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調理師の志望動機の書き方は?履歴書の書き方も紹介

調理師を志望していても、どのような志望動機を書けばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

単純に調理が好きなだけでは、インパクトのある志望動機は作成できません

そこで今回は、調理師の志望動機の書き方を例文付きで解説します。NG例も紹介するので、作成ポイントと併せて参考にしてみてください。

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調理師の仕事内容を紹介!

調理師の仕事のメインは調理です。

調理のための下準備や調理後の後片付けも含まれていますが、職場によっては栄養管理を行う場合もあり、調理師の仕事は幅が広いといえるでしょう。

どの職場においても衛生管理は徹底しており、除菌や毎日の清掃も調理師が行います。調理師の仕事は、調理の準備段階である食材の調達や管理も含まれるため、調理全般に携わる職種といえます。

ただし、調理師の仕事は段階を踏んで行うことが多く、メインの調理がすぐできるとは限りません。初めは、食材の扱い方や調理器具の使いわけ、下準備や清掃を行いながら調理技術を学んでいきます。

また、大きな調理場では、担当がそれぞれ振り分けられていることも多くありますよ。

調理師はどこで働くのか?選択肢を5つ紹介

調理師は、レストランやホテルだけでなく、病院や学校、介護施設などで活躍しています。

それぞれの職場で求められる技術や役割は異なり、自分の目標や適性に合わせて働く場所を選べるのが魅力です。

  1. 病院・老人ホーム
  2. 給食センター
  3. ホテル
  4. 社員食堂
  5. 保育園

①病院・老人ホーム

病院では、患者さんの病状や治療方針に合わせた特別な食事を提供しています。

例えば、嚥下障害がある方にはペースト食や刻み食を、糖尿病や腎臓病の患者には栄養制限のある食事を作ります。

老人ホームでも同様に、高齢者の健康状態に応じた食事づくりが欠かせません。利用者の咀嚼や嚥下の状況に合わせて、食事の形態や調理方法を工夫しています。

これらの施設では、単に料理を作るだけでなく、利用者の健康と生活の質を直接支える重要な役割を担っています。

②給食センター

給食センターは、主に学校や病院、福祉施設に大量の食事を提供する施設で、子どもたちの成長や患者さんの健康を支える重要な役割を担っています。

大量調理のスキルを磨きながら、栄養士が作成した献立に基づいて、安全で美味しい食事を提供します。

平日の日中勤務が中心で、土日祝日が休みのため、家庭との両立がしやすい職場だといえるでしょう。

また、給食センターでは、食材の仕入れから調理、提供までの一連のプロセスを学ぶことができ、調理師としての幅広いスキルを身につけることができます。

③ホテル

ホテルは、多様な料理ジャンルと豊富な経験を積めるチャンスがあります。

レストラン、宴会、ウエディング部門など、様々な場所で活躍できるため、技術と知識を幅広く磨くことができます。

有名ホテルでの経験は、将来の独立や転職にも大きな武器となるでしょう。

プロフェッショナルとしての技術を磨きながら、世界中のお客様に感動を与える料理を提供できる、やりがいのある職場なのです。

④社員食堂

企業の福利厚生として設置される社員食堂では、従業員の健康管理を重視した食事提供が欠かせません。

調理師は、栄養バランスの取れたメニュー作りや、安全で美味しい食事の調理に携わります。

生活習慣予防を意識したヘルシーな料理の提供や、季節感のあるメニュー開発など、創造性を発揮できる職場として注目されているのです。

また、栄養士と協力しながら、従業員の健康をサポートする重要な役割を担うことができます。

⑤保育園

保育園の調理師は、子どもたちの成長を「食」の面から支える役割を担っています。

給食やおやつの調理を通じて、栄養バランスの取れた食事を提供するだけでなく、子どもたちの発達に合わせた食事作りが求められます。

離乳食からアレルギー対応まで、きめ細かな配慮が必要な仕事です。

子どもたちの「おいしい!」の笑顔を直接見られることや、食育活動に参加できる点が大きな魅力となっています。

調理師の志望動機例文3選

どのような志望動機を書けばいいのかわからない場合は、例文を参考に考えてみてください。ここでは例文を3つご紹介します。

  1. 自分の考えをアピールした調理師の志望動機
  2. 原体験をもとにした調理師の志望動機
  3. 企業理念に共感を示した調理師の志望動機

【例文①】自分の考えをアピールした調理師の志望動機

例文①

調理師を志望した理由は、私が作った料理で多くの人を笑顔にしたいと考えているからです。私自身、食事は非常に大切な時間です。どんなに辛いことがあっても美味しいものを食べると、お腹だけでなく心も満たされます。そのため、食事は心にも影響する大きな要素のひとつだと考えています。

また、昔から調理に興味があり、初めて作った料理を家族のみんなが美味しそうに食べてくれたのがとても嬉しく今でも忘れられない思い出です。この時から、調理師になってさまざまな人を笑顔にしたいと考えるようになりました。

食は生きていく上で欠かせません。生活により身近な食について多くのことを学びたいと考えております。

貴社では、和洋中全ての料理について学べるところに非常に魅力を感じています。入社後は、知識と技術を学んで人々に笑顔を届けられる調理師になれるよう努めてまいります。

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自身の経験を活かしつつ、食に関する自分の考えをアピールするのも志望動機を書く際に重要な点です。

面接官に対して、食への興味が高い点を印象付けられている志望動機といえるでしょう。

【例文②】原体験をもとにした調理師の志望動機

例文②

私は、さまざまな人たちの健康に配慮した食事作りをしたいと思い貴院を志望しました。以前、長期間にわたり入院をしていた母が、辛い治療の間でも一番楽しみにしていたのが食事の時間でした。

貴院の食事は、それぞれの患者様に対応した調理法だけでなく、見た目にも鮮やかで美味しそうな食事を提供していた点が非常に印象的でした。

入院生活での食事は特に大切な時間だと私は考えています。美味しい食事をとることは、治療を頑張れる糧にもなり、実際に母の姿を見て食事の大切さをひしひしと感じていました。もともと調理には興味があり、治療を頑張っている人たちに食事を通して、体や心が元気になれるお手伝いをしたいと思っています。

入職後は、患者さんそれぞれの体調や症状に応じた食事を提供し、気持ちまでも元気になれるような調理をしたいと考えております。

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自身の経験を活かした志望動機は説得力が増します。また、志望先での経験であれば特に面接官の印象にも残りやすいでしょう。

志望先の経験でなくても、同じような経験や近い経験がある場合には、しっかりと反映させると好印象です。

【例文③】企業理念に共感を示した調理師の志望動機

例文③

私は、地産地消を基本理念とした貴社で働きたいと思い志望いたしました。肉や魚、野菜が豊富にある地元では、生産者の顔が見える取り組みをしており安心して食べられるメリットがあります。

加えて、後継者不足や過疎化が課題となっている地域も多く、地元のブランドを推進することで地元全体の活性化につながるのではないかと考えています。

貴社の地産地消で地元食材を美味しく食べようというコンセプトには、非常に感銘を受けました。地元の食材を大切にしながら、美味しい料理をたくさんに届ける調理師として働きたいと考えております。

入社後は、生まれ育った地元のおいしさをたくさんの人に知ってもらえるように働きたいと思っております。

志望先の理念や取り組みなどをしっかりと把握しておくことも重要です。共感しているというアピールをすることで、面接官にも好印象を与えられるでしょう。

調理師の志望動機のNG例文を紹介!

志望動機でも、悪い印象を与えてしまったり、インパクトに欠けてしまったりする内容も少なくありません。

ここでは、良くない例文を一つご紹介します。志望動機を書く際には、チェックしておいてください。

NG例

私は、食べ歩きが趣味で食べることが大好きです。特に、パンに関してはたくさんのお店に行ったこともあり、舌が肥えていると自負しています。そのため、調味料のちょうど良い味付けには自信があります。

調理のスキルはあまりありないため、研修制度が充実している貴社を志望しました。調理は経験を増やしていければ、上達も早いのではないかと考えています。

料理において、味付けは非常に大切だと考えているため、入社後は新メニューの開発に力を入れて調理師として頑張りたいです。

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調理師のメインでもある調理以外に重点が置かれている内容になっています。

また、志望理由も自己中心的で、調理に関する意欲が感じられない印象を与えてしまうでしょう。アピールするには、積極的に学ぶ姿勢を伝えることも大切です。

【未経験でもOK】調理師の志望動機作成のポイント3つ

志望動機は良い印象を持ってもらえるように、ポイントを押さえて書くようにしましょう。

ただやみくもに書くだけでは、どのような人材か知ってもらえず熱意も伝わりません。ここではポイントを3つご紹介します。

  1. 調理師になりたい理由をはっきりと伝える
  2. なぜそこで働きたいのかを伝える
  3. これまでの経験や強みを伝える

①調理師になりたい理由をはっきりと伝える

どのような調理師になりたいのか、将来のビジョンをはっきりと伝えるようにしましょう。なぜなら、双方の仕事に対するミスマッチを防げるからです。

志望先の仕事内容と将来のビジョンに、ズレやギャップがあれば、すぐに辞めてしまうことにもなりかねません。

志望先としても、長く勤めてくれる人を採用したいと考えているため、将来的なビジョンを伝えることは非常に重要です。

伝える際は、志望先の業務内容をしっかりと理解してからキャリアプランを伝えると、面接官にも良い印象を持ってもらいやすくなります。

②なぜそこで働きたいのかを伝える

調理師として働く場所はたくさんあるため、なぜそこで働きたいのかをしっかりと伝えなければなりません

飲食店といっても、レストランやホテルといったさまざまな場所があります。そのため、志望先の企業理念や特徴といった部分をきちんと把握してから伝えることが重要。

面接官としても、ここでなければならないと思っている人を採用したいと考えています。

たくさんのお店の中から選んでくれたという熱い想いを伝えられれば、好印象となるでしょう

③これまでの経験や強みを伝える

調理に関係するこれまでの経験や得た学びがあれば、しっかりと伝えるようにしましょう。例えば、調理関係のアルバイト経験があったとします。

その場合は経験だけではなく、そこからどのような学びがあり、どのような点に興味を持ったのかといった具体的な内容にしてください

調理の経験があるという事実だけでなく、強みになったことや学べたことまで伝えると、前向きに調理に携わっていたというアピールにもなりますよ。

調理補助と調理師の志望動機に違いはある?

調理補助と調理師の志望動機には、大きな違いがあります。

調理補助は、将来の調理師資格取得を目指すキャリアステップとして志望動機を書くことが多いです。スキル習得や経験を積むことに重点を置いてみてください。

一方、調理師の志望動機は、より専門的で具体的な将来像が求められます。単に料理が好きというだけでなく、特定の職場で自分の技術や情熱をどのように活かすかを明確に示すことが欠かせません。

調理師の志望動機についてよくある質問

調理師としてのキャリアを目指す方にとって、志望動機や必要な資格、働く環境などについての疑問は多いものです。

ここでは、調理師に関するよくある質問を分かりやすく解説します。

  1. 未経験でもできる?
  2. 調理師の面接で聞かれることは?

①未経験でもできる?

調理補助の仕事は未経験者でも始めやすい職種です。

調理師とは異なり、調理補助は資格不要で、パートやアルバイトでも多く募集されているため、家庭での自炊経験や料理好きな方は特に向いているでしょう。

プロの調理師の仕事を間近で見られ、食材の扱い方や調理のコツを学べるチャンスがあります。

さらに、働きながら調理師国家試験の受験資格を得られる可能性もあり、基本的な調理の知識と意欲があれば、未経験でも十分チャレンジできる職場環境が整っています。

②調理師の面接で聞かれることは?

最も重要な質問は「なぜ調理師になりたいのか」「どんな調理師になりたいか」です。

面接官は単に「料理が好き」という理由では納得しません。料理を通じて何を実現したいのか、具体的なキャリアビジョンを求めています。

例えば、「人々に笑顔を届けたい」「地域の食文化を守りたい」といった明確な目的意識を持ちましょう。

自身の原体験や、志望先の理念への共感を交えながら、あなたならではの熱意を伝えることが志望動機成功の鍵となります。

例文を参考に魅力的な調理師の志望動機を作ろう!

調理の仕事は資格を持っていなくても従事できる場合が多いため、調理に適任な人材であるかどうかが採用の基準となります。

そのため、志望動機では調理に関する経験や経歴、食に関する関心の高さが重要なポイントです。

自身のアピールを積極的に伝えると、面接官に良い印象を与えられる志望動機となるでしょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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