカーは、商談によって密接に連携しています

商社はメーカーが製造した商品を世界各地に流通させることで販売機会を拡大し、利益を得ているのです。また、メーカーは商社からの情報を基に市場ニーズに合った製品開発を行えます。

商社とメーカーはお互いの強みを活かし合い、共に成長するパートナーシップを築いているのです。

商社とメーカーに必要な特性

商社とメーカーでは求められる特性が異なります。ここでは、商社とメーカーのそれぞれで、成功するために必要な特性を解説します。

  1. 【商社】コミュニケーション能力が問われる
  2. 【メーカー】技術力・思考力が問われる

【商社】コミュニケーション能力が問われる

商社での仕事は、多岐にわたる業務と多様な人々との交渉が日常です。そのため、コミュニケーション能力が非常に重要になります。

商社の特徴は、特定の商品を持たず、さまざまな企業間での取引を仲介することにあります。このため、異なる文化や業界の人々と効果的にコミュニケーションを取り、関係を築く能力が不可欠です。

また、商社では新たなビジネスチャンスを見つけ出し、それを実現するための交渉や提案が求められます。その過程で、柔軟性とリーダーシップを発揮し、プロジェクトを推進する力が必要です。

商社で活躍するには、自ら積極的に新しい情報を収集し、それをビジネスに活かす姿勢が求められます。

【メーカー】技術力・思考力が問われる

一方、メーカーでのキャリアを築くには、技術力と思考力が重要となります。

メーカーは製品の開発、製造、そして改善を行う企業であり、ここでは製品に関する深い知識と技術が必要です。特に、製品開発においては、創造性と革新的な思考が求められます。

メーカーの営業職においても、ただ製品を売るだけではなく、顧客のニーズを深く理解し、それに応えるための提案力が必要です。

また、メーカーでは、製品の品質管理や生産プロセスの効率化など、技術的な問題解決能力が常に求められます。

チームで協力して1つの製品を作り上げるプロセスにおいては、コミュニケーション能力だけでなく、確かな技術力と、問題に対する論理的な思考力が重要です。

商社とメーカーの違いを理解して就活に臨もう

就活生は商社とメーカーの違いを理解し、自分の興味や適性がどちらに合っているかを考えることが大切です。

商社とメーカーの主な違いは、商社が商品の流通に特化しているのに対し、メーカーは商品の製造に特化している点です。

商社が関わる業界や商品は多岐にわたるため、グローバルな視点を持つことが求められます。一方、メーカーでは専門性を深め、技術革新や品質管理に携われます。

自分のキャリアビジョンに合わせて、どちらの業界が適しているかを見極め、就職活動に活かしましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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