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エントリーシートで落ちる理由は?NG例文付きで対策方法を伝授!

就活の選考と言えば、面接を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし就活生の中には、面接の前のエントリーシートの段階からなかなか進めないと感じている方もいるのではないでしょうか。

エントリーシートの段階で落ちてばかりだと感じるなら、就活の進め方やエントリーシートの書き方に何らかの原因があると考えるべきです。

そのため本記事では、エントリーシートで落ちる理由や対策方法、例文などを紹介します。

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目次

エントリーシートの平均的な通過率は50%前後

ここでは、エントリーシートの平均的な通過率について以下の2つのポイントにまとめて解説します。

  1. 通過率は50%前後が目安
  2. 大手企業なら通過率はわずか数%の場合も

エントリーシートは、企業に自分のことを知ってもらう最初の材料です。通過率に関する基本は、ここで理解しておきましょう。

①通過率は50%前後が目安

エントリーシートの通過率としては、50%前後が目安です。10社に提出すれば、4〜5社程度通ることが一般的だと言えます。

もしこれまでに提出してきたエントリーシートが半数程度通過していたら、平均的だと考えて問題ないでしょう。

一方で、もし半数も通過していなければ、何らかの問題がある可能性を疑ってみてください。

エントリシートについては、やり方次第で通過率を上げることは充分に可能です。 

②大手企業なら通過率はわずか数%の場合も

大手企業の場合、エントリーシートの通過率は数%程度になることもあります。大手企業には、非常に多くの就活生が応募するためです。

エントリーシートの段階で厳しく就活生を選別する必要があることから、どうしても通過率が大きく下がってしまいます。

そのため大手企業ばかりにエントリーシートを提出していると、必然的に通過率も下がってしまうでしょう。

「なかなか通過できない」と感じている方は、応募先企業について見直してみることをおすすめします。

エントリーシートで落ちる理由6つ

エントリーシートの段階で落ちてしまう理由としては、以下の5つが主に挙げられます

  1. 自己分析・企業研究が足りていない
  2. 競争率の高い大手企業ばかり提出している
  3. 文章がわかりにくく読みづらさを感じる
  4. 文章ルールが守られていない
  5. 文章が短すぎたり長すぎたりする
  6. そもそも必要な条件やルールを守れていない

①自己分析・企業研究が足りていない

エントリーシートで落ちてしまう理由としてはまず、自己分析や企業研究が足りていないことが挙げられます。

自己分析や企業研究が足りていないと、どうしても中身の薄いエントリーシートになってしまうのです。

具体的には、「どの企業でも通用して個性がない」「結論がはっきりしない」などと採用担当者から思われてしまうでしょう。

日々数多くのエントリーシートを読んでいる採用担当者からすれば、中身の薄いものはすぐに分かってしまうものです。

②競争率の高い大手企業ばかり提出している

競争率の高い大手企業ばかりに提出していることも、エントリーシートで落ちてばかりの人の特徴の1つです。

大手企業の場合、難関であれば通過率は数%と非常に低いと言えます。難関企業ばかりに応募していると必然的に通過率は下がりがちです。

たとえば食品系の企業には誰もが聞いたことがある企業が多く、就活生からの人気が高い傾向があります。

必然的にエントリーシートの通過率も低めになるため、留意しておくべきです。

③文章がわかりにくく読みづらさを感じる

エントリーシートで落ちてしまう場合、文章がわかりにくく読みづらさを感じさせている可能性もあります。

文章にまとまりがなく論点が分かりづらい文章は、内容が伝わりにくく落ちやすいと言えるでしょう。

またその他にも以下のような文章は読みづらく、落ちやすいと考えられます。

  • 結論までが長すぎる(論理的な構成でない)
  • 文字が汚い、小さすぎる
  • 主語と述語が合っていない
  • 余計な言葉(とても、すごいなど)が多い

④文章ルールが守られていない

文章の基本的なルールが守られていないエントリーシートも、落とされやすいと言えます。具体的なルール違反とは、たとえば以下のようなものです。

  • 誤字脱字が多い
  • 「である」「です・ます」が混ざっている
  • 話し言葉で書かれている
  • 「てにをは」に誤りがある

上記のような基本的なルールが守られていないものは、採用担当者が気づいた時点で即不合格になる可能性が高いと言えます。

エントリーシートは、ビジネス文書の一種として丁寧に作成しなくてはいけません。最後まで書いたら見直しをして、誤りや違和感がないか確認しましょう。

⑤文章が短すぎたり長すぎたりする

エントリーシートで落ちる理由としては、文章が短すぎたり長すぎたりすることも挙げられます。各設問の欄に対して、長すぎても短すぎてもいけません。

特に短すぎる場合、「やる気がない」「優先度が低い」とみなされてしまう可能性が高いでしょう。

たとえば文字数指定があるのに、その半分以下しか書いていないものはNGです。

文字数指定がある場合は、最低でもその8割以上は書くことを心がけてください

⑥そもそも必要な条件やルールを守れていない

エントリーシートで落ちる大きな要因として、応募条件やルールを満たしていないケースが挙げられます。

具体的には、企業が求める学歴や資格などの基本条件を満たしていない、指定された文字数を大きく下回っている、質問されたことに答えられていない、などです。

特に敬語などの文章の基本ルールについては、採用担当者が気づいた時点で即不合格となる可能性が高く、ビジネス文書としての体裁が整っていないと判断されます。

エントリーシートは企業への第一印象を決める重要な書類であるため、提出前に必ず複数回の確認しましょう。

エントリーシートで落ちないための対策5つ

ここでは、エントリーシートで落ちないための対策として以下の5つを紹介します。

  1. 自己分析・企業研究を徹底する
  2. 視野を広げて幅広い企業をみる
  3. PREP法を活用して文章を組み立てる
  4. 複数人にエントリーシートの添削をしてもらう
  5. 期限に余裕を持ってエントリーシートを書く

①自己分析・企業研究を徹底する

エントリーシートで落とされないためにまず、自己分析や企業研究を徹底しましょう。

自己分析をすることで自分の強みを確認でき、自信をもって書けるようになります。また、企業研究をしていないと企業が求める人物像が分かりません。

自分のことを理解したうえで企業が求める人物像や社風を理解することで、効果的な内容を記述できるようになるでしょう

自己分析・企業研究共に、一度行っただけで満足してはいけません。エントリーシートで落ちてしまうようなら繰り返し実施することが重要です。

②視野を広げて幅広い企業をみる

どうしてもエントリーシートで繰り返し落ちてしまうようなら、視野を広げて幅広い企業を見てみることも大切です。

大手企業・有名企業だけにこだわらず幅広い企業をみると、通過率が上がるだけでなく自分の可能性を広げることにもつながります

中小企業やベンチャー企業の中にも、自分の強みや能力を活かせる企業はあるはずです。

応募先を変えてエントリーシートが通るようになれば、それだけでも前向きになれる可能性はあります。

③PREP法を活用して文章を組み立てる

通過しやすいエントリーシートに仕上げるためには、「PREP法」を活用して文章を組み立てることもおすすめ。

PREP法とは、以下の流れで文章を構成することです。

  1. P:Point(結論)
  2. R:Reason(理由)
  3. E:Example(具体例)
  4. P:Point(もう一度結論で終える)

PREP法に従って構成することで、論理的で読みやすい文章に仕上がりやすいと言えます。特に最初に結論を持っていくことは、文書作成の基本としましょう。

④複数人にエントリーシートの添削をしてもらう

自分のエントリーシートを見直す際には、複数人に添削してもらうことをおすすめします。第三者に見てもらうことで、客観的な意見をもらえるためです。

エントリーシートは採用担当者に読んでもらうためのものであることから、他人から見てどう感じるのか確認しておくことが大切でしょう。

そして複数人の意見をもらうことで、より客観的に読みやすいエントリーシートに近づけられます。

友人や家族、その他の知人からできるだけフィードバックを受けてみてください。

⑤期限に余裕を持ってエントリーシートを書く

期限に余裕をもってエントリーシートを作成することも、通過のためには大切なポイントです。

期限に余裕をもつことで、エントリーシートの完成度を高められます。時間に余裕がないと、どうしてもミスをしてしまうものですよね。

エントリーシートは複数社に出すことが一般的で、就活やアルバイト、学業などの予定が重なるとどうしても時間がなくなりがちに。

できるだけ見直しをして完成度を高められるように、可能な限り期限に余裕をもって作成に望むようにしましょう。

【両方紹介】落ちる・通過するエントリーシートの例3つ

ここでは、エントリシートの作成例文を以下の3つのパターンに分けて紹介します。

  1. 【落ちるES例①】志望動機が曖昧
  2. 【落ちるES例②】文章ルールが守られていない
  3. 【通過するES例】簡潔に具体的に書けている

【落ちるES例①】志望動機が曖昧

【落ちるES例①】

私は、広報担当者として貴社に貢献したいと考えています。

近年ではインターネットが一般の人々の生活に深く浸透しており、個人・法人を問わず情報発信の重要性が高まっていると言えます。またSNSを使用する人も若者を中心に増えており、情報発信は一般の方にとっても身近なものになりました。

こうした社会情勢の中で広報担当者の活動意義が格段に増しており、広報手段としてとれる選択肢が以前とは比べ物にならないほど増えていると考えます。

広報に関するスキルや知見をできるだけ多く持つように自己研鑽に励み、貴社のビジネスに大きな好影響を与えられる広報担当者になりたいと思います。

上記は、「企業研究が不足している」「志望動機が曖昧」として落とされる可能性が高い事例です。一見すると、しっかりと書かれているように見えます。

しかし「どうしてその企業でなくてはだめなのか」「なぜ自分が携わりたいのか」が書かれていないことから、説得力がありません。

【落ちるES例②】文章ルールが守られていない

【落ちるES例②】

私が貴社を志望しているのは、学生時代に身につけた調整力を活かして貴社の活動に役立つためである。

私はサッカー部で首相をしており、県大会で優勝したことだってあります。特に大会の1ヶ月までにはレギュラーの半数が体調を崩して大変でしたし、私もその半年前から膝をケガしていて大変だったり、大学の単位が足りなくて休まなくてはいけないようなこともあって辛い思いをしました。

私が何とか卒業をできたのは、いつも私を支えてくれた仲間たちがいたからです。あの時の想いは、今でも私の力になっていると思います。貴社に入社しても、この思い出を忘れず、前向きに仕事にチャレンジしていきたいです。

上記は、文章ルールが守られておらず読みにくいことから、落とされる可能性が高い事例です。

以下のように、さまざまな点でルールが守られていません。

  • 「だ・である」と「です・ます」が混ざっている
  • 誤字がある(×首相→〇主将)
  • 一文が長すぎるところがある
  • たびたび話し言葉で書かれている

文章を書きなれていないと想像以上に陥りやすいことから、見直しは徹底するようにしましょう。

【通過するES例】簡潔に具体的に書けている

【通過するES例】

私が貴社を志望したのは、貴社であれば苦しんでいる人々の生活を支える仕事ができると考えたためです。貴社のサービスである〇〇を普及させることで、より多くの方々の生活を支えられると考えています。

私には、学生時代に震災の被災地でボランティア活動を行った経験があります。被災地の方々の暮らしは非常に大変なものであり、私の想像をはるかに超えたものでした。支援を受けた際の被災者の方々の喜んだ表情を、私は忘れることができません。この経験をしたことで、「私も苦しんでいる人を支える仕事がしたい」と思うようになりました。

貴社に入社したら、貴社独自のサービスである〇〇の魅力を多くの人に伝える営業社員として、人々の生活を支える仕事をしたいと考えています。

上記は、PREP法を活用して簡潔かつ具体的に志望理由が書けている例です。

「志望理由は○○です」と結論から記載し、具体例として自分らしいエピソードを盛り込むと良いでしょう。

どうしてもエントリーシートで落ちてしまう場合はどうしたらいい?

対策を徹底しても、どうしてもエントリーシートで落ちてしまう場合はどうすればいいのでしょうか。

ここでは具体的な対処法を2つ紹介していきます。

  1. 大手企業や人気企業以外にもエントリーしてみる
  2. エントリー企業・業界とマッチしてない可能性を考えてみる

①大手企業や人気企業以外にもエントリーしてみる

大手企業や人気企業は応募者が多いため、エントリーシートの通過率は必然的に低く、50%を大きく下回ることも珍しくありません。

そのため、視野を広げて中小企業やベンチャー企業にもエントリーすることをおすすめします。

これらの企業は大手と比較して応募者数が少なく、書類選考を通過しやすい傾向にあるでしょう。

ただし、安易な企業選びは避けるべきです。業界研究や企業研究を怠らず、自分の希望や適性にマッチする企業を慎重に選びましょう。

②エントリー企業とマッチしてない可能性を考えてみる

エントリーシートが通らない大きな要因の1つに、企業とのミスマッチが挙げられます。

例えば、保守的な企業文化を持つ会社に対して革新的なアイディアや挑戦を強調したエントリーシートを提出しても、社風との不一致から書類選考で落とされてしまう可能性が高いでしょう。

この場合、企業の求める人物像や社風を徹底的に調査し、自分との相性を慎重に見極めることが重要です。

また、企業との不一致を放置したまま入社しても、モチベーションの低下や早期退職につながる可能性があります。

エントリーシートで落ちる就活生からのよくある質問

ここでは最後に、エントリーシートで落ちてしまう場合について、就活生からよく寄せられる質問に詳しく解答していきます。

疑問をしっかりと解消し、自信をもって就活に望んでください!

  1. ESすら通らない企業は諦めた方が良い?
  2. 高学歴なのにESで落ちるのはなぜ?
  3. エントリーシートで落ちたショックから立ち直るには?

①ESすら通らない企業は諦めた方が良い?

結論から言うと、ESで落ちたからといって即座に諦める必要はありません。

エントリーシートの平均的な通過率は50%前後であり、大手企業の場合はさらに低くなることもあります。

また、ESで落ちる主な理由は、自己分析や企業研究の不足、文章の読みづらさ、企業とのマッチング不足などであり、対策によって十分に通過する可能性はあるでしょう。

ただし、同じ企業に何度もチャレンジする前に、なぜ落ちたのかを分析してください。例えば、企業の求める人物像と自分の強みが合っていない場合は、より自分に合った企業を探すことも1つの選択肢です。

また、企業によっては「一度選考落ちをした場合、二度目以降の応募はNG」としているところも多いため、募集要項をきちんと確認しましょう。

②高学歴なのにESで落ちるのはなぜ?

高学歴でもエントリーシートで落ちてしまう主な理由は、学歴を過信して対策が不十分になっているからです。

また、高学歴のプライドから大手企業しか受けない、中小企業やベンチャー企業を避けるといった企業選びの視野の狭さも失敗の要因となっています。

就活は「この人と働きたい」と思わせることが重要で、学歴はあくまでも武器の1つに過ぎません。

自己分析をしっかり行い、企業が求める人物像を理解した上で、自分の強みを具体的にアピールすることが大切です。

③エントリーシートで落ちたショックから立ち直るには?

エントリーシートで選考落ちして、ショックを受けた際は、まずは一時的に就活から距離を置き、趣味や運動などで気分転換をすることをおすすめします。

また、「落ちたのは自分だけではない」と考えることも重要です。多くの就活生が同じ経験をしており、大手企業に内定した人でも何度も落ちた経験があります。

ショックから立ち直った後は、自己分析や企業研究を見直し、次の選考に向けて準備することが大切です。

特に、エントリーシートの内容を見直し、より魅力的な文章に改善することで、次の選考では良い結果を得られる可能性が高まります。焦らず、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

エントリーシートで落ちるのには原因がある!

エントリーシートを出すたびに落ちてしまうようなら、就活の進め方に何らかの原因があると考えるべきです。

エントリー先を変えてみたり自己分析や企業研究をやり直してみたりするなど、エントリーシートの通過率を高める対策を取ってみましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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