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保健師の志望動機の例文や書き方を紹介|ポイントや注意点も解説

保健師を目指しているものの、志望動機の書き方やどのような点に注意すればいいのかわからないという方は多いでしょう。

今回は保健師を目指すにあたって志望動機の例文の書き方をはじめ、ポイントや注意点などについて詳しく解説していきます。

保健師の主要な3つの種類

保健師とひとくちに言っても大きく分けて3つの種類があります。

まずはそれぞれの種類について理解し、自分がどのタイプの保健師を目指すのか考えていきましょう

  1. 行政保健師
  2. 産業保健師
  3. 学校保健師

①行政保健師

行政保健師は公共の健康を守り、社会全体の健康水準を向上させるプロフェッショナルです。

一般の保健師と同じく保健・医療・福祉サービスに携わる職業ですが、行政保健師は特に公的な役割を担っています。

地域住民の健康をサポートし、健康政策やプログラムの立案、運営を行うのが仕事で、健康診断、健康教育、感染症予防などさまざまな仕事を公的機関で行うのが役割です。

また、健康に関するデータの収集・分析も重要な役割を行い、それを基にした政策提案も行うこともあります。

②産業保健師

産業保健師は企業や組織において従業員の健康管理や労働環境の改善に専門的に取り組む専門家です。従業員一人ひとりの健康を守りつつ、組織全体としての生産性の向上を図ります。

従業員の健康診断の実施、健康相談、ストレスチェックとフォロー、健康教育プログラムの開発、職場の安全・衛生管理、労働環境の改善提案などさまざまな業務を任されられる責任重大な仕事です。

メンタルヘルスケアも重要な役割の1つであり、心の健康もサポートします。

③学校保健師

学校保健師は教育機関において児童・生徒・教職員の健康をサポートする専門家であり、学校全体の健康状態の向上と安全な学習・教育環境の提供がメインの仕事です。

生徒の健康診断の実施・分析、健康教育の提供、特別な配慮を必要とする生徒への個別のケアやアドバイス、感染症の予防と管理、教職員の健康管理などを行います。

健康に関する教育プログラムを開発したり、栄養バランスのとれた給食メニューの提案も行う場合もあるなど、業務内容は多岐に渡るので、大変ですがやりがいも大きい仕事です。

保健師に向いている人の3つの特徴

保健師に向いている人の特徴は大きく分けて3つあります。

自分が下記の3つに当てはまっているか、一緒に確認していきましょう

  1. 相手に親身になって寄り添える人
  2. 柔軟な対応ができる人
  3. コミュニケーション能力に長けた人

①相手に親身になって寄り添える人

まずは相手に親身になって寄り添える人です。当然ながら、保健師は健康状態の悪い方や生活習慣があまり良くない方などに寄り添う必要があります。

「食生活を改善しなさい」「もっと睡眠を取りなさい」など指摘をすることだけなら誰でもできますがそうではなく、相手に寄り添い「なぜそれができないのか」を考えることが重要です。

保健師から見て100%健康に良い習慣や食事に関する指示をするだけでなく、一人ひとりの事情を考えて寄り添い、適切なアドバイスができる人材こそ保健師に向いていると言えるでしょう。

②柔軟な対応ができる人

柔軟な対応ができる人も保健師に向いています。健康状態は当然ながら一人ひとり異なりますし、先ほど話したように、生活習慣など、事情も人それぞれです。

そうした時に、その人に合わせた、できる限りの健康指導などを行うことが重要と言えます。また、行政保健師の場合は感染症が流行った際などにいち早く対応をする必要もあるでしょう。

学校保健師の場合は学級の状況を見て生徒のメンタルヘルスをサポートしたり、産業保健師の場合は職場の雰囲気を見てアドバイスをするなど、状況に応じて対応が求められます

③コミュニケーション能力に長けた人

保健師は一人ひとりの健康状態を確認管理しつつ、相手がどのような悩みを抱えているのか、どのような点を改善したいと考えているなどについて知る必要があります。

コミュニケーション能力に長けた人ならば相手の話を引き出せますし、なぜ理想的な生活習慣ができないのかも探ることができるでしょう。

コミュニケーション能力が高いということは、傾聴力、つまり人の話を聞く能力が上手いということでもあります。

相手の言わんとしていることや、相手の気づいていないことに気づく能力があれば、保健師として活躍できるでしょう。

保健師の志望動機作成時のポイント3選

保健師の志望動機作成時のポイントは大きく分けて3つあります。

それぞれのポイントを抑えて、より採用担当の方に良い印象を与えられる志望動機を作成するようにしましょう。

  1. なぜ保健師になりたいのかを明確にする
  2. なぜその地域や企業で保健師になりたいのか明確にする
  3. 保健師として貢献できる自身の強みをアピールする

①なぜ保健師になりたいのかを明確にする

まず1つ目として、なぜ保健師になりたいのかを明確にすることが非常に重要です。就活の時期になると企業の採用担当の方は大量の志望動機や自己PRを読むので、読むことに疲れてきています。

そんな時に冗長な文章が書かれていても、どこが重要なのかよくわからないまま終わってしまいます

「なぜ保健師になりたいのか」結論から述べることで、その後の展開がより読みやすくなることでしょう。

②なぜその地域や企業で保健師になりたいのか明確にする

なぜその企業や地域や企業で保険士になりたいのかについても明確にすることが大切です。

保健師という仕事ならばどこでもどのような職場でも叶えられてしまうような、曖昧な目標を伝えてしまうと良くありません

「この人は保健師になれるならば、どこでも良いのではないか?」と思われてしまい、内定を出しても就職してくれるかどうかの信頼があまりありません。

必ずその地域の魅力や企業の魅力を話す、例えば公式サイトを確認してビジョンや理念に共感した点を話すなど、「なぜそこで働きたいのか」について分かりやすく述べるようにしましょう。

③保健師として貢献できる自身の強みをアピールする

保健師として貢献できる自身の強みをアピールするというのも非常に重要なポイントです。就職してからどのように保健師として活躍するのか想像しやすく、「採用したい」という気持ちになるでしょう。

何より、自身がどのように活躍しているか想像ができているということになります。

「具体的に働いているイメージがついている」ということは就職への意志が強く、内定を出せば就職してくれる可能性が高いとみなされるので、内定の可能性も多少高まることでしょう。

保健師の志望動機作成方法3ステップ

保健師の志望動機を作成するにあたって3つのステップを紹介していきます。

それぞれのポイントをしっかりと抑えて、順序立てて説明をしていきましょう

  1. 保健師の志望理由を結論ファーストで述べる
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを述べる
  3. 保健師としての活躍の展望を述べる

①保健師の志望理由を結論ファーストで述べる

まずはこれは少し先ほども話したことにはなりますが、志望理由を結論ファーストで述べることが大切です。

なぜその職場を目指しているのかを先に述べることで、その後のエピソードや今後の目標の話も頭に入ってきやすくなります。

これは就活以外にもビジネス全てに該当することであり、最終的に何が言いたいのか最後まで読まない、よくわからない文章は「仕事ができない人材」とみなされる可能性が高いです。

必ず先に結論を述べ、その後に「なぜならば〜」といった具合で理由を話していくようにしましょう。

②志望理由の根拠となるエピソードを述べる

何かしら志望理由の根拠となるエピソードを述べるのも、保健師の志望動機を作成するにあたって非常に重要なポイントです。

自分が保健師の指導を受けて健康面を改善できた、家族が改善できた、などのエピソードがあれば述べると良いでしょう。

具体的なエピソードを述べることでより志望動機がはっきりしますし、モチベーションの高さが伝わります。

エピソードは文字数の調節もしやすいので、複数の企業を受ける際、文字数の指定が異なる場合もエピソードの部分を調節すれば良く、汎用性が高いのも魅力的なポイントです。

③保健師としての活躍の展望を述べる

保健師としての活躍の展望を述べるのも非常に重要なポイントであると言えます。

実際に保健師としてどのようなスキルを活かして職場で活躍していくのか、高いモチベーションを変えることができればやる気がある人材とみなされるでしょう。

何より、企業もどのようなスキルを活かして活躍してくれるのかを想像しやすくなるので、挿入しておきたいポイントの1つです。

【志望別】保健師の志望動機の例文3選

ここまで紹介してきたポイントやステップを踏まえた上で保健師の志望動機の例文を3つ紹介していきます。

行政保健師、産業保険士、学校保健師それぞれの志望動機を紹介していくので、自分が目指す保健師に関する志望動機を参考にしてください

  1. 例文①: 行政保健師
  2. 例文②: 産業保健師
  3. 例文③: 学校保健師

例文①: 行政保健師

私が行政保健師を志望する理由は公共の健康を守り、社会全体の福祉を向上させる仕事に深い魅力を感じるからです。
環境変化や感染症拡大の危機の中で、健康の維持と増進は個々の問題だけでなく、社会全体における重要な課題となっています。
行政保健師としての役割は予防を重視した健康戦略の計画や実施、それに健康に関するリテラシーの向上をはかる活動を通じて、その課題に応えるものです。
私は特に健康格差の解消に興味を持っています。
社会的に弱い立場にある人々が同等の健康を享受できる社会を作りたいという意志が予防策や早期対応、そして地域に根差した健康支援を展開する重要な役割を担う行政保健師の職を目指す理由です。

結論を先に述べることで、採用担当の方が結論を頭において読みやすいよう工夫がされています

どのようなスキルを活かして活躍していくかも具体的に述べることで、実際に働き出してからどのように活躍してくれるかが分かりやすいのもポイントです。

例文②: 産業保健師

私が産業保健師を志望する背景には、企業内で従業員の健康を守り、その働き手が持続可能な環境で働ける社会を実現したいという強い意志があります。
現代の労働環境は多様であり、メンタルヘルスの問題や過労、職場でのストレス等、多岐にわたる健康課題を抱えている人が多いです。
産業保健師として、従業員一人ひとりの健康を支え、企業の生産性と従業員のウェルビーングを同時に高める取り組みを進めることが、私にとっての使命であると考えています。
健康な身体と心は個人の生活の質を向上させるばかりでなく、組織全体の活力をも高めるものです。
私は科学的な根拠に基づいた健康戦略を企業内に導入し、予防的なアプローチを強化し、働く全ての人が安心して健康的な職場環境で活躍できる環境を作ります。

産業保健師としてどのように貢献したいのかを先に述べることで、話の展開がわかりやすくなっています。

業界理解の深さが伝わるような内容であることもポイントです。

例文③: 学校保健師

私が学校保健師を強く志望する動機は、学校という特別な場で子どもたちの身心の健康を守り、その成長を全面的にサポートしたいという深い願いから来ています。
学生時代は個体の発達において非常に重要な時期であり、ここで得られる経験や知識が一生を通じて影響を与えるものです。
私は生徒たちの心と体の健康を保つことで、彼らが自身の潜在能力を最大限に引き出しすことを目標とします。
また、児童・生徒だけでなく、教職員や保護者とも連携を図りながら、一人ひとりのニーズに寄り添ったケアを提供する所存です。
私はすべての子どもたちが健やかに育ち、それぞれが持つ可能性と夢を大いに広げていける未来をサポートし続けたいと強く感じております。
この仕事を通じて、次世代を担う若者たちが健全に育ち、将来社会を牽引していく力強い支えとなれると確信し、志望いたしました。

なぜ学校保健師を志望するのかを先に述べることで、その後の展開に説得力を持たせています。

どのような点を重視しているか、どのように活躍していくかの展望を述べているのも魅力的なポイントです。

志望動機では保健師だからできることをアピールしよう

今回は保健師としての志望動機の例文や書き方について詳しく紹介してきました。

保健師は業務を通じてさまざまな人の健康を守るやりがいのある仕事なので、ぜひ本記事を参考に魅力にあふれた志望動機を作成してくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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