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【就活生必見】電子部品業界の職種や動向を解説|代表的な企業も紹介

電子部品業界に関心を持っている方は多いのではないでしょうか。しかし、その一方で電子部品業界の多くはBtoB企業であり、日常生活では企業名をあまり耳にしない現実があります。

そこで本記事では、電子部品業界の職種や動向を解説します。電子部品業界に関心がある方は、ぜひ参考にしてください。

電子部品業界とは?理解を深めて就職活動に活かそう

電子部品業界とは、電子部品の製造や販売を行う業界です。電子部品の用途は幅広く、家庭ではテレビ、パソコン、スマートフォン、白物家電などに使用されています。

電子部品業界はBtoB企業が主要なため、一般には知られていない企業が多いのが特徴です。しかし、日系企業はグローバルに活躍しており、世界の電子部品業界を先導しています。

一方で、2000年代以降は、韓国や中国などのアジア系電子部品メーカーもシェアを広げています。

電子部品業界の主要職種3つ

電子部品業界に就職したら、どのような業務を担当するのか気になっている方もいるでしょう。電子部品業界の主要職種は以下の3つです。

  1. 営業
  2. 研究開発
  3. 生産技術

①営業

電子部品業界の主要職種1つ目は、仕上がった電子部品を営業先に売り込む営業職です。

電子部品業界の販売先は、製造業や電子機器の受託生産メーカーで、いわゆるBtoBの営業となります。

自社の製品に対して詳しい説明をする必要があるため、理系出身でも技術営業職が存在します。文系出身者でも、製品の細かな理解が必要です。

また、営業職は海外へのシェアを獲得するために語学力が求められるケースもあります。

②研究開発

電子部品業界の主要職種2つ目は、自社が製造する電子部品の研究開発を行う職種です。

研究開発の職務は、メーカーや手掛ける部品によって大きく異なります。1人が複数の仕事を担当するケースも少なくありません。

具体的には、回路設計、部品選定、機構設計、ソフトウェア開発などが挙げられます。とくに半導体や集積回路などの分野は大学で学ぶ機会が多く、専門的な知識が必要です。

②生産技術

電子部品業界の主要職3つ目は、生産技術職です。電子部品を製造するために必要な生産設備の開発が主な仕事となります。

電子部品メーカーでは、生産設備を自社開発するケースが大半です。自社開発をしていない場合は、他社製品をカスタマイズして導入します。

生産技術職には、電子部品の品質をキープしつつ、低コストかつ効率的に製造する技術の開発が求められます。そのために製造技術に関する専門知識が必要です。

電子部品業界の主要企業4選

電子部品業界において、日系企業は世界を先導しています。電子部品業界の主要企業は以下の4社です。

  1. 京セラ株式会社
  2. ニデック株式会社
  3. 株式会社村田製作所
  4. TDK株式会社

①京セラ株式会社

企業名京セラ株式会社(KYOCERA Corporation)
本社所在地京都市伏見区
従業員数81,209名(2023年3月31日現在)
設立年月日1959年4月1日

京セラ株式会社グループは、電子部品やスマートフォンなどを扱う電子部品業界の最大手企業です。

「情報通信市場」「自動車関連市場」「環境・エネルギー市場」「医療・ヘルスケア市場」の4部門を重点市場としています。

連結売上高は2,025,332百万円(2023年3月期)で、298社のグループ会社と81,209名の従業員を抱えています。

②ニデック株式会社

企業名ニデック株式会社(NIDEC CORPORATION)
本社所在地京都府京都市
従業員数106,592名(2023年3月末現在)
設立年月日1973年7月23日

ニデック株式会社は、世界No.1の総合モーターメーカーです。

約50年の歴史を持つ企業ですが、2023年4月1日に「日本電産株式会社」から「ニデック株式会社」に社名変更しました。連結会社を含めると従業員数は106,592名です。

100年以上成長し続ける企業を目指しており、地球環境に配慮して事業に取り組んでいます。

③株式会社村田製作所

企業名株式会社村田製作所(Murata Manufacturing Co., Ltd.)
本社所在地京都府長岡京市
従業員数連結:73,164名 (2023年3月31日現在)
個別:10,089名 (2023年3月31日現在)
設立年月日1950年12月23日

株式会社村田製作所は、電子部品を主力とする世界的に有名な企業です。

企業のスローガンは「Innovator in Electronics(エレクトロニクスの改革者)」で、社員一人ひとりが改革者(Innovator)として、自らの仕事を変革 (Innovate)していくことを求めています。

④TDK株式会社

企業名TDK株式会社(TDK Corporation)
本社所在地東京都中央区
従業員数102,908人
設立年月日1935年12月7日

TDK株式会社は、世界的に有名な総合電子部品メーカーです。フェライトコア(フェライト製の磁性体)を世界で初めて製品化したメーカーとして知られています。

TDK株式会社は、30以上の国・地域に250以上の工場や研究開発拠点があるグローバルな企業です。世界を視野に入れて活躍したい方にもおすすめの企業といえるでしょう。

電子部品業界の主な動向

電子部品業界への就職を考えている方は、業界を取り巻く現状を知っておく必要があります。電子部品業界の主な動向は以下の2つです。

  1. 次世代通信需要の拡大
  2. 新興国の自動車普及

①次世代通信需要の拡大

長い間、電子部品業界をけん引してきたのはスマートフォン需要でした。しかし、世界的に需要が落ち着き、代わりに以下のような次世代通信需要のニーズが高まっています

  • 5G:第5世代移動通信システム
  • IoT:家電などのあらゆるモノをインターネットに接続する技術
  • 自動運転:自動走行できる自動車

今後も次世代通信需要は高まると考えられ、電子部品業界の大きな追い風となりそうです。

②新興国の自動車普及

東南アジアや中南米などの新興国では、今後自動車普及が本格化していくと予想されます。

世界同時不況時には自動車販売台数も大幅に減少しましたが、経済が回復するとともに自動車部品業界も勢いを取り戻しつつあります。

中でも東南アジアの需要増加は顕著です。新興国の自動車普及により高い利益率が期待でき、こちらも電子部品業界の大きな追い風となりそうです。

電子部品業界の特徴を抑えて選考対策を進めよう

電子部品業界の多くはBtoB企業であり、馴染みがない方もいるかもしれません。ですが日系企業はグローバルに活躍しており、今後も世界の電子部品業界を先導していくと予想されます。

電子部品業界の特徴を抑えて、今から選考対策を進めていきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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