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インターンのお礼状の書き方|例文とマナー・ポイントを解説

インターンの後、企業にお礼状を出すべきか悩んだ末に、出さずに終わってしまったという人もいるのではないでしょうか。

基本的には、インターンに参加したらお礼状は必ず出しましょう

本記事では、インターンの後にお礼状を出した方が良い理由や実際に書く際の注意点について解説します。

インターンに参加した人は、ぜひ本記事を参考にしてお礼状を書いてみてください。

インターンのお礼状は出すのがおすすめ

インターン お礼状 出すべき

インターンに参加したら基本的にお礼状は書いた方が良いです。その理由として下記の2点が挙げられます。

志望度の高さを伝えられる

お礼状で「インターン後も良い関係を築きたい姿勢」を見せることで、企業への志望度の高さがアピールできます。

インターンに参加するのですから、就活生にとってもそれなりに志望度の高い企業のはずですよね。

なんとなくでインターンに参加する場合もあるでしょうが、もし参加した企業への志望度が高いのであれば、今後も良い関係を築いていけるようにお礼状を送るのがおすすめ。

企業としても時間を割いて開催したインターンですから、お礼状を受け取って嫌な人はいないでしょう。

インターン後も連絡がとりやすい

インターン後は、企業と参加者の関係が途切れがちです。

特に期間の短いインターンの場合は長い時と比較し、関係値もそこまで築けていないため、こちらから連絡をしなければやり取りする機会は訪れないでしょう。

もし、お礼状を出せば企業から返事がくる可能性が出てきます。インターン中に濃いやりとりができなくても、お礼状から話せる機会ができるかもしれません。

ただし、お礼状を出したからといって必ず返事がもらえるわけではありません。ですが、出さなければ返事がくる可能性はありませんので、できることはしておいた方が良いでしょう。

インターンのお礼状マナー2つ

インターン お礼状 マナー

お礼状を出す際に、提出期限や提出方法が気になる人もいるでしょう。基本的に以下の2点を守って出してくださいね。

  1. 翌日までに出すのがベター
  2. 手書き・メールどちらでもよい

①翌日までに出すのがベター

基本、お礼状はインターンが終了した翌日までに出しましょう。インターンの規模によっては参加者も多く、自分のことを覚えていてもらうのは難しいです。

そのため、できるだけ相手の記憶に残っているうちにお礼状を出すことで、また思い出してもらえる可能性があります。

終了してから2日以降でも出さないよりは良いですが、時間が経つにつれて忘れられる可能性は高まるので、できるだけ早く出しましょう。

②手書き・メールどちらでもよい

お礼状は、手書きとメールのどちらでも問題ありません。手書きの場合、手間をかけて作成するため特別感や思いやりが伝わりやすいでしょう。

メールの場合は、瞬時に相手に文章を送れるため、できるだけ早く相手にお礼を伝えたいときに便利です。

【メール】インターンのお礼状書き方・例文

お礼状 メール

最初に、メールのお礼状の例文を紹介します。その後に、例文を5つに分けて書き方を詳しく解説していきます。

  1. 件名
  2. 宛名
  3. 本文
  4. 結びの言葉
  5. 署名

【先に確認!】メールの例文

件名:【インターンシップのお礼】◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯◯◯様

お世話になっております。◯月◯日から◯月◯日までインターンシップでお世話になりました、◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯と申します。

この度はお忙しい中、大変貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

貴社のインターンシップで業務を経験できたことで、私が将来目指す◯◯の仕事において、これから学ぶべきことが明確にできました。今後は貴社で学んだことを忘れず、就職活動に励みたいと思っております。

心よりお礼申し上げます。
取り急ぎお礼を申し上げたく、メールにて失礼いたします。

◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年
◯◯ ◯◯
TEL:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯
Email:◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

本文は、文字数的にもそこまで多くなりません。そのため、感謝の気持ちとインターンで学んだこと、最後の結びの言葉を簡潔にわかりやすく書く必要があります。

①件名

メールの場合、何の目的で送られてきたものなのか一瞬でわかるのが件名です。今回はお礼状がメールの内容ですので、件名には「インターンシップのお礼」としておくと良いでしょう。

②宛名

メールの場合は手書きの場合と違い、最初に本文を書きません。まずインターンでお世話になった企業の名前と対応してくれた人の部署と名前を記載しましょう。

③本文

宛名が書けたらいよいよ本文です。本文の最初はいつのインターンでお世話になったのかと、自分の大学名・学部・名前を記載しましょう。

その後、インターンで学んだことや感謝している内容について記載してください。

④結びの言葉

本文ができたら次に結びの言葉を記載します。メールの場合は、取り急ぎお礼をしたかったという点と、メールにて失礼しますといった気持ちを伝えると良いでしょう。

⑤署名

最後に自分の大学・学部・学科・学年・氏名を記載します。それに加えて、メールの場合は電話番号とメールアドレスも記載しましょう。

【手書き】インターンのお礼状書き方・例文

お礼状 手書き

次に、手書きのお礼状の例文をご紹介します。その後、例文の構成を8つに分けて詳しく解説します。

  1. 頭語
  2. 時候の挨拶
  3. 本文
  4. 結びの言葉
  5. 結語
  6. 日付
  7. 署名
  8. 宛名

【先に確認!】手書きの例文

例文は横書きですが、実際に書く際は縦書きで書きましょう。

拝啓
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

◯月◯日から◯月◯日まで、◯◯東京本社でのインターンシップにてお世話になりました、◯◯大学◯◯学部◯◯学科の◯◯◯◯と申します。

この度は大変お忙しい中、◯◯日間のにわたり大変貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。

インターンシップにて対応していただいた◯◯様をはじめ、◯◯東京本社の方々が様々な体験をさせていただいたことで、◯◯の仕事について今後自分が取り組むべき課題を明確にできました。

将来は◯◯の仕事をしたいと大学入学時から考えておりましたが、今回のインターンシップでの経験を通じて、改めて◯◯の仕事をしたいと感じました。

また、実際に勤務されている方々のお話を聞き、日々向上心を持って働かれている姿を拝見し、貴社で働きたいという思いがより一層強まりました。

インターンシップを通してご指導頂いたお礼を申し上げたく、お便り致しました。
末筆ながら貴社のご発展をお祈り申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年
◯◯◯◯

株式会社◯◯ ◯◯部
◯◯◯◯様

例文では、企業への感謝の気持ちと企業の仕事に興味関心があること、そして将来的にインターン先の企業で働きたいという気持ちをバランス良く伝えています。

①頭語

手書きでお礼状を書く場合、メールの場合とは違い最初に頭語から始まります。このように頭語で始まった文は結語で締めくくられます。例文の場合は「拝啓」が頭語です。

②時候の挨拶

頭語を書いたら次は時候の挨拶です。時候の挨拶は季節によって使い分ける必要があるため、苦手意識を持っている人も多いでしょう。

例文の時候の挨拶は就活生でも利用でき、なおかつ季節にとらわれることなく使用できるためおすすめです。

③本文

本文ではメールのお礼状と同様に、インターンを通して学んだことや、企業に対して感謝していることを記載しましょう。

また、インターンを通して見つけた今後の目標や、企業に対しての志望度などを書くと、より良い印象を与えられる可能性があります。

④結びの言葉

再度、インターンでお世話になったことへのお礼の気持ちを伝えましょう。結びの言葉をお礼状に入れることで、より締まりのある文章にできます。

⑤結語

頭語でも解説したとおり、頭語と結語はセットで記載しなければいけません。例文では頭語で「拝啓」と記載しましたので結語では「敬具」と記載する必要があります。

基本、お礼状の頭語と結語では「拝啓」と「敬具」が多いので、もしお礼状を書く場合は例文を参考にしてみてください。

⑥日付

日付を書く際に、書いた日かそれともお礼状を出す日か迷う人もいるでしょう。基本、どちらを記載しても問題ありません。

ただし、お礼状を書いてから出すまでに日が経ってしまうと、相手に届くのも遅くなってしまうので、できるだけ書いた日に出すのがベストです。

⑦署名

署名には、自分の大学・学部・学科・学年・氏名を記載しましょう。メールのお礼状との違いは、電話番号とメールアドレスを記載しない点です。

⑧宛名

宛名には、企業名・担当者の部署・担当者名を正しく記載します。もし、担当者の部署や担当者名がわからない場合は、企業名とインターンシップの担当者宛であることがわかるように記載しておきましょう。

インターンのお礼状の書き方ポイント3つ

インターン お礼状 書き方 ポイント

お礼状を書く際に必ず気をつけたい点が3つあります。

  1. 誤字脱字を気を付ける
  2. 修正ペンを使用しない
  3. 具体的なエピソードや経験を盛り込む

①誤字脱字を気を付ける

お礼状では、普段なかなか使用しない敬語を使用する場面も出てくるため、いつも以上に誤字脱字に気をつける必要があります。

書いた文章を確認する際は、自分で声に出して読み直すと間違いに気づきやすいです。ただし、自分で書いた文章は間違いに気づきにくい傾向があります。

もし不安な場合は、自分での確認に加えて、家族や友人、文法チェックツールなどを利用してみると良いでしょう。

②修正ペンを使用しない

誤字脱字に気づいたときは、修正ペンや二重線などで書き直すのではなく、最初から書き直すようにしましょう。

長い文章の場合、終盤でミスしてしまうと最初からやり直すのに時間がかかってしまいます。

そのため、手間のかからない修正ペンや修正テープ、あるいは間違えてしまった部分に二重線を引き、正しい文章にしようと考える人もいるでしょう。

この方法はビジネスマナーとしてはNGです。お礼状を出した相手に悪い印象を与えてしまいますので、間違えたときは最初から書き直しましょう。

③具体的なエピソードや経験を盛り込む

お礼状で1番大事なのは、自分の言葉で書くことです。自分の言葉で書かれていない文章は相手に感謝の気持ちも伝わりにくいですし、お礼状をただ送っただけになります。

ですが、普段書かないお礼状をいきなり書くとなっても、なかなか書けないという人も多いでしょう。そのようなときは、インターンで体験したことをもとに書いてみましょう。

自分の経験したことは他の人には語れないことですし、自分の言葉で書きやすいです。

インターンのお礼状で企業に感謝を伝えよう

インターン お礼状 まとめ

書き方のポイントでも解説しましたが、お礼状で1番大事なのは自分の言葉で相手に感謝を伝えることです。

普段書かない言葉を使用したり、早めに出した方が良いなど大変な点も多いですが、今後の繋がりを大事にするためにも、気持ちを込めてお礼状を出しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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