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玩具業界の事業内容や主要企業を解説|志望動機の例文も紹介

玩具業界への就職に興味があるものの、そもそも事業内容や主要企業についてまだ知識が少ない方も居ることでしょう。

そこで今回は玩具業界の事業内容や主要企業はもちろん、志望動機の例文などについても解説していきます。

玩具業界の事業内容

玩具業界の事業内容は、大きく分けて3つあります。

それぞれの担当している業務内容を理解し、自分がどの仕事に一番興味があるのかを一緒に確認していきましょう。

  1. 玩具メーカー
  2. 玩具製造企業
  3. 小売店

①玩具メーカー

玩具メーカーはその名の通り玩具、つまりおもちゃの企画や開発、デザインをメインの事業としています。

玩具メーカーは企画力が重要とされるので、子供受けの良い商品を作ることはもちろんのこと、買うのは保護者なので、「子供に与えたい」と思うような製品の開発ができる企業こそ一流でしょう。

玩具メーカーは基本的に「おもちゃを作る企業」なので、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機を制作するゲームメーカーとは大元が同じとはいえ、異なる子会社であることが多いです。

②玩具製造企業

「玩具製造企業」は「玩具メーカー」と同じと思われがちですが、玩具の製造、詳しく言うならば技術開発や設計などを行うのがメインの業務です。

基本的には玩具メーカーから依頼を受け、送られてきた企画書をもとに玩具を製造することが多いですが、玩具製造企業が自ら設計し、玩具を作ることもあります。

どちらかというと設計よりも玩具を「作る」作業自体に魅力を感じる人に向いていると言えるでしょう。

③小売店

玩具業界における小売店の主な業務は、メーカーから仕入れた玩具を消費者に販売することです。

小売店には「バイヤー」という役割があり、その名の通り商品の仕入れをします。場合によってはメーカー側とも相談しながら販売促進のために売り場作りなども担当する、役割の多い仕事です。

特にメーカー側からポップが配られた際は、売り場が映えるように適宜設置するなど、センスも求められる仕事と言えます。

玩具業界の現状と課題

これから就職を目指すとなると、玩具業界の現状と課題についても知っておく必要があります。

自分のキャリア設計という意味もありますが、就活の際、業界の動向を把握しているかを問われることが多いでしょう。

一般社団法人日本玩具協会の「2022年度玩具市場規模調査結果データ」を見ると、玩具業界の売り上げは増加傾向にあり、2022年の国内の玩具市場規模は9,525億円と2001年以降で見ると、過去最高です。

しかし、少子化が止まらない昨今、幼児〜15歳だけをターゲットにするのではなく、大人向けの商品も合わせて作成できる企業が、今後さらに成長していくでしょう。

玩具業界の将来性

玩具業界の将来性についても考えていきましょう。先ほども軽く触れましたが、少子化が加速していることもあり、幼児だけをターゲットにするのは難しいです。

そこで、大人はもちろん、中学生、高校生、果ては年配の方でも楽しめるような玩具を作れることが、これから重要になります。

消費者層はもちろん、海外にもまだまだ市場があります。最近はコロナ禍によるステイホームの流れも続き、日本の人気なアニメと絡めた玩具などの需要も高くなっています。

玩具業界の主要企業5選

玩具業界について事業内容、将来性などを学んできたところで、主要企業5つについても知っておきましょう。

下記の企業への就職を目指さない人でも、大手について話せる人材は就活でも印象が良いうえ、業界分析をきちんとしているイメージを与えられます。

  1. ソニーグループ
  2. 任天堂
  3. バンダイナムコHD
  4. スクウェア・エニックスHD
  5. セガサミーHD

①ソニーグループ

社名ソニーグループ株式会社
創業日1946年(昭和21年)5月7日
売り上げ1兆2,082億600万円
従業員数113,000名 (2023年3月31日現在)
展開地域東京都 港区港南、品川区北品川、品川区大崎
神奈川県 厚木市、藤沢市
宮城県 多賀城市
参考:ソニーグループ株式会社「有価証券報告書」より

ソニーグループ全体が玩具事業を幅広く手がけているわけではありませんが、「株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ」は玩具事業に力を入れています

キャラクターを中心に、国内外の著作物や商標などの知的財産を開発してさまざまなサービスや玩具を制作し、提供している企業です。

主要キャラクターにはスヌーピーで有名な「ピーナッツ」さらに「きかんしゃトーマス」などがあり、その規模を活かして多岐にわたる事業を展開しています。

②任天堂

社名任天堂株式会社
創業日明治22年9月
売り上げ1兆6,016億7,700万円
従業員数7,317名(2023年3月末現在)
展開地域京都本社、宇治工場、東京支店など国内外に多数
参考:任天堂「決算通信」より

言わずと知れた日本のホビー業界を代表する「超」大企業の任天堂も、玩具事業に力を入れています

テレビゲームのイメージが強い任天堂ですが、一般的な玩具であるトランプや花札はもちろん、豊富なトレーディングカードを取り扱っており、スリーブやアルバムなどの取り扱いも豊富です。

その他、テレビゲームに登場する「マリオ」をはじめとしたキャラクターのフィギュア、ぬいぐるみなど、さまざまな玩具を取り扱っています

③バンダイナムコHD

社名株式会社バンダイナムコホールディングス
創業日2005年9月29日
売り上げ9900億8900万円
従業員数10,562人
展開地域東京都など
参考:株式会社バンダイナムコホールディングス「有価証券報告書」より

株式会社バンダイナムコホールディングスは玩具事業に非常に力を入れていることで有名です。

「機動戦士ガンダム」「仮面ライダー」シリーズなどのフィギュアなどはもちろん、「ONE PIECE」や「鬼滅の刃」「セーラームーン」などに関する玩具も幅広く取り扱っています。

人気アニメをはじめとしたさまざまなエンターテインメント作品に関わるグッズを取り扱い、幅広い世代の人が楽しめるラインナップが特徴です。

④スクウェア・エニックスHD

社名株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
創業日1975(昭和50)年9月22日
売り上げ3,432億円
従業員数4,712人
展開地域東京都など
参考:「株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス」会社概要より

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスはそこまで玩具事業に力を入れているわけではありませんが、開発しているゲームのタイトルが強く、付随する玩具の人気が高いです。

スクウェア・エニックス・ホールディングスと言えば「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」シリーズですが、これらのフィギュアやぬいぐるみの人気が高いのが特徴と言えます。

このように、玩具事業に全勢力を注いでいるわけではないものの、保有しているゲームなどのブランド力が高く、玩具事業も好調な企業は多いです。

⑤セガサミーHD

社名セガサミーホールディングス株式会社
創業日2004年(平成16年)10月1日
売り上げ3,896億3,500万円
従業員数483人(2023年3月31日現在)
展開地域東京都など
参考:セガサミーホールディングス株式会社「有価証券報告書」より

セガサミーホールディングス株式会社は言わずと知れた日本でも最大級の企業です。

特に玩具部門である「セガトイズ」は常に時代の流れを先読みし、需要に応じた玩具を提供することを大切にしています。

近年では女児向けのオシャレ小物を自作できる玩具はもちろん、デジタル玩具などの販売も行うなど、子供から大人まで楽しめる事業展開が高く評価されているのも特徴です。

玩具業界の志望動機の例文

玩具業界について色々と調べたところで、玩具業界の志望動機の例文も見ていきましょう。

下記の志望動機は、「新卒で、玩具店でアルバイトをしており、その経験を活かせると考えている学生」という設定で執筆しています。

私は玩具業界に強い志望を抱いており、これまでのアルバイト経験を活かして、業界のさらなる発展に貢献したいと考えています。
私が玩具業界を志望する最大の理由は、玩具が子供たちの成長や夢、想像力を豊かにするツールとしての偉大な役割を持っていると深く信じているからです。
玩具は単なる遊びの道具ではなく、子供たちの感性や創造力を育む重要な存在であり、業界での活動を通じて、子供たちの明るい未来をサポートしたいと考えています。
加えて、大学1年から今までアルバイトとして玩具店での接客や商品管理を担当しており、その経験も活かせると感じ、志望いたしました。
アルバイトでは、子供たちや親御さんとのコミュニケーションを重ね、どのような玩具が求められているのか、また、玩具のトレンドや子供たちの関心事を身近に感じております。
この経験は、玩具業界でのマーケティングや商品企画の際に大変役立つと確信しており、私のアルバイト経験という強みを活かして、玩具業界のさらなる発展に貢献する所存です。

先に結論を述べることで採用担当の方が読む際も結論を念頭に置けます

また、玩具店でのアルバイト経験が、具体的にどのように役立つのかを述べることで説得力を持たせつつ、論理展開力もアピールしているのがポイントです。

玩具業界について理解を深めて内定を獲得しよう

今回は玩具業界について詳しく解説しつつ、玩具業界の志望動機を作成するポイントや例文についても詳しく紹介しました。

玩具業界は、子供はもちろん世代を問わず、誰でも楽しめるものを届けることを使命としているので、人々の余暇や娯楽を楽しむ手助けをしたい方にぴったりの業界です。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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