「一次面接は通過するだろう」と思っている時ほど、合否の連絡が来ないと不安が高まってしまいますよね。
そこで本記事では、一次面接の結果が届くタイミングをはじめ、通知が遅い理由や問い合わせる時の注意点をまとめました。連絡が無くて不安になっている人はぜひ目を通してください。
一次面接の結果通知はいつ来る?
合否の通知は一般的に1週間以内に届きます。企業によっては、「10日前後で連絡します」と目安を伝えることもあるので、企業からの案内は聞きもらし・見逃しが無いようにしましょう。
上記の期間はあくまでも目安なので、企業内の状況によっては前後する可能性があります。面接日から2週間経過しても連絡が無い場合は、採用担当者に問い合わせてみても良いですね。
求人サイトを利用した応募の場合は、メールではなくマイページで通知が確認できます。応募方法によって合否確認の方法が異なるので、連絡が届いていない人は改めて確認してください。
一次面接の結果が来ないと不合格って本当?
不合格者には連絡をしない「サイレントお祈り」も考えられますが、一次面接から1週間以上連絡が無くても不合格とは限りません。
2019年以降は新型コロナウイルス感染症の影響によって、今まではスムーズだった業務ですら滞ってしまうことがあるので、面接日から2週間は待ってみましょう。
それまでの時間は二次面接に向けて伝えたいことをまとめ直したり他社の面接準備をしたり、前向きに行動して有効活用することが大切ですよ。
一次面接の結果が遅い理由3つ
一次面接の合否通知が遅くなる理由として次の3つが考えられます。
- 面接人数が多いため
- 合格決定者から優先的に連絡している
- 辞退者が出た際の補欠要員
それぞれの理由について解説しているので、チェックしてみてください。
①面接人数が多いため
面接を受けた人数が多いと、その分時間がかかってしまいます。大手企業だと書類応募者だけで何千人、適性検査や筆記試験がある企業でも一次面接に進む人は1000人近くいるでしょう。
提出書類を確認しながら数日にわたって行われた面接の結果をまとめ、そのなかから通過者を選ぶのは面接人数が多いほど時間が必要です。
また採用担当者が極端に少なく、二次面接への準備で時間を取られてしまっている可能性も考えられます。数日経過した程度なのであれば、催促の連絡はせずに1週間待ってみてください。
②合格決定者から優先的に連絡している
二次面接の辞退を避けるために、合格者から連絡しているかもしれません。他社の一次面接を通過している学生のなかには、連絡が遅い企業は辞退する可能性が考えられるためです。
また、企業は有望な合格者を待たせないようにするために、合格者のなかでも面接日程が早かった人から優先的に通知する場合もあります。
しかし、連絡が来ないからと言って不合格だと諦めてしまうのは時期尚早です。最低でも1週間は、メールのチェックをしたほうが良いでしょう。
③辞退者が出た際の補欠要員
一次選考を突破したなかには辞退する人もいます。一方で、企業側では各選考の通過人数を計画しているため、補欠要員としてギリギリまで合否連絡をしないのも通知が遅い理由です。
補欠要員の場合は、二次面接の最終人数が確定しないと連絡が来ません。
辞退する学生のなかには、直前で辞退を申し出たり他社の面接を優先したりする人もいるため、補欠合格の通知は二次面接直前の場合もあり得ます。
一次面接結果が来ない時の対処法4つ
一次選考の合否通知が来ない時の対処法として以下の4つがあります。
- 一次面接の振り返りをする
- 二次面接・他社選考の準備
- 息抜きをする
- 採用担当へ問い合わせる
各項目の具体的な方法をまとめたので、参考にしてみてください。
①一次面接の振り返りをする
一次面接の振り返りは大切です。「伝えそびれた」「緊張しすぎてしまった」とネガティブに考えず、面接官が反応した部分や、他の学生の様子を思い返してみましょう。
面接の内容を振り返る時は提出したESのコピーと照らし合わせてみると、就活軸や自己分析の確認も兼ねられます。
振り返ったら、必ず伝える軸部分・アピールしたい長所などを改めてまとめておくと、二次選考や他社面接の時に役立ちますよ。
②二次面接・他社選考の準備
通知が遅れているだけだと前向きに捉え、二次選考の準備をするのも待っている間にできる対処法のひとつです。いつ一次面接合格の通知が来ても良いように、二次選考の準備を進めましょう。
複数の企業に応募している人は、他社の面接準備を忘れないようにしてください。合格通知を待っている企業が第一志望だったり手ごたえを感じていたりしても、油断はできません。
就活の結果が惨敗で終わらないように、二次面接・他社選考の準備は怠らないようにしましょう。
③息抜きをする
不安な気持ちを抱えて結果を待ち続けていても、メンタルが疲弊してしまいます。一次面接の振り返りや二次面接・他社選考の準備も大切ですが、時には息抜きも必要です。
社会人はメンタル面や体調面の自己管理が不可欠なので、自分のための気晴らし方法があるとストレス解消の役に立ちます。
結果待ちでストレスを感じている人は、1日または半日ほど就活から離れてみても良いでしょう。とくに、引きこもりがちな人は外を散歩するだけでも息抜きになりますよ。
④採用担当へ問い合わせる
一次面接から2週間以上経過しても連絡が無い場合は、採用担当者に問い合わせてみても良いですね。数日程度だと選考中の可能性もあり、余裕無く催促している印象になってしまうので注意してください。
問い合わせる時の方法は電話かメールです。選考結果を聞くだけなのであれば、直接企業に赴く必要はありません。
電話やメールは、「自分はただの学生ではなく採用候補者だ」と意識すると、自然とマナーを守った対応になるはずですよ。
【電話・メール編】一次面接結果を問い合わせる時の例文
2週間待っても連絡が来ない場合は、企業に問い合わせてみても良いでしょう。ここでは、以下の2パターンの例文を紹介します。
- 電話編
- メール編
問い合わせ方法別で注意点もまとめているので、企業に連絡する前に確認してみてください。
【電話編】一次面接結果の問い合わせ例文
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。 〇月〇日に受けさせていただいた面接の結果ですが、10日前後で選考結果をご連絡いただけるとお伺いしております。まだお返事を頂戴しておらず、念のため状況を確認させていただきたくご連絡いたしました。 催促するようで大変恐縮ですが、差し支えなければいつ頃結果についてのご連絡をいただけるのか、お教えいただきことは可能でしょうか。 |
電話ではお互いの表情が見えないため、口調や声色が重要です。
早口だったり低い声だったりすると、ぶっきらぼうな印象や催促がましい雰囲気になってしまうので、丁寧な口調でゆっくり話すように意識しましょう。
【メール編】一次面接結果の問い合わせ例文
件名:一次面接の結果について 〇〇大学〇〇学部 氏名 株式会社△△ 人事部 会社説明ご担当 △△様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部 氏名 です。 先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。 〇月〇日の選考状況を確認させていただきたく、ご連絡いたしました。 面接時に、選考結果は10日前後とお伺いしておりましたが、現時点でご連絡が確認できておりません。 入れ違いになっておりましたら、大変申し訳ございません。ご多忙とは存じますが、一度ご連絡いただけると幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ーーーーーーーーーー 〇〇大学 〇〇学部 氏名 |
メールの送信に慣れていないと忘れがちなのが、件名と署名の入力です。件名が無いと返信を後回しにされたり、最悪の場合メール自体を読まれなかったりするおそれがあります。
ビジネスメールでは署名が欠かせないので、忘れないようにしましょう。
一次面接結果を問い合わせる時の注意点2つ
面接結果の問い合わせはこちら(応募者)側の都合による催促なので、次の2点に注意してください。
- 一次面接から2週間以上経ってから送る
- 営業時間内に連絡する
具体的な注意点を解説しているので、下記の内容も併せて確認しておきましょう。
①一次面接から2週間以上経ってから送る
問い合わせのタイミングは、面接日から2週間後を目安にしましょう。2週間経過してからの連絡だと、結果を急かしているイメージにはならないですよ。
連絡する際には面接日を伝えると、一定期間連絡せずに待っていたことを暗に示せます。「2週間も待っているのですが」は催促感が強まるのでNGです。
合格の場合は2週間も待てば連絡が来るはずなので、問い合わせる前にはもう一度通知が来ていないか確認してください。迷惑メールボックスに届いていることもあるので、見逃さないようにしましょう。
②営業時間内に連絡する
電話・メールどちらの場合でも、営業時間内に連絡しましょう。午前11時、または午後の2時~3時が無難な時間帯です。
志望者が多い企業だと、一次面接の期間中は選考や二次面接の準備で慌ただしい可能性が考えられます。電話だと相手の時間を拘束してしまうので、メールでの連絡がおすすめですよ。
今回のような問い合わせに限らず、基礎的なビジネスマナーなので原則営業時間内に連絡しましょう。自分本位にならず相手の立場に立ち、謙虚な姿勢を忘れずに対応してくださいね。
一次面接結果が来なくても、できる対策をして待とう
一次面接の結果を待っている時は、二次選考に向けた準備や他社の対策をしましょう。一次選考の合否ばかり考えてしまう人には息抜きもおすすめです。万全な態勢で選考に臨めるようにしてくださいね。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。