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就活の面接で高校生活で頑張ったことを聞かれる理由とは|例文も紹介

就活の面接において、高校生活で頑張ったことはよく聞かれます。どのような理由で質問されるのでしょうか。

そこで今回は就活において高校時代に頑張ったことを聞かれる理由についてはもちろんのこと、質問や例文についても紹介していきます。

面接で使える高校生時代に頑張ったこと一覧

面接で使える「高校生時代に頑張ったこと」には下記のようなものが挙げられます。

ぜひ、一覧の中に当てはまるものがあれば、回答に使いましょう

  • 運動部に所属した
  • 文科系の部活に所属した
  • 文化祭の実行委員を務めた
  • 定期テストの勉強に励んだ
  • 大学受験に取り組んだ
  • バイトとの両立を行った
  • ボランティア活動に取り組んだ
  • 英検の勉強をした
  • 友達に積極的に話しかける努力をした
  • 家事を手伝い大学生からの1人暮らしに活かした

面接で高校生活で頑張ったことを聞かれる4つの理由

高校時代に頑張ったことについて就活の面接で問われる理由は大きく分けて4つあります。

それぞれの理由をしっかりと押さえておくことで、より採用担当の方に良い印象を与えられるので、一緒に確認していきましょう。

  1. 人柄を知るため
  2. 昔から一貫性があるかを判断するため
  3. 過去をどう振り返るのか知るため
  4. 身を置いてきた環境を知るため

①人柄を知るため

面接で高校生活において頑張ったことを聞かれる理由の最も大きなものは人柄を知るためです。

努力をした経験を通して、どのように動くのか、どのような感情を持つのかなどを聞き、その人の性格を知ろうとしています。

企業にとって人柄が良い、または企業と考え方が近い人材は是が非でも欲しいものです。可能な限り考え方が近く、同じ方向を向いて働いていくことのできる人材を求めています。

②昔から一貫性があるかを判断するため

昔から一貫性があるかどうかを判断するというのも、面接において高校時代に頑張ったことを質問する理由の1つです。

大学時代だけではなく、長期的な背景を聞くことによって、その人の生き方に一貫性があるのかを判断しようとしています。

必ずしも一貫性がある必要はありませんが、できるだけ1つの、大きな柱を持って生きてきている人の方が「芯がある」と判断され、業務にも熱心に取り組めると思われているからです。

③過去をどう振り返るのか知るため

過去をどう振り返るのかを確認するというのも、高校時代に頑張ったことを質問する理由の1つです。

就活生の人格を形成するものは、当然ながら大学での経験だけではありません。大学時代の経験はもちろんのこと、高校や中学でどのような経験をしてきたのかは非常に重要なものです。

そして、過去をどう分析し、振り返る能力があるかどうかを判断するという点においても、高校時代に頑張ったことを質問しています。

④身を置いてきた環境を知るため

人間の人格の形成には「置かれた環境」が非常に影響します

よって、高校時代に頑張ったことを質問することを通して、どのような環境で生きてきたのかを確認しているのです。

必ずしも環境に全てが左右されるわけではありませんが、環境というものは人に最も強く影響を与えるものの1つなので、質問を通してどのような人材なのかを確認しています。

面接で高校生活で頑張ったことを答える時の3つのポイント

面接で高校生活で頑張ったことを答える際のポイントは大きく分けて3つあります。

それぞれの目的をしっかりと押さえておくことによって、より採用担当の方が求めている回答ができるので、確認していきましょう。

  1. 簡潔に分かりやすくまとめる
  2. 大学生のエピソードと差別化する
  3. 経験を通して何を学んだのかを伝える

①簡潔に分かりやすくまとめる

まず最も大切なポイントは、簡潔にわかりやすくまとめることです。

高校生活は3年間あり、部活であれば基本的に3年間、受験勉強ならば短くとも1年、長ければ3年間と長期的に取り組んだ経験を話すことが多くなります。

つまり簡潔にまとめておくことが必要であり、面接という限られた時間の中で話を伝えることが非常に重要です。

アルバイトなどの経験とは異なり、明確な数字を出すことが難しいので、自分の中で簡潔に要点をまとめておき、伝える練習をしておきましょう。

②大学生のエピソードと差別化する

大学生の頃のエピソードと差別化するのも、非常に重要なポイントです。

例えば大学高校も大学もずっとサッカーに取り組んできた人の場合、サッカーの話をしても、あまり大学時代の経験と差別化ができません。

高校生ならではの、取り組める経験を伝えることで、貴重な高校生活をどのようなことに費やしてきたのかをアピールし、どのような点を重視している人材なのかを表現できます。

③経験を通して何を学んだのかを伝える

失敗した経験を伝えるのも非常に重要です。経験を通して何を学んだのかを学んだのかを伝えましょう。

失敗した場合も成功した場合も、「その経験から何を学んだのか」について伝えることが大切です。

特に失敗した経験の場合、どのようなことを学び、どのように改善や克服をし、これからの人生に活かそうとしているのかについて述べることができれば、非常に良い印象を与えることができるでしょう。

高校生活で頑張ったことを伝える時の注意点2つ

高校生活で頑張ったことを伝える際のコツやポイントについて紹介してきましたが、これらはいわゆる「好印象を与えるための重要なポイント」です。

就活は総合点で判断されるので、悪い印象を与えないことも大切です。高校生活で頑張ったことを伝える際の注意点についても、一緒に確認していきましょう。

  1. 嘘をつかない
  2. 失敗経験で終わらない

①嘘をつかない

嘘をつかないことは非常に重要です。「少し前の話だから、嘘をついてもバレないだろう」と思う方も多いかもしれません。

しかし、深く掘り下げられた際は正確に答えられず、バレてしまうので嘘はつかないようにしましょう。

高校時代の経験を盛ってしまったり、ありもしないエピソードを話してしまうことは、自分の中にもやましい気持ちが生まれてしまい、自信を持って答えることができません

嘘のエピソードは話さないようにしましょう。

②失敗経験で終わらない

失敗の経験で終わらないということも非常に重要です。「頑張ったけど失敗してしまった」だけだと何のアピールにもなりません。

大切なのは頑張ったことではなく、「どのように工夫し、問題を解決したか」です。

問題解決能力がない人材とみなされないためにも、失敗を通してどのようなことを学び、その経験がその後の人生にどのように活きているのかを話すようにしましょう。

面接で高校生活で頑張ったことを答える時の例文5選

面接で高校生活で頑張ったことを伝える際の例文についても、一緒に確認していきましょう。

あなたが高校生活で頑張ったことに最も近しいものの例文を中心に、構成や重視しているポイントを抑え、採用担当の方に良い印象を与えられる回答を用意しておくと安心です。

  1. 運動系の部活での経験
  2. 文科系の部活での経験
  3. 文化祭で頑張ったこと
  4. 勉強で頑張ったこと
  5. 大学受験で頑張ったこと

①運動系の部活での経験

高校時代に最も熱心に取り組んだことは、バスケットボール部での活動で、部のキャプテンとしてチームの統率や練習のプランニングを担当していました。
当時の私たちのチームは中堅クラスであり、県大会出場を目指せるレベルではなく、チームの士気を保ちつつ、効果的な練習メニューを組み、選手たちのポテンシャルを最大限に引き出すことを心がけて取り組みました。
練習の際には、各選手の得意技や弱点を把握し、それに合わせて指導やアドバイス行ったのが印象に残っています。
この経験を通して私が学んだ最も大切なことは「リーダーシップ」と「コミュニケーション」の重要性です。
一人ひとりの選手との深いコミュニケーションを通じて、チームとしての結束を高め、共通の目標に向かって努力することの大切さを痛感しました。

まず何に打ち込んだのかを説明し、結論を伝えることで採用担当の方が主題を頭において読めるよう工夫しています。

また、経験を通して何を学んだのかについて話すことで、どのようなスキルを持っているかを示しているのもポイントです。

②文科系の部活での経験

高校時代に私が最も力を注いだのは、放送部での活動です。
私は部のリーダーとして毎週の放送の内容企画、部員の役割分担、そして新入生が部に馴染めるように交流会を開くなど、さまざまな業務を担当していました。
我々の放送部は毎朝の学校放送だけでなく、学校行事時の司会や照明、音響も手がけていたので、一般的な放送部よりも業務量が多いです。
リーダーとしての私の任務は、部員それぞれの得意分野を見極め、最大限に活かせるような業務配置を行うことでした。
例えば、アナウンスが得意な部員はメインの放送を担当し、技術面で知識がある部員は機材のセットアップを任せるなどです。
この活動を通して私が学んだことは、「チームの強みを活かした組織運営」の重要性と言えます。
人それぞれの強みや特性を理解し、それを最大限に活かす組織の形成は、放送部の成功への鍵でした。

まず結論を述べるのはもちろん、どのような業務を担当したのかを述べています

また、放送部の活動を通して学んだことを詳しく話すことにより、入社後に活かせるスキルがあることを示しているのもポイントです。

③文化祭で頑張ったこと

高校時代に最も頑張ったことは、学校の文化祭実行委員としての活動です。私は実行委員長として、全体の計画や進行、各クラスや部活動との連絡を中心に担当しました。
具体的な内容としては、全体のタイムテーブル作成、予算の算出や確保、そして各クラスや部のニーズを把握し、それをもとに最適なプランを立てるなどです。
最初は正直、プレッシャーに押しつぶされそうでしたが、メンバーとの連携や顔見知りでない学生との交流も求められる中で、コミュニケーション能力を大きく伸ばすことができました。
この経験を通して学んだことは、何よりも「人とのコミュニケーションの重要性」です。
多くの人と連携し、共通の目標に向かって努力する中で、コミュニケーションを円滑に取り、お互いの意図をしっかりと伝え合うことこそ、プロジェクトを成功に導く鍵だと強く感じました。

まず結論を話し、どのような点を頑張ったのかについて話しています。

また、文化祭の経験を通してどのようなことを学び、今後に活かしていくのかについても話すことで、より好印象を与えられるでしょう。

④勉強で頑張ったこと

高校時代、私が熱心に取り組んだことは英検の取得に向けた英語学習で、英検1級の取得を通じて英語力を磨き、将来の選択肢を広げられました。
毎日の単語カードの作成やリスニング練習を欠かさず行い、特にスピーキングには力を入れ、週に数回英会話の教室に通い、ネイティブスピーカーとの実践的なコミュニケーションに力を入れたのが合格の要因だと考えています。
国公立大学の受験勉強と同時並行だったので、非常に辛かったですが、高校3年の秋に英検1級を取得することができました。
この経験を通じて学んだことは、「持続的な努力と適切な方法での取り組みが目標達成への鍵である」ということです。
また、言語を学ぶことで、異なる文化や価値観への理解と、それに対する尊重の重要性を深く感じました。

まず英検の学習に取り組んだことを話し、その後具体的な勉強方法を述べています。

また、ただ英検を取得しただけでなく、この努力を通じて何を学んだのかを述べているのも印象が良いでしょう。

⑤大学受験で頑張ったこと

高校時代に特に集中し、力を入れたことは、大学受験のための勉強です。
私の目標は自分の興味を追求できる学部に進学することで、毎日の学習計画を立て、進度を確認しながら自主的に学習を進めたのが成功の要因であると考えています。
特に苦手と感じていた数学には、勉強時間の半分を割いて基礎から応用までの問題を反復練習し、苦手意識を克服し、大学入試でも良い結果を得ることができました。
この経験を通して、私が学んだことは「持続的な努力と正しい方法での取り組みが成果を生む」ということです。
また、困難や壁に直面したとき、それを乗り越えるための持続力や柔軟性の重要性を痛感しました。

まず大学受験に力を入れたことを強調し、その後どのように取り組んだのかについて話しています。

受験勉強を通して得た新たな知見についても言及しているので、印象が良いです。

高校生活で頑張ったことがない時の対処法3選

ここまで高校生活で頑張ったことについて就活の面接で答える際のポイントやコツ、注意点などについて紹介してきました。

しかし、そもそも高校生活であまり頑張ることができなかった、頑張ったことが特に思いつかないという方も多いでしょう。

そこでここからは高校生活で頑張ったことがない時の対処法について考えていきます。

  1. 自己分析をする
  2. 勉強面で成績の良かった科目を振り返る
  3. 親や友達に相談する

①自己分析をする

まず高校生活で頑張ったことがない、もしくは思いつかないという時の対策として最も重要なのは、自己分析をすることです。

自分が高校生活でどのようなことに取り組んできたか、何を頑張っていたのか、そもそも自分はどういう性格で、何が好きなのかなど自己分析をすることは大切と言えます。

意外と、自分では意識していなかったものの、頑張って取り組んでいたことが思いつくかもしれません。

もし思いつかなかったとしても、自己分析は就活において非常に役立つものなので、取り組んでおいて全く損はありません。

②勉強面で成績の良かった科目を振り返る

特に高校生活で一生懸命取り組んだことがないという人でも、勉強面で成績の良かった科目は1つぐらいあるのではないでしょうか。

例えば数学が得意な方の場合、どのような点を工夫して学習に取り組み、公式を覚えることや数学的な思考を身につけた段階について述べるだけでも非常に有効でしょう。

例えばそれが中学時代に取り組んでことや大学時代取り組んだことであったとしても、その程度の誤差は嘘に当てはまるものではないので、本当に答えることがない際は考慮に入れるのも選択肢の1つです。

③親や友達に相談する

近しい存在の人に相談するのも、選択肢の1つです。高校時代に何を頑張っていたか自分では思いつかなくても、周りの人は見てくれていることもあります。

自分では「まだまだ頑張れていない」「一生懸命取り組むことができなかった」と思っていても、周りからすれば、十分尊敬に値するほどの努力を積んでいたことも多いはずです。

自分では気づけなかった自分の良さに気づくことができるかもしれませんし、それが採用担当の方に大きく響く長所かもしれません。

自分ではいくら考えても思いつかないことであったとしても、他人ならばわかってくれる可能性があるので、悩みすぎず、周りに相談してみるのも良いでしょう。

面接で高校生活で頑張ったことを聞かれた際は簡潔に答えよう

今回は就活の面接において高校生活で頑張ったことについて聞かれた際の回答の方法について紹介してきました。

高校生活において頑張ったことを通して企業はあなたが自社にあっているのか、どのようなことを頑張れるのか、などさまざまなことを知りたがっています。

可能な限り採用担当の方に良いイメージを与える回答をできるよう、練習しておきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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