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【最新】自動車業界のビジネスモデル・職種・動向などを徹底解説

自動車に興味がある人は、一度は自動車業界に憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。

実際に、自動車メーカーは就活で非常に人気が高いため、徹底した対策が求められます。

また、自動車業界は現在大きな変革期を迎えています。業界各社が今後のビジョンを打ち出しているため、しっかりと情報を掴み、業界研究に役立ててくださいね。

自動車業界とは|仕組みやビジネスモデルを解説

自動車業界と言えば、世界に名高い大手自動車メーカーを想像する人も多いでしょう。しかし自動車業界の裾野は広く、日本のものづくりと雇用を支えています。

就活で自動車業界を志望するにあたって、まずは業界の全体像を把握しましょう。

  1. 自動車業界とは
  2. 自動車業界のビジネスモデル

自動車業界とは

自動車業界とは、自動車の開発製造から販売までを行う業界を指します。

自動車メーカーだけでなく、部品や素材を扱うメーカーや、販売や整備、輸送を担う企業も自動車業界に含まれまるため、非常に裾野の広い産業です。

また、自動車業界は、国内の製造業の中でも売上の20%程度を占めており、日本を支える基幹産業の1つでもあります。

景気によって業績が悪化することもありますが、今後もEV(電気自動車)や電気自動車を始めとした進歩をしながら業績を伸ばしていくことが見込まれています。

自動車業界のビジネスモデル

自動車業界は「裾野が広い産業」と言われていますが、

  • 自動車部品メーカー
  • 自動車メーカー
  • 自動車販売メーカー

3つから主に構成されています。

自動車部品は、自動車1台につき2万点以上使用されているため、多種多様な要望に応えることが求められます。まさに自動車業界を陰で支える存在と言えます。

一方、自動車メーカーは別名「完成車メーカー」とも呼ばれ、業界内でも花形です。新車の企画開発を行い、仕入れた部品や素材を組み立て車を製造します。

また自動車販売メーカーは「ディーラー」とも呼ばれ、自動車メーカーと販売契約を結び、専属販売をしていることがほとんどです。

自動車業界の職種は主に3つ!

自動車業界とは、具体的にどのような職種があるのでしょうか。具体的な仕事内容を知ることで志望職種が定まり、業界研究にも繋がります

また、職種によって適正が異なるため、自分の適正と合った職種を選ぶことで就職後のミスマッチを防ぐことができますよ。

  1. 研究開発職
  2. 生産技術職
  3. 企画・販売職

①研究開発職

研究開発職はモーターや電子技術など、自動車や部品の新しい技術や製品を開発する職業のことです。

各部門の専門家が日々研究を重ねており、自動車メーカーの中でも特に最先端の技術やイノベーションに関わることができるため、花形職種と言えます。

業務内容は多岐に渡り、データ収集や検証、実験や解析を行い、実際に自動車を製造した際のコスト計算や安全面の検証、モニタリングなどを行うことで製品化を目指します。

研究開発を目指す人は、常に新技術を追う姿勢や、チームに貢献できる協調性が必要になります。

②生産技術職

生産技術職の仕事とは、自動車の製造にあたって目標とする生産量に調整する職種です。必要になる部品を正確に手配し、効率的な量産体制を築くことが必要とされます。

具体的には、新車の場合、生産プロセスを設計し新規製造ラインを立ち上げ、進捗によって課題を解決することで納期に間に合うように正確に製造していきます。

自動車は1台に2万個以上の部品を使用しており、その多くが外注に頼っているため、国内外の商社やメーカーから滞りなく仕入れる必要があります。

計画性や調整力がある人に向いていると言えます。

③企画・販売職

企画職は、新車のコンセプトや販売促進を担うため、消費者のニーズをいかに汲み取るかがポイントになります。

流行や新技術などの調査、市場調査や販売プロモーションなどの業務を通して、消費者に求められている自動車を世の中に提供する使命があります。マーケティングに興味のある人は、企画職がおすすめです。

また販売職は、1番消費者に近い接点を持ち、希望に合った自動車の提案や、一般消費者のニーズの汲み取りが必要です。

消費者が欲しい自動車を知ることができるため、間接的にも開発・企画に貢献できる職種と言えます。

自動車業界の今後の動向

自動車業界は、コロナによる半導体不足の影響があり市場が縮小しました。そして、完全に市場規模が回復するのは2024年後半と見込まれています。

また、政府は「2035年までに新車販売を電動車100%にする」と提言しており、業界全体が電気自動車(EV、PHEV)への転換期となっていることが分かります。

さらに今後は台数成長を見越した自動車販売中心の事業体ではなく、自動車関連サービスの提供が中心となると予想されています。

昨今カーシェアリングや自動運転など、新技術や新サービスの実用化がされているため、自動車の常識が変わっていく転換期と言えるでしょう。

自動車業界に向いている人の特徴5つ

  1. 車が好きな人
  2. ものづくりが好きな人
  3. 柔軟な考え方ができる人
  4. 情熱を持って何事へも挑戦できる人
  5. コミュニケーション能力の高い人

車やものづくりが好きな人が自動車業界を目指すイメージを持っている人は多いでしょう。しかしそれだけではなく、コミュニケーション能力や情熱、積極性を持つ人も非常に自動車業界に向いています。

自動車業界全体の動向として、今後は自動車製造だけでなく自動車サービスやモビリティに力を入れていくと思われます。

その変革期をプラスに捉え、新技術を積極的に吸収しアイデアに変えられる力が更に求められるでしょう。就活を始めた今のうちから、世界の技術トレンドを追っておきましょう。

自動車業界の有名企業3選を紹介

ここからは、日本を代表する大手自動車メーカーを3つご紹介します。

有名自動車メーカーはそれぞれに強みを持っており、日本の基幹産業である自動車業界を牽引している存在と言えます。

主要企業の動向を知り、日本の自動車産業のトレンドを押さえておきましょう。

  1. トヨタ自動車
  2. ホンダ
  3. 日産自動車

①トヨタ自動車

トヨタ自動車は、自動車販売台数において世界でも首位に立ち、「世界のトヨタ」と呼ばれる日本を代表する企業です。

2019年に豊田章男社長は「車を作る会社」から「モビリティカンパニーへのモデルチェンジ」と表明し、自動車業界の変革期であることを宣言しました。

変革のトレンドとして「CASE」という言葉があります。CASEとは「コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化」を意味する言葉です。今後も自動車だけでなく、技術の最先端を走る企業となるでしょう。

②ホンダ

ホンダは国内2位の自動車メーカーです。二輪事業は世界最大手のシェアを誇っており、特にアジア市場では総販売台数の90%程を占めるなど、需要のある場所で販売することに強みを持っています。

他にもパワープロダクツ(耕運機や除雪機等)、航空事業、金融など幅広い事業を展開しています。

また、自社独自開発のこだわりから、他のメーカーと提携するOEM車が1台もないことを特徴としています。

さらにホンダは社員の勤続年数が長いことや、プライベート充実を重視させる福利厚生の手厚さも就活する上での魅力と言えるでしょう。

③日産自動車

日産自動車は、日本で最初に誕生した自動車会社であり、現在はフランスのルノー社の傘下となっています。「NISSAN」「INFINITI」「NISMO/オーテック」といった3ブランドを展開しているのが特徴です。

それぞれ世界の需要に合わせたブランドで、ブランドコンセプトや販売地域を明確に分けることで、世界中でデザインや技術を評価されています。

また、女性や外国籍の社員を多く雇用し、ダイバーシティを推し進めているのが特徴です。社員の国籍は世界100カ国以上に上り、グローバル人材の育成にも注力しています。

自動車業界への理解を深めて就活に活かそう!

自動車業界は市場が非常に大きいため、業界研究や企業研究は早めに着手し徹底して行いましょう。

日本の産業を支える自動車業界は現在「100年に1度の大変革時代」とも言われており、転換期を迎えています。

その変化をプラスに捉え、自動車業界でのビジョンを明確にしておきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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