面接では、過度の緊張により思わぬ失敗をしてしまうことがあるため、きちんとした対策が必要です。
しかし、どのような対策をすれば良いか分からず、闇雲に失敗を恐れてしまう人もいつでしょう。
そこで、本記事では具体的な失敗例や対策、対処法を紹介します。
失敗を防ぎ、高い評価を得るための参考にしてくださいね。
面接でよくある失敗例7選!
最初に、面接でよくある7つの失敗例を紹介します。
- 面接時間に遅刻してしまう
- 質問の回答に詰まる・答えられない
- 態度やマナーが悪い
- 的外れな回答を繰り返す
- 一貫性のない回答をする
- 企業の基本情報を把握していない
- 逆質問をしない
具体的な内容を確認し、同じような失敗をしないように気をつけましょう。
①面接時間に遅刻してしまう
面接に限らず、就職活動において遅刻は厳禁です。時間を守ることは社会人として最低限のルールであり、遅刻をした時点で「だらしのない人だ」というマイナスイメージを与えることになります。
複数企業の選考を受けている場合、時間に余裕のないスケジュールを組んでいると遅刻のリスクが高まるため注意が必要です。
たとえ時間に間に合うように計画を立てていたとしても、公共交通機関の遅延によって遅刻してしまう可能性もあります。
トラブル発生時も遅刻しないように、面接時間の30分前には到着するスケジュールを組んでおくと安心でしょう。
②質問の回答に詰まる・答えられない
回答を出すまでに時間がかかり過ぎた、頭が真っ白になって何も答えられなかった、という失敗例もあります。
面接では、質問に対する回答内容で学生の人柄や将来性をチェックするため、スムーズに答えられなければ好印象は残せません。
質問に回答できなかった時点で「思考力がない」「臨機応変に対応できる力がない」と思われる可能性が高まります。
面接では緊張してうまく言葉が出てこないこともよくあるので、事前に練習を積んで回答に詰まらないようにしておきましょう。
③態度やマナーが悪い
面接では、質問に対する回答だけでなく態度やマナーも重要な判断基準になります。学生気分のまま面接に臨むと、知らないうちにマナー違反をしてしまう可能性があるため注意が必要です。
具体的なマナー違反例としては「適切な敬語を使えない」「姿勢が悪い」「スーツの着こなしが乱れている」「回答する時に相手と目を合わせない」といったことが挙げられます。
社会人としての態度やマナーはすぐに身に付くわけではないため、普段から習慣づけるように意識してみてくださいね。
④的外れな回答を繰り返す
質問の意味を汲み取れず、的外れな回答を繰り返すと評価が下がります。分かったふりをして回答しても、面接官にはすぐ見破られてしまうでしょう。
質問の意図がわからないのであれば「申し訳ございません。質問の意図を汲み取れなかったため、もう一度話の内容を整理させていただいてよろしいでしょうか」といったように答えても問題ありません。
大切なのは、質問に対して適切な回答を出すこと。自分の非を認めても評価が下がることはないため、冷静に対応するようにしてください。
⑤一貫性のない回答をする
一貫性のない回答を繰り返すと、信頼度が下がり「考え方にブレのある学生だ」と思われる可能性が高まるでしょう。
例えば、最初に「事前に目標を定め、計画性を持って行動する性格」と答えたのに、後で「思い立ったらすぐに行動する」と回答した場合は矛盾が生まれます。
回答に一貫性がないと、相手は「どの話が真実なのかわからない」「嘘をついているかもしれない」と感じるはず。
面接練習では、一貫性も意識しながら回答を考える習慣をつけるようにしてください。
⑥企業の基本情報を把握していない
企業情報をきちんと把握せず、質問にも答えられない場合は志望度が低いと判断されかねません。
あらかじめ企業情報をリサーチしておくのは、就活を進める上で欠かせないこと。基本情報を把握していないのであれば「自社に興味がない」と思われても仕方がありません。
そのため、面接では必ず企業情報に関する質問があると心得ておくことが重要です。企業研究はもちろんのこと、業界研究も行い、どのような質問でも答えられるように準備を整えましょう。
⑦逆質問をしない
逆質問は、志望度の高さをアピールする機会であるため「逆質問はありません」と答えるのはNG。企業への関心が薄く、志望度も低いと判断されます。
また、質問をしたとしても公式サイトやパンフレットを見ればすぐに分かるような内容であれば、志望度が低いと思われる可能性が高いでしょう。
面接練習では、逆質問が出される前提で対策を練っておくことが大切です。高い評価を得られるように準備を整えて、本番に臨むようにしてください。
面接で失敗しないための事前対策3つ
続いて、面接で失敗しないための3つの事前対策を紹介します。
- 事前に会場や時間を把握しておく
- 模擬面接で練習を繰り返す
- 逆質問を準備しておく
失敗を防ぐためにも、しっかりと事前対策をして本番に臨むようにしましょう。
①事前に会場や時間を把握しておく
遅刻をしないためには、あらかじめ会場や時間を把握しておく必要があります。特に、初めて訪れる会場は道に迷うリスクが高いので、道順の確認は必須です。
もしスケジュールに余裕があるのなら、面接当日を迎える前に一度会場を訪れておくのがおすすめ。実際に歩いて道順を確認しておけば、迷子になる恐れはなくなるでしょう。
また、複数企業の選考を並行して受けていると、面接時間を勘違いしてしまう場合もあります。面接時間が分かった時点でリスト化し、抜け漏れがないようにすることも大切ですよ。
②模擬面接で練習を繰り返す
本番に備えて、模擬面接で練習を繰り返すことも重要なポイントです。面接では、自己PRや志望動機などのスタンダードな質問だけでなく、イレギュラーな質問が出されることもあります。
しっかりと練習を積んでおけば、予期せぬ質問が出されても臨機応変に答えられるようになるでしょう。
練習の際は、友達や先輩などに面接官役を頼み、第三者の視点からアドバイスを受けるようにしてください。
自分では気づかなかった問題点を指摘してもらい、対策を立てておけば、当日までに万全に準備を整えられます。
③逆質問を準備しておく
あらかじめ逆質問を準備し、志望度の高さをアピールすることも面接を突破するために欠かせない対策。面接前に3つ以上の質問を考えておくのがおすすめです。
例えば、仕事への意欲を示すなら「◯◯部署へ配属された際は、どのような仕事を任せていただけますでしょうか」といった内容が考えられるでしょう。
強みをアピールする場合は「私には留学の経験があります。将来、海外勤務の可能性はありますでしょうか」など、経験や資格を意識した内容が一般的。
何パターンか用意し、状況に合わせて答えられるようにしてみてください。
面接でうまく回答できなかった時の対処方法
最後に、面接でうまく回答できなかった時の対処方法を2つ紹介します。
- 自分の非を素直に認めて謝る
- 失敗しても引きずらないように努める
うまく回答できなくても、きちんと対処すれば印象を大きく損なうことはないため、冷静に対応しましょう。
①自分の非を素直に認めて謝る
回答に詰まり、うまく答えられなかった場合は自分の非を素直に認めて謝ることが大切です。
例えば「申し訳ございません。緊張しており、適切な回答ができませんでした。もう一度回答内容を整理させていただいてもよろしいでしょうか」といったように伝えましょう。
うまく回答できなくても、きちんと非を認めることで誠実な印象を与えられるので、マイナスイメージを持たれることはありません。謝った後は、落ち着いて再び回答するようにしてくださいね。
②失敗しても引きずらないように努める
面接中に「失敗した」と感じても引きずらないように努めることも重要なポイントです。
失敗を引きずり落ち込んでしまうと、その後の質問に対しても頭が回らず、うまく回答できなくなります。
過ぎたことは仕方がないと考え、他の質問でリカバリーできるようにしましょう。
1つの回答で失敗したとしても、他の質問に適切な回答ができれば、きちんと評価してもらえます。いったん心を落ち着けて冷静になり、次の回答に集中するようにしてください。
面接で失敗しないためには事前対策が鍵!
面接での失敗を防ぐには、事前に対策を考えておく必要があります。
遅刻しないように会場や時間を確認したり、ビジネスマナーを習得したり、面接練習をしたり、当日までにできる対策はさまざま。
万全の準備を整え、面接で好印象を与えられるようにしましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。