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ゼネコンの志望動機の例文を紹介|ポイントや書き方・仕事内容も解説

ゼネコンへの就職を目指しているものの、志望動機の書き方がわからず、四苦八苦している学生も多いことでしょう。

そこで今回はゼネコンの志望動機の例文を紹介しつつ、ポイントや書き方、そして注意点などを解説していきます。

ゼネコンとは?仕事理解を深めて志望動機作成に応用しよう

ゼネコン業界とは、総合建設業者、すなわち「ゼネラルコントラクター」を中心とした業界を指します。

ゼネコンは大型の建築や土木のプロジェクトを請け負い、その全工程の計画、設計、施工を統括して行い、具体的な業務内容は建物の建設や鉄道、道路、ダムなどの大型インフラの開発などです。

ゼネコンが手がけるプロジェクトの中には都市の風景を変えるような大規模なものも多く、その成果は文字通り地図に名を刻むこととなります。

よって地図に残る、つまりやりがいのある仕事をしたいと考える就活生からもゼネコン業界は非常に人気がありますし、業務が多くの人々の生活に貢献することも人気の理由の1つです。

ゼネコンに向いている人の特徴3選

ゼネコンに向いている人の特徴にはさまざまありますが、ゼネコン業界で働いている人の誰に聞いても挙げるであろう、共通の強みは下記の3つです。

下記の3点を兼ね備えている人はゼネコン業界の各企業から重宝されるはずです。また、当てはまっていない方は可能な限り近づけるように対策しましょう。

  1. 計画力に優れた人
  2. 傾聴力に優れた人
  3. 協調性に優れた人

①計画力に優れた人

ゼネコンでの業務は多岐にわたる工程や技術を統括し、大型の建築や土木プロジェクトを実現させる役割を担います。複雑なプロジェクトを成功させるためには、計画力が非常に重要です。

大規模プロジェクトの場合、わずかな遅れやミスが連鎖的な影響を及ぼすこともあるため、スケジュールを適切に管理し、それに基づいた適切なタイミングでの行動や判断が求められます。

ゼネコンは多数の関係者や下請け業者との連携が必要であり、計画の立案から実行までの流れをスムーズに進めることが必要です。計画力は業務において必須とも言えるでしょう。

②傾聴力に優れた人

ゼネコン業界は大規模なプロジェクトを手掛ける際に多くの関係者やパートナー、そして顧客とのコミュニケーションが欠かせません。つまり傾聴力、ヒアリング力がある人は活躍できます。

傾聴力とは相手の言葉だけでなく、その背後にある意図や感情を理解する能力を指し、ゼネコンにおいては顧客の真のニーズを引き出す能力です。

また、ゼネコンでの業務はさまざまな部署や専門家、下請け業者とも連携を取る場面が多いので、傾聴力に優れている人は相手の意見や適切に理解し、スムーズにプロジェクトを進行させられます。

③協調性に優れた人

ゼネコンでの業務はその性質上、多くの関係者との連携が不可欠で、プロジェクトのスケールが大きく、さまざまな分野のプロフェッショナルが関与するので、「協調性に優れた人」の存在は重要です。

意見や立場の違いを尊重し、共同での目標達成を優先することができる人は、設計者、施工管理者、下請け業者、顧客など多様な関係者との連携が日常的に求められるゼネコンでも活躍できるでしょう。

大規模なプロジェクトでは予期せぬ問題やトラブルが発生することも多いので、協調性のある人が居ると、関係者との共同解決を図り、プロジェクトの遅延やコスト増を最小限に抑えることもできます。

ゼネコンの志望動機のポイント3つ

ゼネコンの志望動機を作成するにあたって抑えておきたいポイントは大きく分けて3つあります。

下記の3点を抑えておくことでより質の高い、採用担当の方の目に留まる志望動機が作成できるでしょう。

  1. なぜゼネコンで働きたいかを明確にする
  2. なぜゼネコンの中でもその企業で働きたいか明確にする
  3. 仕事の中で発揮できる自身の強みを伝える

①なぜゼネコンで働きたいかを明確にする

志望動機を作成するにあたり、なぜゼネコンで働きたいのかを明確にすることは非常に重要です。

数ある志望動機の中には動機が弱く、「他の業界にも当てはまることでは?」と突っ込まれてしまうものもあります。その中で強固な志望動機を示すことで、他の志望者と差別化を図れます

ゼネコンの魅力は業務の規模が大きいことや、「自分の仕事が地図に載る」などさまざまありますが、可能な限り業界独自の魅力を挙げましょう

②なぜゼネコンの中でもその企業で働きたいか明確にする

ゼネコンを受ける際、特定の企業を志望する理由を明確にすることで採用担当者に対してあなたの熱意や誠実さを示すことができます。

まず、そのゼネコンが手掛けた過去のプロジェクトや企業文化、技術的な取り組み、企業理念などに目を向け、他のゼネコンとはどのような違いや独自性があるのかを深く理解することが求められます。

さらに、自分自身の価値観やキャリアの目標、長期的なビジョンと、その企業の特色や方針がどのように合致しているのかを考えることで、具体的に説明するようにしましょう。

③仕事の中で発揮できる自身の強みを伝える

志望動機を作成する際、特にゼネコンのような大手企業を受ける際は仕事の中で発揮できる自身の強みを伝えることが非常に重要です。

自身の強みや得意なスキルを明確に説明し、アピールした上で、その強みがゼネコンでの仕事にどのように活かせるかを具体的に説明できれば理想的と言えるでしょう。

また、実際に業務内容について深い理解があり、将来働いている自分の姿をイメージしていることを強調することで、「内定を出した際に就職する可能性が高い」と判断されるのもメリットです。

ゼネコンの志望動機の書き方3ステップ

ゼネコンの志望動機を作成するにあたり、書き方の順序は下記のようになっています。

下記の3点を抑えた上で執筆することで読みやすく、採用担当の方の印象に残る志望動機を作成できるでしょう。

  1. 結論ファーストでゼネコンの志望理由を書く
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを書く
  3. 入社後の活躍の展望を書く

①結論ファーストでゼネコンの志望理由を書く

最初に結論やポイントを明確に述べ、その後に詳細や背景を説明するのが一般的な志望動機の書き方です。

先に結論を伝えることで採用担当の方も結論を念頭に置いた上で志望動機を読めるので、要点が頭に入ってきやすくなります。数ある志望動機の中でも印象を強くするため、結論は先に書きましょう。

②志望理由の根拠となるエピソードを書く

ゼネコンを受ける際の志望動機にエピソードを取り入れることは非常に効果的です。

エピソードを盛り込むことで、より志望動機の内容が具体的になりますし、確固たるモチベーションのもと、ゼネコン業界を志望していることをアピールできます。

エピソードは文字数を調整しやすいというメリットもあるので、特に複数の企業を受ける人は文字数の制約がそれぞれ違う企業を受ける際、エピソードで文字数が容易に調節できるのもポイントです。

③入社後の活躍の展望を書く

志望動機において入社後の活躍の展望を明確にすることで、自らの未来へのビジョンやその企業での積極的な姿勢を示せます。

採用担当の方は志望動機を通じて応募者が自社にどれだけ熱意を持っているか、そしてその熱意が具体的にどのような行動や業績につながるのかを確認することが多いです。

そこで入社後の具体的な活躍の展望を志望動機に取り入れることで、自分が入社後にどのような業績を上げるのか、どのような貢献をしていくのかを明示的に示すことができるでしょう。

【志望理由別】ゼネコンの志望動機の例文3選

ここまで確認してきたポイントを踏まえた上で、ゼネコンの志望動機の例文を3つ作成しました。

ぜひ自身の動機に近いものを中心に参考にし、自分でも志望動機を書いてみてください

  1. 例文①: インフラを通して人々の生活を支えたい
  2. 例文②: 大学での研究を活かしたい
  3. 例文③: 語学力を活かして海外展開に取り組みたい

例文①: インフラを通して人々の生活を支えたい

私はインフラを通じて人々の生活を支える役割を担いたいと強く思っています。大学時代、国際協力の授業で途上国のインフラ整備が地域の発展と密接に関わっていることを学びました。
特に東南アジアの国が持続可能な水道インフラを手に入れた際の変革の大きさに感銘を受け、それ以降、インフラ整備に強い興味を持っています。
入社後は大学で学んだ土木に関する知識を活かし、都市開発や地域再生のプロジェクトに貢献し、具体的に人々の暮らしの向上に繋げる業績を築きたいと考え、志望しました。
ゼネコン業界の中で特に御社を志望するのは、多数の国内外の大規模プロジェクトを手掛けるその技術力とビジョンに感銘を受けたからです。
御社にて大規模なプロジェクトに参画し、そして土木の知識を用いて貢献し、御社でも不可欠な存在になりたいと考えています。

まず結論ファーストで志望理由を書くために1文目で自らの主要な動機を示しています。

その後大学時代の学びを取り上げることで、動機の背景を具体的に表現しているのもポイントです。

最後に企業とのフィット感を強調することで、再度企業にとって有用な人材であることをアピールしています。

例文②: 大学での研究を活かしたい

私の大学での研究は持続可能な建築材料の開発に焦点を当てており、この研究を通して、持続可能性とエコロジーが建築業界にもたらす変革の大きさと重要性を痛感しています。
ある時、学会での発表の際に御社の研究員の方と意見交換し、私の研究と御社の取り組みが密接に関連していることを知り、御社を志望するきっかけとなりました。
最終的には業界内での御社の持続可能な取り組みや、技術革新への姿勢に感銘を受け、志望しております。
入社後は大学での研究を活かし、新しい建築材料の開発や既存の材料の改善に貢献する所存です。
また、御社が求める前向きで挑戦的な姿勢や、新しい技術やアイディアを積極的に取り入れる人物像に自身がマッチするとも感じております。

まず大学での研究テーマを最初に明示し、結論を述べています。

次に志望理由の根拠となるエピソードとして学会での発表の際の出来事を取り上げ、自身の研究と企業の関連性を強調しました。

例文③: 語学力を活かして海外展開に取り組みたい

私は大学時代に語学留学の経験があり、そこで得た語学力を活かしてゼネコンの海外展開に貢献したいと強く感じております。
留学中、現地のインフラ開発の進行を目の当たりにし、日本の先進的な技術と経験がどれほどの価値を持つかを実感しました。
この経験をきっかけに、語学力を活かして日本のゼネコンが海外で更なる成功を収めるサポートができればと考えております。
御社を志望する理由は、海外事業の積極的な展開と、多様な文化や価値観を尊重する姿勢に魅力を感じるからです。
入社後は語学力を活かして海外プロジェクトのコミュニケーションをスムーズに進める役割を果たすことを目指しています。
また、御社が重視するグローバルな視野を持った人材の要望に応えられると自負し、志望いたしました。

まず語学力を活かす意欲を明示し、次に留学経験を挙げ、具体的な背景や感じたことを紹介しています。

入社後の活躍の展望として具体的な役割や語学力の活用法を述べ、企業にとって有用な人材であることを強調しているのもポイントです。

ゼネコンの志望動機作成時に注意すべき2つのこと

ここまでゼネコンの志望動機を作成するにあたってのポイントや流れ、実際の例文などを紹介してきましたが、注意すべき点もあります。

下記の2点を考慮した上で作成することで、より採用担当の方が読みやすく、マイナスイメージを与えない志望動機を作成できるでしょう。

  1. 待遇を志望理由にするのは避ける
  2. 他の業界にも当てはまる内容を志望理由にするのは避ける

①待遇を志望理由にするのは避ける

ゼネコンへの志望動機を述べる際、特に注意すべきことは待遇を志望理由として挙げるのは避けるという点です。

確かにゼネコン業界は給料が良い企業が多い印象ですが、待遇を全面に押し出した志望動機を読んだ人は「より良い条件のオファーが来たらすぐにすぐに辞めてしまいそう」と感じます。

可能な限り、ここまで紹介してきたような業務内容や業務において達成できることを志望動機に挙げ、業務自体にやる気を持っていることをアピールしましょう。

②他の業界にも当てはまる内容を志望理由にするのは避ける

ゼネコン業界に限らず、志望動機を書く際は他の業界でも当てはまる志望理由は避けるようにしましょう。

「人々の役に立ちたい」「チームでの仕事が好き」など、一般的な理由や抽象的な内容は志望動機を細分化できておらず、分析力が足りないイメージを与えます。

志望動機を読んだ人に「これは別の業界でも当てはまることではないか?」という印象を与えない、明確な志望動機を作成するようにしましょう。

なぜゼネコンやその企業で働きたいかを志望理由では明確にしよう

今回はゼネコン業界について簡単に解説しつつ、志望理由の書き方や流れ、そして例文や注意点などについて解説してきました。

ゼネコンは多くの方が志望する業界なので、ぜひ本記事を参考に質の高い志望動機を作成し、他の志望者に差をつけてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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