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内定式の目的や内容を解説!事前にすべき準備や服装の注意点も紹介

内定式は会社から正式に内定通知をもらう際に実施される式です。

しかし、内定式で失礼がないようにするにはどんな準備をするべきか不安に感じてしまう方もいるでしょう。

本記事では、内定式の目的や内容の具体例・準備するべきことについて解説します。内定式に備えて準備をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

内定式でも役立つツール集

内定式に不安を覚える学生は多い

内定式に出席する際、不安を覚える就活生は多くいます

内定式では年次が高い社員が出席する場合もあり、ビジネスマナーを意識した振る舞いが必要になるためです。事前に内定式の内容を知っておき、企業に対して失礼がないように備えましょう。

また、内定式では入社前に同期や先輩社員と顔を合わせるため、親交を深めるきっかけになるのもポイントです。

内定式で好印象を与えられるように、服装や注意点を確認して準備してくださいね。

内定式は学生から入社の承諾を得る式典

内定式とは、会社が内定を出した就活生に対して、正式に内定通知を渡すために行われる式典を指します。

多くの企業の内定式は10月1日か、それより後に開催され、事前にメールなどで連絡が来ることも。また、近年はオンラインで開催されるケースもあります。

内定式は基本的に1時間程度かかりますが、懇親会がプログラムに含まれている場合は数時間実施されることもあるのがポイントです。

内定式の4つの目的

内定式が実施される目的を知っていれば、どんな意識で内定式に参加すればよいか判断可能です。ここでは、4つの目的について説明します。

  1. 学生の入社意識を高める
  2. 会社の理解を深める
  3. 内定者同士や社員との交流をする
  4. 入社に向けた事務手続きを行うため

①学生の入社意識を高める

内定式は学生の入社意識を高めるために実施されるのがポイントです。内定式では役員クラスの社員が出席して話すこともあります。

内定者に入社したという実感を持たせ、学生気分のままでいる内定者の気を引き締める目的があるのが特徴です。

内定式は労働契約を行う場を設けて体験させ、同期や社員の様子を見せるものでもあります。自分はこれから社員として働くのだ、というモチベーションを高めるためにもぜひ出席しましょう。

②会社の理解を深める

内定式は、内定者が会社の理解を深めるための場としても実施されます

内定式では企業についての説明会が行われるほか、会社の理念や将来に向けての経営計画について話す時間が設けられるのが特徴です。

入社後の仕事についてイメージしてもらい、これから携わる業務やプロジェクトへの熱意を高められるようにしているわけですね。

内定者が質問できるコーナーが設けられる場合も多く、疑問点や不安点を解消する目的でも行われるのがポイントです。

③内定者同士や社員との交流をする

内定式は、内定者同士で交流したり、社員と親睦を深めるための場でもあります

内定式に出席すれば、実際に働いている社員から話を聞いたり、これから所属する部署の社員と顔合わせを行ったりできるのが利点です。

また式で同期の社員と話せる機会もあるため、「うまく交流していけるかな……」と不安を抱えている人はぜひ参加しましょう。内定式で同期とかかわっておくだけでも入社後の不安が少なくなりますよ。

④入社に向けた事務手続きを行うため

内定式では、入社に向けた重要な事務手続きが行われる場合もあり、具体的には、企業側からは内定証書や採用通知書が交付され、内定者からは入社承諾書などの必要書類が提出されます。

また、入社までのスケジュールや研修の案内、健康診断結果の提出など、入社に関する具体的な説明も行われるでしょう。

内定式の後半では、人事担当者から提出書類の詳しい説明があり、その場で記入・提出が必要な書類もあるため、印鑑や筆記用具などの持ち物にも注意が必要です。

このように、内定式は単なる式典ではなく、入社に向けた具体的な準備を進める重要な機会となっています。

内定式の内容例6つ

内定式への参加が重要とはいっても、一体どんなことが行われているかがわからないと不安ですよね。ここでは、主に内定式で行われる6つの内容を説明します。

  1. 社長や役員からの挨拶
  2. 内定証書の授与
  3. 内定者の自己紹介
  4. 今後の連絡
  5. 入社承諾書の提出
  6. 懇親会

①社長や役員からの挨拶

内定式では、社長や役員などの目上の立場の方が内定者全員に対して挨拶を行います

会社が大切にしているモットーや今後を見据えた計画などの事務的な説明だけでなく、内定者に求めていることも言及されがちです

会社への理解を深めるほか、これから会社で働いていく上でどんな姿勢で臨めばよいか意識するきっかけにもなります。真剣に聞いて、モチベーション向上につなげましょう。

②内定証書の授与

内定式では、内定証書が手渡しで授与されます。社長が内定者一人ひとりに対して授与する形式が多いため、失礼がないようにマナーを把握しておかなければいけません。

事前に証書を受け取る練習をしておくと、過度に緊張せずに授与式に臨めます。

また、オンライン形式で実施する場合は内定式後に内定証書が郵送されるのが特徴です。

授与式に合わせたタイミングでPDFファイルを送る、といった臨場感を与える方式を採用している企業もありますね。

③内定者の自己紹介

式では、内定者が簡単に自己紹介を行う場も設けられます。その場で思いついたことを話そうとすると支離滅裂になるリスクもあるため、事前に話す内容を決めておきましょう

第一印象を良いものにするためには、誠実な姿勢で自己紹介することが求められます。

自己紹介の時間では、自分の名前や出身大学、社員として仕事に携わる上での意気込みなどを話すのが一般的です。

全員が自己紹介をするため、時間が長引かないように簡潔に話すことを心がけましょう。

④今後の連絡

内定式ではこれから入社するまでの予定が説明されるため、適宜メモを取る必要があります。

取り出しやすい場所にメモを用意しておき、これから準備しなければいけない書類など、書き留めるべき情報に洩れがないようにしましょう。

また、企業によっては入社までの期間で完成させる課題などが提示されることも。スケジュール帳を用意しておくと、課題を進める計画が立てやすくなりおすすめですよ。

⑤入社承諾書の提出

式では内定者が企業で働く社員となることを認めるための、入社承諾書の提出も行われます

入社承諾書は企業から内定通知書が送られてくる際に同封されていることが多く、内定式までに必要事項を記入しておかなければいけません。忘れず記入を済ませておきましょう。

内定式では企業側が内定証書を渡し、内定者が入社承諾書を渡すことで両者の間で労働契約が締結されたとみなされます

内定式への出席は、入社する上で重要な契約をかわすためにも必要なことです。

⑥懇親会

内定式には、同期や先輩社員と話せる懇親会が取り入れられることもあります。

懇親会の内容は企業によって異なりますが、交流しやすくするためのグループワークが実施されたり、食事会で話しやすい雰囲気を作ったりするのが特徴です。

また、オンライン形式であってもより気軽に話ができるよう懇親会が設けられる場合もあります。

対面でもオンラインでも、社員に顔を覚えてもらい、仕事の話を聞ける機会になるため有効活用しましょう。

内定式前にやるべき準備3つ

内定式前にやるべき準備について確認すれば、内定式に備えてしっかりと対策が可能です。ここでは、準備するべき3つの事柄について紹介します。

  1. 自己紹介の内容を考える
  2. 企業情報の復習をする
  3. 清潔感のある身だしなみを準備する

①自己紹介の内容を考える

自己紹介の内容は、あらかじめ考えておくとスムーズに自分についての情報を伝えられます

時間指定がある場合はストップウォッチを使って時間に合わせ、指定が特にない時は30秒程度にまとめることを意識しましょう

事前に練習していれば、多少緊張していても言葉に詰まりにくくなります。

自己紹介では自分の名前や在籍していた大学名のほか、趣味や普段の習慣など、性格が表れる事柄を取り入れるのがおすすめです。

自己紹介の例文①

自己紹介では、趣味や性格について話すのが一つの王道パターンです。

はじめまして。○○大学△△学部4年の山田花子です。

趣味は写真撮影で、休日はカメラを持って街歩きを楽しんでいます。写真を通して新しい視点や気づきを得られることが魅力だと感じています。

性格は好奇心旺盛で、何事にも積極的にチャレンジすることを心がけています。また、コミュニケーションを大切にし、相手の話をしっかりと聞くように心がけています。

これからみなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介の例文②

学生時代に打ち込んだことについて話すのも一つのパターンです。

この場合、「〇〇を頑張っていた人」として覚えてもらえる可能性が高まるのがメリットでしょう。

皆さん、はじめまして。○○大学△△学部の山田太郎と申します。

大学では体育会のバレーボール部に所属し、主将として3年生の時に関東大会でベスト4という成績を残すことができました。チームを率いる中で、目標達成のために仲間と協力することの大切さを学びました。

入社後は、この経験を活かして、チームワークを大切にしながら業務に励んでいきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介の例文③

最後の例は、意気込みを伝えるパターンです。この場合、フレッシュさと熱意が伝えることが重要になるでしょう。

はじめまして。私は○○大学○○学部の山田花子と申します。

大学では経営学を専攻し、特にマーケティングについて学んでまいりました。また、学生時代はマーケティング研究会に所属し、企業との共同プロジェクトにも参加させていただきました。

4月からは、一日も早く戦力として認めていただけるよう、全力で業務に取り組む所存です。

皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

②企業情報の復習をする

企業情報について復習しておくことも、事前準備として重要な行動です。

式では社員と話す機会があるため、仕事の話題にしっかりとついていけるよう、知識をあらためてインプットしておきましょう。

企業について事前に調べておき、最新情報を把握しておくと、社長や役員の話を、より深く理解しやすくなります

また、社員の方と話す際に、企業について間違った事柄を述べてしまうと、印象が悪くなってしまうため注意しましょう。

③清潔感のある身だしなみを準備する

清潔感のある身だしなみで臨めるよう、準備することも大切です。内定式は厳粛な場となるため、服装だけでなく髪型も含めて、ビジネスマナーに則ったものを心がけましょう。

服装に指定がなければ基本的にはビジネススーツを選び、私服参加が認められている場合はビジネスカジュアルの服装を選ぶのがおすすめです。

また、身につけていく服装は早めに汚れなどがないかチェックしておきましょう。前もってクリーニングに出しておけば、しわや汚れのないものを準備できます。

内定式後はお礼の気持ちをメールで伝えてもよい

内定式は企業にとって大切な採用行事であり、社会人としての第一歩を象徴する重要な機会です。

もし「お礼がしたい」と思った場合は、式典でお世話になった人事担当者や役員の方々への感謝の気持ちを伝えることもよい練習の機会になるでしょう

  1. 内定式後のお礼のメールの例文①
  2. 内定式後のお礼のメールの例文②

内定式後のお礼のメールの例文①:入社の意欲が強まった

件名:内定式への参加、ありがとうございました

○○株式会社 ○○部
○○様
お世話になっております。

内定者の○○大学○○学部の田中花子です。 本日は、貴重な時間を割いていただき、内定式を開催していただき、誠にありがとうございました。社長様のお話を通じて、御社の理念や将来のビジョンについて深く理解することができ、入社への意欲がより一層高まりました。

また、先輩社員の皆様との懇親会では、実際の業務内容や社風について詳しくお話を伺うことができ、大変勉強になりました。

残りの学生生活では学業に励みながら、御社の一員として活躍できるよう、しっかりと準備を進めてまいります。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

田中花子
○○大学○○学部
電話:090-XXXX-XXXX
メール:xxxxx@xxx.com

内定式後のお礼のメールの例文②:入社後のイメージが掴めた

件名:内定式のお礼(○○大学 山田太郎)

株式会社○○
人事部 採用担当 ○○様

大変お世話になっております。
○○大学○○学部の山田太郎と申します。

本日は、盛大な内定式を開催していただき、誠にありがとうございました。社長様の経営理念についてのお話や、先輩社員の方々との交流を通じて、貴社で働くことへの期待が一層高まりました。特に、○○部門の先輩から伺った新人時代のお話は、入社後の具体的なイメージを掴むことができ、大変参考になりました。

4月からの入社に向けて、残りの学生生活でさらに自己研鑽に励む所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

山田太郎
○○大学○○学部
電話:090-XXXX-XXXX
メール:xxxxx@xxx.com

内定式の内容を理解して有意義な時間にしよう

内定式の内容を理解して、有意義な時間を過ごせるように準備しましょう。内定式では社長や役員の話を聞き、社員と話す機会が得られます

厳かな雰囲気で行われることを意識したうえで、会社への理解を深めるためにもぜひ出席してくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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