物流業界に就職したいと考えているものの、なかなか志望動機の作成方法がわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は物流業界の概要について簡単に説明した後、職種別に例文を5つ紹介し、さらにNGの例文も2つ紹介していきたいと思います。
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物流業界の概要をカンタン解説
まずは物流業界の概要を簡単に紹介していきます。
2つの観点に焦点を当てて紹介していくので、それぞれみていきましょう。
①ビジネスモデル2つ
物流業界のビジネスモデルは大きく分けて2つあります。
収益構造
物流業界は主に商品の輸送や配送を行う業界ですが、利益はどこから得ているのかというと、送料や仲介手数料などから得ているのです。
物流と言うと荷物を運ぶイメージしか無いかもしれませんが、実は大きく分けて保管、流通加工、包装、荷役、輸送、情報管理、5つの工程があります。
幅広い業務があり、それぞれが重要な役割を担っているのです。
輸送方法
物流業界の輸送方法は大きく分けて3つあり、空運、陸運、海運です。
それぞれ文字通りですが詳しく解説すると、空運は航空機を使って商品を輸送するもので、迅速に輸送できるという特徴があり、鮮度を保つ必要がある食品なども取り扱います。
陸運は皆さんが最も馴染みが強いであろう、トラックを使う輸送方法であり、国内における輸送の約7割を占めていることからも、陸運の重要性が理解できるでしょう。
海運は島国である日本が輸出をするのに最適な輸送方法で、日本における貿易の99%を海運が占めています。一度に大量の荷物を運べるので、コストを抑えられるのも魅力です。
②今後の動向3つ
貿易業界の今後の動向についても確認していきましょう。
3つ、動向を確かめるにあたって重要なポイントがあるので、紹介していきます。
3PLによる効率化の推進
まず1つは、3PLによって効率化が推進されるということです。
3PLとは物流を一括で企業に委託して効率的な物流を実現することであり、今までは商品を各メーカーや各店舗に納品して、その都度入庫や検品を行う必要がありました。
しかし、総合物流センターを利用すれば低価格で高品質なサービスの提供が可能になり、物量業界に大きな影響を与えるとされています。
スマートロジスティクスの導入
AIやロボットなどを駆使して作業効率を上げるスマートロジスティクスが導入されるのも今後の物流業界においての大きな特徴であると言えるでしょう。
物流業界は慢性的な人材不足やECの普及による小口発送の増加による積載量率の減少などの課題を解決するため、最新テクノロジーによる自動化・効率化を目指しています。
今後、ますます物流業務における自動化や無人化が進んでいくことでしょう。人件費不足や労働者不足の解消も期待できます。
ドライバー不足
物流業界は近年、人材不足が深刻です。また再配達などの非効率な出来事も多く発生しますし、体力仕事をしたいと望む人が減っているのもあって、ドローン宅配便の開発が進められています。
ドローンの宅配便であればトラックで配達地域付近まで荷物を運び、そこから一斉に飛ばせるので、一件一件訪問する必要がなくなるのも特徴です。
エレベーターがないマンションなどの配達において、配達員の体力が消耗されることもありませんし、ドライバーが腰を痛めたりなど、怪我が発生しにくくなるので、安全性の向上も期待できます。
物流業界の職種5つ

物流業界の職種は大きく分けて5つあります。
全てをまとめて担当することはないでしょうが、それぞれの職種について理解しておくことで、就職後、お互いの業務を尊重できるようになるでしょう。
①保管・情報管理
保管情報管理はその名の通り品質の管理を担当するのですが、それに加えて商品に関する情報を一元的に管理するのが主な仕事とされています。
うまく管理すればトラックの台数を削減できるのはもちろんのこと、計画的な運行を目指せるので、コストも大幅にカットできるでしょう。
リアルタイムに情報を管理できればトラブルにも柔軟に対応できるようになるので、最終的にお客様満足度の高さにもつながります。
裏方の仕事に見えるかもしれませんが、お客様満足度に貢献できる、やりがいのある仕事です。
②流通加工
流通加工は商品に付加価値をつける業務と定義されます。
取り扱う商品はさまざまで、日用品はもちろん、家具や食品などを扱うのですが、出荷までに加工が必要なものを取り扱うことが多いです。
商品自体を加工するというわけではなく、ラベルを貼ったり、包装したりなど、商品にさらに付加価値をつける加工をするのが主な業務とされています。
必要な資格やスキルはないものの、正確に業務を行うことが必要なので、几帳面で集中力の高い人が求められると言えるでしょう。
③包装・荷役
包装・荷役は物流においても非常に重要な職種であり、商品を安全に郵送できるように、段ボールやクッション材を用いて安全に商品を保護する必要のある仕事です。
ひとつひとつ丁寧に業務をこなし、商品に愛情を持って作業することのできる人物が向いていると言えるでしょう。
荷役は荷物の積み下ろしはもちろんのこと、運搬やピッキングや仕分けなどを行い、荷そろえまで、さまざまな工程を行う必要があるので、幅広い知識とスキルが必要になる仕事です。
④輸送
輸送は皆さんがイメージする物流業界の仕事の代表例ではないでしょうか。
出庫された商品を目的地まで運ぶ仕事であり、トラックはもちろんのこと、航空機や船などを利用して郵送をするのが業務内容です。
時間を必ず守らなければいけないので非常にプレッシャーがかかり、業務の時間も1回が長く、体調管理が難しい場面も多いでしょう。
しかし、運転が好きな人や、1人で黙々と仕事をしたい人に向いています。運送の仕事で人と関わるのはお客様に商品を受け渡す時くらいです。
⑤営業
物流の営業は荷主から商品の配送を自社に一括して任せてもらえるように契約を結ぶのが主な業務内容とされています。
最近はインターネット通販で商品を販売する企業がかなり多いですが、一方で自社で保管・配送まではできない企業もあるので、そういった際に営業をかけるのです。
自社の物流サービスの魅力を使って契約につなげるスキルが必要と言えます。
荷主は基本的に効率化や費用の削減だけでなく、ユーザーの満足度も重視しているので、双方を満たす提案をすれば契約につなげられるでしょう。
物流業界で求められる人物像6つ

ここからは物流業界で求められる人物像を6つ紹介していきます。
それぞれ特徴が当てはまらない場合でも、可能な限り近づけられるものがあれば、努力していくことが大切です。
①体力に自信がある人
まず1つ目は体力に自信がある人です。輸送や営業など体力が伴う仕事が非常に多いのが物流業界の特徴と言えます。
そこで、体力を鍛えておくことで、日々の体力的にハードな業務に取り組めるので、体力に自信がある人は積極的にアピールしていきましょう。
反対に、体力の無い方は少しでも空いた時間に身体を動かしたりなど、体力を付けておきましょう。
②パソコンスキル
配送を担当する方は必ずしも保有しておく必要はありませんが、事務作業を行う場合はパソコンのスキルが必須となります。
高度なプログラミング技術は専門の場合を除いて必要ありませんが、ExcelやWordなどMicrosoft製品を問題なく扱うことができる場合はかなり重宝されるでしょう。
基本情報技術者試験などの資格を取得しておくと、一目でパソコンスキルがあることが分かりやすいので、勉強のついでに資格取得を目指すのも選択肢の1つです。
③コミュニケーションスキル
自宅に商品を配送する場合はお客様と直接会話する必要があるので、コミュニケーションスキルは重宝されます。
また、上司や同僚と上手にコミュニケーションを取れれば、より効率的に業務を進められるので、そういった点でも、人とうまく関わるコミュニケーション能力は重宝されると言えるでしょう。
配送の業務はお客様以外と話すことが少ないので、1人の時間も多いですが、お客様と接する時だけは、コミュニケーションスキルが求められます。
④通関士資格
運送業は輸出入をする際の開通手続きに通関士資格が必要とされるので、通関士資格を持っておくと業務の幅が大きく広がることでしょう。
荷物を輸出入するにあたっては、関税に対して書類を提出し、許可をもらわなければなりません。
この、関税から許可を受けることが「通関」と呼ばれ、通関士の資格を持っていないと関税の申請を代行できないのです。
⑤英語を始めとした言語力
物流業界において、英語をはじめとした語学力は特に貿易関連の業務で重要な役割を果たします。
貿易事務では、インボイスやパッキングリストなどの書類が英語で作成され、海外取引先とのメールや電話でのやり取りも多いです。
特に海運や通関業務では、TOEIC500点以上を基準とする企業が多く、実務ではより高度な730点以上の英語力が望ましいとされています。
志望動機でも、留学経験や語学検定の資格、異文化コミュニケーションへの興味などをアピールすると効果的でしょう。
⑥臨機応変な対応力
物流業界で最も重要視される資質の一つが臨機応変な対応力です。
物流現場では、交通渋滞や天候不良、商品の破損、システムトラブルなど予期せぬ事態が日常的に発生します。
これらの問題は、一つの工程のトラブルが他の工程に連鎖的に影響を及ぼすため、迅速な判断と柔軟な対応が必須となります。
志望動機では、過去の経験から臨機応変な対応ができた具体的なエピソードを交えることで、自身の適性をアピールできるでしょう。
好印象な物流業界の志望動機を作るコツ3つ

ここからは好印象な物流業界の志望動機を作るコツについて紹介していきます。
それぞれ3つのポイントを抑えておけば、非常に印象の良い志望動機を作れるので、ぜひ一緒に確認していきましょう。
①物流業界を志望する理由を明確にする
まず1つ目は物流業界を志望する理由を明確にすることです。
これはどの業界にも求められることですが、他の業界でも叶えられそうな目標や夢を述べてしまうと、あまり物流業界に対してモチベーションが高くないと思われてしまう可能性があります。
必ず、物流業界だからこそ叶えられる目標について話しましょう。「物流を通して多くの人の生活インフラを充実させたい」など、はっきりした目標を話すことが大切です。
②他企業との差別化をする
他の企業との差別化をはっきりとすることも非常に大切なことです。
採用担当の方に「他の企業でもあなたの目標は叶えられるのではないですか?」と言われてしまうような志望動機は書かないようにしましょう。
可能であれば、公式サイトのビジョンや企業理念などをしっかりと読み、それについて共感し、貢献したいという目標を持った、など、はっきりと書ければ理想的です。
他の企業でも当てはまるような、ありきたりな目標を述べるのは避けましょう。
③求められる人物像に合うエピソードを述べる
志望動機においてエピソードを挿入することができれば、あなたの強みや志望動機をより分かりやすく表現できますが、求められる人物像に合うものを述べるのも非常に大切です。
例えば運送業界はコミュニケーションスキルやパソコンのスキルなどが求められる業界なので「温厚であまり、喋らない」というエピソードや特徴を説明してもあまりアピールポイントにはなりません。
必ず、企業や業界において求められているであろうスキルや人物像に合わせたエピソードを話すようにしましょう。
物流業界の志望動機例文5つ|職種別に紹介

ここからは物流業界の志望動機を5つ、職種別に分けて紹介していきます。
自分が志望する職種をメインに、参考にしてみてください。
例文①保管・情報管理
保管・情報管理
私が物流業界を志望する最大の理由は、グローバル化が進む中で、国境を越えた商品の流れをスムーズにする業界の重要性を感じるからです。そして、貴社が業界内でのリーディングカンパニーとしての地位を築いていること、独自の最先端の技術やシステムを駆使して物流の最適化を実現している点に大変魅力を感じています。
大学時代、私は研究プロジェクトの一環として、大量のデータを効率的に管理・分析するシステムの開発に携わりました。この研究を通して学んだ情報管理の重要性とその最適化のためのアプローチ方法は、貴社の保管・情報管理業務においても役立つと確信しています。
入社後は、既存の情報管理システムの更なる最適化や、新しい技術の導入を推進して、貴社の物流業務の効率化・革新に貢献す所存です。
私の学びと経験を活かし、貴社での新たな挑戦を通じて、物流業界全体の発展に貢献することを目標としています。
まず物流業界の中でもなぜこの会社を志望しているのかを明らかにすることで、強い志望動機を示しています。
また、大学時代の研究プロジェクトを通して学んだスキルについて話すことで、具体的にどのように活躍できるかを説明しているのもポイントです。
例文②流通加工
流通加工
私は物流業界の流通加工職を志望しており、特に貴社での活躍を強く希望しています。物流業界はグローバル経済の発展に不可欠であると認識しており、その中でも流通加工職は製品の品質と効率の向上に直結するため、非常に魅力的な職種であると感じ、志望いたしました。
製品や原材料の移動がビジネスの中核をなす今日、最適な流通加工が企業の競争力を高める鍵だと感じています。そして、貴社を特に選ぶ理由は、業界をリードする技術力と独自のノウハウを持ち、多様なニーズに対応する高度な流通加工を実現しているからです。
大学時代、私は工学部に所属し、製品設計を研究しました。その際、部品の加工精度や組み立ての効率が製品の品質やコストにどれほど影響するかを体感し、この経験から、製品の流通過程を最適化することを目標にしています。
入社後の展望としては、貴社の流通加工技術をさらに深く学びながら、新しい方法や技術の提案・導入に取り組むことが目標です。また、貴社の多様なプロジェクトに関わりながら、業界のトレンドやニーズを捉え、革新的な流通加工の実現を目指していきたいと思っております。
まず流通加工職への憧れを示し、その後なぜこの会社でなければならないかを詳しく話しています。
大学時代の研究についても述べることで、どのように活躍できるかを示唆しているのもポイントです。
例文③包装・荷役
包装・荷役
私は物流業界の包装・荷役職において、貴社での活躍を熱望しています。物流業界の中心的な役割として、製品の適切な包装や効率的な荷役が企業のサービス品質や経済性に直結することを強く認識しているからです。
商品の安全かつ迅速な移動現代社会において極めて重要であり、その業務の一環としての包装・荷役が、製品の品質維持や効率的な配送を実現する基盤だと考え、物流業界を志しました。
大学時代のアルバイト経験で、物流倉庫にて包装業務を担当したことがあります。その際、適切な包装が製品の安全性を保ち、顧客満足度を高める重要な要因であることを実感しました。また、その経験から、包装や荷役の一つひとつの工程が、最終的な商品の価値に大きく影響することを痛感しております。
入社後は、貴社の先進的な包装・荷役技術を深く学び、その知識と私の過去の経験を活かして、更なる効率化や品質向上の提案する所存です。また、貴社の国際的なネットワークを活用し、グローバルな視点での業務改善や新技術の導入にも関わっていきたいと熱望しております。
まず志望動機を明示し、その後具体的な経験を示しています。
また、入社後どのように活躍するか展望を述べることで、より具体的なイメージを採用担当の方に与えられるよう工夫しているのもポイントです。
例文④輸送
輸送
物流業界の輸送職において、貴社での勤務を強く希望しています。物流の最も重要な要素である「輸送」に関わり、貴社のビジョンを実現する一員として貢献する所存です。
経済活動の基盤としての物流の役割がますます重要となっている昨今、製品や情報の国境を越えた流れが加速する中で、その輸送を担う役割は、経済の発展と直結しています。そして、なぜ貴社でなければならないかという理由は、貴社が持つ国内外の広大なネットワークと、先進的な輸送技術やシステムに強く魅力を感じるためです。
国際交流の一環として留学をした際、その際に多くの物品を海外へ輸送する必要がありました。その経験から、輸送のスムーズさや信頼性がどれほど重要かを実感しました。
入社後の展望としては、貴社の輸送ネットワークやシステムを深く学び、効率的な輸送ルートの企画や新しい輸送技術の導入に関わることを期待しています。長期的には、貴社の輸送業務をさらに革新するプロジェクトリーダーとして、業界の先頭を走る活動を展開する所存です。
まず志望動機を説明し、その後物流業界への理解と興味を話しています。
国際経験を通してどのようなことを学び、今後に活かしてくのかについて話しているのもポイントです。
例文⑤営業
営業
物流業界の営業職において、貴社での積極的な貢献を目指しています。物流業界が国際的なビジネスの根幹であるとの確固たる信念を持っており、貴社の営業職としてその発展に寄与するのが目標です。
経済のグローバル化が進む現代において、商品や情報の迅速かつ効率的な移動がビジネスの成功を左右すると考え、物流業界を志望いたしました。貴社を特に選ぶ理由は、業界を代表する企業としての堅実な経営基盤と、先進的な物流ソリューションを提供する実績に感銘を受けたためです。
学生時代にインターンシップで物流関連の企業に勤務し、営業チームとして顧客のニーズを正確に把握し、最適な物流ソリューションを提案する業務に従事しました。この経験から、営業活動が物流業界において非常に重要な役割であると痛感しています。
入社後は貴社の提供する物流サービスやソリューションの深い理解を基に、新たな顧客の開拓や既存顧客との関係強化に尽力する所存です。また、貴社での営業職としての成果を通じて、物流業界全体の更なる発展に寄与したいと考えております。
まず物流業界への志望を示し、その後なぜこの会社を強く志望しているのかを説明しています。
また、インターンシップの経験を述べ、何を学んだかを話すことでスキルを紹介しているのもポイントです。
物流業界のNG志望動機例文2つ

反対に物流業界のNG志望動機例文を2つ紹介していきます。
下記のような例文は採用担当の方にマイナスのイメージを与えてしまうので、反面教師として参考にしてください。
NG例文①
志望理由が待遇
物流業界の営業職に関心を持っています。友人や知人からの情報もあって、業界の雰囲気や待遇について良いことを耳にし、志望いたしました。
多くの企業が展開している営業職の求人情報を見て、どれも魅力的に感じ、営業職に熱心に取り組みたいと考えています。以前、友人との会話の中で、物流業界のある企業が福利厚生が充実しているという話を聞きました。その話をきっかけに、物流業界の企業を中心に就職活動を始めました。
入社後は、まずは業務をしっかりと覚えて、頼られる存在になりたいと考えています。さまざまな経験を通してスキルを身につけ、営業職として活躍する所存です。
志望理由が待遇面なので、モチベーションを全く感じない志望動機です。
また、自分がどのようなスキルを有しているかについても説明しておらず、活躍の展望が非常に曖昧な点もマイナスポイントと言えます。
NG例文②
業界の理解が浅い
物流業界に対する興味を持っております。テレビやネットの情報などで、物流が今後の経済を支える重要な要素であることを知り、興味を持ちました。
また、私の中での物流業界のイメージは、どこかロマンを感じるものがあります。大量の商品や情報が、目には見えないネットワークを通じて移動する様子に、未来的な要素を感じて魅力を感じるのも志望理由です。
キャリアの方向性については、入社してからの発見や学びを重視し、その中で自分の進むべき道を見つけていきたいと思っています。物流業界の具体的な業務内容や特徴についても入社後に熱心に学び、貴社において人手の足りない、求められる職種に就く所存です。
採用担当の立場で考えると、「どこかロマンを感じる」など言われては「この人は業界について何を知っているのか?」と不安になるでしょう。
また、「人手の足りないところを担当します」というアピールは聞こえが良いように思われるかもしれませんが、「やりたいことが無い」という意味にもなるので、使わない方が無難でしょう。
物流業界の志望動機が思い浮かばない場合の4つの対処法
物流業界への志望動機を書く際、何から始めればよいか悩む方は少なくありません。
ここでは、志望動機が思い浮かばない場合の具体的な4つの対処法をご紹介します。
①自分史を書いて自己分析を行う
自分史を作成することは、物流業界の志望動機を考える上で非常に効果的な方法です。
幼少期から現在までの経験を時系列で書き出し、特に印象に残っている出来事や、そこから学んだことを丁寧に振り返りましょう。
この作業を通じて、自分がどのような価値観を持ち、何に対してやりがいを感じるのかが明確になります。
例えば、過去の経験から「人を巻き込む力」や「チャレンジ精神」といった強みが見えてくれば、それらは物流業界で高く評価される要素として志望動機に組み込めますよ。
また、自分史の分析を通じて見えてきた自分の特徴と、物流業界の特性を照らし合わせることで、より説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
②説明会に参加して企業の強みや魅力を知る
企業説明会は、企業のWebサイトだけでは分からない具体的な取り組みや、社風、将来のビジョンなどを直接担当者から聞くことができるため、志望動機を作成する上で貴重な情報源となります。
特に物流業界は企業によって事業内容が似通っているため、説明会で得られる情報は志望動機で企業の個別性をアピールする際に重要な差別化要素となります。
また、説明会では、企業の理念や中長期計画に加えて、具体的な業務内容や求める人物像も確認できます。
自分の関心事項について深掘りした情報を得る機会にもなるので、ぜひ積極的に質問してみましょう。
こうした双方向のコミュニケーションを通じて得られた情報は、より説得力のある志望動機の作成につながりますよ。
③第三者の意見を取り入れる
志望動機を考えるとき、自分一人で悩むよりも、第三者からの客観的な意見を取り入れることで新たな視点が得られます。
友人や家族に相談するのはもちろん、キャリアアドバイザーなど就活のプロフェッショナルに相談することで、より的確なアドバイスを得られる可能性が高まるでしょう。
特に、物流業界の志望動機において重要な「業界理解」や「自己分析」の部分で、自分では気づかなかった強みや適性を発見できることも。
一人で抱え込まず、積極的に周囲の意見を取り入れることで、より説得力のある志望動機を作成することができるのでおすすめです。
④OB・OG訪問で実際のイメージを掴む
物流業界の志望動機を具体的に描くためには、OB・OG訪問により、実際の社員から生の声を聞くことで、会社や業界の実態をより深く理解するのも非常に効果的です。
特に物流業界は、事業内容が似通った企業が多いため、各社の違いや特徴を理解することが重要です。
OB・OG訪問では、企業の理念や社風、ビジョンに基づく具体的な取り組みについて詳しく知ることができ、「なぜこの企業でなければならないのか」という志望動機のポイントを見出せるでしょう。
また、実際の社員の経験談を聞くことで、自分のキャリアプランと企業の方向性が合致しているかも確認できます。
記事を参考に、物流業界の志望動機を作成しよう
今回は物流業界について詳しく紹介するとともに、志望動機例文を一挙5つ紹介してきました。
本記事を読んで物流業界への意欲が高まった方は、ぜひ本記事を参考にして良い印象を与えられる志望動機を作成してください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。