総合または専門商社に入社したいと考えているものの、志望動機の書き方がわからない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は総合商社と専門商社の違いについて説明しつつ、今後の動向などについても詳しく説明し、そして求められるスキルや志望動機の書き方についても詳しく紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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志望動機の前に確認!総合商社と専門商社の違い
まずは総合商社と専門商社の違いについて確認していきましょう。
それぞれ商社という分類は一緒ですが、業務内容は大きく異なるのでしっかりと把握しておくことが大切です。
①総合商社
総合商社は、商材の分野がさまざまで、いろいろな人と関われるのが特徴です。さまざまな職業に触れることになるので、豊富な経験を積めるでしょう。
扱っている商材が幅広いので、日本だけでなく世界中でビジネスを展開しているのも特徴といえます。大きな規模の仕事がしたい方にはぴったりと言えるでしょう。
商材を幅広く扱っている分、何らかの事業が失敗してしまったとしても他の側面でカバーしやすく、業界が安定しているのが利点と言えます。
②専門商社
一方で専門商社は、1つの分野の商材を扱うので、業界の規模はあまり大きくありません。
しかし、専門分野に特化しているからこそ、その領域における知識を非常に豊富に持っていますし、既存の顧客との関係値が非常に高いのが大きな特徴です。
顧客と意思の疎通がしやすく、融通が利きやすいのも魅力的なポイント。色々なジャンルのクライアントと関わるというよりは、少人数の太いクライアントの方と良い関係値を築きたいという方に向いているでしょう。
商社の主な職種と仕事内容

商社においての職種は大きく分けて3つあります。
基本的に複数の職種を担当することはありませんが、それぞれについて理解しておくことでいざ働くようになってからも、それぞれのことを尊重できるようになるでしょう。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①営業
商社における営業職は仕入れた商品の販売はもちろんのこと、仕入先の確保や調整、市場調査などをメインの業務内容としています。
また、既存の顧客だけでなく新しい顧客への営業も行うので、商品の知識をしっかりと身につけ、広い視野を持って市場を分析することも求められるでしょう。
商社の営業は自社の商品を営業するメーカーと異なり、取り扱う商品が制限されていないので、幅広いラインナップから取引先ごとに商品を提案できるのが魅力と言えます。
②事務
商社における事務の仕事内容は、総合職のサポート業務はもちろんのこと、資料や印刷物を作成したり、商品を受注・発注したりなど幅広いのが特徴。
取引先と直接連絡を取ることも多いので、ビジネスマナーはもちろんのこと、社内の事業状況、商品知識や顧客についての情報を把握しておくことも求められます。
また、海外と取引することが多い職種でもあるので語学力も求められ、他の業界の一般事務と比べて総合職に近い専門性が求められると言えるでしょう。
③事業計画
商社において事業計画の役割は、事業における目標の設定やそれに対しての計画、そして目標達成するために取り組む担当部署のサポートなどを行うのがメインの業務です。
打ち出された方針や目標にあった経営の戦略を立て、具体的な行動計画を立案し、提案します。
もちろん「事業計画」という名前はついていますが、計画を立てて終わりという仕事ではありません。目標に対して現実の数字がどのくらいなのか、課題がどのようなものなのかを確認するのも仕事の1つですよ。
商社業界の今後の動向と将来性

商社の今後の動向についても考えていきましょう。今後自分が働くことになる業界について知っておくことは、キャリア形成のために非常に重要なことです。
何より面接で業界について聞かれた際にしっかりと答えられれば「業界研究をちゃんとしている」と高く評価されることもあるので、一緒に確認していきましょう。
①非資源分野事業を広げる
商社の今後の動向として、非資源分野事業を広げるということが挙げられます。
資源分野は資源価格が大幅に変動したり、需要が減ったりと、事業のトラブルなどによって損失が大きい、ハイリスクハイリターンの分野になります。
したがって、今後はリスクを抑えて収益を安定させるためにも資源分野に依存せず、非資源分野の拡大を目指していくことが重要と言えます。
最近では、ロシアのウクライナ侵攻による経済制裁が大きな影響を与えており、資源価格は大きく変動しています。
資源分野に頼らない非資源分野を拡大させることで、より安定した売上が期待できるでしょう。
②先進情報技術の活用
先進情報技術の活用も今後商社に求められることでしょう。
IT技術の発展が凄まじい昨今、どんな業界でも、IT技術をうまく活用した事業が求められます。
ビッグデータやIoT技術などを掛け合わせた経営を行うことで、業務の効率化はもちろんのこと、コストの削減や既存の事業を発展させた新規事業の立ち上げなども可能です。
物流の効率化や高い精度の高い情報システムの構築も図れるので、より一層の発展が目指せるでしょう。
志望動機のヒントに!商社の新卒に求められるスキル4つ

商社で働くにあたって必要とされるスキルは大きく分けて4つあります。
それぞれのポイントを抑え、伸ばせるものがあればぜひ取り組んでみてください。
①コミュニケーション力
商社で働くにあたっては、コミュニケーション能力が非常に大切であると言えます。
商社のビジネスは、基本的に仕入先と販売先の間に立つことになるので、双方のニーズをしっかりと理解しなければなりません。
ニーズを理解するには傾聴力、つまり相手の話をしっかりと聞くこと、そして暗に示されているニーズを引き出す能力が求められます。
特に商社の場合は新規顧客の獲得も絶えず続けていく必要があるので、コミュニケーション能力が前提とされる交渉力や提案力など幅広い能力を求められると言えるでしょう。
②忍耐力
商社で働くにあたって、忍耐力も必ず求められます。
クライアントとクライアントの間に挟まって意見を聞き、可能な限り相互の意見を尊重することが求められるので、板挟みになってしまいストレスを感じることもあるでしょう。
しかし、そうした際も粘り強く交渉や対話を続け、双方が求めていることを実現するよう努めることが大切です。
③語学力
商社で働くにあたって、語学力を身につけておくと非常に重宝されるでしょう。
当然、全ての企業が語学力を求めているわけではないので、必ずしも身につけておく必要はありませんが、入社する企業によっては非常に役に立てるスキルです。
海外を拠点とするビジネスを展開する商社や、海外展開に直接関わる部署では語学を用いる機会が非常に多くあります。
海外に勤務する場合はもちろんのこと、国内の勤務でもさまざまな場面において英語をはじめとした外国語でやり取りをする場面は多いことでしょう。
④チャレンジ精神
商社で働くにあたってはチャレンジ精神も必要とされます。
今後はさらに既存のビジネスとIT技術などを掛け合わせた新規事業の創出はもちろんのこと、潜在的な新規顧客の拡大にも積極的に取り組んでいく必要があります。
常に最新の情報やトレンドなどをチェックし、時代に即応した新たな挑戦を続けていくチャレンジ精神が求められるのです。
また、チャレンジ精神に紐解くものとして、実現したいことの達成に向けて、どのようなものに取り組む必要があるのかを考える論理的思考力なども必要とされます。
商社の志望動機を考える前にやっておきたい準備4つ
商社の志望動機は、単に「グローバルに活躍したい」「世界を相手にビジネスがしたい」など表面的な理由では通用しません。
ここでは、説得力のある志望動機を書くために必要な3つの準備について解説します。
①自己分析で自分の強み・価値観を整理する
自己分析では、商社業界で活かせる自分の強みと価値観の明確化が重要です。
商社では、コミュニケーション能力、語学力、チャレンジ精神、分析力、好奇心などの資質が求められます。
そのため、過去の経験を振り返り、これらの要素に関連する具体的なエピソードを整理しましょう。
例えば、サークルやアルバイトでの新規提案の経験、留学での異文化交流、ゼミでのプロジェクトリーダー経験などが該当します。
②他の業界と比較した商社の魅力を書き出す
商社の魅力を理解するには、他の業界との比較が効果的です。
まず、商社は幅広い商材を扱うため多様なビジネスに携わる機会があり、特定の製品やサービスに特化するメーカーとは大きく異なる点です。
また、商社は国内外のネットワークを活用しグローバルなビジネスを展開できる環境があり、これは、主に国内市場を対象とする小売業とは対照的です。
さらに、商社では新規事業の立ち上げや投資判断など経営に近い視点で仕事ができる可能性が高く、これは一般的な営業職とは異なる魅力といえます。
他業界と比較しながら整理することで、商社ならではの魅力がより明確になるでしょう。
③商社の中でも志望企業の強みを見つける
商社の中でも志望企業の強みを見つけるには、各社の特徴を詳しく分析するのが重要です。
例えば、三菱商事は総合力と事業経営、三井物産は金属資源事業、伊藤忠商事は生活消費関連事業、住友商事はメディア事業、丸紅は穀物事業と電力事業などの具合に、各社で強みが異なります。
専門商社の場合は、特定の分野に特化していることが多く、その業界における深い知識と経験が強みとです。
志望動機では、企業の特徴や強みを理解し、自分のキャリアプランと結びつけて考えてください。
④商社で成し遂げたいことを考えておく
商社で成し遂げたいことを明確にすることは、説得力のある志望動機を作成する上で重要です。
まず、商社の事業領域や特徴を理解し、自分の価値観や目標と照らし合わせましょう。
例えば、新興国の経済発展に貢献したい、環境問題の解決に取り組みたい、日本の技術を世界に広めたいなど、具体的なビジョンを描くことが大切です。
好印象間違いなし!商社の志望動機の書き方

ここまで商社について詳しく解説してきましたが、ここからは本題である商社の志望動機の書き方について紹介していきます。
大きく分けて4つのポイントがあるので、それぞれを抑え、より採用担当の方に良い印象を与えられる志望動機を作成しましょう。
①結論から簡潔に書く
まず最も大切なことは、結論から簡潔に書くということです。
毎年、就活の時期になると商社を始めとしたさまざまな企業の採用担当の方は無数の志望動機や自己PRを読むことになります。文章を大量に読むので、常に100%の集中力を持って読めるわけではありません。
よって結論から簡潔に書くことで集中を促し、「この人はこのような理由で志望しているのだな」と目的意識を持って志望動機を読んでもらえます。
②「なぜ商社なのか」「商社の志望理由」を書く
どうして商社を志望するのかについても、はっきりと書くようにしましょう。
商社でなくても良いような志望理由であると、業界分析をあまりしていないと思われてしまう可能性がある上に、志望動機が明確でなく、あまりモチベーションが高くないとみなされてしまう可能性も。
必ず、確固とした理由を明記するようにしましょう。
③強みがどう活かせるかを書く
強みがどう活かせるかを書くのも非常に重要なポイントです。自分の長所について言及するのは非常に重要なことですが、書いて終わりではありません。
その強みが、どのように志望する企業の業務内容に活かせるかを書くことで、より採用担当の方があなたがが入社した際にどのように活躍してくれるかを想像しやすいでしょう。
また、実際に活躍するイメージができているということは入社への意欲も高いと伝えられますよ。
④入社後のキャリアビジョンを書く
入社後のキャリアビジョンを詳しく書くというのも非常に重要なことです。
これは先ほども軽く言及したことですが、全く同じ条件ならば、より強く自社に対して志望している人材を求めるのが普通です。
入社後のキャリアビジョンに関して、はっきりと書くことで、具体的な目的意識を持って働く意思があると伝えましょう。
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【総合・専門別】商社の志望動機例4つ

ここからは総合と専門別に商社の志望動機をそれぞれ2つずつ紹介していきます。
自分に最も近しいものを参考にし、少しでも良い印象の与えられる志望動機を作成するようにしましょう。
【総合商社①】志望動機例文
総合商社例文①
私が総合商社を志望する理由は、幅広い業界・分野でのビジネスを通じて、世界中の人々や企業との繋がりを築きながら、経済の発展や社会の課題解決に貢献したいという気持ちがあるためです。
総合商社は多岐にわたる事業領域と国際的な取引ネットワークを有しており、その中での経験は私のキャリアや人間としての成長にとって非常に意義深いものと確信しています。
私はこれまで携帯電話ショップでの顧客との関わりを経験を通じて、異なる背景や価値観を持つ人々との関係構築や調整力を磨いてきました。
このスキルを貴社での業務に生かし、チーム内や取引先との円滑なコミュニケーションを通じて、ビジネスの成功に貢献したいと考えています。
まず結論を示し、採用担当の方が結論を念頭に置いて読めるように工夫しています。
また、具体的な経験を示すことで、よりスキルをわかりやすく説明しているのもポイントです。
【総合商社②】志望動機例文
総合商社例文②
私は常に新しい知識を求め、広範なビジネス領域での経験を積みたいという強い意欲を持って志望いたしました。
総合商社はその多様な事業領域と世界中に広がる取引ネットワークを通じて、経済の発展や社会の変革に貢献しています。このような環境の下で、多岐にわたる業界や文化と接することは、私にとって非常に魅力的です。
私は小学校から取り組んできた野球の経験から、長期間にわたるプロジェクトや困難な状況下でも、最後まで諦めずに目標に向かって努力を続けることができる確信を持って志望いたしました。商社の業務は国際的な取引の中での長期的なプロジェクトや多様な課題への対応が求められるため、私のこの忍耐力は大いに役立つと考えています。
貴社でのキャリアを通じて、私はこの忍耐力を活かし、持続的な努力を持って貴社の成長や社会の発展に寄与する所存です。
まず志望理由を明記し、さらに業界への強い憧れを示しています。
また、野球で培った忍耐力について話し、忍耐力があることを示しているのもポイントです。
【専門商社①】志望動機例文
専門商社例文①
私は語学力活かして貴社に貢献することを目標に、志望いたしました。
貴社は特定の分野や製品に特化したビジネスを展開しており、その深い専門性が多大な価値を生むことに魅力を感じています。このような専門性の高い環境での経験は、私のキャリアの中で非常に価値あるものとなると確信しているのも、志望動機の1つです。
私は大学時代、国際交流のサークルでの経験を通じて、複数の言語を扱えるようになりました。この語学力を活かし、国際的な取引やパートナー企業とのスムーズなコミュニケーションを可能にし、ビジネスの拡大や新しい市場への進出をサポートしたいと考えています。
専門商社での業務はその専門性ゆえに国際的な取引や輸出入が頻繁に行われることが多いですが、私の語学力は、そのような業務の中での大きな武器となると信じています。
貴社において私は語学力を最大限に活用し、企業のグローバルな展開をサポートし、更なる成長に貢献する所存です。
まず語学力が豊富であることを結論と併せて示すことで、長所と結論を同時に紹介できています。
また、その語学力がどのように活かせるのかについて話すことで、入社後の活躍のイメージを伝えているのもポイントです。
【専門商社②】志望動機例文
専門商社例文②
私が貴社を志望する理由は、その特定領域における深い専門知識と、常に変化する市場のニーズに対応する柔軟性にあります。
この業界は独自の知識を駆使し、新しい市場やビジネスモデルを模索しているのが特徴です。私は、そのようなダイナミックな環境の中で自らのアイディアや提案を形にし、業界の一端を担いたいと考えています。
私はバックパック1つで世界一周をするなど、チャレンジ精神を活かして多くの経験を積んできました。このチャレンジ精神を持って専門商社の業務に取り組み、新たなビジネスの創出や既存のビジネスのさらなる最適化を図りたいと考えています。
貴社は、その高度な専門性から新しい市場や技術への挑戦が常に求められる場所です。私のチャレンジ精神を活かし、積極的に変化や新しいチャンスに飛び込むことで、企業の競争力強化や成長に寄与したいと強く思っています。
志望理由を示しつつ、ビジネスモデルへの深い理解も示しています。
また、エピソードを交えて自己紹介することでスキルを紹介し、どのように活かせるかをイメージできるよう工夫しているのもポイントです。
商社の志望動機を書く際の注意点2つ

ここまで商社の志望動機を作成する際のポイントや流れについて紹介してきました。
これはいわゆる「好印象を与えるためのポイント」ですが、マイナスのイメージを与えないことも就職においては非常に重要です。
そこでここからは商社の志望動機を書く際の注意点を2つ紹介していきます。
①漠然としたキャリアビジョンを書かない
まず1つ目は漠然としたキャリアビジョンを書かないということです。
例えば「貴社に入社した暁には活躍したいです」とだけ書かれていたとしても、どのような分野で、どのようなキャリアで、そしてどのようなスキルを活かして活躍したいのかがわかりません。
企業に対してあまりモチベーションが高くない、そもそも企業研究を全くしていないという印象を与えてしまう可能性すらあります。
漠然としたキャリアビジョンを書くのではなく、必ず企業ならではのビジョンや考え方に共感した上で、しっかりとしてキャリアビジョンを持っていると強調するようにしましょう。
②どの企業にも当てはまる弱い志望動機を書かない
志望動機が弱いのもマイナスポイントになり得ます。
どの企業でも、どの業界でも当てはまるような志望動機を書いてしまうと、「この人は別に弊社でなくても良いのだな」と思われ、モチベーションが低いとみなされてしまいます。
必ず、その企業ならではの志望動機を考え、明記することにより良い印象を与えられるので、志望動機は確固たるものを書くようにしましょう。
商社の志望動機についてよくある質問
ここでは最後に、商社の志望動機についてよくある質問に詳しく解答していきます。
ぜひ最後まで確認して、疑問点を解消してください。
①メーカーと商社の志望動機はどう書き分ける?
メーカーと商社では、ビジネスモデルが大きく異なります。
メーカーは製品の製造から販売まで一貫して行うのに対し、商社は外部で作られた製品を取り扱い、販売することに特化しています。
そのため、メーカー志望の場合は、特定の製品や技術に対する深い関心や、モノづくりへの情熱を強調すると効果的でしょう。
一方、商社志望の場合は、幅広い製品知識と市場全体を把握する力への関心、グローバルな取引を通じた価値創造への意欲を示すのが効果的です。
②商社でしかできないことは何がある?
商社でしかできないことの最大の特徴は、企業と企業を結びつけ、新しい価値を創造できる点です。
商社は単なる仲介役ではなく、複数の企業の利害関係を調整しながら、まったく新しいビジネスの仕組みを生み出しています。
特に総合商社では、あらゆる産業分野に精通し、川上から川下まで一貫したバリューチェーンを構築できる強みがあるでしょう。
また、世界中のネットワークを活用して、日本の技術や製品を海外に展開したり、発展途上国の経済発展に貢献したりもできます。
③商社はOB・OG訪問が重要って本当なの?
商社のOB・OG訪問は、志望動機を作成する上で非常に有効ですが、必須というわけではありません。
実際に、大手総合商社でもOB訪問なしで内定を獲得している学生は多くいます。
ただし、OB・OG訪問には企業の生の情報を得られる、志望動機の裏付けになる、面接練習の機会になるなど、多くのメリットがあるでしょう。
特に志望度の高い企業に対しては、後悔しないためにもOB・OG訪問を行うことをお勧めします。
商社の志望動機は具体的な入社後イメージを作ろう
今回は商社の志望動機についてはもちろんのこと、商社の業界についてもかなり詳しく紹介していきました。
商社は求められる役割が多いですが、その分やりがいも多い職種なので、ぜひ本記事を参考に、採用担当の方に良いイメージを与えられる志望動機を作成してください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。