たくさんの応募がある出版社のインターンシップでは、選考が通るか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。選考を突破するためには、印象強いESが重要でしっかりと対策をしなければなりません。
そこで今回は、出版社の職種や仕事内容、ES対策について解説します。インターンシップに応募する人はぜひ参考にしてみてください。
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出版社志望ならインターンシップ参加がおすすめ
出版社を志望する場合は、インターンシップへの参加がおすすめです。実際に体験しなければ、どのような職種かどのような仕事内容なのか、なかなか知る機会が少ないからです。
ただし、出版社の人気は非常に高く、インターンの参加倍率も多いため選考で落ちてしまう可能性も少なくありません。インターンに参加するためには、ES対策をどれくらいしたかが重要となります。
まったく対策をせずに提出してしまうと、選考に通らない可能性は高くなってしまいます。業界について理解を深め、企業について研究するためにもインターンシップへの参加はマストといえるでしょう。
出版社のインターンシップ応募前に把握すべきこと2つ

出版社へのインターンシップに応募する際には、事前に把握するべきことが2つあります。応募前にしっかりと対策をしておきましょう。ここでは1つずつ解説します。
- 倍率はかなり高い
- インターンシップ以外でも職場体験は可能
①倍率はかなり高い
出版社は非常に人気があり、志望する人も多い職種です。そのためインターンへの参加を志望する人も多く倍率はかなり高いといえるでしょう。
また、倍率が高いのは志望する人が多いだけではありません。就職では人気のある出版社ですが、元々インターンを実施している企業が多くないため、応募が集中してしまう点が挙げられます。
専門性の高い業務が多くインターンの受け入れが難しいため募集しにくいのが少ない理由です。時期により多い場合もありますが、そのほかの業界と比較すると募集が少ないといえるでしょう。
参加を検討している場合は、早めの準備とES対策をしっかり行なって、担当者に印象づけることが重要です。
②インターンシップ以外でも職場体験は可能
倍率の高いインターンシップ以外にも、職場の雰囲気を感じられる手段の一つに職場体験があります。インターンの募集は少ない傾向ですが、職場体験としてアルバイトを募集している企業は多くあります。
そもそもインターンシップの参加理由の多くは、出版社での仕事内容や雰囲気を知るためです。職場の雰囲気を知るにはアルバイトでも可能でしょう。
インターンの参加が難しい場合には、業界について勉強できる方法がないかを検討してみましょう。ただし、アルバイトとして勉強できることには限りがあります。
インターンのように長期で実践的な業務ができるかどうかは難しいところです。自身が知りたい業務に携われない可能性も十分にあるので注意が必要です。
出版社の職種別業務内容4つ

さまざまな職種がある出版社では、業務の内容にも特徴があります。志望する場合には、仕事内容の把握はしておかなければなりません。ここでは主に4つの職種について解説していきます。
- 編集
- 営業
- デジタル・通販
- 管理
①編集
出版社の仕事を知らない人でも、まず頭に浮かぶのが編集の仕事でしょう。書籍や雑誌を作成して販売するまでの全体を担当している重要な職種です。
仕事内容としては、企画を立ち上げて予算や取材を行なって記事作成に携わるライターや著者へ日程を取りまとめます。販売に間に合うよう、さまざまな担当の綿密なスケジュール管理も業務に含まれています。
企画段階から販売するまで関わるため、非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。
【主な仕事内容】
- 書籍や雑誌の企画を考える
- 記事に必要な取材を行う
- 記事の執筆
- 記事の編集など
②営業
本を販売する店や、書店に卸をしている取引先への営業を行うのが主な仕事です。企画から編集まで全て完成した書籍や雑誌は、営業によって店舗に並べられます。
書店で販売してもらうためには営業の仕事は非常に重要です。営業だけでなく、現在の市場はどのようなものが求められているのか状況を確認し、売上貢献への提案も行います。
作品の良さを広めるために、告知の方法やどこのお店で販売してもらうかといった打ち合わせもするため、人と接する機会が多い職種です。
市場データを踏まえた提案力や企画力が重要なので、自身の頑張りが反映しやすい仕事といえるでしょう。
【主な仕事内容】
- 書店へ営業を行う
- 書店に卸売をする取引先へ営業を行う
- 書籍や雑誌の売り出し方や取り扱いの企画を練る
- 広告を扱う企業に対して見せ方の営業を行うなど
③デジタル・通販
デジタル関連の企画や制作に携わるのがデジタル・通販の仕事です。現在では、インターネットを利用して書籍や雑誌を購入する人も多く通販サイトはニーズが高いといえます。
電子書籍や電子コミックといったデジタル関係の編集や配信も行い、ネットビジネスの開発にも携わります。
また、時代背景の変化から出版社と電子出版が共同で会社を設立するケースも少なくありません。紙の良さはありつつも、手軽に購入や閲覧ができる電子書籍の普及は伸びています。
これからますます増えていく可能性の高い職種といえるでしょう。
【主な仕事内容】
- デジタル関連の企画制作
- デジタル関連の編集
- 配信
- 通販サイトの運営や管理
- ネットビジネスの開発など
④管理
管理の仕事は主に4つあります。出版社だけでなく、どこの企業においても共通している仕事といえます。
【管理の仕事】
- 経理
- 総務
- 法務
- 人事
経理は財務全般を担い、総務は企業全体の運営を担います。総務に至っては、社内のイベントといった企業活動をスムーズに進めるための部署です。
また、企業では社外とも連携して活動する機会もあり。そのような場合に必要な契約や知的財産の管理をするのが法務です。
出版社では、著作権やさまざまなルールの窓口になることも多く、法律が関係するものに関しては法務が全て行います。
人事では、採用や研修といった社員に関する管理を行い、就活ではこの人事部の担当が採用の際の面接に携わることが多いでしょう。
出版社のインターンシップの種類と業務内容

出版社のインターンシップは、他の企業と異なる点もあります。種類や内容については、事前に確認をしておきましょう。ここでは2つ解説します。
- 短期インターンシップが多め
- 仕事体験など業務理解を深める内容が多い
①短期インターンシップが多め
出版社のインターンシップは、短期間であることが非常に多いため注意してください。一般的な期間は1〜3日ほどで、短い期間に重要な点をギュッと凝縮したプログラムを用意されているケースが多いでしょう。
期間は短いですが、その分企画の立案や編集の業務を実際に体験できるものが多く、少しでも経験を積みたい人には好都合です。
また、実際に体験できれば自身に向いているかどうかの判断もできますね。中には、長期でのインターンシップを募集している出版社もあるため、早い段階から探してみてください。
②仕事体験など業務理解を深める内容が多い
仕事の体験を通して、出版業界や出版社での職務について理解を深める内容が多いという点は魅力的です。
一般的にみてもインターンシップは仕事場の雰囲気や企業風土を知る機会ですが、出版社の場合は、より現場の空気を感じやすいともいえるでしょう。
例えば、雑誌や書籍の企画に立ち会えたり、編集者の業務を体験できたりします。また、実際に働いている社員からさまざまなフィードバックももらいやすく、学びの多い内容である可能性が高いでしょう。
【例文あり】出版社のインターンシップのES対策方法

人気の高い出版社だからこそ、インターンシップの選考を突破するにはES対策をしっかり行わなければなりません。対策をしないままだと参加が難しくなる可能性が高くなります。ここでは、最も重要な対策と例文をそれぞれ一つずつ解説します。
- ES添削をしてもらう
- 【例文】出版社のインターンシップの志望動機
①ES添削をしてもらう
倍率の高い出版社のため、ESの添削をしてもらいましょう。倍率が高ければ、採用担当者がESのチェックをそれだけたくさんするということです。そのため、インパクトのある印象に残りやすい内容でなければなりません。
文章の添削にはある一定のスキルが必要にもなりますが、重要なのは出版業界について理解があり業界に沿った感想がもらえる相手がいいでしょう。
例えば、出版業界に勤めている先輩やOB訪問先の社員の方々です。実際に記入したESを見てどう思ったか率直な意見が聞ける可能性が高いといえます。
また、キャリアセンターといった専門家にお願いする方法もあります。その場合は、出版業界向けの内容だと明確に伝えなければなりません。
②【例文】出版社のインターンシップの志望動機
数少ないインターンシップに参加するためには、印象に残りやすい志望動機にしなければなりません。ここでは、志望動機の例文をご紹介します。
私は、教育書籍での校閲の仕事に興味があり、適性であるかを測りたいと思って今回のインターンシップに応募させていただきました。 以前から、参考書を中心とした教育に関わる仕事に大変魅力を感じております。特に、貴社が発刊している「いくつになっても勉強できる」シリーズを拝見して、何歳になっても学ぶ機会があるのは素晴らしいと深く感銘を受けました。 また、私自身も資格の取得に、貴社の参考書が非常に役立った経験があります。 今回は、校閲の作業を実際に見るだけでなく体験もできると伺っており、たくさんのことを学んで成長したいと考えております。校閲の適性把握だけでなく、貴社の企業理念についても理解を深めていきたいと思っております。 |
短期間のインターンシップでは、実際に見るだけでなく体験できるケースも多く、非常に学びの多い時間となります。
また、興味がある職種でも実際に体験することで、自身に合っているかどうかが分かりやすくなるのでよい機会となるでしょう。
出版社のインターンシップは入念に対策しよう

出版社のインターンシップは、人気が高く開催している企業はごくわずかです。そのため、応募が集中してしまい、参加できない場合も少なくありません。
そこで重要なのがES対策です。たくさんの中から印象に残りやすいESにするには、出版業界全般や仕事内容について理解を深めることが重要です。加えて、応募する企業理念もしっかりと確認して作成するようしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。